集客力のあるホームページになる7つのポイント
あなたは、ホームページ集客について、こんな悩みをお持ちではありませんか?
- ホームページを作って1年、全く集客できていない
- ホームページ制作に使った費用が、1年経っても回収できていない
- ホームページから問い合わせがあったのは、半年以上前
- ホームページから集客しようと教材を買ったけど、載っていなかった
もし、今、この記事をお読みのあなたが、これらの中でひとつでも一致しているのなら、このまま読み進めてみてください。
読み終えるころには、ホームページ集客が思うように出来ていない原因が見えてくると思います。
それでは、さっそく始めていきます。
目次
1:ホームページになぜ集客力が必要なのか
ネットが広まり始めた頃、ホームページを持っている会社はほとんどありませんでした。
ホームページを持っているのは、大手企業の中でも一部だけ。
そんなとき、個人経営の会社が趣味の延長線上でホームページを立ち上げると、それだけで売上が上がっていました。
これは20年以上前の話です。
それから時間が経ち、現在ではどうでしょうか。
個人がブログを持ち、会社はホームページを持つことが当たり前。
個人経営の会社でも、美しいホームページを持つことが「普通」になってきました。
しかし、ただ美しいホームページがあっても、それが売上に直結していません。
売上どころか、問い合わせにも結びついていないところが大半でしょう。
これは、ホームページは美しいだけで「集客できる」「売上できる」という、20年以上前の考えが今も残っているからです。
本当は、ある程度の美しさがあればOKなのです。
そして美しさよりも「集客」できるパワーが、ホームページには必要です。
では、なぜホームページに集客力が必要なのでしょう。
それは、あなたが安定した収入を得るためです。
ネットが普及した現在、あなたのターゲットは半径1km圏内だけではありません。
あなたに興味を持つ人は、全国にいるかもしれないのです。
しかし、全国に向けて広告を打つことは費用の面からもできませんよね。
でも、ホームページなら、全国から見てもらえるのですから、これは最高の全国へ向けた広告になり得ます。
こういう風に考えると、ホームページはただ美しいだけで存在しているということは、もったいないのです。
自分の知り合いだけに自慢するものでは、もったいないのです。
もっと多くの、あなたに興味がある人に見て、問い合わせしてもらえる「集客力」を持ち合わせるべきなのです。
イメージしてみてください。
あなたが会社のパソコンの前に座っているだけで、
あなたが眠っている間にも、
ホームページが勝手に集客してくれたら、最高にうれしくありませんか?
毎朝メールをチェックすると、問い合わせが3件、5件、10件と入っていれば、仕事の不安定さに頭を抱えることもありません。
これがホームページに集客力が必要な理由です。
言い換えると、あなたの収入の安定を約束する柱を構築することでもあります。
しかし、あなたは今のホームページでは、残念ながら実現出来ていません。
結果には必ず理由があります。
それでは次に、ホームページで集客力が上がる理由を見ていきましょう。
2:ホームページで集客力が上がる理由
ネットで検索している人。
これは「何らかの情報を探している」人です。
何も探す必要がなければ、わざわざネットで検索していません。
わざわざ時間を使って検索しているということは、何らかの「悩み」や「問題」を「解決したい」という欲求の現れです。
このような欲求を持っている人が、ホームページやブログの記事に「解決方法がないか」と探して訪問しているのです。
わかりますか?自分で悩みの解決方法を探してくれているのです。
地理的な問題、時間の制限など関係なく「解決したい」という欲求を持ったまま探して訪問してくれる。
これは、リアル店舗に足を運んでくれるお客様として見ると、大変有望な見込み客ではないでしょうか。
しかし、このような見込み客をテレアポで一人獲得しようと思うと、どうでしょう。
そう簡単に出会えないですよね?
でも、ホームページには「勝手に」訪問してくれるのです。
ということは「悩み」「問題」の解決方法があること。
これがホームページで集客力が上がる理由と言えるのです。
3:ホームページの集客力を上げる7つの方法
それでは、ホームページで集客力を上げる方法をお話します。
様々な手法やテクニックがネットでは紹介されていますが、まずはこれをハズすと、どんなことをしても集客力は上がりません。
「何のためにホームページを開設したのか」
- 開設を考えたときには「集客」なんて考えてなかった。
- 会社の説明のために開設した。
- なんとなく知り合いが持っていたから。
こういう理由、多いです。
でも、冷静に見てみると、こういう理由で開設したホームページには「集客力」は備わっていませんよね?
訪問する人の悩みや問題を解決することなんて、書いてないですよね。
だったらまず、集客力を上げるためにすることは、コレです。
(1)ホームページの目的をはっきりさせましょう
会社案内なのか、問い合わせがほしいのか。
それとも資料請求してほしいのか。
または、1,000円とか2,000円の商品を販売したいのか。
まずは、目的をひとつはっきりさせることです。
(2)あなたの会社にとって「理想のお客様」を具体的にイメージしましょう
既存のお客様の中で、もっとも理想的なお客様を選んでください。
性別は?年齢は?住まいは?
職業は?年収は?家族構成は?
どんなものが好きで、どんな趣味をお持ちなのか。
具体的にイメージしてください。
(3)「理想のお客様」が抱える「悩み」「問題」「不安」を探しましょう
何かを購入されているということは、何かを解決したいのです。
なぜ、購入するのか。
その理由を突き止めましょう。
その理由こそ「悩み」「問題」「不安」です。
(4)「悩み」「問題」「不安」を解決するのに役立つ単語を探しましょう
なぜ、いつも購入してくれるのか聞いてみるのが近道です。
そうすると、提供しているものが、どう解決に役立っているのかがはっきりします。
まずは質問してみてください。ここから道が開けます。
(5)ひと目で内容が理解できて、お客様の心に響くタイトルを考えましょう
(1)~(4)が見えてくると、すばらしいタイトルを作ることができます。
「○○専門のリフォーム」とか「○○に悩んでいる43歳女性のためのダイエット」とか。
具体的であり、興味のある人だけが反応するタイトルが出来てきます。
ここまでが第一段階です。
続いて第二段階。
(6)「悩み」「問題」「不安」を解決する情報を提供しましょう
理想のお客様がイメージでき、解決できることがわかったら、その情報を文書や動画、レポートなどにして、ホームページから提供しましょう。
理想のお客様に近い人が、ホームページを見つけて訪問してくれるはずです。
(7)FacebookやTwitterなどのSNSを使って情報を拡散しましょう
じっとホームページだけを見つめて待っていても、急激に訪問数が増えるわけではありません。
ですから、ここはSNSの力を活用しましょう。
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SNSの拡散力は非常に大きいので、シェアやリツイートされると一気に訪問者が増えてきます。
まずは「目的」をはっきりさせ、悩みや問題などを探す。
ここに時間を掛けてほしいと思います。
ほとんどのホームページで集客力が低いのは、この部分に時間を使って考えたり調べたりしていないからです。
前準備に労を惜しまない。
これはどんなことを始めるにも鉄則です。
4:忘れちゃいけないFACTとSTORY
さらに昨今、ホームページでの集客力を上げるために必要となっているのが、次にお伝えする内容となります。
それは、
『FACT(事実)とSTORY(物語)』
どうしてこのようなことが必要になっているのか、その理由を少しお話しておきたと思います。
始まりは、少しずつ忘れ去られているかもしれませんが「DeNA」が運営していた「WELQ」という健康関係のオウンドメディアでした。
このメディアサイトは、本当にすごい量のコンテンツを毎日アップし続けていたことを覚えています。
当時ウォッチしていましたが、かなりのボリュームのコンテンツが1日に10記事とかアップされていました。
普通、これだけのコンテンツを作り続けることはかなり難しいですし、企業とはいえ編集にも人力が必要なはず。
でもWELQは、やっていました。
当然ですが、Googleでの検索順位はあっと言う間に上昇し、健康関係のキーワードで検索するとWELQばかりが上位になっていたことを覚えています。
しかし、このような大量のコンテンツを作る背景には、正しくない、事実ではない、オリジナリティのない内容が含まれていたのです。
結果、コンテンツの内容を信じた人は裏切られたでしょうし、専門家が見ると驚くようなことが掲載されていたわけですから、社会的に大きな話題となり、ご存じの通り「WELQ」は完全に閉鎖。
Googleからも消滅し、跡形もなくなりました。
その後、Googleはルールを改訂し、健康関係(特に病気に関する部分ですね)は専門家(医師など)が書いた記事でないと検索上位には入ってこなくなりました。(2017年12月と2018年の7月ごろです。)
しかし、この後もWELQで起こったことがゼロになったわけではありません。
でもこのような経験から、読み手の心境としては
- 本当なのかどうか
- オリジナルなのかどうか
ここを気にするようになったのです。
その結果、ホームページで集客力を上げるためには、先ほど出てきました
「FACTとSTORY」
この2つが大きなカギを持つこととなりました。
では、FACTとSTORYとは、どのようなことでしょうか。
- FACT(事実)
そのものズバリですね。
信頼にあたいする情報である必要があります。
専門家としての意見であったり、知見であったり、アドバイスであったり。
自分たちが行っているビジネスで起こっている事実を、どのように伝えることができるのか。
数字や実績などがもっとも使いやすい「FACT」でしょう。
また、新聞などで語られている識者の意見を使うのも良いですね。
このような、誰が見ても「なるほど」と思える事実が必要となってきています。
- STORY(物語)
こちらは読み手へ事実を伝えやすくする方法として使えます。
また、最近は商品やサービスが優れていることプラス、販売している人の努力やこれまでの生い立ち(商品の誕生秘話など)を共有することで見込み客との間に親近感を作り出し、
価値観を含めたあなたの本質部分に共感してもらった結果、問い合わせへ行動してもらえるようになってきています。
では、FACTとSTORYを上手に使った場合、どのような方法でホームページの集客力を上げることができるのでしょうか。
それは次にお話する、非常に簡単な方法なんです。
5:あなたの経験を集客資産に変換しよう
ホームページの集客力を上げるためには、先にお話しました7つの方法に「FACT」と「STORY」を組み合わせていくのがおすすめです。
では実際に、FACTとSTORYをどうやって使えば良いのでしょうか。
これは非常に簡単で、実はあなたもこれまでセールスでやってきていると思います。
古くは米国の保険会社が使っていたと言われる方法。
そうですね。もうおわかりだと思います。
『事例の情報を提供する』
あなたのビジネスにおける経験。
実際におこなった内容。
その結果。
これらはあなたにしかない、完全なオリジナリティのある事実であり、結果までのストーリーとなります。
失敗したこと。
上手く行ったこと。
悩んだこと。
喜ばれたこと。
例えば、あなたのビジネスが建築関係だった場合、
施工事例は、あなただけの経験と結果を使った集客資産となります。
他の人があなたの施工案件の事例を提供することはできません。
また、あなたが工事へこだわっている部分を伝えることもできます。
他では面倒だからやらないことを、自分たちはきちんとやっている。
だから、いつまでも安心していただける。
こういった事実を施工のプロセスに従って伝えることで、読み手に響き記憶されやすい物語とすることが可能なんです。
さらに、
このような動きに変わってきている証拠として「バズ部」という大手WEBマーケティング会社が「事例コンテンツ」についてのセミナーを行い始めました。
またホームページ制作の最安値を売りにしている「あきばれ」さんも「事例」をアピールし始めています。
SONIDOでは、これらの大手マーケティング会社さんが動き出す前から、クライアント様へは事例に関する情報提供をアドバイスしてきましたので、やっと時代がやってきたかと感じています。
あなたの経験と結果、結果までのプロセスを、FACTとSTORYを使って提供することで、あなただけの経験や知識が集客資産となり、マネタイズの役に立つのです。
6:読み手に問い合わせへ進んでもらうコツ
読み手に問い合わせへ進んでもらうためには、少しのコツが必要です。
もったいない話ですが、ホームページへ集客しても(アクセスが伸びていても)問い合わせがほとんどゼロというところもあります。
こういった場合の原因になっていることは、意外にも簡単な理由です。
それは、
『具体的に「してほしいこと」を言っていない』
こういうことです。
- ○○についてはお電話ください
- ○○についてはメールください
- ○○についてはお問い合わせから
何も言わなくてもわかってくれるだろうと僕たちは考えがちです。
でも読み手は、少しのことも考えてくれません。
「電話で問い合わせしてもらいたいんだろうなぁ~」
「メールで問い合わせしてもらいたいんだろうなぁ~」
「このリンクから問い合わせすればいいのか」
気を使って考えてはくれないと思いましょう。
だから、先ほどのように、具体的にやってほしいことを伝えることを忘れてはいけません。
自分視点ではなく読み手視点で考える必要があります。
7:問い合わせフォームはシンプルに
メールでの集客の場合、問合わせ項目は最低限の情報にしておきましょう。
人は面倒なことが嫌いです。
また、あなたが問い合わせをもらったとき、丁寧に返信できることが必要です。
そのためには、最低限必要な情報があります。
まず、基本の項目です。これはあなたもご存じでしょう。
- メールアドレス
- 名前
- 用件
- 問い合わせの内容
このうち、
- メールアドレス
- 名前
- 問い合わせの内容
の3つは、必ず教えてもらわないといけません。
次に、少し高額な商品やサービスを販売している場合。または、問い合わせのハードルを少し上げて、より見込みの高い人に問い合わせしてもらいたい場合があります。
そのような場合には、基本の項目に、次の項目を追加します。
- 電話番号
電話番号を入力してまで問い合わせしてくれる訪問者は、かなりあなたのことが気になっている証拠です。あなたの顧客になる確率が高い人ですね。
この項目をひとつ増やすだけで、問い合わせする人を選ぶことができます。
まずは問い合わせの「量」が欲しい場合は、基本の項目だけ。
より成約率の高い「質」が欲しい場合は、電話番号を追加。
問い合わせの項目を使い分けることで、あなたが集まってほしいと思う人をコントロールできるのです。
問い合わせ率をアップさせたい。
多くの人が考えていることでしょう。
問い合わせ率をアップさせるヒントは、通信販売にあります。
そのヒントとは、「問い合わせ」をしたくなるような「プレゼント」を用意することです。
- 無料プレゼント
- 無料試供品
- モニター参加
- 期間限定の割引クーポン
- 限定数量の特価品
訪問者とコミュニケーションを取る「理由」を、自ら作り出すことが、問い合わせ率のアップにつながります。
8:集客サイクルを作り出してよりパワーアップ
問い合わせがやってくると、セールスして終わり。
それでは集客サイクルができあがりません。
せっかく問い合わせというハードルを乗り越えてもらったのですから、セールスで成約しなかったとしても
見込み客が抱えている「悩み」「不安」「フラストレーション」を知ることはできます。
ビジネスの成約があろうとなかろうと、問い合わせをいただいた方達へは、定期的にアンケートをお願いしていきたいところです。
アンケートの内容によっては、必要とされていることがわかりますから、あなたのビジネスへ展開することもできるでしょう。
無料レポートなどのコンテンツをつくるヒントになると思います。
このような集客サイクルができあがると、より見込み客の心に響くメッセージが理解でき活用できることになりますから、
自然と集客力が2倍、3倍に膨れ上がっていくことでしょう。
9:ホームページの集客力をチェック!
それでは、あなたのホームページの集客力をチェックしてみましょう。
うまくいってないところが分かれば、改善もしやすくなりますよ。
- ホームページの内容は、週に1度は更新されていますか
- あなたのホームページが検索10位以内に入っているキーワードは
- 見やすいホームページになっていますか
- どこを見れば良いか、わかりやすいホームページになっていますか
- ホームページはスマートフォンで表示できていますか
- 訪問者の「悩み」「問題」「不安」を解決する情報がありますか
- 問い合わせへ誘導するための具体的なメッセージがありますか
- FACTとSTORYの情報を提供していますか
- 問い合わせだけで関係が終わっていませんか
全て「はい」と答えられたのに、集客できていないのなら。
それは、理想のお客様の「悩み」「問題」「不安」が、あなたのホームページの目的や方向性にあっていないのかもしれません。
一度、理想のお客様に直接取材してみることを、おすすめします。
10:まとめ
ホームページは、たくさんありますが集客力のあるホームページは少しだけです。
そして集客力の低い原因は、今回お話させていただいたこと。
- 「こんな商品があります」
- 「こんなサービスやってます」
- 「やすいです」
これだけでは、集客できないのが現在です。
その商品やサービスを手にすると、本当に解決できるのか。
解決した先には、どんな理想的な未来が待っているのか。
こういうことを「価値ある情報」として提供することが、ホームページでの集客力を上げる始まりです。
何もしないで、ホームページだけあって、問い合わせがガンガン入ってくるのは、余程ニッチな商売をされているところ。
日本中探しても「そこにしかない」という状況ならOKですが、ほとんどのホームページで扱うものはそうではありません。
だから
- わかりやすく
- 見やすく
- 迷わずに
- 解決方法が手に入る
こういうところをキチンとしているホームページに、お客様が集中するのだと思います。