中小企業のホームページで優秀なところの共通ポイントとは?
今では大企業だけではなく中小企業でもホームページは必須の時代。
でも、ホームページを持っているだけで効果を感じられていないとか、持っていないけれどコロナの影響で必要かなと感じているとか、どちらにしてもホームページを使って「何とかしたいな」と考えておられることと思います。
そこで今回は、中小企業の方がホームページを持つときに大切な「優秀なホームページ」に共通するポイントをご紹介していきます。
これからお話しするポイントを間違ったまま、ホームページを持ってしまうと、お金ばかり使って成果を感じることができなくなるかもしれません。
1: 中小企業のホームページが優秀でないと困ること
どうして中小企業のホームページが「優秀」でないと困るのでしょうか。
その理由を見ておきたいと思います。
(1)消費者行動の変化
従来の消費者行動は、新聞や雑誌、広告などから情報を得て、欲しいという気持ちになり購入先を決めていました。
そのため、お金をかけて広告を出し、とにかく目に付くことを優先すれば万事上手く行ったということもあるはずです。
しかし昨今の消費者行動はどうなのかというと、大きく変化した部分があります。
では、どの部分が変化したのかというと、
「インターネットを使って検索する」
この部分が増えているんですね。
あなたも経験があると思いますが、自分が気になる商品やサービスを見つけると、すぐに店頭へ向かったり電話して問い合わせたりせず、スマートフォンを取り出して「検索」すると思います。
そして検索結果をじっくりと見ていき、内容を比較し、口コミ情報もあれば参考にしつつ、これまで以上にじっくりと判断していることでしょう。
このような行動が増えたため、中小企業であってもインターネットで検索されたときに「ここに情報がありますよ!」という環境を持っておくことが重要になっています。
しかし、あなたのホームページが「優秀」でないと、そもそもインターネットで検索されても見つけてもらうことができませんし、見つけてもらっても「じっくりと見てもらう」ことが難しいことも出てきます。
(2)信頼とコミュニケーションの喪失
今やインターネットで検索して、情報が出てこない会社(メーカー)の商品やサービスを信頼する消費者は激減しています。
また、ホームページを通して会社側と消費者が簡単にコミュニケーションできる環境を準備していないところには興味を持ってもらうことが難しくなりつつあります。
ビジネスを行う上で重要な「信頼」「コミュニケーション」を失うことは、同時に以下のようなことにも影響をもたらします。
- 新規顧客の獲得ができない
- よい人材が会社へ入ってこない
- リピーターを育成できない
ホームページが「優秀」でないと、このような致命的なことも起こりえる時代なのです。
2: 中小企業のホームページで優秀なところの共通ポイント
では、中小企業のホームページで優秀なところの共通ポイントを見ていきましょう。
(1)ユーザー目線
優秀なホームページは、常に「ユーザー目線」で情報を発信しています。
自分たちが話したいことを伝えるのではなく、ユーザーが聞きたいこと、ユーザーの為になることを発信しています。
油断すると、中小企業のホームページでは
- 自分の会社はこんなことができます!
- 自分の会社は長い歴史があります!
- 自分の会社は○○商事と取引があります!
こういった自分目線の情報を大量に発信しがちです。確かにこういった情報も「信頼性」という意味では必要なのですが、自分目線の情報が過度に多いと訪問した人は
「そんなの自分には関係ないですから」
という感情を抱いてしまい、何となく居心地が悪くなり、そうそうに離脱していくことにつながります。
(2)わかりやすいデザイン
「複雑なデザイン=かっこいい=ユーザーも楽しい」
こんな考えのホームページもあります。
業種業界によっては正解の場合もありますが、ビジネスによっては
「複雑なデザイン=わかりにくい=もういいや、他を見よう」
になってしまうこともあります。
あなたの業種にマッチした、ユーザーにとって「わかりやすいデザイン」になっていることが大切です。
(3)定期的な更新
中小企業のホームページで優秀なところは、定期的な情報更新を継続しています。
でも、ほとんどの優秀ではないホームページは、最初の2~3ヶ月だけ更新して、後は放ったらかしになっていることがほとんど。
最悪なのは、
- 去年の夏期休暇のお知らせ
- 去年の年末年始のお知らせ
- 数年前のホームページをリニューアルしました!のお知らせ
こういった情報発信だけで終わっているホームページは、間違いなく優秀な存在になることはありません。
訪問した人が最新情報を見て、こういった内容だったとすると
「あ~、ここは力を入れてないんだな」
と感じて離脱していきます。あなたもインターネットで検索して見つけたホームページが、こんな状態だったら「もっと詳しく知りたい」とは思わないことでしょう。
(4)SEO対策
ホームページは、インターネットで検索されたときに結果の上位へ表示されることが必要です。
というのも、検索結果の上位に表示されることが増えると、それだけ検索者の目に届きますので、ホームページへ訪問してもらえる確率をアップさせることができるから。
本来なら有料広告でホームページへ訪問者を導いていたのが、SEO対策を正しく行うことで有料広告の比率を少なくすることもできるのです。
このような理由から、ホームページが優秀なところは検索結果の上位表示を目指して「SEO対策」を行っています。
(5)導線
ホームページが優秀なところは、訪問した人を上手に誘導する仕掛けを持っています。
例えば、役立つ情報へ訪問した人へ、関連する他の情報を紹介し、最終的には問い合わせへ導くようになっています。
業種によっては問い合わせよりも
- 相談
- 見積もり
- 来店
など、様々なゴールはありますが、それぞれへ導く仕組みを使っていることは同じです。
もし、ゴールへの導線が出来ていないと、訪問者は役立つ情報だけを見て、別のホームページへ移動していってしまうでしょう。
ということは、せっかく訪問してもらった人をみすみす手放し、競合の売上アップを手伝っていることになるかもしれません。
3: 中小企業だからこそメリットを感じて活用しよう
ホームページを優秀な存在にすることで、次のようなメリットを感じることができるでしょう。
- 売上アップ
- 信頼の向上
- 販促ツールの充実
どの側面から見ても、ホームページを優秀な存在することはビジネスへのメリットしかありません。
時間と労力は必要かもしれません。時間と労力を使わないのなら費用が必要になるでしょう。
でも、1年後、2年後、3年後を考えると、ホームページを優秀な存在することで安定した収益構造を手に入れることもできるのです。
例えば、SONIDOの場合、5年以上前からこういった対策をおこなってきました。その結果、今はホームページから安定してお問い合わせをいただけるように成長しています。
やったらすぐに売上が200%アップすることはありませんが、安定した経営を考えておられるのなら、今のうちからホームページを正しい方向へ育てていただきたいと思います。
4: まとめ
中小企業だからこそ、SONIDOはホームページを成長させ、あなたの経営に役立つ存在にしてもらいたいと考えています。
これからはコロナ禍の影響により、ますますインターネットを活用した営業活動や販促活動が重要視されていくことでしょう。
2020年は大きな変革期ですから、ここは流れに乗ってビジネスを進化させていただきたいと思います。
ちまたでは「DX」という言葉も使われ始めています。ビジネスの大半がデジタル化されることも予想できます。また、消費者は5Gの影響により、ますますインターネットを利用する頻度が高くなるでしょう。
こうした近い未来を考えてみても、インターネット上に優秀なセールス担当としてホームページを正しく準備し運用していくことが大切になってきます。
中小企業の方でホームページの利用を迷っている暇はありません。とにかくスタートして成長させる行動を起こしましょう。