【対談】プロライターが話す売れるメルマガの構成とは?~初心者向け~
前回に続いて、
僕のビジネスパートナーで、セールスコピーライターでありコンテンツライターでもある「雷太さん(仮名)」と打ち合わせしたとき、話題に出た話をお届けします。
今回は
『メルマガの構成について』
前回同様、雷太さんには了承を得ておりますので、ご安心ください。
メルマガやっている方は必見です。
それでは、どうぞ~。
1: 構成の前にメルマガの種類について
『ブログの構成の話の続きで、メルマガの構成はどうなのですか?』
『メルマガも構成がありますよ。
メルマガを送るときの「やりたいこと」によって変えることが多いですね。』
『セールスレターみたいに「スワイプ」あるんですか?』
(スワイプとはテンプレみたいなものです。)
『ありますよ。
うまいセールスをしているメルマガから自分で作ったり、クライアントさんから提供されることもありますから、スワイプはあります。』
『同じようなスワイプなんですか?』
『同じクライアントさんの場合は、同じパターンが多いですね。
成功しているパターンなら、それを使い続けるのが鉄則ですから。
反応が落ちたら、別ので、という感じです。』
『大きくわけると、メルマガに種類があります?』
『あると感じてます。
厳密にあるわけじゃないんですけど、何となく使う方向性で分かれるイメージですね。』
『たとえば?』
『メルマガって大きくわけると、3種類あると思ってて
- お知らせメルマガ
- 関係性構築のためのノウハウ系メルマガ
- セールス用ステップメール
ローンチとかは「2」と「3」の合わせ技ですよね。』
『確かにそうですね。
大手のネットショップで買い物すると「1」のメルマガが多いですし。
あと、店頭でメルマガ会員に登録したところとか。』
『そうですね。一応「売り込み」をしてるんですけど、売り込めていないという。』
『特典とか割引しか見られてないだろう(笑)。
そんな感じですもんね。』
『ホントに、そうですね。』
2: 売れるメルマガの考え方
『メルマガを書くとき、何か考えてますか?』
『先ほどの3つのタイプのどれか、ということをまず考えます。
そして、次に
- 「ペルソナ」
- 「メールを読ませてどうしてほしいのか」
ですね。』
『「どうしてほしいのか」は大事ですね。』
『そうですね。
「どうしてほしいのか」が曖昧なメルマガも多いですけどね。
- 質問してほしいのか
- リンクをクリックしてほしいのか
- ブログへ誘導したいのか
なんとな~く、さら~っと終わっているメルマガ多いです。
関係性が出来上がっているコミュニティなら別ですけどね。
コミュニティが出来上がってるんなら、どんなメルマガ出してもOKですからね。半分以上の人が反応しますから。』
『ということは、リストとの関係性が全てだということですよね?』
『そうですね。
新規のオプトインからだと、どれだけオプトインページで「熱心な人」を獲得できるかですから。
「何かもらえそうだから、とりあえず登録しておこう~」という人に、ステップメールを何通送っても成約しない確率の方が高いですもん。』
『それはそうですね。興味のない人に売るのは無理と。』
『だから、メルマガは
- どんなランディングページから来た人なのか
- どんなオファーだから来た人なのか
- どんなセールスへ向かうのか
この中継ぎでもあるので、前後関係をしっかり確認します。』
3: 売れるメルマガの構成
『それでは、メルマガの構成の話をしましょうか。』
『はい。
「お知らせメルマガ」を使う人はサブローさんのブログを見ている人ではないと思うので省いて、他のをパターンごとに話しましょうか。』
3.1: ノウハウ提供
『ノウハウを伝えるとか、ヒントを教えるとかですね。
未来での関係性構築向けと言えます。』
『コンテンツマーケティングだったら、このパターンが多いですね。
ノウハウを伝えて関係性を作るのがメインですから。』
『これからは、このパターンが増えてくるかもしれませんね。』
『で、構成は?』
『1通の中を4つのセクションに分けます。
- 今回メルマガで教えることの概略と全体像を見せてしまう
- ノウハウの理論を話す
- 具体的なテクニックを伝える
- アクションを起こさせる
前回話をしていた、ブログの構成と同じです。
最後のアクションだけメルマガの場合は、こちらと双方向でやりとりしたいので、
- 回答ください
- どう思いますか?
- アンケートに答えてください
のように、コミュニケーションがとれるようにしておきたいですね。
読まれて終わり、では、もったいないので。
送ってる側の内心からすると「何でもいいから、反応ちょーだい!」ということです。』
『やりとりが増えると「ファン化」するのが早いですからね。』
『そこが目指すところなのでね。』
3.2: セールス
『これは情報商材とかにある、教育するステップメールですね。』
『そうです。
5日間とか7日間とか。
長いのだと21日とかありますね。』
『これは「ノウハウ提供」とは変わりますよね?』
『変わりますね。
最終日とか残り3~5日くらいでランディングページへ行かせる必要がありますからね。
「それでは、お待ちかねのオファーです。」でクリックされなかったら・・・死亡ですから。』
『それは、きびしい・・・。
具体的な構成があるんですか?』
『いろいろありますね。
でも、基本の流れもありますから、最初は基本でやってみるのが良いと思いますね。
(1日目)
まずはメルマガの目的をはっきりと伝えましょう。
なぜ、私はあなたに話す資格があるのか。
なぜ、このメルマガを送っているのか。
(2日目)
メルマガの目的に近いのですが、どちらかというと、読み手へのマインドセットですね。
なぜ、あなたはこのメルマガを読まないといけないのか。
そして、これから毎日メルマガを読んで、ベイビーステップで行動起こしましょう。
そんな感じでしょうか。
(3日目)
自分の内面をさらけだすときですね。
かっこよく言うと「理念」を伝えるということですね。
意外ですが、ここで読み手は「ぐっ」ときます。
ここで読み手の心をつかめるのが理想です。
(4日目)
読み手が抱えている「問題」「悩み」をあぶり出します。
そして、自分の商品やサービスで解決できて、理想の未来像を約束します。
(5日目)
最後はセールスしますから、お金がついてまわります。
お金を払うということは、多くの人にとって「最高の痛み」です。
だから、ここで「痛み」をやわらげるお手伝いをします。
お金は持っているだけでは意味がありません。
自分への投資で使わないお金は無意味です。
ということで、お金の価値について話します。
(6日目)
やっとここで商品やサービスの価値と説明です。
第三者目線で、この商品やサービスには価値があるということを伝えます。
「問題」「悩み」を解決するには「これしかない!」という展開です。
テレビ通販で、2回目のCMへ入る直前です。
(7日目)
クロージングです。
もういちど概要を説明して、理想の未来像を語ります。
お金の価値、商品やサービスの価値を語り、販売価格が価値よりも数倍は上回っていることを説明します。
そして、ランディングページへクリック。』
『結構大変ですよね。こういうのは。』
『そうなんです。
ランディングページを作る方が楽ですからね。
とは言っても、最近はステップメールに動画を入れますから、文章を直接書くことは減りましたね。
動画用のシナリオは書きますが、文章を書くというのは減ってます。』
3.3: ローンチ
『これはジェフ・ウォーカーのやつですね。』
『そうです。
ローンチは期間が長いことが多いです。
だから、最初は「ノウハウ系」のメルマガを送って関係性構築に専念。
「FREE戦略」で、コンテンツを出していきながら微調整。
後半になると、セールス的なステップメールに変身。
でも、これ、長いセールスレターを分割したものだと思います。
誰か忘れましたけど、うまいこと言うなぁと思ったのが、「セールスレターを横に寝かせて切ったもの」っていう表現。』
『なるほど。』
『確かにそうなんです。
セールスレターを「章」単位に切ったら、こうなると思いますもん。』
『で、一般的には、どれが「おすすめ」ですかね?』
『どういうマーケティングなのかによりますけど、SONIDOさんの場合だと「コンテンツマーケティング」が主体なので「ノウハウ提供」パターンじゃないですか。
セールス色の強いのは、アフィリエイトとかローンチで使うことが多いですね。
あと、セミナー集客とか。』
『勉強になりました。ありがとうございました!
インプットしたいんんで…アウトプット…』
『OKです。問題ないですよ。
それお決まりですか(笑)』
4: まとめ
今回は、メルマガの構成について、ライターさんとのやりとりを紹介しました。
ブログと同じで、メルマガも「構成」が大事だということですね。
メルマガを始めてみようという初心者の方は、まずは「ノウハウ提供」パターンからがおすすめです。
前回、今回と2回続けて対談を紹介しました。
何かご質問などありましたら、アンケートからご連絡ください。
また、機会がありましたら、打ち合わせ中に出てきた話を紹介したいと思います。