ホームページのキャッチコピーに詳しい人は、この記事を読まないでください
今、この記事をお読みのあなたは、ホームページから集客を生み出そうと考えておられることでしょう。
できるなら、毎週10件、20件という問い合わせがあり、その8割が成約してほしいと考えておられると思います。
そこで、そのような状態を作り出すために必要なことがあります。
それが、今回ご紹介する「ホームページのキャッチコピー」です。
たった一つのキャッチコピーで、集客率や反応率が変わります。
でも、適当に作ったキャッチコピーが、高い成果を生み出すことはありません。
今回お話することを知った上で、あなたのビジネスにぴったり合った、効果的なキャッチコピーを作ってください。
目次
1: キャッチコピーの目的とは
キャッチコピーには、どんな目的があるのでしょう。
簡単に言うと
- 注意を引き
- 興味を持たせ
- 行動を促す
この3つのために、キャッチコピーは存在しています。
例えば
「そうだ京都、行こう。」
このコピーは
- 注意を引きました。
- 興味を持たせました。
- そして京都へ旅行に行かせました。
まさに、
- 注意を引き
- 興味を持たせ
- 行動を促す
この3つを満足させたということです。
1つ、2つの満足ではNGです。
3つ満足させることで、はじめて意味を持ちます。
これがキャッチコピーの目的です。
2: ホームページとCMのキャッチコピーの違い
キャッチコピーは、様々な広告媒体で使われています。
- テレビCM
- ラジオCM
- YouTube広告
- Facebook広告
- PPC広告
他にも
- 映画
- 音楽
- ドラマ
キャッチコピーは、ファーストアクションを生み出すために不可欠なものです。
でも、ここで注意しておくことがあります。
それは同じキャッチコピーでも、ホームページで使うキャッチコピーとCMなどで使われるキャッチコピーには違いがあるということです。
CMで使われるキャッチコピーは、消費者の目の前に突然表示されるものです。
消費者が見たいかどうかに関係なく、例えばテレビでドラマを見ていたら、突然割り込んできて始まるCMがそうです。
このCMは、消費者が「見たい」から見ているのではありません。
テレビの続きを待っている間に、無理矢理表示されているものを「見せられている」だけです。
この場合、消費者にとってCMのキャッチコピーは非常に受動的です。
対して、ホームページのキャッチコピーを見てみましょう。
ホームページは、消費者の目の前に突然表示されることはありません。
CMのように、ネットサーフィンしている途中、突然あなたのホームページが消費者に表示されることはないのです。
ホームページは消費者が「不安、問題、フラストレーション」の解決方法を探した結果、検索した人の目の前に表示されるものです。
これはCMとは違い、非常に能動的です。
「見せられている」CMと、「自ら見に行く」ホームページの違いです。
ですから、ここで覚えておいていただきたいことは、ホームページのキャッチコピーには
「検索する人が使うキーワード」
これが必要だということです。
確かにホームページのキャッチコピーだけを見ると、注意を引き、興味を持つものがありますが、ネットで検索されていないキーワードばかり使っているものを見かけることがあります。
これでは「見つけてもらえない」ので、キャッチコピーの目的を果たす前段階で頓挫しているのと同じことになります。
3: ホームページのキャッチコピー3つのポイント
ここでは、ホームページで使うキャッチコピーのポイントをお話します。
商品やサービスの性能や機能をキャッチコピーで説明しても、ユーザーは関心を持ちません。
ユーザーが関心のあることは「自分のこと」だけです。
それも「不安、問題、フラストレーション」を解決することだけです。
あなたが考えたキャッチコピーは、ユーザー目線で見たときに、ユーザーのほしいことが書かれているでしょうか。
ユーザー目線を忘れないようにしてください。
価格に有利な点があるのなら、具体的な金額を出す。
ユーザーの役に立つ情報なら、解決できることを出す。
期間限定や数量限定など、希少性があるのなら、その情報を出す。
ユーザーは気をまわして考えてはくれません。
書いてあることをそのまま受け取ります。
「もしかして、安いかもしれないから探してみよう」
「どこかに限定って書いてあるかも」
そんな風に、自分で行動し、わざわざ探してはくれません。
ですから、迷わせず、ストレートに伝えるために具体的な情報をキャッチコピーで出していきます。
忘れてはいけません。
ここがホームページで使うキャッチコピーの特徴です。
いくらかっこいい言い回しのコピーであっても、検索で使われていない言葉で作っていては「見つけてもらえない」のです。
Googleが提供している「キーワードプランナー」を活用して、実際に使われているキーワードを見つけましょう。
キーワードプランナーの使い方については
『ホームページ制作のプロが薦めたくなる「seo キーワード」の選び方』
の記事が参考になります。
見つけたキーワードを取り入れて、キャッチコピーを作ります。
見つけたキーワードは、出来るだけ文の前方にもってくると、より検索で見つけてもらえる可能性がアップします。
4: ホームページのキャッチコピーの型を知る
キャッチコピーには、大きくわけると3つの型があります。
この型を知っていると、キャッチコピーが作りやすくなります。
ぜひ取り入れてみてください。
例)あなたの日本語、間違っていませんか?
日本語の使い方、語彙力などに不安を持っている人へ解決方法があることをキャッチコピーで表現しています。
週刊誌などでも活用される型ですね。
例)たった90日で-10kg!日本初の○○ダイエット法!
90日、-10kgなど具体的な数字を出すことで、目を引くことができます。
ダイエットだけでなく、コスメをはじめとした美容関係で見かけることが多い型です。
例)そうだ 京都、行こう。
暗に「あなたもどうですか」というコピーの型です。
このキャッチコピーを見るまでは、自分は考えてもいなかったけれど、コピーを見たことで「あ~、そういえば必要だよね~」と共感を誘う方法です。
具体的な表現ではないため、ボヤっとすることが多いので注意が必要です。
5: プロがやっている簡単キャッチコピー作成法
ここまでキャッチコピーについてお話してきました。
ご理解いただけたと思いますが、実際に「キャッチコピーを作る時間がない」という方もいらっしゃることでしょう。
そこで、プロがやっている簡単なキャッチコピーの作り方を紹介します。
この方法は、全然難しくありません。
そして、この方法は「セールスコピーライター」が使っている方法です。
どんな方法かといいますと、
「すでにある良いキャッチコピーを借用する」
元のキャッチコピー
『違いはここに!恋をするとキレイになる女性、ダメになる女性』
これを借用して
『違いはコレ!ダイエットするとキレイになる女性、ダメになる女性』
『違いはこれなの?デートで彼との距離が縮まる女性、ダメになる女性』
こんな風に、元のキャッチコピーのエッセンスを借用して、自分のキャッチコピーを作ります。
元のキャッチコピー
『モテる男女の共通点』
これを借用して
『話がおもしろくない人の共通点』
『女性がモテると認めた「オヤジ」の共通点』
こんなこともできます。
元のキャッチコピー
『イタリア女性に学ぶ “ほどよく” スキのある女性になるためのヒント』
これは書籍で似たようなタイトルのものがあります。
そこから借用すると
『一流建築士に学ぶ “良い” リフォーム会社を選ぶためのヒント』
テイストを借用することで、こんな風にも展開できます。
このように、元となるキャッチコピーを用意して借用することで、ゼロから考えるよりも簡単に効果的なキャッチコピーが作れます。
6: もっと簡単に効果を高めたいならコレをやろう
もうひとつお伝えしておきます。
借用するためのキャッチコピーですが、どうやって見つけるのかという疑問があるかもしれません。
実は、少しだけ注意していると、日常のあちこちにキャッチコピーの元は溢れています。
- 新聞の広告
- 週刊誌の表紙
- チラシ
- ネットの広告
- 書籍のタイトル
- 電車の吊り広告
- 駅の掲示板
キャッチコピーは僕たちのまわりに溢れています。
そして、数十万円、数百万円を注いで作られたキャッチコピーが、無料で僕たちの前に存在しているのです。
これを使わない理由はありません。
ビジネスパートナーのライターさんは、自分で集めた効果のあるキャッチコピー集を作っているそうです。
外出したときには携帯やメモへ、気になったキャッチコピーを書き留めているらしいです。
僕も、良さそうなコピーを発見したら、写真をとったり、メモをするようにしています。
また、キャッチコピーの書籍や教材を購入するのも良いでしょう。
日頃から意識して集めていると、いざキャッチコピーを作ろうとしたときに楽にできます。
そして、次のようなサイトを活用してアイデアを生み出すのもおすすめです。
7: まとめ
キャッチコピーは大事です。
キャッチコピー次第で、次へ進んでもらえるかが決まります。
だから気合いをいれて作ろうとするのですが、ゼロから作るのは想像以上に大変です。
そこで、今回紹介しました方法を活用して、効果的なキャッチコピーを簡単に作ってもらいたいと思います。
ホームページのキャッチコピーは、慣れてくると簡単に作れます。
ぜひ、今回の記事を参考にして、注目を集め、興味を引き、行動を起こさせるキャッチコピーを作ってみてください。