企業ホームページの作成ポイントと注意点
企業ホームページを作成しようと考えておられるのなら、今回お話しする内容を理解した上で、作り始めて頂きたいと思います。
というのも、正しく理解しないまま企業ホームページを作成しても何の成果も生み出さないからです。
いくら経費だからと言っても、ビジネスにプラスの影響が出ないのなら、もったいないですね。
企業ホームページの作成を考えている
- 経営者の方
- ウェブ担当者の方
ぜひ、最後までご覧ください。
1: 企業ホームページの成果に影響するターゲット設定
企業ホームページで成果を出すためには、ターゲット設定が重要です。
(1)ターゲットとは
ターゲットとは、あなたのホームページへ訪問してほしい人の理想像です。
一般的には、次の要素を突き詰めることで、理想的なターゲットを絞り込むことができます。
- 年齢
- 性別
- 収入
- ライフスタイル
- 価値観
- 信じていること/信じていないこと
例えば、住宅リフォーム会社のターゲットなら、次の設定がフィットするかもしれません。
”神奈川県藤沢市に住んでいる40代~50代の会社員男性。家族は妻・8歳と5歳の子供二人。快適な暮らしを妻は望んでいる。自分自身は高級志向。高いものには相応の理由があると思っている。”
このように、あなたのホームページへ呼び込みたい人を「ターゲット」と言います。
(2)ターゲット設定する理由
ターゲットを設定するのは面倒です。というよりも、「こんなこと考えたことがない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
これまでなら、そういう考えでも問題なかったでしょう。しかしホームページを作るなら「見てもらう」ことが大事です。
人は「自分の興味」にしか反応しません。ホームページも同じです。自分が興味を持つ内容でないと見てくれません。
もしターゲット設定をせずにホームページを作ったとすると、「あっ、これは自分のためのものだ」という感覚が芽生えないので、他のところを見に行ってしまいます。
企業ホームページを作るということは、見てもらわなくてはいけません。そのためには、興味を引くための第一歩として「ターゲット設定」が必要なのです。
(3)ターゲット設定はコンテンツ作りに役立つ
ターゲット設定ができると、ホームページから発信する情報(これを「コンテンツ」と言います)が作りやすくなります。
「○○な人」「○○さん」というように、情報を伝える目標が明確になるので、発信する内容にブレが起こりにくくなります。
ターゲット設定が明確でないと、「みなさん」に伝えることになります。そうすると選挙運動中の立候補者のように、「お願いします!」「あなたのためにがんばります!」しか言えません。
だって、伝える目標が決まっていないのですから、明確なことが言えないのです。
(4)ターゲットがわかるとSEO対策がわかる
ターゲットがわかると、ホームページで目にしてもらう機会を増やす「SEO対策」をやりやすくなります。
検索するとき、キーワードを入力している人は何を知りたいのか。
ターゲットが明確だと、悩みも明確になります。すると、私たちも答えやすくなります。
例えば、「ダイエット 方法」で検索する40代女性の人がいたとします。
ターゲットが明確でないと
「ダイエットで成功する方法」
こんな風になります。でも、ターゲットが40代に絞られていれば
「40代女性が若見えする!ダイエット方法を紹介」
こんな風に伝えることができます。どちらが40代女性の心に響くでしょうか?
(5)ターゲットが決まるとデザインも決まる
ホームページを作るとき、気になるのがデザイン。
かっこいいのにするか、かわいいのにするか。信頼感の強いのにするか。フレンドリーなものにするか。
迷う人がいます。でも、ターゲットが決まっているならデザインで迷うことはありません。理由は簡単。ターゲットが好むデザインにすれば良いだけです。
「デザイン、どうしよう」「どんなのがいいかな」という話しが出てくるということは、ターゲットが決まっていないということです。
2: ホームページに必要な機能はこの2つ
企業がホームページを作る時、必要な機能はたった2つです。
(1)売上アップ機能
ビジネスに結びつかないと意味がありません。ホームページから直接販売しない(できない)業種であっても、売上アップに結びつく機能は不可欠です。
例えば、直接販売しない/できない場合でも
- 問い合わせ
- 相談
- サンプル提供
- オンラインセミナー
こういった方法で売上アップに結びつけられます。必ず「何らかの機能」を付けましょう。
(2)集客機能
売上アップ機能と同時に欲しいのが「集客機能」です。
- SEO対策
- 簡単に自分たちで更新できる
- ホームページの中で回遊してもらえる仕組み
こういった施策を導入することで、集客機能を高めることができます。
まだまだホームページ制作会社に依頼しても、売上アップ機能や集客機能が上手に付加されていないところもあります。
ホームページ制作会社へ依頼する場合は、その会社がホームページから集客し売上を上げているのかどうかチェックしましょう。
自分たちのサイトで出来ていないことが、あなたの企業ホームページで出来るとは思えません。
3: 失敗する企業に多い「悪習慣」とは
企業ホームページを作って失敗する。これには理由があります。
(1)継続できない運営体制
ホームページは作ってからがスタート。でも、作ったら満足してしまう。そんな企業もあります。
また、継続して情報発信しないと、ホームページの鮮度を維持できませんのでSEO対策上もよろしくないのですが、「誰かがやるだろう」という希望的観測だけで終わってしまい、実際には誰も継続して更新していなかった。
こういう事例、よくある話しです。
失敗しないためには、社内で継続運営できる体制を作っておきましょう。仮に自社では難しい場合、ホームページ制作会社やコンテンツマーケティングを行っているところへ相談してください。
例えば、SONIDOの場合ですと、継続運営代行サービスをご用意しています。
(2)ビジネスブログの更新頓挫
ブログの更新が頓挫して終了。よくある失敗談です。
少なくても2週間に一度は更新しましょう。何か発信できるネタがあるはずです。
こちらも更新が頓挫しそうなら、外部へ代行をお願いすることができます。SONIDOでもコンテンツ制作から更新代行までご提供していますので、興味がありましたらご相談ください。
(3)アクセス解析の放棄
ホームページにどれくらいの訪問があるのか。
どんなページを見ているのか。
増えているのか減っているのか。
最低でもこれくらいは解析しておきましょう。解析なくして改善はありません。改善なくしては成功することはありません。
4: 確かな企業ホームページ作成のポイントと注意点
企業ホームページを作成するとき、次のようなポイントと注意点を知っておきましょう。
(1)テンプレに原稿と写真を流し込むだけのホームページ
ホームページ制作会社によっては、テンプレートデザインの中に
- あなたが作成した原稿
- あなたが用意した写真
これらをメールで受け取り、テンプレートで決まっている部分へ流し込んでおわり。
これで制作完了としているところがあります。
偶然にも、あなたのターゲットと一致すれば良いですが、残念ながら、かなりの偶然が起こらないと一致することはありません。
(2)ターゲットに合った原稿やデザイン、キャッチコピーを作るホームページ
SONIDOは、このタイプの制作会社になります。
ターゲットに合わせた原稿を専門のライターが執筆。デザインは専門のデザイナーが制作。反応が出やすいキャッチコピーを考えて作成します。
それなりに費用もかかりますが、成果が出やすい作りなので検討してみてください。
(3)とにかく安いだけのホームページ
3万円、5万円でホームページを作ることができます。
自分で作るなら無料で作れる方法もあります。
安い=良くない
というつもりはありません。しかし、値段相応の作りや対応だということは理解しておきましょう。
自分で作る場合「制作費」は無料ですが、作る手間と時間を消費します。
お金 と 時間
どちらを貴重に感じるかで決めてください。「時間よりもお金が貴重」という方は、自分で作ってみるのがおすすめです。
5: まとめ
企業ホームページを作成するとき、今回お話しましたポイントと注意点を参考に進めてください。
何も知らないまま進めるよりも、成果が出やすくなるはずです。
特に
- ターゲット設定
- 継続運営体制
この2つは、絶対にハズしてはいけないポイントと注意点です。ここで失敗すると、いくら高価なホームページを作っても成果が生まれません。
もし、自社に合った作り方や、どのように進めれば良いのか悩ましいことがありましたら、SONIDOまでご相談ください。
オンライン相談も可能ですので、地域に関係なくご相談いただくことが可能です。