「seoキーワード」の選び方教えます!ホームページ制作のプロが薦めたくなる「キーワードの選び方」
SEO(Search Engine Optimization)対策という言葉を耳にすることが増えました。
そもそも「SEO」とは「検索エンジン最適化」を意味していますから、インターネットの検索エンジンの検索結果に影響することがイメージできますよね。
じゃあ、どうやるのが「検索エンジン」にとって「最適」なのか。
ここで悩みが出てくるわけです。
- これが一番。
- こっちが効果があった。
いやいや、ブラックな方法もありますよ。
こんな良くない誘い、今でも見かけます。
で、どんどんと知識を詰め込んでいくと、成果が出るのかというと、、、そんなことはありません。
そして次のステージへ移ります。
- もうSEOのキーワードなんて面倒
- なんとなく思いつきでも、いいでしょ
- 検索したら何となく「件数」が多いのでこれにしよう
こうやって、SEOのためのキーワードから離れていってしまいます。
がんばって書いた記事やブログ。
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誰にも見られることなく、自己満足で終了。
そこで、今回は「SEO対策」のためにキーワードを選んでいたけど、イマイチ良いキーワードの選び方がわからなった。
そんなあなたに向けて、良いキーワードの選び方をWEBマーケッターのカナさんと勉強大好き京ちゃんに紹介してもらいます。
目次
1: 良いキーワードとは
あとは「自分の売り」とか。
京ちゃんがネットで検索するとき、商品の名前で検索してる?
おわかりいただけましたか?
このように、良いキーワードとは
- 商品名
- サービス名
- ブランド名
だけで作られたものではありません。
検索している人が「求めている」ことを先回りして考えることが重要です。
- どうなりたいのか
- どんな問題を解決したいのか
理想の未来像や、問題や悩みの解決が「良いキーワード」と呼べるでしょう。
この準備をするかどうかで、あとのキーワードの選び方が大きく変わってくるの。
キーワードを選ぶ前準備。
それは、「どんな人たち」に向けた記事やブログにするのか、ということです。
別の言い方をすると「まだ見ぬ未来のお客様を想定」すること。
あなたはどんなお客様を想定していますか?
男性も女性も、若者も年配者も?
その人たち全員に届けようとすると、選挙演説の「みなさ~ん」と同じ状態になってしまうんだな。
そして「○○さん」が求めていることを、キーワードにしたのが「良いキーワード」と言えるんだよね。
このように、未来のお客様が
- 求めていること
- 手に入れたいこと
- 解決したいこと
(これらをベネフィットと言います。)を表したキーワードは、検索した人の「メリット」と一致しやすくなります。
そうすると、ただ記事やブログを見ただけではなく、その先の「問い合わせ」などに進んでもらいやすくなります。
これが「良いキーワード」であり、成果を出せる「キーワード」と言えます。
2: 良いキーワードを見つける視点
じゃあ、もう少し詳しく「良いキーワード」を見つける視点について話しちゃいますね。
あなたの「未来のお客様」にあった方法を使ったらいいだけだから。
でも、ちょっと違った視点を知っているだけで、京ちゃんとライバルとの間に差をつくることにもなるから、知っておいて損はなし!
2.1: 一般的な商品やサービス名を検討する
先ほど、良いキーワードは商品やサービス名ではない、とお話ししました。
しかし、まだ未来のお客様が、あなたの商品やサービス名を知らないのなら、未来のお客様は大きなジャンルから検索してくることが考えられます。
そんな場合には、あえて一般的な単語を使いましょう。
どんなジャンルのキーワードを使うか、少し大きな視点で考えてみてください。
2.2: 未来のお客様の頭の中に忍び込め
未来のお客様が「普段使っている言葉」を拝借しましょう。
人は普段使っている言葉で検索しがちです。
ということは、
- どんな人たちと一緒にいることが多いのか
- どんなところへ行くことが多いのか
- どんなことに興味があるのか
私たちが「当たりまえ」と思っている会話の中に、未来のお客様が使っている言葉のヒントが隠れています。
街へ出て、未来のお客様像に近い人が、
- どんな人と一緒にカフェしているか
- それはスタバ?ホリーズ?それともブルーボトル?
- どんなファッションや行動なのか
リアリティーの中にこそ答えがありますから、SEO対策ってパソコンでしょ、と思わずに外に出て、リアリティーある言葉を味わってください。
2.3: よく似た「親戚」のような言葉を見つける
同じ商品やサービスだけど、ちょっと違った呼び方があります。
例えば、
- ホームページ制作
- ウェブ制作
- コンテンツ制作
- コーポレートサイト制作
- メディアサイト制作
未来のお客様が、どの言葉を使っているのかを見つけるようにしましょう。
2.4: 人と話す
考え続けていると、ワケがわからなくなります。
そんなときは、誰かと話してみましょう。
自分だけでは思いつかなかったヒントをもらえます。
2.5: マニア狙いなら商品の型番を使う
これは逆の発想です。
未来のお客様が、特定のジャンルのマニアなら「型番」が有効です。
マニアは自分のほしいものを良く知っています。
ですから狙い撃ちで検索してきます。
その一例が「型番」です。
2.6: 地域や国は商圏によっては有利
地域に密着した展開なら、地域名や国名は有効です。
同じジャンルでも、地域を一緒に入力することが多いですからね。
例えば、ジャンルが「ホームページ制作」なら「ホームページ制作 神奈川」とか「ウェブ制作 京都」とか。
未来のお客様が地域の中で検索するのなら、地域や国名を使いましょう。
3: そのキーワードには意図がある
3.1: 見たいところが決まっている「狙い撃ち」キーワード
ブランドが確立している企業に有利です。
すでに未来のお客様が知っていることですから、この1点に絞った記事やブログなら「狙い撃ち」キーワードは正解です。
ただ、逆もあり、「狙い撃ち」キーワードで検索しても表示されてこなかったり、順位が2ページ目以降なら、意味がなくなってきます。
「狙い撃ち」キーワードは、検索結果が上位表示されてこそ意味があるキーワードです。
3.2: 何かをしたいから探している「行動準備」キーワード
未来のお客様のほとんどが「行動準備」キーワードではないでしょうか。
- 「何かをしたい」
- 「何かを知りたい」
検索する量から見ると「何かを知りたい」という人が多数を占めています。
しかし「何かを知りたい」という人は、すぐに「お客様」にはなりにくい存在。
ですから、「何かをしたい」というキーワードを軸にして、2つめ、3つめのキーワードに「何かを知りたい」というキーワードを使うのが、検索の取りこぼしを防ぐ方法です。
例えば、
- 「何かをしたい」:おいしいケーキを買いたい
- 「何かを知りたい」:場所や価格、素材など
というように細かなことですが、検索されるキーワードの「意図」を知っておくと、より未来のお客様へ近づくことになります。
4: 検索数は成果と必ずしも一致しない
SEO対策としてキーワードを考え出すと、毎日のPV(表示された回数)に一喜一憂することがあると思います。
だってそれだけ多くの人に役立っているわけだからね。
どれくらいのPV数で、何人がお客様になっていただけたのか。
これを冷静に集計して知っている経営者は、PV数を上げることよりも、何人お客様になっていただいたかを重視しています。
PV数が上がったら、それは単純に「やったー」と喜びましょう。
ここで喜ぶことは大変大事なことです。
そして、次には経営者としてシビアに数字を追ってくださいね。
5: キーワードの選び方
できるだけ「知りたい」と思っている人へ届くようにしたいし、そのためには検索結果で上位に表示されるほうが、見てもらえる可能性はグッとアップするからね。
5.1: キーワードを集めよう
「キーワードの意図」のところでお話ししましたが、まずは軸となるキーワードを見つけましょう。
そのためには「未来のお客様像」を明確にしておくことが大切です。
そして「どんなことを探しているのか」を見つけます。
大まかな「探している」ことが見つかると、次にGoogleキーワードプランナーを使って、キーワードを集めます。
キーワードプランナーでは、「探している」キーワードに近い、「類似キーワード」と呼ばれるキーワード候補が表示されますので集めます。
5.2: 優先順位を見つけよう
キーワードプランナーで、検索された回数を見ていきます。
検索ボリュームが多いほど、多くの検索が行われていることになります。
ということは、競合も多い、ということができます。
競合が多いと、検索上位へ表示するためには、手間や費用がかかる傾向が高いです。
5.3: キーワードを決定
キーワードプランナーで得た情報を元にして、次のようなキーワードを探して決定します。
- 競合が少ない
- 検索ボリュームが100以上
- 類似キーワードの中で、もっとも検索されている
上図のダウンロードボタンをクリックします。
Excel用CSVにチェックを入れダウンロードします。
このとき、キーワードプランナーから手に入れた「CSV」ファイルをエクセルで使うと、簡単に順位やボリューム数を比較することが可能です。
キーワード表として使えるので、対策したキーワードに色を付けるなどして管理していきましょう!
6: これで終わってはいけません!
内容のあるコンテンツがないと、検索結果で上位に表示されることは残念だけど期待できないの。
よくある話しなのですが、時間をかけてキーワードを見つけても、そのキーワードを使って良質な記事やブログ(これをコンテンツと呼びます)作らないと、検索上位には表示されません。
Googleの理念としては「オリジナリティがあり役立つ情報」が上位に表示されると言ってますから、100文字や200文字くらいのコンテンツに、苦労して捜し当てたキーワードを使っても成果は期待できません。
だからこそ、キーワードが決まった後には、もう一度考えることが必要になります。
- そのキーワードでのコンテンツは既に自社にあるのか。
- そのキーワードでコンテンツが作成できるのか。
もし、作成できないのなら、別のキーワードを用意できるのか。
キーワードプランナーを活用して、
- キーワードを集め
- 優先順位を見つけ
- キーワードを決めた
でも、キーワードはコンテンツがなければ、意味を持ちません。
それは「未来のお客様」へ、役立つコンテンツがなければ、読んでもらうことができないからです。
最後の最後に油断せず、何のためにキーワードを見つけ決めたのか。
目的と手段を間違わないようにしてくださいね。
7: まとめ
SEO対策におけるキーワードの選び方は、年々熾烈になってきています。
しかし、どれだけ競合がいても変わらないことは、「未来のお客様」が「何を求めているのか」ということです。
ここにフィットしたキーワードを選ぶことで、読まれる記事やブログを作ることができますし、その積み重ねが検索結果の上位表示に結びつくと考えられます。
今回紹介したGoogleキーワードプランナーを活用することは必要ですが、その前段階として、リアリティーのある言葉を外で集めることに、勝るものはありません。
まだライバルが気づいていない、でも、リアリティーのある日常では使われている言葉を、ひとつでも聞くことはSEO対策のキーワードを選ぶときの、大きな助けになると言えるでしょう。
SEOはネットの世界のことですが、検索するのは私たちと同じ感情のある「人間」です。
そのことを忘れずにいると、自然と選ぶべきキーワードが見え聞こえてくるはずです。