HPの閲覧数を増やす方法~集まる条件と具体的施策
HPをスタートすると、気になるのが閲覧数。月間2000PVのところもあれば、月間1万PVを超えるところもあります。
できれば、自分のホームページは月間1万PV閲覧してほしいと思っているのが多数の考えでしょう。
しかし、実際に運営するとわかりますが、なかなか月間1万PVへ到達するのは簡単ではありません。良くて月間3000PV。そうでないと月間500~1000PVくらいで止まっている。そんなところもあると思います。
今回は、ホームページ集客で外せない「HPからの閲覧数を増やす方法」について、SONIDOの経験からお話していきたいと思います。
1: 閲覧数が増えるHPの特長と条件
ホームページの閲覧数が増えるところには特長と条件があるということです。
他者のホームページと似たような内容では、いくらがんばっても閲覧数は増えません。他者と似たようなものを、わざわざ時間を使って消費者が見に来る理由はないからです。
では、閲覧数が増えるホームページの特長や条件は、増えないところと何が違うのか。一つずつ見ていきましょう。
(1)コンテンツの質
圧倒的に違うのが、ホームページで公開している情報の内容です。
これを「コンテンツ」と呼びます。
別の言い方をすると「コンテンツ=訪問者へ役立つ情報」です。
あなたのホームページがいつまで経っても閲覧数が増えないのなら、コンテンツの質を疑ってみましょう。他者と比較した時「同じような内容」になっていないでしょうか?
御社独自の情報や見解があるでしょうか?
(2)コンテンツの数
質の次に大切なのが「数」です。
ホームページを公開してから、訪問者へ向けて公開した情報はいくつありますか?まさか、
- ホームページを公開しました
- 夏期休暇のお知らせ
- 年末年始のお知らせ
- コロナ対策について
これだけで終わっていないですよね?
上の情報は、訪問者へ役立つ情報ではありません、あなたが伝えたい情報です。こういうコンテンツが20、30存在しても閲覧数は増えません。
必要なのは、訪問者に役立つ情報。数は最低50コンテンツの公開は必要だと思ってください。
(3)コンテンツの更新頻度
コンテンツを制作し公開するとき、どれくらいの頻度で公開や更新をしているでしょうか?
前回公開や更新したのが1ヶ月以上前なら、閲覧数が延びるはずはありません。閲覧数を伸ばしているところは、最長でも2週間に1コンテンツは公開や更新をしています。
継続して公開や更新をしないと、情報の鮮度が保てませんので閲覧数も増えません。人は「新しいもの」を好みます。
(4)SEO対策の実施
閲覧数が増えるHPは、間違いなく「SEO対策」を実施しています。
GoogleやYahoo!から検索されたとき、自社のホームページで公開しているコンテンツが、検索結果の上位へ表示されるように最適化する必要性を知っています。
もし、ホームページを作ったままで放置しているのなら、SEO対策は行われていないことになりますので、閲覧数が増えることはありません。
(5)迷わず閲覧できる配慮
HPへ訪問した人が、迷わず閲覧できるデザインや仕組みを導入しているところは、閲覧数が増えていきます。
訪問者も見ていて快適なので、次々とコンテンツを見て回りますので、閲覧数がどんどんと増えていきます。
一人の訪問者が一回の訪問で5ページずつ見てくれると、簡単に閲覧数が2倍~3倍に増えていきます。
高い閲覧数を常にキープしているところは、こういた配慮を惜しみません。
(6)スマートフォンでも閲覧できる
今やホームページを閲覧する道具は、パソコンからスマートフォンへ移行しています。
ということは、あなたのホームページもスマートフォンで閲覧しやすいようになっていないといけません。
閲覧数を増やしているところは、間違いなくスマートフォンでも閲覧しやすいレイアウトを意識しています。
間違ってもパソコンで表示したレイアウトやデザインを「縮小しただけ」ということはありません。
(7)わかりやすい内容
コンテンツの内容。ボタンの意味。メニューの構成。
閲覧数が伸びるところは、すべてにおいて「わかりやすい」内容を意識しています。
少しでも、
- 迷う
- 不安
- 意味がわからない
ということを訪問者が感じると、すぐに離脱してしまい戻ってくることはありません。
すなわち、閲覧数が伸びないということです。
自分目線の表現ではなく、訪問者目線での表現を心掛け、わかりやすさを追求しましょう。
(8)流入施策が行われている
ホームページを作って公開しても、誰も見つけてくれません。人をホームページへ集めるために施策が必要です。
閲覧数が増えているホームページでは、
- SEO対策
- SNSの活用
- インターネット広告
こうした方法でアピールすることを忘れていません。
2: HPの閲覧数を増やす具体的方法
ホームページの閲覧数を増やす具体的な方法があります。どれも難しいことではありません。
簡単か難しいかというよりも、地道に継続して実践できるかどうかによって結果が決まります。
(1)とにかくお客様目線
ホームページの隅々まで、お客様目線で作るようにしましょう。
- デザイン
- レイアウト
- 文章
- 画像
- メニュー構成
あなたが伝えたいことを伝えるのではなく、訪問者が知りたいことを伝えるようにしなくてはいけません。
(2)良質なコンテンツ制作
良質なコンテンツを制作すると、検索結果の上位に表示され閲覧数も増えていきます。
では、良質なコンテンツを作る時、どういったポイントに気をつければいいのかというと、以下の3つのポイントをまずは意識してください。
[1]ターゲット設定
誰にコンテンツを届けたいのかを明確にしましょう。ターゲットが明確で無いと、心に響く情報を見つけ伝えることができません。
[2]キーワード
ターゲットが決まると、どういったキーワードで検索しているのかを知ることができます。
キーワード選定は良質なコンテンツ制作に不可欠です。
[3]検索意図
キーワードを使って検索するということは、何らかの悩みや不安を解決したいと考えています。
そこで、どういった意図で検索しているのかを、ターゲットとキーワードからじっくりと考えましょう。例えば、「ホームページ集客」を検索する人がいたとします。
経営者なら、自分のビジネスに生かしたいという意図があるでしょう。
会社員なら、上司に言われて探しているだけかもしれません。
個人で副業をしている人なら、アフィリエイトで成功する方法を探している可能性もあります。
このように、同じキーワードでも検索者(ターゲット)によって解決したい意図が変わります。ここが理解できると、閲覧数も伸びていきます。
(3)外部対策
具体的な外部対策とは、他者のホームページからリンクしてもらうことです。
これ、簡単そうで難しいです。大手企業なら、中小企業が製品情報ページへリンクしてくれることもありますが、中小企業ではリンクしてもらえることは「ほぼゼロ」です。
気長に良質なコンテンツを公開し、認められることを待ちましょう。慌てて良くわからないホームページに頼んでリンクされると、評価を落としてしまう可能性もあります。
(4)内部対策
外部対策は難しいですが、内部対策は簡単です。
できるだけ多くのページを回遊してもらえるように、コンテンツからコンテンツへリンクを張って誘導します。
内部対策で大切なのは、無闇にリンクを張らないこと。リンクを張るということは、コンテンツの間に関連性があることを示していることになります。
何でもかんでも内部のリンクを張ってしまう人もいますが、これは逆効果を生み出します。
3: 目標にしたいアクセス数
理想的なアクセス数は、ビジネスのジャンルや市場の大きさによって変化します。
ただ、一般的にホームページで何らかの成果を出すために必要だと言われているアクセス数もあります。
必要なアクセス数:月間1万PV
例えば「問い合わせ」まで進んでくれる人の率(コンバージョン率)が1%だとすると、月に10件の問い合わせを生み出すためには、月間1万PV必要ということになります。
ホームページを公開したところでは、コンテンツもありませんので、1日の閲覧数は10PVくらいで推移します。多くても1日の閲覧数が50PVくらい。
ここからコツコツと施策を行い、閲覧数を増やしていく必要があります。
最初から「ドッカーン」と増えることはありません。半年、一年続けて始めて月間1万PVへ到達すると考えておきましょう。
4: まとめ
HPの閲覧数を増やすためには、お客様目線と地道な継続が重要になります。「すぐに検索上位になる技」はありません。急に月間1万PVにする方法もありません。
仮に、こうした技や方法が「ある」とすれば、それは「ブラックな方法」である可能性が高いです。ブラックな方法は、一時的に検索上位になるかもしれませんが、Googleが検索エンジンの機能改善をすると急落する可能性が非常に高くなります。
不都合な新真実ではありますが、いつまでも安定して閲覧数を増やすための近道はありません。SONIDOは過去にホームページを一度潰し、ゼロから今のホームページを構築した経験から知っています。