価値ある企業ホームページの作り方とは?成果が感じられるポイントと注意点を解説!
企業ホームページは「持っていて当然」という時代になっています。持っていなくても良いのは、一部の有名な老舗だけ。
こういう時代になったため、あなたも企業ホームページを作ろう、リニューアルしようと考え、このページへたどり着かれたのだと思います。
今回は、そんなあなたへ価値ある企業ホームページの作り方について解説していきます。
目次
1: 企業ホームページを作る時に準備すること
企業ホームページを作る前に、必ず準備しておきたいことがあります。
(1)ドメインを取得しておこう
既にお持ちの場合は、もう一度取得する必要はありません。お持ちでない方は、ドメインを取得しておかないと、ホームページを作っても誰からも見てもらうことができません。
さて、ドメインとは何かと言いますと、こういうやつです。
「https://sonido.jp」
上の「sonido.jp」の部分を「ドメイン」と言います。ドメインはインターネットの中で、あなたのホームページを示す「住所」のようなものと考えてください。
現実の世界も同じですが、住所が明確でないと誰からもハガキや手紙や通販で購入したモノが届きません。これと同じ仕組みです。
ドメイン取得は、ネットで「ドメイン取得」で検索すると取得をサービスとしている会社が出てきます。そこから選んで頂いてもOKですし、ホームページ制作を依頼される会社へ代行してもらってもOKです。
(2)サーバーを借りておこう
ホームページを置いておく「サーバー」を借りないといけません。自社にサーバーが存在し、管理するIT部門の方がいらっしゃる場合は、そちらに相談してもOKです。
サーバーをレンタルする場合もドメイン取得と同じで、出来ればご自身で契約されるのがおすすめです。こちらも悪質な制作会社が代行すると、あなたのホームページが置かれているサーバーを、あなたへ渡してくれないこともあります。
もし、ドメインもサーバーも制作会社に握れられていたら、月額固定費が高くなっていっても払い続けないといけません。なぜなら、払わなくなるとドメインもサーバーも制作会社のものなので、制作会社があなたのホームページを停止するかもしれないからです。
これは、あなたが費用を払って作ったホームページが使えなくなることを意味しています。
(3)CMSを導入しよう
CMSという仕組みを持っているホームページの骨格を使うことがおすすめです。
現在、CMSの代表は「ワードプレス」というツールです。ワードプレスなら、使い方の情報もインターネットにありますし、書店で専門書を購入するのも簡単です。
特殊なCMSを選ぶよりも、多く使われているCMSを選びましょう。トラブルがあったとき。やりたいことができないとき。多く使われているツールの方が、インターネットで簡単に原因や解決方法を見つけることができます。
2: 企業ホームページに必要な情報
企業ホームページは、ブロガーやアフィリエイターとは違い、信頼性を伝える情報が必要になります。
(1)会社概要
まずは、会社の内容を示したページを作りましょう。
会社パンフレットをお持ちなら、そこに載っている情報を掲載しましょう。
注意点としては、会社名は正式な名称にすることです。また、法人の場合は
- 株式会社
- 有限会社
- 合同会社
などを略さないようにしましょう。(株)(有)(合)などは会社を軽く見られてしまう原因になりますし、あなたの会社への思い入れの薄さを表してしまいます。
(2)事業紹介
どういった事業を行っているのかを示したページを作りましょう。
何屋さんなのかわからない会社のホームページは、怪しさしか感じません。
(3)事例や実績
業種によっては事例や実績を出せないこともあります。もし、事例や実績を掲載できるなら、どんどんと出していきましょう。
特に、建築関係の企業様は事例があるとプラスになります。
(4)お問い合わせフォーム
絶対にほしいページです。
このページを持っていないと、興味を持ってくださった方との連絡手段がありません。
(5)よくある質問
あらかじめ、訪問者が疑問に思うことの回答を用意しておきましょう。ユーザーとの信頼関係を築く一歩になります。
(6)プライバシーポリシー
企業としての意思を明確にする必要があります。直接サービスや商品の販売にはつながらないかもしれませんが、気に訪問者はいます。
3: 他社と差別化するなら欲しい情報
次にお伝えする情報がホームページにあると、他社との差別化がしやすくなります。
(1)企業理念
法人・個人を問わず、何らかの理念や想いがあるはずです。訪問者へわかりやすく伝えましょう。
(2)沿革
歴史の長い企業なら沿革を用意しましょう。
どういう経緯で今に至っているのかがわかると、訪問者も安心できます。
また、採用を行いたい企業様の場合、応募者が検討する材料になります。
個人事業主様の場合は、プロフィールや資格を詳しく書くことで代替えすることができます。
(3)経営者のメッセージ
企業理念に近いかもしれませんが、経営者から訪問者へのメッセージがあると、同じようなサービスを他社が提供していても、訪問者の心へ響くイメージが変わります。
例えば、「石けん」は様々なメーカーから発売されています。日本では牛乳石鹸は有名です。そしてリーズナブルな価格です。
いっぽう「ザ・ボディーソープ」は、比較的高い石鹸を販売しています。牛乳石鹸ほどの知名度は日本ではありません。しかし、売れています。
この違いは、経営者のメッセージによるところが大きいです。経営者がどういう気持ちで販売しているのか。目には見えないけれど、心の中で惹かれるメッセージでファンを獲得しています。
(4)サービス紹介
どのようなサービスを提供しているのかを伝えましょう。
このページでの注意点は、特長やメリットだけではなく「ベネフィット」を伝えることです。
訪問者の悩みや不安を、自社のサービスや商品を利用することで、どのように解決でき、どのような明るい未来が待っているのかを伝えてください。
(5)ビジネスブログ(コンテンツ)
訪問者へ役立つ情報を発信しましょう。
専門家だからこそ伝えられる情報は、それだけで価値があります。そして差別化しやすい部分です。
4: 企業ホームページを作成する方法
企業ホームページを作成する方法は、大きくわけて3つあります。
(1)全部自分で作る
ドメイン取得からサーバーレンタルの手続き。ホームページの制作まで、すべて自分だけで行うこともできます。
この方法のメリットは以下のとおりです。
- 制作費用が掛からない
- 自分の好きなようにできる
- 制作スキルが身につく
- 自分で作ったと自慢できる
- 誰かに作り方を教えられる
デメリットもあります。
- 完成までの時間が必要
- 専門的な技術の習得が必要
- 自分の時間を使わないといけない
お金 > 時間
こういう価値観の方は、自分で作る方法が適しています。
(2)自社でホームページを作る
自分だけで作るのではなく、会社の中でチームを組んで作ることもできます。
この方法のメリットは以下のとおりです。
- 制作費用が掛からない
- 自分達の好きなようにできる
- 制作スキルが身につく
- 自分達で作ったと自慢できる
- 誰かに作り方を教えられる
自分で作ったときと、ほぼ同じです。
デメリットもあります。
- 完成までの時間が必要
- 専門的な技術の習得が必要
- 自分達の時間を使わないといけない
そして、経営者には、こんなデメリットが出てきます。
- 制作に必要だった残業代をスタッフへ払う必要がある
- 制作スキルを持った人材を獲得しないといけないこともある
- 制作スキルを身につけた人材が転職している可能性が出る
一般的な企業様ですと、普段の業務と掛け持ちで制作することになります。そのためスタッフの中には「やりたくない」という雰囲気が強くなることあります。
(3)外部の制作会社へ依頼する
SONIDOのようなホームページ制作会社へ依頼する方法があります。
この方法のメリットは、
- 完成までのスケジュールが明確
- プロが持っている経験やスキルが使える
- 自分たちの貴重な時間を浪費することがない
- 専門的な技術の習得が必要なくなる
デメリットは、
- 制作費用が必要になる
- 自分たちの好きにできない部分がある
- 制作スキルは身につかない
- 制作会社との打ち合わせが面倒な人もいる
どの方法を選ぶのか。それはあなた価値観や優先順位によって決まります。
もっとも意識するポイントは「お金と時間」の2つです。
お金に強いこだわりや価値観をお持ちなら、自分で作るのが正解。
自分たちの好きに作りたいのなら、自社で制作するのが正解。
プロの技術や経験が使われたものを短期間で得たいのなら、制作会社へ依頼するのが正解。
選ぶのはあなたです。
5: 企業ホームページで失敗しないためのポイント
企業ホームページを作っても失敗するところがあります。大変残念ですが、多くの場合は制作スタート時点に原因があります。
そこで失敗しないポイントをお話します。
(1)スマホ対応
今から作るならスマホ対応しておきましょう。必須だと認識いただいても問題ありません。
今さらスマホ対応していないホームページを持っていても意味がありません。というのも、インターネットの世界で大きな影響力を持っているGoogleは、今後スマートフォン対応していないホームページの評価を下げてくる可能性が高いからです。
Googleの評価が下がる、または評価されないと、検索されたときにせっかく作ったホームページが出てきません。ということは、誰にも見られないということになります。
(2)SSL対応
「https」からはじまるホームページにしておく必要があります。これも従来の「http」のままですと、Googleからはじき出される可能性が高くなっています。
(3)情報の鮮度を保つ
ホームページは作ったままでは成長しません。そして、誰からも見られません。
常に情報の鮮度を保つ必要があります。そこで社内では継続して情報発信できる組織体制を構築しておきましょう。
最低でも二週間に1度は、専門的な視点の情報を発信することが必要です。
(4)お問い合わせの対応
せっかくお問い合わせを頂いても、誰も見てなかった。
これ、大変残念です。僕としては残念を通り越して
「あなたの会社ではホームページを辞めた方がいいです!」
と言いたいところです。ホント、問い合わせしてもレスポンスが遅いとか無いというのは、お客様をバカにしている行為です。そんな企業が、いったいどんな良いサービスや商品を提供できるのでしょうか。
「誰かが見ているだろう」ではなく、問い合わせのメールに対応する仕組みを業務の一環として取り入れておきましょう。
(5)SEO対策
ホームページから集客したい。売上を上げたい。
こういう要望をお持ちなら、SEO対策をすることが必要です。
SEO対策に関しての詳しい記事は「SEO対策に強いホームページ制作のポイントを解説」に用意していますので、興味があれば参考にしてください。
6: まとめ
企業ホームページを作る時には3つの方法があります。また、失敗しないポイントもあります。
作る前に、しっかりと検討しておきましょう。自社で出来ること。自社では難しいこと。それぞれを明確にすることで、外部へ依頼するかどうかを判断しやすくなります。
もし、出来ること、難しいことがイマイチわからない場合は、SONIDOまでご相談ください。オンラインツールを使った無料相談を実施しております。
これまでのSONIDOの経験から、まずは御社にホームページが必要なのかどうか。どういう方法で作るのがベストなのかを一緒に考えながらお伝えいたします。