コンテンツマーケティングで絶対必要な「ペルソナ設定完全ガイド」
コンテンツマーケティングを行う上で、どうやっても逃れられないことがあります。
それは「誰に」コンテンツを届けるのかということ。
「誰に」を細かく設定できれば、ほぼピンポイントで心に響くコンテンツを提供することができるんです。
そこで今回は、大変重要なペルソナ設定についてお話していきます。
目次
1: そもそもペルソナとは何なのか?
「ペルソナ」とは何でしょうか?
一言で表現すると「架空のお客様」です。
これまでの取引から分析した共通項を持つ「理想的な架空のお客様」がペルソナです。
また、あなたがコンテンツマーケティングを継続して進めていく上で、チームメンバーやスタッフと「誰」を明確に共有するための情報として活用できます。
実際、大きなプロジェクトだと、ペルソナの顔写真や名前まで決めていきます。
2: ペルソナが必要だと言われる理由
では、どうしてペルソナが必要だと言われるのでしょうか?
これは、マーケティングが発展してきた結果、よりメッセージを必要な人へ届けるために登場したと言えます。
現在の状況を思い起こしていただくとわかりますが、僕たちには大量の広告やメッセージが届いています。
- テレビ
- ラジオ
- 雑誌
- 新聞
そして、
- ホームページ
- ブログ
- SNS
気が遠くなるほどの広告やメッセージが吐き出され、僕たちの生活に届いています。
そこで考えてみてほしいのですが、あなたはこれらの広告やメッセージに一つひとつ反応するでしょうか?
おそらく反応せずスルーするしていることの方が多いはずです。
だって、一つひとつに反応していたらとしたら、反応するだけで毎日が終わってしまうでしょうし、お金も時間も何もかもが足りなくなります。
そこで、広告やメッセージをより上手に届けるためにはどうすればいいのか。
このようなことを考えたとき、広告やメッセージに興味のある人、必要としている人へ届ける方が反応してもらえる確率がアップするのではないか
こんな風に考え始めたんですね。
そこで、興味のある人や必要としている人を、わかりやすくイメージ化するためにペルソナというものが登場した。
このような背景があります。
3: ペルソナを設定するメリットデメリット
次にペルソナを設定するメリットとデメリットをお知らせしておきます。
■メリット
- 興味をもってくれそうな人を具体化できる
- チームメンバー全員と具体的な「人」として情報を共有できる
- コンテンツマーケティングを進めていく上での目標がはっきりする
- コンテンツに何が必要かわかる
- どのようなタイミングでコンテンツを提供するかがわかる
■デメリット
- 手間がかかる
いかがでしょうか?
ペルソナ設定は、きちんと時間を用意してやればやるだけ、後でやることが簡単になっていきます。
でも、ペルソナを設定するには、いろいろな情報を集めなくてなりません。
例えば、
- 年齢
- 性別
- 住まい
- 趣味
- 年収
- 家族構成
- 信じていること
- 信じていないこと
- 情報収集は何でおこなっているか
などなど、はっきり言って面倒なんです。
だから「ペルソナ設定をやっている」という人でも、じっくり話を聞くと出来ていないことの方が多いです。
面倒だけれど、自分のビジネスの将来を考えて、時間を確保してやってみるか、
それとも、行き当たりばったりで、偶然ヒットすることを願って進んでみるか、
どちらを選ぶかはあなた次第です。
でも、コンテンツマーケティングを継続して行い、長期的に安定した会社を維持するためには、どこかの時点でペルソナを設定しないといけません。
あなたは、いつ「ペルソナ設定」の時間を確保しますか?
今日でしょうか?
それとも、明日?明後日?週末?
SONIDOの経験から言いますと、できるだけ早くホテルなどを予約して、携帯電話やスマホを切って、パソコンも持たずにノートとペンだけを用意して、じっくり向き合ってもらいたいと思います。
4: ペルソナの設定方法
先ほども少し出てきましたが、ペルソナ設定の方法について、詳しくお話していきます。
ペルソナ設定には基本的な項目として、次のようなことがあります。
- 年齢
- 性別
- 住まい
- 趣味
- 年収
- 家族構成
- 信じていること
- 信じていないこと
- 情報収集は何でおこなっているか
そして、より精度の高いペルソナ設定を行うなら、次のような項目も追加していきましょう。
- 検索によく使うキーワード
- SNSでの振る舞い方
- 休日の過ごし方
- 好きな雑誌
- 購入を止めている原因
さらに、もっと踏み込むと、次のようなこともペルソナ設定に使えます。
- 購入までに出会う疑問
- 配偶者への説得方法
人は買い物するとき「感情」で動きます。
しかし、配偶者や友人などに説明する立派な理由も必要なのです。
こういったポイントをおさえることができたなら、いとも簡単に売れていくと思いませんか?
そのためには、上でお話したような項目を設定していくことで、ピンポイントで行動トリガーを引くことができるでしょう。
ぜひ、これらのペルソナ設定の項目を使ってみてください。
5: ペルソナからコンテンツタイトルを捻り出す
ペルソナ設定ができると、コンテンツのタイトルを捻り出すのが簡単になります。
例えば、次のようなペルソナだった場合。
- 年齢34歳
- OL
- 独身
- 体の不調が気になっている
- 仕事が忙しく帰宅が遅いため、朝食抜きが多い
- 夜遅くに食べてしまうので体重や体型を気にしている
このような方だった場合、あなたがプロテインを販売しているなら、次のようなタイトルを捻り出すことができます。
『朝飲むだけ簡単ダイエット!プロテインが効果的な理由3つ』
『忙しいあなたにも効果的な中村アンさんも愛用のプロテイン!』
『運動しなくても大丈夫!?プロテインで引き締まったカラダが作れます!』
このようにタイトルを一度捻り出し、ここから改善を加えていくことで、より反応されるタイトルを作ることができます。
何もない状態から優れたタイトルを作り出すことは大変な難産です。
でも、こうやってペルソナが決まっていると、なんとなくヒットしそうなタイトル候補を考えることはできますよね。
このような方法を使うことで、頭を悩ませ苦しむ時間を少しずつなくしていけます。
6: まとめ
ペルソナ設定が必要だということをお話してきました。
SONIDOの他のコンテンツでも、何度も言っていますが「誰」に向けてコンテンツを届けるのかは非常に重要です。
ここを外すと、どれだけすばらしいコンテンツであっても、誰も反応してくれません。
「良いものを作って出しているのに反応がない。」
このような場合、今回お話しましたペルソナ設定を見直してみると、ずれていることが発見できると思います。
ぜひ今回の内容を参考にして、あなたのビジネスにおける最良のペルソナをしっかり分析し設定してください。