「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」「アクセスはあるのになぜか問い合わせにならない」。この悩みは、業種を問わず本当に多くの経営者から届きます。SONIDOにも毎年たくさんの相談が来ます。
問い合わせが来ない会社の多くは、「なんとなくサイトが悪いのでは」と感じながら、デザインを変えたり、SNSを始めたりと、いろいろ手を打ちます。でも成果が出ない。それは原因の切り分けができていないからです。
問い合わせが増えない理由は、ほぼ2つのどちらかです。アクセス(入口)が少ないか、CVR(問い合わせ率)が低いか。この2つを正しく見極めることが、改善の出発点です。
目次
まず数字で現状を把握する
改善の前に、自社サイトの数字を確認してください。感覚ではなく数字で見ると、原因が一目で分かります。
確認すべき指標は次の4つです。GoogieアナリティクスとGoogleサーチコンソールで、どちらも無料で確認できます。
- 月間アクセス数(セッション数):どれだけ人が来ているか
- 問い合わせフォームへの到達数:フォームまで来ている人の数
- 問い合わせ件数(CV数):実際に送信した人の数
- CVR(問い合わせ率):アクセス数に対する問い合わせの割合
数字の読み方:
- 月間アクセスが1,000未満 → まずアクセスを増やす問題
- アクセスはあるのにフォームへの到達が少ない → 導線の問題
- フォームまで来ているのに問い合わせが少ない → フォームの問題
- 問い合わせはあるが質が低い → ターゲットがズレている問題
このように切り分けることで、「何を先に直すか」が決まります。デザインを変える前に、まずここを確認してください。
問い合わせが増えない5つの原因
原因1:アクセスそのものが足りない
問い合わせが来ない会社の多くは、そもそも月間アクセスが少なすぎます。業種にもよりますが、月に数件の問い合わせを安定させるには、最低でも月1,000〜3,000セッションは必要です。
アクセスが少ない原因はほぼSEOです。ターゲットが検索するキーワードで上位に出ていなければ、良いサイトでも見てもらえません。大手企業なら放っておいても人が来ますが、中小企業・個人事業主は、意図的に手を打たないと来ません。
アクセスを増やす主な方法は、コンテンツマーケティング(SEO)と広告です。コンテンツは時間がかかりますが積み上がります。広告は即効性がありますが止めると同時に止まります。詳しい方法はホームページ集客の方法にまとめています。
原因2:導線が分かりにくい
アクセスがあっても、問い合わせへの道が分かりにくいと離脱されます。「問い合わせボタンがどこにあるか分からない」「フォームを探さないといけない」という状態では、興味を持った人でも諦めてしまいます。
人は、明示されていない行動はとってくれません。「問い合わせはここから」をすべてのページで分かりやすく示すことが必要です。
導線を改善する具体策:
- 全ページのヘッダー・フッターに問い合わせボタンを配置する
- スクロールしてもついてくる「追従ボタン」を設置する
- 記事の途中・末尾にも「お気軽にご相談ください」と誘導を入れる
- ボタンの色を他の要素と差別化して目立たせる
原因3:フォームのハードルが高い(EFO)
フォームにたどり着いた人が、フォームの前で離脱するのは本当にもったいないです。入力項目が多い、必須項目に電話番号がある、エラーが分かりにくい、という状態のフォームは珍しくありません。
EFO(Entry Form Optimization=入力フォーム最適化)のポイントは次の通りです。
- 入力項目は最小限に:名前・メール・相談内容の3つから始める
- 選択式にできるものはプルダウンやチェックボックスに:入力の手間を減らす
- 「所要時間2分」など目安を書く:これだけで離脱が減る
- 「しつこい営業はしません」「電話勧誘はありません」と明記:不安を取り除く
「電話がかかってきそう」「しつこく営業されそう」という不安が、問い合わせを止めている最大の原因の一つです。これを書くだけで問い合わせ率が上がることが多いです。
フォーム最適化の詳細は問い合わせしやすいホームページ7つのポイントで解説しています。
原因4:信頼が足りない
初めて訪問した人が問い合わせするのは、心理的ハードルが高い行為です。「この会社は大丈夫か」という不安を取り除かないと、フォームまで来ても送信してくれません。
信頼を作る要素として効果的なもの:
- 具体的な実績・事例:「制作後1年で売上6,000万アップした解体工事業」「半年で21件の問い合わせが増えた保育園」のような数字と業種(※公開前に数字を要確認)
- お客様の声:写真付き・実名・業種入りで載せると信頼度が上がる
- 代表者の顔と名前:誰がやっているのかが見えると安心感が生まれる
- よくある質問(FAQ):不安や疑問にあらかじめ答えておく
原因5:伝え方が自社主語になっている
「当社は〇〇に強みがあります」「実績〇〇件」という自社の話ばかりしているホームページは、問い合わせが来にくいです。訪問者が知りたいのは「自分の問題を解決してくれるのか」という一点だからです。
訪問者の悩みに共感し、「その悩みはこう解決できる」という形で伝えると、問い合わせ率が変わります。伝え方の詳細はベネフィット・ライティングで解説しています。
問い合わせを増やす改善策の全体像
原因を切り分けたら、優先順位をつけて改善します。
| 課題 | 原因 | 改善策 | 効果が出るまで |
|---|---|---|---|
| アクセスが少ない | SEO不足 | コンテンツマーケティング・SEO対策 | 数か月〜半年以上 |
| フォームに来ない | 導線不備 | 全ページにCTA設置・追従ボタン | 設置後すぐ |
| フォームで離脱 | 入力ハードル高 | EFO(項目削減・不安の払拭) | 設置後すぐ |
| 問い合わせの質が低い | ターゲットのズレ | ターゲット再設定・KW見直し | 数週間〜 |
| フォームまで来るが送信しない | 信頼不足 | 実績・事例・お客様の声を追加 | 追加後すぐ〜数週間 |
CVR改善(導線・フォーム・信頼)は即効性が高いので、まずここから手をつけることをおすすめします。アクセスを増やすコンテンツマーケティングは時間がかかりますが、並行して進めましょう。
SONIDOが実感していること
制作会社として多くのサイトに関わってきた中で、一番大事だと感じているのは「訪問者がどんな気持ちでページを見ているか」を常に意識することです。
検索からやってきた人は、何かしらの悩みを抱えています。その悩みに答えるコンテンツを見て「この会社は分かってくれている」と感じた瞬間に、問い合わせへの心理的ハードルが一気に下がります。
どんなに導線を整えても、訪問者の悩みに答えていないサイトは問い合わせが来ません。コンテンツ→信頼→導線の順番で設計することが、安定して問い合わせが生まれる状態への近道です。
SONIDO自身もコンテンツマーケティングを実践してきた結果、今では毎月安定して問い合わせが届くようになりました。机上の理論ではなく、実際に手を動かして積み上げてきた経験から言えることです。
AI検索時代の問い合わせ獲得
2026年現在、GoogleのAI OverviewやChatGPT・Perplexityの検索機能が広がり、「検索してサイトを見る」という行動が変わりつつあります。
AIに引用されるサイトになると、信頼性が高まり問い合わせにもつながりやすくなります。そのために必要なのは、自社の実績・事例・経験という一次情報の発信です。どこにでもある一般論ではなく、「あなたにしか書けない情報」がAI時代の問い合わせ獲得の土台になります。
まとめ
問い合わせが来ない原因は「アクセス不足」か「CVR不足」の2つです。まず数字を確認して、どちらに問題があるかを切り分けてから手を打ちましょう。
CVR改善(導線・フォーム・信頼・伝え方)は即効性が高く、今日から着手できます。アクセスのコンテンツマーケティングは時間がかかりますが、積み上がると安定した問い合わせの基盤になります。
集客の大きな絵についてはホームページで集客できない理由と改善方法もあわせてご覧ください。
よくある質問
Qホームページから問い合わせが来ない一番の原因は何ですか?
原因はアクセス(入口)が少ないか、CVR(問い合わせ率)が低いかのどちらかです。まずGoogleアナリティクスで月間アクセス数と問い合わせ件数を確認してください。月1,000未満ならアクセスの問題、アクセスはあるのに問い合わせがほぼゼロならCVRの問題です。この2つを切り分けることが改善の出発点です。
Q問い合わせを増やすために今日から始められることは何ですか?
最もすぐ効果が出やすいのは、フォームと導線の改善です。全ページに問い合わせボタンを配置する、フォームの入力項目を3つに絞る、「しつこい営業はしません」と明記する。これだけで問い合わせ率が変わることがあります。アクセス増加のコンテンツ作りと並行して進めましょう。
Q問い合わせフォームの入力項目はどれくらいが適切ですか?
最初の問い合わせなら、名前・メール・相談内容の3項目から始めるのがおすすめです。項目が増えるほど離脱率が上がります。特に電話番号や住所を必須にすると、「しつこく連絡されそう」という不安から離脱する人が増えます。必要な情報は問い合わせ後のやり取りで確認する方が、CVR(問い合わせ率)は上がります。
Qアクセスはあるのに問い合わせが来ません。何が原因ですか?
主に4つ考えられます。①導線が分かりにくくフォームにたどり着けていない ②フォームの入力ハードルが高くて途中で諦めている ③実績・事例・顔が見えず信頼できないと感じられている ④集まっている訪問者がターゲットとズレている。Googleアナリティクスでどのページで離脱しているかを確認すると、4つのどれかに絞れます。
Q問い合わせが増えるまでどれくらいかかりますか?
フォーム改善や導線修正などCVRの改善は、早ければ設置後すぐ〜数週間で効果が出ることがあります。コンテンツマーケティングによるアクセス増加は数か月から半年以上かかるのが一般的です。まずCVR改善から手をつけ、並行してコンテンツで入口を増やしていくのが最も効率的です。
まとめのあとに、もう一歩
フォームの具体的な改善方法は問い合わせしやすいホームページ7つのポイントで、問い合わせを呼ぶ文章の書き方はベネフィット・ライティングで詳しく解説しています。
問い合わせが来るホームページ、いっしょに作りませんか?
「問い合わせが来ない原因が分からない」「何を直せばいいか分からない」という方は、SONIDOの無料相談をご利用ください。御社のホームページを拝見して、アクセスとCVRのどちらに課題があるかを整理し、具体的な改善の方向性をお伝えします。