売上を上げるならホームページは必須!必要な理由と方法を解説
売上を上げるならホームページは欠かすことができません。なぜなら、デジタル化が進み、ネットを使う人がこれまで以上に増加しているからです。
確かに、世の中にはホームページが全く必要の無い業種や会社もあります。特に100年以上続いているような、京都に多い老舗ならホームページは必要ないことも多々あります。
しかし、こういった会社やお店は多くありません。というか、ほとんど無いと言っても良いでしょう。そのため、多くの会社やお店は自分たちでアピールし、知ってもらい、信用してもらう必要が出てきます。
そのためには、これからの生活環境にも密接に関わっているデジタル分野の技術のひとつである「ホームページ」は、売上アップに欠かせないのです。
今回は、どうしてホームページが売上アップに欠かせないのか。その理由と方法について解説していきます。
1: デジタル時代の売上アップにはホームページが必須
デジタル化が進む現在、会社やお店の売上アップにはホームページが必須だと言えます。
次から、その理由をお話してきます。
(1)持続的広告媒体の代わりになる
新聞折り込みやポスティング、フリーペーパーへの掲載は一時的な広告です。一度広告を出稿しても、翌日、翌週、翌月には終わっています。継続的に広告費を出せば話は別ですが、そうでないなら一般的には一度だけ。
しかし、ホームページなら一度制作して公開すると、持続的な広告媒体になってくれます。
(2)集客コストが常に一定
ホームページを運営するためには固定費用が必要になります。しかし、一般的な広告とは違い
- 何回クリックされても
- 何ページ見られても
- 何人訪問されても
コストが増加していくことはありません。固定費用だけでOKです。
(3)対象エリアが広がる
ホームページを公開すると、見てもらえる人が広がります。
例えば、SONIDOの場合ですと起業当初は神奈川県や千葉県、東京都が対象エリアでした。しかし、ホームページを育てていくことで今では
- 関西
- 北海道
- 九州
- 沖縄
- 東北
などからもご相談いただけるようになっています。
仕事の依頼先が地域を跨ぐことも可能になるのがホームページの強みでもあります。
(4)発信できる情報量が多い
ホームページから発信できる情報量に制限はほとんどありません。
そのため、あなたがお客様へ伝えたいことを、省くことなく好きなだけ発信することができます。
(5)24時間365日知ってもらえる
ホームページを公開すると、24時間365日休むことなく動いてくれます。
集客装置として成長したホームページが休むことなく働いてくれたなら、どれくらいビジネスが楽になると思いますか?
SONIDOの場合を例にしますと、家族と休暇を楽しんでいるときでもホームページが集客活動をしてくれますので、休暇中でも問い合わせや相談を受け取ってくれています。
携帯電話の着信を気にして休暇が台無し。そんなこともなくなります。
(6)ターゲットへピンポイントに訴求できる
ホームページから発信する情報をコントロールすることで、呼び込みたいターゲットを絞り込むことができます。
これもSONIDOを例にお話しますと、
- ホームページ集客で悩んでいる人
- 一発逆転のギャンブル的な方法を選ばない人
- 本気でビジネスを考えている人
こういった人だけが、お問い合わせや相談をしてきてくれます。
価値観の近い人が集まってきてくれると、ビジネスはストレスも少なくスムーズに進みます。反対に、価値観の異なる人が集まってくると、クレームが増えたり話だけで結果が出なかったりします。
ホームページは前者のような人を集めやすくなるツールです。
(7)販促ツールとしても活用できる
ホームページで発信している情報は、そのまま販促ツールとしても活用できます。
営業担当者がお客様のところへ訪問するとき。オンラインミーティングをするときの資料として活用することも可能です。
実際に、ホームページで公開している役立つ情報(コンテンツ)を、販促ツールや社員教育ツールとして積極的に活用し成果を出されている企業様もいらっしゃいます。
(8)反応が数字でわかる
ホームページはデジタル環境のものなので、結果を数字で見ることができます。
- 訪問者数
- クリック数
- 目的達成数
また、どのページが長くじっくりと読まれているのか。どのようなキーワードで検索してきているのかもわかります。
数字やデータでわかるため、個人の感覚や予想ではなく客観的な視点で判断できるのも良いところです。
(9)修正や改善が簡単
印刷されたチラシやDMを修正する。または改善するというのは難しいものです。
版下から変更しないといけないかもしれませんし、印刷したものが残っていても、追加で印刷し直す必要が出てきます。
しかしホームページなら、自分で簡単に修正や改善を進めることができます。スピード感が必要なデジタル環境ならではの特徴だと言えます。
(10)他の集客媒体と組み合わせやすい
ホームページがあると、他の媒体と組み合わせて集客に活用することもできます。
例えば
- チラシ
- DM
- メール
こういった媒体で発信する情報に、ホームページのアドレスをQRコードで掲載しておくだけで、ホームページへ誘導することも可能です。
また、少し高額な商品を扱っておられるのなら、同梱物や商品タグへホームページへの誘導ポイントを作ることで、新しい集客口を作ることもできます。
2: ホームページで売上アップする方法
ホームページで売上アップする方法の基本的な7つのことをお話します。
様々な情報がインターネットにはありますが、まずはこの7つをおさえてから、他のことを組み合わせてもらいたいと思います。
(1)ターゲット設定
ホームページへ訪問してもらいたいターゲットを設定します。
- 年齢
- 性別
- 収入
- 趣味
- 地域
- 信じていること
こういった情報を洗い出しましょう。過去のお客様の特性から洗い出すのもおすすめです。
(2)カスタマージャーニー
ターゲットが決まると、どういった悩みから行動をスタートし、どういった行動を経てホームページはたどり着くのか。そしてホームページへ訪問してからは、どういった情報に興味を持ち、どんな気分になれば問い合わせや相談へ進むのかを予測します。
あくまで最初は「予測」です。これで決まりではありません。予測を元にホームページを作り、公開してからは数字を見ながら最適な状態へと改善していくことで完成します。
(3)SEO対策
SEO対策の基本を間違えないようにしておきましょう。
とにかくキーワードを沢山入れれば良いという話は今でもありますが、実際には間違った対策方法です。
SEO対策は専門家の知識とスキルがないと難しくなっています。そのためおすすめなのは、SEO対策の専門家へアドバイスをもらうことですが、費用面で難しい場合は基本的な対策方法だけを覚えて実施しておきましょう。
関連記事:『SEO対策に強いホームページ制作のポイントを解説』
インターネットで調べると、いくらでもSEO対策の情報は出てきますが、全てが良い方法とは言えません。ブラックな方法に手を出さず、手間の掛かる方を選びましょう。
(4)コンテンツ制作
ターゲットに役立つ情報(コンテンツ)を制作して発信します。
ここで注意が必要なのは、コンテンツは一度作って終わりではないということです。
継続的な発信と、発信した後のコンテンツの改善を続ける覚悟を持ちましょう。
ここで言う「継続的な発信」とは、少なくても週に2つのコンテンツを制作し、最低でも50、理想は100コンテンツを目指すことです。そして注意したのは「目指す」ことであり、ここがスタートラインだということです。
関連記事:『公開!SEOを強化する文章(記事)の書き方15のポイント』
コンテンツの改善とは、公開したコンテンツの効果を計測し、より良い状態へと内容を修正していく活動です。これも終わりがありません。
(5)セールスページを準備
コンテンツだけではセールスしづらい。そういう場合はセールス専用のページを準備しましょう。
セールス専用ページは「ランディングページ」と呼ばれることもあります。コンテンツを制作するのと同じ原理で作成できますが、難しいのはどのようにセールスするかということです。
そのため業界では「セールスコピーライター」という仕事があるのですが、可能ならプロへ依頼されることをおすすめします。
関連記事:『ランディングページ(LP)とは?売れるLPの基本を紹介』
(6)ゴール設定を忘れないで計測
「ホームページで売上をアップする」というとき、ゴール設定は出来ているでしょうか。
一口に売上をアップすると言っても
- 売上額がアップする
- 利益がアップする
- 注文数がアップする
様々な解釈をすることができます。そのため、解釈がいつでも誰でも一致するように明確に決めた上で計測することが必要です。
3: 売上を上げるホームページ制作会社の選び方
よく聞かれる質問です。次の3つがどうなのかを確認することから始めましょう。
(1)作るだけではなくマーケティングを理解している
一般的なホームページ制作会社は「作ること」が仕事です。集客することや売上を伸ばすために必要な「マーケティング」を理解していないところが多いです。
あなたが売上アップを考えておられるのなら、依頼候補になっている制作会社が作るだけではなくマーケティングまで理解しているかチェックしておきましょう。
(2)デザインだけではなく内容があるものを作れる
デザインだけで勝負している制作会社もあります。これはアーティスト気質な会社なら間違いではありません。
しかし、アーティスト的な仕事ではない業種にはデザインよりも内容が重要なところもあります。
デザインを優先する制作会社なのか、中身を優先する制作会社なのかを見極めましょう。そして、自分の会社に相応しいのはどちらかを判断してください。
(3)目的を正しく理解している
あなたがホームページを作りたい目的を正しく理解しているか慎重に確認しましょう。
制作会社の中には「とにかく作ればOK」と考えているところもゼロではありません。
あなたと同じ目的を共有できていないと、いくら費用をつぎ込んで制作しても思うような結果にはなりづらいものです。
4: まとめ
売上を上げるならホームページは必須ツールです。新型コロナウイルスの発生で、インターネットを使うことに慣れた人が増えたため、今後もこの勢いが激減することは考えにくいです。
市場の行動がインターネットを使う方へ変化したのなら、僕たちも変化しなければいけません。市場のあるところへ知ってもらえる看板を出すのは定石です。
ホームページもこれと同じ考え方です。今後加速すると考えられるデジタル環境下で、売上をこれまで以上にアップさせたいと考えておられるのなら、ホームページを準備しましょう。
今後は一部の老舗以外は、ホームページの存在が信用度を決める一つの要素になると思います。