サイトの改善12のポイントと方法~HPから問い合わせがほしい人向け~
これからご紹介するサイトの改善12のポイントと方法は、ホームページからお客様を獲得し、売上につながる問い合わせがほしいと考えている人に役立つ内容となっています。
- PVだけを増やしたい。
- コピーだけで解決したい。
- 今だけ何とかできればいい。
こんな方からすると、正直なところ「ジャマくさい」内容となっていますので、早めに離脱していただいた方が賢明かと思います。
ここまでの内容を理解し、自分はお客様と心から長くつきあい、サポートし続けたいと考えているのなら、ここから先へ進んでください。
1: デザイン編
ホームページから集客し問い合わせをもらうための改善ポイントには「見た目」の部分を考える必要があります。
次の3つのポイントを理解していただき、ご自身のサイトの改善に役立ててください。
1.1: シンプルでわかりやすいか
世の中にはデザインが売りのビジネスがあります。
もし、あなたも同じようにデザインを売りにしているのなら、デザイナーとしての芸術性やデザイン力をアピールする必要があります。
しかし、デザインを売りにしていないビジネスであるのなら、複雑なデザインやデザインのプロでないとわからないような作りではなく、シンプルなデザインを目指す必要があります。
パッと見ただけでクリックするところがわかるボタン。
どの部分をクリックすれば、どのようなページへ移動するのかが理解できるナビゲーション。
ボタンやリンクと間違えそうなデザインは排除し、素人さんが初めて目にしたときでも、すぐに理解できるデザインにしておきましょう。
デザインに凝った作りのサイトでは「戻る」ボタンが極小でわかりづらいこともあります。
画像をクリックするとページ移動できそうなのですが、実は画像がクルクル変化するだけということもあります。
こういう仕掛けやデザインは、わかっている人には楽しく魅力的かもしれません。
しかし、そうでない初めて訪問される方には、わかりにくく、イライラを感じ、すぐに離脱したくなることが多いもの。
あなたのサイトデザインは、どのようになっているのか確認してみてください。
もし、訪問者が一瞬「ん?」と迷うようなところがあるなら、シンプルな方向へ改善してみましょう。
1.2: 表示時間は3秒ルールを達成しているか
今も昔も変わりません。
サイトを表示するブラウザが高性能になっても、
ブラウザを動かすパソコンやスマートフォンが高性能になっても、
データを転送する回線速度が高速になっても、
使っているのは「人間」です。
「○○のサイトを見よう」と思ってクリックし、表示されるまでガマンできるのは、今も昔も「3秒」です。
しかし、人は複雑なことを好みます。
あれこれ機能を追加したがります。
その結果、この3秒ルールが守られていないところが意外に多いように感じます。
リサーチにいろいろとサイトを見て回りますが「長時間実行中のスクリプトが原因で応答しません。」というエラーメッセージが表示されるところがあります。
こんなメッセージが出るサイト、じっとガマンして表示されるまで待つほど訪問者は暇ではありません。
あなたのサイトはパソコン、スマートフォン、どちらで表示しても大丈夫でしょうか?
もし3秒ルールが守られていないなら、不要な広告などを省きましょう。
1.3: スマートフォン対応は終わっているか
インターネットを介してサイトを見る人の80%はスマートフォンだと言われています。
この割合は、あなたのビジネスのジャンルにも左右されますので一概に80%ですよとは言えませんが、総じてスマートフォンでサイトを見る人が多いことに間違いはありません。
SONIDOのサイトも約半分がスマートフォンからのアクセスです。
このような状態ですから、あなたもサイトもスマートフォンで快適に見ることができるようになっている必要があります。
パソコンでは快適に見られるけれど、スマートフォンで見ると横スクロールが必要ではNGです。
パソコン用のデザインをそのままスマートフォンの画面サイズまで縮小するだけの対応もよろしくありません。
パソコンにはパソコンで快適に見えるデザインやレイアウト。
スマートフォンにはスマートフォンで快適に見えるデザインやレイアウト。
あなたのサイトは、スマートフォンへの対応が終わっているでしょうか。
「費用が必要でまだ」ということなら、3ヶ月間の趣味や会合をやめてでもすぐに対応しておきましょう。
2: SEO編
ホームページから集客し問い合わせをもらうための改善ポイントには「検索エンジン最適化」の部分を考える必要があります。
次の3つのポイントを理解していただき、ご自身のサイトの改善に役立ててください。
2.1: ターゲットは明確になっているか
あなたが発信する情報は、「誰」に向けて送られているでしょうか。
残念なことに、今でもターゲットを明確に決めず「子供からお年寄りまで広く愛されている」ことを信じて情報発信されている方がいらっしゃいます。
でも、これでは簡単に大手に負けてしまいます。
例えば、このような非常に広いターゲットだとすると、アマゾンや楽天に負けます。
品揃え、格安な価格、豊富な在庫数、どれをとっても勝ち目がありません。
いっぽうで、ターゲットが明確に決まっていると、ターゲットが気になることを深く知ることができ、大手では拾えないような隙間の訪問者を獲得することができます。
SONIDOも真っ向から「ホームページ制作します!」と言っても、大手爆安制作会社に勝てるわけがありません。
でも、ターゲットを絞ることで、このような大手爆安制作会社が対応できない要望を解決できるからこそ、毎月ホームページからお問い合わせをいただけています。
あなたのサイトから発信する情報には、明確なターゲットが設定されているでしょうか。
もしターゲットが明確になっていないなら、SONIDOが過去に書いた「ペルソナ」の記事を参考にしてください。
↓↓↓
『コンテンツマーケティングで絶対必要な「ペルソナ設定完全ガイド」』
2.2: 悩みや解決につながるキーワードを選んでいるか
ターゲットが明確になっていると、もう一つ良いことがあります。
それは、ターゲットが頭の中でいつも考えている悩みが理解できること。
悩みが理解できると、どのような解決を望んでいるのかもわかってきます。
そうすると、どのようなキーワードで検索するのかがわかります。
そして、検索した結果、どのような解決を情報として提供すれば良いのかもわかります。
ビジネスは「悩み」から生まれます。
これはこれまでもこれからも同じです。
ということは、私たちは「悩み」のキーワードを見つけることで、訪問者を引きつけることができます。
「悩み」から「解決したいこと」がわかると、訪問者を問い合わせへ誘導することができます。
このような「悩み」「解決」に関連するキーワードをコンテンツ(ブログ記事)に使っているでしょうか。
もし、どのようなキーワードを使えば良いのかわからないのなら、ターゲットを明確にした後、Googleが提供するキーワードプランナーを活用してみてください。
キーワードの選び方については、過去の記事が参考になります。
↓↓↓
2.3: 1アイデア1コンテンツになっているか
コンテンツ(ブログ記事)を公開し、サイトから集客しようと考えておられる方が増えています。
これはSONIDOが実践している「コンテンツマーケティング」という戦略です。
この戦略、一見すると簡単そうなのですが、落とし穴があります。
コンテンツ(ブログ記事)を作るとき、きちんと考えて作らないと、一つのコンテンツに2つ、3つ、4つと複数のアイデアが混ざってしまうんです。
自分の得意なことをコンテンツには書きますので、ついつい「あれも」「これも」と本筋以外のことを詰め込んでしまうんです。
例えば今お読みのコンテンツは、サイトの改善について書いています。
これがアイデアです。
もし、ここまでの内容で、ここから先の内容で、私がネット広告の話をし始めたとすると、あなたは違和感を覚えることでしょう。
他人のコンテンツは、話題があちこちフラフラしていることがわかるのですが、自分のコンテンツとなるとわかりにくいもの。
あなたが発信するコンテンツは、1アイデア1コンテンツとなっているでしょうか?
複数の話題(アイデア)が混ざっていないでしょうか?
もし、複数のアイデアが混ざっているのなら、アイデアを分割して別々のコンテンツに仕上げなおしましょう。
3: コンテンツ編
ホームページから集客し問い合わせをもらうための改善ポイントには「コンテンツ」を考える必要があります。
次の3つのポイントを理解していただき、ご自身のサイトの改善に役立ててください。
3.1: 読み進めやすいか
コンテンツ(ブログ記事)を発信することが多いと思います。
このコンテンツ、気をつけてもらいたいのが「読み進めやすいか」ということです。
文章は文字の集まりです。
文字がただ集まっていると、どういう印象を持つか考えてみてください。
例えば、図書館へ足を運び、六法全書を開いて読んでください。
開いた瞬間、あなたはどのように感じるでしょうか?
「お~、スラスラ読めておもしろそう!」と感じるでしょうか。
それとも、
「あっ、終了」となるでしょうか。
この違い、どこで生まれているかというと、読む前に「文字の集まりの見た目」で決めているところがあります。
コンテンツもこれと同じで、ただ文字を集めた文章では、訪問者に読み進めてもらうことができません。
文章の内容も大事ですが、読み進めやすい文字の並びや、改行による余白も大切なのです。
どれだけ良いことを書いてあっても、読んでもらわなければ、読まれることのない悪文と同じです。
文章と見た目、どちらも「読み進めやすい」かどうかを確認してください。
次の行へ、次の行へと進んでいきやすいコンテンツに改善していきましょう。
3.2: 関連コンテンツへリンクを付けているか
1つのコンテンツですべてを伝えることはできません。
そこで大変便利な「リンク」という機能を使いましょう。
このコンテンツでも登場していますが、過去の記事を参考にできるなら、そちらへのリンクを張ることで簡単に別の情報を見てもらうことができます。
関連コンテンツへのリンクは、訪問者へもやさしい対応ですし、Googleへの印象もアップします。
あなたのコンテンツで関連リンクは使っているでしょうか?
もし、使っていないなら次のコンテンツから少しずつ利用していってください。
3.3: エンタメばかりになっていないか
サイトから集客したいばかりに陥る罠。
それは、PVばかり気になるためコンテンツの内容に専門性を失い、エンタメ要素ばかりが増えているサイトです。
エンタメ要素を最初から目指しているなら別ですが「人が集まらないからとりあえずエンタメ要素をアップすればいいんじゃない」というのでは、集客する方向性を失っています。
大切なのはサイトから集客する「質」です。
一ヶ月に10万、20万のPVを叩き出したとしても、問い合わせに進んでくれる「質」の訪問者がいなければ意味がないのです。
あなたは自分のビジネスをしたいのだと思います。
そうであれば、ただ数を集めるのではなく、あなたと価値観の合う訪問者を集めることが大切です。
- 80%が専門性のコンテンツ
- 20%がプライベートとエンタメ
これくらいの比率を守ってください。
関連記事:『コンテンツマーケティングの基礎~会社ブログの書き方~』
4: サイクル編
ホームページから集客し問い合わせをもらうためには「改善」というサイクルを続ける必要があります。
次の3つのポイントを理解していただき、ご自身のサイトの改善に役立ててください。
4.1: Googleアナリティクスなどで計測しているか
お聞きになったことがあると思います。
まずはあなたのサイトの現状を知るために、計測した結果が必要です。
一ヶ月の
- PV数
- 訪問者数
- 滞在時間
- 離脱率
どんなページが長く関心を持って読まれているのか。
どんなページはすぐに閉じられているのか。
2ページ、3ページと見られている中には、何かの法則があるのか。
どのページを見た後で問い合わせをする率が高いのか。
こういった、あなたのサイトの健康状態を把握することが大切です。
人間も同じです。
定期定期な健康診断の結果があるからこそ、健康なのかどうかがわかります。
もしGoogleアナリティクスで現状を計測していないのなら、速やかに対応しましょう。
この数値が無いままでは、どのような改善もできません。
4.2: Googleサーチコンソールで欲求を調査しているか
あなたのサイトへは、どのようなキーワードでやってくる人が多いのかを知る必要があります。
これは言い換えると、あなたサイトは「どんな悩みを解決できそうなのか」ということでもあります。
第三者から見たあなたの専門性を伺うポイントにもなりますので、ぜひGoogleサーチコンソールの情報を活用しましょう。
こちらも活用できるようになっていないのなら、アナリティクスと一緒に設定してしまってください。
一日でも早く設定することで、あなたに必要なデータを手にすることができます。
これからは、こういったデータを持っているのかどうかもビジネスに関係してきます。
「難しそうだから」という理由は通用しません。
活用していきましょう。
4.3: ゴールはブレていないか
サイトの集客のゴールは明確でしょうか?
意外に忘れがちなところです。
あなたはサイトへ人を集め、どうなると目標が達成されたと言えるのでしょうか。
- 問い合わせをもらう
- アクセスが増える
- 成約する
サイトによってゴールは様々です。
正解も不正解もありません。
しかし、ゴールを決めておかないと、まわりの意見に振り回され、目標を見失ったまま他人のゲームに参加させられてしまいます。
これは必ず負けるゲームです。
そして、あなたのゲームではありません。
相手が気持ちよくあなたに勝つためのゲームです。
このような必要のないことに巻き込まれないためにも、ゴールを明確にしてブレないようにしておきましょう。
5: まとめ
サイトの改善は、他にも方法があります。
しかし、今回お伝えした12のポイントをまずはきちんと抑えてもらえれば、あなたのサイトが改善していくはずです。
その上で、あなたのビジネスのパターンやターゲットの嗜好に合わせて改善を繰り返すことで、より集客率もアップしていくでしょう。
SONIDOもまだまだ改善途中です。
一緒に改善を繰り返し、理想のビジネスを作り上げていきましょう。