成果重視!住宅建築や販売会社向けのWEB集客方法を解説!
デジタル化。オンライン。2020年から一層世間で話題になったキーワードですね。そして、いよいよ住宅建築や住宅販売会社でも「集客はWEBから」という流れが高まっています。
しかし、住宅建築や住宅販売をされている企業(会社)さんに関して、WEB集客を得意にされているところというのは、あまりお見かけしたことがありません。
WEB集客のニーズは高まっているのに、何をすれば良いのかわからない。どうすればいいのかわからない。取り組もうとしているが何から始めればいいのかわからない。
こういうところも多いと思います。
そこで今回は、WEB集客を専門に行っているホームページ制作会社であるSONIDOが、おすすめのWEB集客方法を解説します。
1: 住宅建築や販売会社のWEB集客とは
SONIDOのお客様には住宅建築や住宅販売、また、住宅に関わるお仕事(リフォームや解体工事など)の方がいらっしゃいます。
これらのお客様はありがたいことに、上手にWEB集客できる仕組みを完成させることができました。
どうして上手く集客できるようになったのかというと、WEB集客の本質を理解いただけているからだと思います。
(1)WEBサイトへ集めよう
WEB集客の本質とは何かというと、次のように定義できます。
「インターネット上で集客すること」
しかし、この定義ですと曖昧な雰囲気があります。だってインターネットは広大ですから。
そこでもう少し狭くして定義してみましょう。
「あなたの会社のホームページやブログで集客すること」
いかがでしょう。この定義ですと明確になっているため、あなたもイメージしやすいのではありませんか。
(2)どこで集客するのか
ホームページやブログで集客することがわかりました。では、これらWEBサイトの中のどこで集客するのでしょうか。
ここで多くの方は「問い合わせフォーム」とおっしゃいます。この考え方は間違いではありません。しかし、もう少し踏み込んで考えてみてください。
例えば、資料請求してもらうことがWEB集客に大切だと考えているのなら、施工事例がわかりやすくまとまったページで資料請求してもらえるようにする必要があります。
また、モデルルームへの来場がWEB集客に大切だと考えているのなら、モデルルームの外観や内観がわかるページから来場申し込みをしてもらうのが良いでしょう。
確かに「問い合わせフォーム」という考え方は間違っていませんが、より顧客体験を重視し、成果へ結びつけるのなら「どこで」という視点を忘れてはいけません。
(3)どういう仕組みで集客するのか
WEB集客の方法は一つではありません。詳しい方法は後でお話しますが、ここで覚えておいていただきたいことは「戦略」をある程度は決めておくことが大切だということです。
戦略なくして結果は生まれません。
戦略なく行動すると、行き当たりばったりで動いてしまい、時間も労力も無駄に使ってしまうことになります。またWEB集客のメリットである「結果を数値で取得する」ということが上手にできないため、成功しても失敗しても客観的な理由を得ることができません。
そのため、再現性がかなり低くなり、自分たちの会社の勝ちパターン(もしくは負けパターン)を発見できず、いつまでも悪い方に同じ事を繰り返してしまう。こういう残念なことも起こります。
2: WEB集客は3つの流れで考えるのが大事
WEB集客の方法をお話する前に、どのように考えて方法を選ぶ必要があるのかをお話します。
(1)集客の入り口
WEB集客には「入り口」があります。
あなたの会社のホームページやブログへ、どのようにして人が集まっているのかを分析し、より効率の良い施策を検討します。
一般的に入り口になるのは、次の3つです。
- Googleの検索
- Yahoo!の検索
- 有料WEB広告
GoogleやYahoo!の検索から人を集めるのは多くの人がやっています。また、無料なので手を出しやすい方法でもあります。しかし、多くの人がやっており無料ということからもわかりますが、簡単には人を集めることができません。
検索から人を集める場合には「時間」「労力」が必要です。少なくとも半年から1年間は、ブログを更新し続けるなり、施工事例を更新し続ける覚悟が必要です。
ホームページやブログを作って公開して放置。放置期間が半年や1年あったとしても、内容が更新されていないと人は集まりません。
いっぽう、有料のWEB広告は「お金」さえ出せば明日からでも検索結果の上位に表示されますし、もっとお金を出せばより良い場所へ広告が表示されクリックされる確率が高くなります。
どちらを選ぶかはあなた次第ですが、WEB集客にはこうした方法での「入り口」を用意する必要があることを覚えておいてください。
(2)集客での教育
人を集めた後、すぐに成果へ到達してくれるとうれしいですが、そんなことは「ほぼ」起こりません。
そこで集まった人へ、自社がどれだけ信頼でき、どういったサービスを提供し、お客様にとってメリットがあるのかを教育する「コンテンツ(良質な情報)」を提供します。
意外に忘れられる部分ですが、集まった人へ教育をしないとすぐに離脱されてしまいます。いくらWEBサイトのアクセス数が多くても、すぐに離脱されていては成果へ誘導できません。
(3)集客の成果
コンテンツによって教育が進んだ人を、成果へ誘導します。
ここは少し積極的なアプローチが必要になる部分です。人は誰でも同じですが何かを決めるとき迷います。悩みます。
そこで、専門家として背中をポンと押してあげる必要が出てきます。これが成果へ誘導する3つめの流れです。
3: はじめてWEB集客をスタートするときの注意点
はじめて(または以前にやったことはあるが失敗したという場合)WEB集客をスタートするとき、次のポイントに注意して進めましょう。
(1)成果とは何か
あなたのWEB集客における成果(ゴール)とは何でしょうか。
- 問い合わせ
- 資料請求
- モデルルームへの来場予約
会社によってさまざまですが、成果を明確にしておく必要があります。
成果が曖昧ですと、WEB集客が上手くいっているのかどうかを判断できません。
(2)数字と期間の決定
成果を満たせているのかどうかを判断するためには、結果の数字目標と結果を集計する期間の2つを決めておきましょう。
例えば、資料請求が成果なら、
- いつからいつまでの期間で判断するのか
- 請求件数が何件あれば成功なのか
当たり前の話しですが、ここを決めていないと何も判断できません。
(3)ターゲットの明確化
どのようなターゲットを集めたいのかを想定しましょう。
- 年齢
- 家族構成
- 収入
- 職業
- 趣味
- 価値観
世の中には「とにかく安く戸建てがほしい」という人もいれば、「こだわって戸建て住宅を建てたい」という人もいます。
また、無垢材にこだわる人もいれば、RCでガレージや地下の防音室を持ちたい人もいます。
あなたの会社が得意とするターゲットを明確化しましょう。
(4)集客方法の選定
ターゲットが明確になると集客方法を選べるようになります。
例えば、ターゲットが「とにかく安く」という人なら、おそらくスマホで検索して探している時間が長いでしょうから、WEB広告で「激安住宅」などのキーワードでブログを公開する方法を選べます。
反対に高級志向の方なら、材質やデザインなど特定の訴求ポイントを見つけてアピールする方法を考えられます。この場合ですと、雑誌やコラムなどから集めることも考えられます。
(5)計測と改善
何かを行うなら、必ず計測をしてください。そして計測した結果を使って、改善を進めることが大切です。
WEB集客は放っておくと、どんどんと集客率が下がります。
(6)継続できる体制
ここまでの話しは一度だけで終われることではありません。継続して進めることが大切です。そこで会社の中で継続できる体制を作るように考えましょう。
4: 成果重視で使えるWEB集客方法
最後に具体的な方法をお話します。
(1)SEO対策
WEB集客の基本とも言えるのがSEO対策です。
※SEO対策の詳しい内容は「ホームページ集客のSEO対策とは?初心者向けの基本と方法を解説」から
SEO対策は誰にでも無料でできる方法です。しかし、誰にでも無料でできるからこそ競合も多いです。
また、最近は専門的な知識とスキルがないと、間違った対策をしてしまうことにもなりやすいため、しっかりと学習した上で行うようにしてください。
ご自身では難しそうという場合は、専門の業者へ依頼されることをおすすめします。
(2)コンテンツマーケティング
良質な情報を公開し、信頼を得てからセールスするのが「コンテンツマーケティング」と呼ばれる方法です。
SONIDOのホームページ集客は、この方法を使っています。
無理のないセールスができますので、セールスが苦手な会社さんにもおすすめです。
※コンテンツマーケティングについては「Webサイトから集客する「コンテンツマーケティング」の方法とは?」で詳しく公開しています。
(3)SNS運用
ターゲットがSNSを頻繁に利用しているのなら、SNS運用という方法もあります。
SNS運用は継続的な投稿が必要になりますので、社内での体制を整えておきましょう。
(4)リスティング広告
費用を出す有料広告です。
検索されるキーワードに関連させて広告を出すため、かなり絞ったターゲットへ見つけてもらいやすくなります。
(5)SNS広告
SNSでの有料広告も使えます。費用が比較的安いので、WEB広告が初めてという方も試しやすい方法です。
(6)無料オンラインセミナー
無料オンラインセミナーを開催し、集客するのもWEB集客のひとつの方法です。
何かにこだわった住宅建築や販売なら、オンラインセミナーでモデルルームを見せながら教育するということもできます。
(7)動画広告
住宅は「見てもらってこそ意味がある」と思います。
そこで動画を使ってモデルルームの隅々まで紹介してみましょう。そして作成した動画をYouTubeで公開すれば、そこが入り口になってくれます。
5: まとめ
住宅建築や販売会社でもWEB集客は必須です。
しかし、慣れないと何からはじめれば良いのかわからないはず。ぜひ今回の内容を参考にし、自社にあっている集客方法を選んでいただきたいと思います。
WEB集客は、いくら悩んでも答えは見つかりません。とにかく小さく「やってみる」ことが大切です。
やってみて成果が出ないのなら、方法を変えてみる。方法を変えても成果が出ないなら、WEB集客よりもアナログ集客に力を入れる。こういう柔軟な考え方でスタートしてください。
とにかく「やってみる」ことが大切です。