効果的なホームページを作るならこんな部分も準備しておこう!
営業もオンライン化。打ち合わせもオンライン化。ということは、集客活動もオンライン化が必須。
そこで、これまで集客装置として使っていなかったホームページを効果的な集客装置へ作りかえるポイントについて紹介していきます。
目次
1: ターゲットはどんな人ですか?
効果的な集客が行えるホームページですが、何も考えずに作ったり変更したりしても、思っているような結果は出てきません。
どのようなホームページでも、本気で集客ツールとしての役割を考えるなら、はじめに大切なのは「ターゲット」を正しく設定することです。
例えば、あなたが既に持っているホームページや、これから作ろうと思っているホームページは、どのような人に訪問し見てもらいたいと思っているでしょうか?
このような質問をすると、よく返ってくる答えは次の通りです。
「できるだけたくさんの人々です。」
はい、終了です。これではホームページで効果を期待することはできません。
このようなターゲット設定が通用するのは
- 超大手企業
- 名前だけ聞いてもわかるブランド
- 世界にひとつしかない仕事
僕たちがこのターゲットを設定すると毎日増えて続けているホームページの中で、誰にも見てもらえないものが出来上がってしまいます。
ですから、ターゲットを絞り込まないといけません。誰にでも多くの人に訪問してほしい気持ちはわかりますが、それよりも「探している人」に訪問してもらえることが大切です。
例えば、SONIDOの場合のターゲットはというと、次のような感じになります。
- ホームページで集客したい経営者
- ホームページ集客で失敗した経営者
- 起業するため集客ホームページが欲しい方
間違っても次のようなターゲットではありません。
- ブロガー
- アフィリエイター
- 転売
- ホームページ制作業者(同業ですから)
- マーケティングやコンサルタントをやっている人(自分でやろう)
最低でもこれくらいの絞り込みが必要です。そして、ここで覚えておいていただきたいのは、自分が集めたいターゲットと同時に
「集めたくないターゲットを明確にしておくこと」
これも大事なポイントです。
2: 集客するなら予算はありますか?
ホームページで集客効果を出したいとき、集客活動にどれくらいの予算を出すことができるでしょうか。
もし、毎月5万円以上出せるのなら、インターネットの有料広告を使うのが手っ取り早く集められます。
反対に、予算は全くないのなら、急激な集客効果を得ることは簡単ではありません。まれに、これは偶然とも言えますが、すぐに集客できることもあります。
でも、これは偶然です。一般的には予算がないのなら半年くらいは我慢の時期を過ごすことになります。
このように予算は短期間で効果を期待できるかどうかを決めます。マーケッターさんやコンサルタントさん、ホームページ制作業者さんは触れない(触れたくないのかもしれません)ことですが、結果に大きく影響しますので覚えておきましょう。
3: ホームページ集客の施策は何にする?
ホームページから集客する施策は一つだけではありません。様々な方法がありますので、施策から決めるのではなく自分たちに合った方法を選ぶことが大切です。
(1)ディスプレイ広告
もっとも素早く集めやすいのが、インターネットを使った広告です。日本ならヤフーに広告を出すことで、自分たちが知ってもらいたいターゲットへ広告を表示し集めることができます。
ただ、この方法は考えているよりも費用がかさみます。毎月の広告費用を予算取りできるところはやって損はありません。
(2)リスティング広告
検索された結果の上や下へ、あなたのホームページへ誘導する広告を表示する方法です。
この方法も「広告」という表現のとおり費用が必要になります。ただし、ディスプレイ広告と比較すると費用は低くなります。
(3)SNS広告
FacebookやInstagram、YouTubeなどを使って広告を出す方法です。
SNS広告は、かなり細かくターゲットを絞れますので、中小企業や個人事業主さんにもおすすめの方法です。
この方法も広告費用が必要ですが、1日3000円とか5000円とか、それくらいの費用から運用できますので、できるだけ素早くホームページへ集客したい場合に効果を発揮してくれるでしょう。
(4)コンテンツを使った方法
コンテンツとは「ターゲットにとって役立つ情報」です。
コンテンツをホームページやブログへ投稿し、SEO対策と呼ばれる検索結果の表示順位に影響する対策を取り入れることで、あなたのホームページへ集客する方法です。
この方法ですが、コンテンツの制作を自分たちで行えば、費用は必要ありません。
ご自身やスタッフさんの知識と経験を集めて、ターゲットが悩んだり不安になったりしていることの解決策をわかりやすく伝えるようにします。
伝える方法ですが、
- このページのような文章
- YouTubeで動画
- Instagramで写真
こういった方法があります。業種や業界によって適切な方法を選ぶようにしてください。
例えば、SONIDOの場合でお伝えしますと、文章とYouTubeを使っています。どうしてこの2つなのかというと、最初にお話したターゲットに関連しています。
SONIDOのターゲットは「経営者」です。そして、ターゲットが調べていることは「おしゃれな写真」「行きたくなる景色」「話したくなるタピオカ店」ではなく、ビジネスに必要は知識や情報。
このように考えたことで、適しているのは文章と音声・動画だと設定し今も運営しています。
4: 効果的なホームページを作る流れとは
それでは効果的なホームページを作る流れをお伝えしておきます。
STEP1:ターゲットを設定する
ここが決まらないと、何も決まりません。
STEP2:コンセプトを明確にする
どのような情報を発信するのか。誰に喜んでもらうのか。コンセプトを決めましょう。
コンセプトが決まらないと、この後に必要となる「色」「デザイン」を決めることができなくなります。
STEP3:目を引くタイトル
ホームページのメインタイトルを考えましょう。コピーライター的な視点や言い回しが必要になります。
1つだけを必死に考えるのは難しいので、100個出してみてから選ぶようにしましょう。
STEP4:スマートフォン対応
今の時代、スマートフォンで見られることがほとんどです。スマートフォン対応を確認しましょう。
STEP5:ページの設計図を確認
ホームページにどのようなページを置くのかを検討します。
意外に忘れている人もいますが、考えながら作るのは簡単ではありません。
外注へ依頼するときでも、決まっていないと正しい指摘や要望を出すことが難しくなります。
STEP6:問い合わせへの動線
ホームページへ訪問した人が「問い合わせ」したくなる動線を考えます。
ここをミスっていると、いくら訪問者が増えても問い合わせが発生しないことになります。
5: 集客効果(問い合わせ効果)を安定させるポイント
集客効果(問い合わせ効果)を安定されるためには、次のポイントを知っておきましょう。
(1)状況を解析する
Googleには無料のツールとして「アナリティクス」というホームページの状況を分析できるツールがあります。
まずは、このツールを使って自分のホームページの現状を把握しましょう。
現状を把握しないと、対策することはできません。
(2)コンテンツを更新し続けよう
ホームページでの集客や問い合わせを安定させるためには、コンテンツを定期的に更新することが必要です。
SONIDOのケースをお話しますと、概ね1週間に1回~2回は更新しています。
とにかく定期的に継続することが重要です。
(3)拡散も考えよう
SNSやPRサイトを使って、あなたのホームページの存在を広める活動も行いましょう。
認知度を上げることで集客効果も比例して上がっていきます。
6: まとめ
効果的なホームページを作るなら、今回お話しました内容を参考にして、まずはチェックしてみてください。
これから新規で作成される方は、今回の内容を参考にしてホームページ制作会社さんと打ち合わせされるのがおすすめです。
普段からホームページを効果的に使って集客することを考えていないと、今回お話しました「当たり前」のようなことが抜けてしまい、全く効果を発揮しないものにお金を使うことにもなりかねません。
読んだ今なら「そのとおり」と感じることも、いざ「作る」となると忘れてしまう場合があります。全部を覚えていなくても良いですが、作るときには読み返してからがおすすめです。