ホームページ制作はWebマーケティングを導入しないと失敗します!
ホームページを作って売上を増加させたい。集客を増やしたい。問い合わせも増えるとうれしい。
こういう計画を実現するためには、ただホームページを作るだけでは効果を感じることはできません。
時代の流れに沿った「Webマーケティング」の導入が不可欠です。
そこで今回は、自社でホームページを立ち上げる際に成果を期待するなら知っておいてほしい、Webマーケティングの導入に関することをお伝えしていきます。
目次
1: ホームページ制作だけで上手くいく時代は終わっています
ホームページ制作だけで上手くいく。こうなれば無条件にうれしいものです。しかし、残念ながら、かなりの偶然が重ならないと上手くいきません。これが現実です。
(1)作れば売れる時代は終わっています
ホームページを作って公開すれば売れる。2000年くらいまでは正しい考え方でした。実際に売れていましたから。
どんなホームページでも「そこにあるだけ」で、珍しいので売れていました。問い合わせもありました。
でも、そんな時代は10年以上前に終わっています。モノと情報が溢れている時代です。ちょっと珍しいから。ホームページがあるから。そんな理由では誰も興味を持たなくなりました。
このような事実があることを、まずはきちんと理解しておいてください。いくら口の上手い営業担当者が「ホームページがあれば売上が簡単に倍増しますよ!」と言われても、「まぁ。そんな話しもあるかもしれないですね」くらいに聞いておきましょう。
(2)インターネットが消費者の選択基準に
2000年にインターネットが消費者の元で広がり、ホームページが乱立するようになりました。
このような変化によって、消費者は自分の欲しいモノやサービスを選択するとき、基準となる情報をホームページに求めています。
- ちょっと知りたいこと
- かなり知りたいこと
- あと一押し知りたいこと
どのような購買心理の人も、一様にインターネットへ接続し、意識することなく生活の一部としてホームページを見るようになりました。
これは、インターネットが普及する前に比べると、大きな変化です。インターネットが普及する前、消費者は知りたい情報があっても手軽に知ることができませんでした。しかし、今ではホームページへアクセスするだけで簡単に手に入ります。
それも、星の数ほどある情報の中から、消費者自身が選べるのです。企業が「これを見てください」というのは難しいのです。
このような時代へ変化したことで、Webの世界にも消費者に
- 興味を持ってもらい
- 選んでもらい
- 購買してもらう
こういう流れや仕組みを作り出す「Webマーケティング」が無くてはならない存在へと成長してきています。
(3)情報は消費者が探す時代へ
インターネットの次に消費者の行動を大きく変化させたので「スマートフォン」の登場。
今ではスマートフォンを持っていれば、いつでもどこからでもインターネットへアクセスし、自分が知りたい情報を主体的に探せるようになりました。
従来の消費者行動では
- 興味を持つ
- 関心を持つ
- 欲求を刺激される
- 記憶に残る
- 購買する
という流れでしたが、スマートフォンが登場してからは、次のように変化しました。
- 検索する
- 興味を持つ
- 共感する
- 購買する
大きく変化した部分は、検索から始まるようになったことでしょう。
このように消費者は検索することが日常の一部になったことで、インターネット上に知りたい情報がないと、「それは存在していない」という認識になり、次のステップへ進んでもらうきっかけすら得られないことになるのです。
(4)マーケティングは情報発信することから
ここまでご覧頂くとわかりますが、ホームページを作って置いておいても、
- 検索されて見つけてもらえる
- 選んだ後に興味を持ってもらえる
- 共感してもらえる
このような結果が得られる情報を企業が主体的に発信できないと、購買へつながりにくい状況へと進んでいます。
そのため、ホームページを作ってから成果を出すためには、Webマーケティングを導入し、消費者に行動を起こしてもらえるような情報発信をすることが大切なのです。
2: ホームページにはWebマーケティング導入が欠かせない
ホームページは作れば成功する。そんなことはありません。Webマーケティングが導入されていないと、成果を期待することができません。
では、どのような点に注意してホームページを作るのが理想的なのかをお話していきます。
(1)よくあるホームページ制作会社
よくある「ホームページ制作会社」。一般的に、このタイプの制作会社はホームページを作ることが専門です。
美しくかっこいいデザイン。訪問すると動き出す動画。クリエイティブなセンスと最新の技術が詰まった、誰が見ても「きれいですね」というホームページを作ることが得意です。
ここで問題になるのが、Webマーケティングについて。残念ながら、ホームページ制作だけを専門にしている会社では、Webマーケティングについて苦手というところが多いものです。
サービス内容には「Webマーケティング」と書いてあっても、実績が少ないこともありますし、結局はデザインで何とかしようとする傾向もあります。
うまく企業のブランドとマッチすれば、プラスに働きますから「絶対にダメ」とは言えませんが、Webマーケティングに関する部分は多くを期待しない方が無難です。
(2)よくあるWebマーケティング会社
ホームページは作らないけれど、Webマーケティングだけを専門にしている会社もあります。
こちらのケースで導入を考える場合は、ホームページについての知識やスキルがどれくらいあるのかが大切なポイントになります。
単に口だけのマーケティング施策を言われても、ホームページで実現できない内容だと、全く意味がありません。
お持ちのホームページで出来ること。制作会社と調整できるスキル。Webマーケティングの専門会社であると同時に、技術的なことを理解していないと成果に近づく改善を行えません。
(3)これからはホームページ制作+Webマーケティングの時代
理想的なのは、ホームページ制作とWebマーケティングを同時にやっているところです。
こういうところへホームページ制作を依頼すると、価格は高くなるかもしれませんが、Webマーケティングの仕組みを取り入れたサイトを作ってもらえます。
あなたのビジネスに合った原稿や写真、デザインをゼロから作ってくれるところが多いので、他社とは違うオリジナリティを打ち出すこともできるでしょう。
3: ホームページと相性の良いWebマーケティング施策とは
ホームページと相性の良いWebマーケティングがあります。それぞれに得意なことがありますので、あなたがもっとも重要視している部分に合った方法を選ぶのが正解です。
(1)検索エンジンと仲良くなろう
まず、ホームページとの相性が最も良く、どこのホームページでもやっておいて損はないのが「検索エンジン」と仲良くなる「SEO対策」です。
SEO対策とは、GoogleやYahoo!の検索窓からキーワードを入力して検索したとき、自社のホームページの情報を検索結果の出来るだけ上位へ表示するために最適化する方法です。
SEO対策には、
- 検索されるキーワード
- キーワードを入力した人の意図
- 役立つ情報
こういう情報をギュッと読みやすく詰め込んだ「コンテンツ」というものを作成します。
コンテンツが増え、その分野の専門家としてGoogleが認めてくれると、より検索結果の上位に表示されるようになり、ホームページへの訪問者も増えていくことになります。
SEO対策は、無料でできる集客方法の一つです。そして、よりよいコンテンツを作ることで、長く安定した集客効果が期待できます。
Webマーケティングを導入するとき、かならず選んでおきたい方法だと言えるでしょう。
(2)ファンを作る
Webマーケティングで「ファン」を獲得したい。コミュニティーを作りたい。こういう企業様の場合は、SNSを使う方法があります。
他にもYouTubeやTikTokなどもあります。
SNSは一瞬の爆発力を持っています。何かの投稿がバズると、急拡大し認知度もアップします。
ただ、SNSを使う場合に注意しておきたいことは
- 自社のブランドイメージにあったSNSを使う
- 炎上する可能性もあるので対策を準備しておく
- 継続的な投稿でないとファンが集まらない
50代以前のターゲットに対する「ファン作り」なら、SNSを使ったWebマーケティングは欠かせません。
(3)短期間で成果を出す
Webマーケティングで短期間に成果を出したい。
ホームページを公開し、同時に売上を上げたいというような場合、インターネット広告の出番になります。
インターネット広告は、Webマーケティング施策のひとつ。効果的に設定し運営すると、公開後すぐに集客できるようになります。
ただし、インターネット広告は「広告」ですから、費用がかかります。
これまでの僕の経験としては、
「広告費用は月10万円以上」
これくらいは準備しておく必要があります。また、広告運用を代行してもらうなら
「運営代行費として月10万円」
これ、必要になります。
誰も無料で広告運用をしてくれません。広告費+運営代行費を予算として計上し、ビジネス活動として理解してもらえるなら外部の広告運営会社へ依頼しましょう。
4: ホームページ制作依頼でWebマーケティングを導入する方法
もし、これからホームページを作ろうと考えているのなら、次の4つの方法を理解し、ご自身の価値観に合う方法を選びましょう。
(1)Webマーケティングを理解している制作会社を選ぶ
これが理想的です。先ほどもふれましたが、両方を同時にやってくれるところが安心です。
(2)Webマーケティングだけの会社を選ぶ
ホームページについての技術的な知識を持っているWebマーケティング会社ならおすすめです。
単に口だけの「Webマーケティング」会社では、ホームページの専門的なこと(例えば、HTMLやGoogleの規約など)を正しく理解していないこともあります。
(3)自分でWebマーケティングを行う
Webマーケティングを依頼する費用がない。もしくは、自分でやってみたい。
そういう方は、自分でWebマーケティングを学んでみても良いですね。
この方法、費用はかかりませんが時間が必要になります。
学習の時間+何度も試行錯誤を繰り返す時間
費用と時間、どちらに価値を置くかで考えてみてください。
(4)ホームページ制作もWebマーケティングも自分で行う
時間がたっぷりある方は、この方法も良いですね。自分自身にスキルがつきますので、別のビジネスを展開できるかもしれません。
ただ、先ほども申し上げましたが「時間」が必要になります。3ヶ月では動き出せないかもしれません。1年後でもいい。そういう方は問題ありません。地道な学習と努力で進めてください。
5: SONIDOがおすすめする息の長いWebマーケティングの取り組み
これまでSONIDOもホームページを使ってWebマーケティングを実践してきました。その中で、自信を持っておすすめできるのが、長く安定して成果を生み出せる「コンテンツマーケティング」と呼ばれるWebマーケティングの手法です。
(1)ホームページをメディア化する
コンテンツマーケティングとは、「コンテンツ=役立つ情報」をホームページへ掲載し、訪問者との間に信頼関係を築いた上で購買へ進んでもらう。こういう方法です。
コンテンツマーケティングを行うと、ホームページは情報発信拠点となりますので、単に企業情報が掲載されている存在から「メディア」へと変化します。
メディアは、一日にして完成しません。コツコツと積み上げた情報によって、信頼度や顧客満足度が高まっていきます。そのため、メディア化したホームページを持っていると、競合他社は簡単にマネできないですし、追い越すことも難しくなります。
(2)確度の高いリード獲得を実現
コンテンツマーケティングのメリットとして言えるのが、確度の高いリード獲得が実現できることでしょう。
「どっちでもいい」という人よりも「○○だからほしい」。こういう人を呼び集めることができます。
自分でビジネスをしているとわかりますが、「どっちでもいい人」を100人集めるよりも、「○○だからほしい」という人を10人集める方が成果も出しやすくなります。
そして、仕事をしていても楽しい。だって、価値観の合う人がお客様になるのですから、話しは早いし、おかしなクレームが発生することもありません。
DMやFAXを打って「どっちでもいい人」を集める方法よりも、ビジネスとして考えると大変効率の良い方法だと思います。
(3)広告費用が次第に減少
ホームページへ集客するのに、広告を使うと費用が必要です。でも、コンテンツマーケティングを実践すると広告費用を大幅に減少させることができます。
ちなみにSONIDOの場合、広告費用はテストするときだけ必要なので、普段はほとんど掛かっていません。集客の90%以上が「コンテンツ」から生み出されています。
(4)長期安定型こそWebマーケティングのメリット
コンテンツを使ったマーケティングは、長期安定型の集客装置になってくれます。SONIDOも、このおかげで毎週お問い合わせをいただけるようになりました。
(5)長期と短期の施策を組み合わせよう
コンテンツマーケティングにもデメリットがあります。これは実践して分かっています。
どんなデメリットがあるのかというと、短期的な集客が難しいことです。
知名度が高い。めちゃくちゃニッチ。権威性が高い。
こういう企業様の場合は、半年くらいで集客できることもありますが、それ以外の企業様ですと、最短で半年、一般的には1年くらいかけてコンテンツを充実させる必要が出てきます。
そのため、コンテンツマーケティングを実践するときには、
- 短期的な集客→広告を利用
- 長期的な集客→コンテンツを充実させる
2段階で考えた上で進めるように計画しなければいけません。見落としがちなことなので、ぜひ理解しておいてください。
6: まとめ
ホームページ制作はWebマーケティングを導入しないと失敗します。
これが現在の状況です。ホームページを作って置いておいても、残念ながら期待したことは起こりません。
多くのホームページ制作会社は「作れば売れる」と言いますが、実践してきた経験から申し上げるなら「作って仕組みを導入してこそ売れる」というのが正解です。
すでにホームページを制作してしまった方は、マーケティング施策が組み込まれているのかチェックしておきましょう。
これからホームページ制作を進めようとされている方は、今回お話しましたように依頼先の制作会社が「Webマーケティング」を理解しているのかどうか再確認しておくと良いですね。
もし、身近にチェックできる人がいらっしゃらない場合。もっと詳しく制作する上でのポイントを知りたい方。ウェブを使った集客に不安をお持ちの方は、SONIDOまでご相談ください。
経験と実績から、あなたのご相談にお答えできると考えています。