住宅会社・工務店の方が集客に成功する方法
住宅会社・工務店の方からお問い合わせをいただくことが増えてきました。
また、実際にご依頼をいただき、注文建築をご職業とされている方にコンテンツマーケティングの導入を決定いただくこともあります。ホームぺージリニューアル初月で3件のお問い合わせがあったと結果報告もいただきました。
このような現状を見てみますと、これからの住宅会社・工務店の方にもホームページとリアル両方での集客方法を知っておいてもらった方がいい時代になっているのかなと感じています。
そんなことで、今回はリアルとネットでの集客ポイントをご紹介していこうと思います。
1: 住宅会社や工務店さんが集客する方法とは
住宅会社さんや工務店さんが集客に使える方法としては、大きく分けると次の2つがあります。
(1)リアル
- チラシをポスティング
- チラシを新聞折り込みへ
- ショールーム
- 現場見学会
- イベント
こういった方法があります。
チラシをポスティングすると、あなたのことを全く知らない方へアプローチすることができます。
1週間に1度、1ヶ月間チラシを入れると、あなたのことを覚えてもらえることでしょう。
また、チラシを新聞折り込みへ入れると、あなたのことをアピールできる地域が広がります。
新聞という媒体によってポスティングよりも信頼度がありますし、新聞を取っている世代も明確になるので、ピンポイントでアピールすることができるでしょう。
ショールームや現場見学会は、あなたの仕事を直に見てもらえる、またとない機会です。
しかし、この2つを活用していないところも多いですね。
ショールームは普段の経費がかかりますから、地域の工務店さんでは難しいかもしれませんが、現場見学会なら可能ではありませんか?
あなたが建てたお家の完成記念として、2日間限定で現場見学会をすると、あなたも見込み客も直接話すことができるため、これだけでも信頼度が増していきます。
最後にイベント。
大手住宅メーカーが率先して行っています。
モデルルームが立ち並ぶところで、休日に「子供が喜ぶ」イベントを催し、パパとママにはお金関する講座を開催しているところもあります。
この方法、どれくらいの反応があり、どれくらいの率で成約するのでしょうか?
もし、あなたのところもイベントを催して反応があれば、続けてもらいたいです。
しかし、イベントの内容と、あなたのビジネスが一致していなければ(関連していなければ)、無料でできる暇つぶしに来る人ばかりとなってしまい、時間と費用だけがかかるという状態にもなります。
イベントは「やった感」を感じることができますが、ここは冷静に数字で判断してください。
(2)ネット
これからの住宅会社さんや工務店さんが避けて通れないのが、ネットを使った集客でしょう。
特にホームページを使った集客は、今後もなくならないでしょうし、どの業界でもスタートすることになる方法だと予想できます。
ネットを使った集客をスタートすることは簡単です。
しかし、ただ勢いでスタートしただけでは、どれだけ時間と労力を注ぎ込んでも成果につながりません。
ただ、ポイントを押させて進めることができると、ホームページからの集客は仕事を楽にしてくれます。
2: リアルな集客方法で注意するポイント
まずはリアルでの集客を行うときに、注意するポイントを覚えておいてください。
意外なことですが、リアルで行う集客は物質的に何かを渡すことが多いため、
「渡せば集客活動完了!」
と勘違いしてしまいます。
そこで、このような勘違いをなくすためにも、次のことに注意してください。
「誰に、どこに、集客メッセージを届けるのか」
例えば、あなたが作ったチラシ。
どのような方向けに作られているでしょうか?
- 定年退職された方
- 定年退職5年前の方
- 結婚3年目でお子さんお一人のご家族
これらの方の頭の中を覗くと、家がほしい理由は同じではありません。
- 二世帯住宅を考えているかもしれません
- 退職後、夫婦二人で趣味を楽しみながら暮らしたいかもしれません
- お二人目のお子さんの予定があるから、もう少し広い家と庭がほしいと考えているかもしれません
それぞれに家を購入する理由が違いますから、同じように
「女性がうれしい片づけ上手な家」
というようなメッセージを届けても、誰も反応してくれない可能性があります。
リアルの集客方法で注意するポイントとは、
「誰に、どこに、集客メッセージを届けるのか」
ここを明確にしておくことなのです。
これまであなたが出されたチラシ、このポイントはどのようになっていたでしょうか。
見直してみて、あなたの地域に存在する人へ伝わるメッセージになっていたかどうか分析してみてください。
3: ネットの集客方法で注意するポイント
リアルの集客方法と同じく、ネットでの集客方法にも注意するポイントがります。
リアルとネットの大きな違いは、ネットは全国へ情報を発信するということです。(日本語という壁はありますが、厳密には世界へ発信しています。)
ですから、必然的に競合は全国の同業者となります。
ここを忘れていると、知らない間に全国の大手メーカーと渡り合うことになる場合もあります。
ですから、ネットでの集客を行う場合には、
- どこの
- 誰に
アプローチするのかを明確にしておく必要があります。
例えば、あなたの商圏が神奈川県だったとすると、ネットで情報発信するときには、神奈川県の方に見てもらえる工夫が必要となります。
この工夫は、地域を示すキーワードを使うことで解決できる場合もありますし、もっと地域を絞って「藤沢」という駅名を示すキーワードで解決することもできます。
これはホームページやブログを手に入れたときに、忘れがちなことなんです。
SONIDOが制作したホームページの場合には、必ずお客様の商圏を確認し、必要であれば地域名など、見てもらいたい人を絞り込めるようにしていますが、このようにはなっていないところも見受けられます。
ネットでの集客は、アプローチの仕方を明確にしておかないと、星の数ほどあるホームページの中に埋もれてしまい、誰にも見つけてもらえないという悲劇が待っています。
4: 共通して重要なのはコレ
リアルでもネットでも集客に共通して重要なことがあります。
それは、
「コンセプトとコンテンツ」
この2つのパワーです。
コンセプトは、どのようにアプローチするのか、アピールするのかという部分です。
あなたの会社の長所と短所をあぶり出すことで、他の競合がアピールできないことを、あなたは自信を持ってアピールできることもあります。
また、あなたの得意な分野(オープン外構が得意とか)があれば、その得意を欲している人に向けてアプローチすることもできます。
コンテンツとは、あなたが相手に提供するものすべてです。
- リアルで提供するチラシ
- 小冊子
- 電話対応
- メール対応
- ホームページ
- ブログ
すべて「コンテンツ」です。
ということは、これらコンテンツのパワーをアップさせることが大切になってきます。
チラシでは、機能ではなくメリットを伝える。
ホームページでは住宅購入に役立つ情報を伝える。
電話やメールの対応は素早く丁寧に、相手の視点にたった対応を行う。
このように書くとどれも当たり前のことばかりなのですが、実際このように配慮されているところは多くありません。
もし、あなたのお家で新聞を取られているのなら、土曜日・日曜日に入る住宅関係のチラシを見てください。
上のような「お客様目線」に立ったコンテンツとなっているところがどれくらいあるでしょうか。
集客にはコンセプトとコンテンツを常に忘れないでください。
5: まとめ
住宅会社さんや工務店さんの集客は、すべてをネットだけで完結できることは、まだまだ簡単ではありません。
しかし、もっとも労力が必要となる、集客の最初の部分。
とっかかりの部分をネット集客することができれば、後はホットな方にあなたの仕事を説明するだけでクロージングまで進んでもらえるはずです。
リアルだけ、ネットだけ、そんな集客ではなく、両方を合わせた集客をスタートしてもらいたいと思います。
どちらも今日からチェックして実践できるポイントですから、ぜひすぐに活用してみてください。
集客は実践までのスピードを素早くし、繰り返しテストを行うことが大切です。
ライバルよりも一歩でも早くスタートを切ってください。