Googleアナリティクスの使い方。初心者がおさえるのはココだった!
ブログに記事を投稿しだすと、
「別に、気にならないし」
と、口では言っていても、本当は誰もが気にしていることは
「どれだけの人に見てもらえているか」
これ、別に間違ってませんよね。
というか、「気になって当然でしょ!」と、僕は言いたい。
やれ
- マーケティングだ
- 文章力だ
- マネタイズだ
といっても、まずは見てもらえてないと、どうもこうもありませんから。
じゃあ、何を使えば「どれだけ見られているのか」がわかるのかというと・・・
ご存じ『Googleアナリティクス』です。
今回は初心者の方が『Googleアナリティクス』を使って見ておくポイントを紹介します。
『Googleアナリティクス』はできることが多すぎて、初めて見たときは逃げ出したくなるくらい「意味プ~」に感じますから。
まずは、最低限必要なところだけを知ってください。
それ以外は、とりあえず「スルー」ということでOKです。
目次
1: なぜGoogleアナリティクスを使うのか
理由は簡単です。
ブログへ「どれだけの人が見に来ているのか」は、ブログの表面だけではわからないからです。
美しいデザインのブログだからといって、訪問する人が毎月「500,000人」いるとは限りません。(居るかもしれませんけど。)
普通のデザインのブログだからといって、訪問する人が毎月「500,000人」かも知れません。
このようにブログは、外見だけでは見に来ている人のことが、さっぱりわかりません。
「培った勘」という人もいるかもしれませんが、ほとんどの場合「勘」は現実の数字と比べると外れています。
ここが重要です。
ブログへの訪問者の数は、現実の数字を知らないと、ブログを成長させることが簡単ではなくなります。
これ、困りますよね?
でも、
- 毎日の訪問者数や表示数
- 毎月の訪問者数や表示数
- どこからやってきているのか
- どのページを見ているのか
- どこへ行くのか
を知ると、ブログを成長させるポイントが見つけられるようになるんです。
それも「勘」ではなくて「数字」で。
「数字」という非常に論理的な根拠を活用することで、ブログの成長を助けてくれるのが、Googleアナリティクスを使う理由です。
2: Googleアナリティクスの使い方の基本
早速ですが、Googleアナリティクスの使い方の基本部分を紹介します。
基本の4つが使えると、あなたのブログの状態が明確になります。
「数字」は嘘をつきません。
現実を見て、ブログを成長させるために、ひとつ一つ使い方を覚えていってください。
(用語の説明は、次の章で行いますので、ここでは「なんとなく」で構いませんので雰囲気をつかんでください。)
(1)ユーザーサマリーの使い方
ユーザーサマリーは、あなたのブログの状態を全体的に見ることができます。
- セッション
- ユーザー
- ページビュー数
- ページ/セッション
- 平均セッション時間
- 直帰率
- 新規セッション率
他に、右にある「円グラフ」で、新規の訪問者とリピートされている訪問者の割合が一目で確認できます。
まずは、ここを眺めて「増えている~!」という実感をつかんでもらうと、ブログを続ける活力にもなります。
(2)集客チャネルの使い方
集客チャネルとは、あなたのブログへ「どこからやってきたのか」がわかるところです。
完全ではありませんが、大まかにはわかりますから、どんなところを見た人が、自分のところへ訪問するのかという「傾向」を知ることができます。
やってくる経路(流入経路と言います)は
- Organic Search
- Direct
- Referral
- Social
などにグループ分けされています。
それぞれ、具体的にはどういった経路なのかというと
- Organic Search:GoogleやYahooの検索から来た
- Direct:お気に入りから来た
- Referral:他のブログやサイトから来た
- Social:FacebookやTwitterなどのSNSから来た
それぞれの割合がわかってくると、あなたのブログはどういった人に、どうやって見られているかががわかります。
(3)行動→すべてのページの使い方
あなたのブログの記事単位の状況がわかります。
記事単位の
- ページビュー数
- ページ別訪問数
- 平均ページ滞在時間
- 閲覧開始数
- 直帰率
- 離脱率
がわかります。
記事単位に見ることで、どんな内容が興味を引くのか、どんな内容は熱心に読まれるのか、方向性がわかってきます。
(4)リアルタイムの使い方
訪問者が少ない時期は、あまり使うことはありません。
でも、3ヶ月くらい経って、訪問者が増えてくると便利に使えます。
リアルタイムは、今、あなたのブログに訪問している人の情報を見ることができます。
- 現在の訪問者数
- やってきた時につかったキーワード
- 見ている記事
- どこに住んでいる人なのか
メルマガなどを使うようになると、
「お~、メルマガを送信したら、15分後から開封しだしてもらっているようだ」
ということが確認できます。
ちゃんと届いていて、ちゃんと見てもらえているのか。
こんなことまでわかるんです。
3: Googleアナリティクスでよく登場する言葉の意味
さて、Googleアナリティクスの基本を見てきましたが、普段は聞かないような言葉が出てきましたよね。
そこで、ここでは、Googleアナリティクスでよく使われる言葉の意味をお話します。
(1)セッション
Googleアナリティクスでの「訪問回数」のことです。
誰かがあなたのブログへ訪問し、あちこちの記事を読み、他のブログへ。
これが1セッションです。
でも、セッションは
- 30分以上動きがなかった
- 日付が切り替わった
次のようになります。
例えば、朝の7時に「Aさん」があなたのブログへ訪問し、あちこちの記事を読みました。で、他のブログへ。
18時に仕事が終わり、帰りの電車で「Aさん」は、あなたのブログへ訪問し、あちこちの記事を読みました。で、他のブログへ。
この場合、朝から18時までの間、30分以上経過していますから、セッションが切れたことになり、訪問者は同じ人ですが、2セッションとなります。
(2)ユーザー
Googleアナリティクスで見るとき、期間の指定をします。
その期間内に、どれだけの人が訪問したのかを見る基準値がユーザーですう。
例えば、期間を1週間とします。
1週間の中で
- 「Aさん」は10回訪問しました。
- 「Bさん」は5回訪問しました。
- 「Cさん」は20回訪問しました。
この場合、ユーザーで表示されるのは「3」になります。
そうなんです。期間内に同じ人が何度訪問しても「1」なんですね。
ですから、あなたのブログへやってくる人の正確な数がわかります。
(3)ページビュー
よく聞くやつです。
「○○万PV突破~」というやつです。
ページビュー(Page View)は、あなたのブログが見られた数です。
例えば、「Aさん」が5つの記事を読んだ場合は「5PV」となります。
(4)ページ/セッション
「1人の訪問者が、何記事読んでくれたのか」
ということです。
例えば、この数字が「3.00」とかになれば、
「1人の訪問者が、3記事読んでくれている」
ということになります。
(5)平均セッション時間
「1人の訪問者が、ブログへ訪問し、他へ移るまでの平均滞在時間」
です。
あなたのブログへ訪問してから、別のところへ行くまで、だいたい何分居たのかということです。
この数字が長いと言うことは、それだけ興味を持ってもらえているということです。
ということは、反対だった場合は、、、記事の内容を充実しましょう。
(6)直帰率(ちょっきりつ)
簡単に説明します。
「1記事だけ見て、他へ行った人の割合」
例えば、この数字が「100%」だったとした、訪問者は全員、1記事だけ見て、どこかへ行ってしまったということです。
ちょっと残念ですね。
この数字が「80%」だったとしたら、訪問者のうちの8割は、1記事だけ見て、どこかへ行ってしまったということです。
これもちょっと残念ですね。
この数字を「50%」とかにできれば、誰もが大好きな「ページビュー」をアップすることができます。
なぜかというと、1人の訪問者が、2記事、3記事、5記事と読んでくれれば、ページビューが増えていくからです。
(7)新規セッション率
これは簡単です。イメージしやすいです。
「あなたのブログへ訪問した中の“ご新規さん”」の割合です。
Googleなどを使って検索して訪問する人が増えると、この数字が増加します。
ご新規さんは、あなたのファンにできる可能性が高いです。
「また読みたい!」と思ってもらえる記事を書きましょう!
4: Googleアナリティクスで見ておく3つのポイント
ここでは、Googleアナリティクスを使って見ておくことで、あなたのブログに隠された魅力が発見できる3つのポイントを紹介します。
(1)どこから来たのか
「2: Googleアナリティクスの使い方の基本」の「(2)集客チャネルの使い方」でお話しましたが、あなたのブログへ「どこからやって来ているのか」を知ることは、訪問数を増やすことにつながります。
もし「Social」からが多いのなら、FacebookやTwitterでの投稿回数を増やすという方法があります。
「Direct」が多いのなら、「ファン化」している可能性がありますので、メールアドレスを獲得してメルマガを配信するということも可能です。
「どこからやって来ているのか」がわかると、力を入れる部分がわかってきます。
(2)どんなキーワードで来たのか
一定数は、GoogleやYahooの検索から来ていることでしょう。
ということは、何らかの「検索キーワード」を入力しています。
ここがポイントで、あなたのブログへ訪問する人が、どんなキーワードを入力しているのかを知ると、記事の内容を充実させることができます。
「訪問者が探していること」がわかると、あなたは記事に解決策を提供することができますよね。
そういった記事は、GoogleやYahooから検索され、読まれやすくなります。
ということは、訪問者数が増えると言うことです。
ぜひ、次の画面を見て、検索キーワードを調べてください。
(3)どの記事を見ているか
これも、「2: Googleアナリティクスの使い方の基本」の「(3)行動→すべてのページの使い方」で出てきたことです。
ここを強化することで、より訪問者の滞在時間を延ばすことができます。
また、よく見る記事から、他の記事を紹介することで、ページビューを増やすことにもつなげられます。
「よく見られている記事」ということは、興味を持たれやすいテーマだということ。
そのテーマに関連した記事を書くことで、さらに訪問者を増やすことも可能になります。
5: まとめ
『Googleアナリティクス』は便利です。
そして、機能が充実しています。
でも、それが災いして、慣れないうちは見るポイントすらわかりません。
だから、今回紹介しました「基本」と「3つポイント」を、まずは押さえておいてください。
- SEO対策に重点を置く
- 広告運営をする
- 情報商材を販売する
- アフィリエイトに軸足をおく
こういったことでないのなら、今回紹介しました部分以外を見ることは、ほとんどありません。
難しいことを全部覚えようとするよりも、まずは
- セッションが増えてる
- ページビューがアップした
- 平均セッション滞在時間が延びている
という部分を見て、変化を感じ、楽しむことから始めてみてください。
ブログは始めて、1ヶ月、2ヶ月で急激に変化が訪れることは、希なケースです。
ですから、ブログの成長にあわせて、
あなたも3ヶ月~6ヶ月くらいかけて、ゆっくりと『Googleアナリティクス』を使っていくと、最後はサクサク、パパッと必要な部分だけを見られるようになります。
少しずつブログが成長していくのを『Googleアナリティクス』を見て、体感して楽しんでください。
PS
ホームページ、ブログは公開してすぐに結果が出るものではありません。
あなたがどれだけ、ブログを更新できるかによって変わってきます。
WEB集客を考えている方は「そろそろブログで集客できても・・・。8割の人が実践しない基本中の基本とは」も参考にしてください。
それが、3カ月で結果をだせるのか、1年かかるのかはあなた次第です。