seo対策とブログだけじゃない!ホームページ集客に使えるコンテンツ11選
中小企業白書2016の調査結果によると、「自社ホームページやソーシャルメディアを実施したが期待した効果が得られなかった」という回答が24.8%あったそうです。
出典:中小企業白書2016
http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/PDF/chusho/04Hakusyo_part2_chap2_web.pdf
- 営業力や販売力の強化
- 売上の拡大
- 顧客満足度の向上
- 新規顧客の開拓
- 新市場の開拓
このような成果を求めて、ホームページやSNSを活用したのに、効果が得られなかったということは本当に残念です。
このような残念なことは、どうして起こるのでしょうか?
その理由のひとつには、ホームページとSNSなどを、上手に組み合わせられていない、または、組み合わせる方法を知らない。
このようなことが考えられます。
では現在、多くの中小企業さんがやっている、ホームページ集客の方法はというと
- SEO対策
- 会社ブログ
この2つがメインになっていると思います。
この2つは基本ですから、間違っている訳ではありません。
でも、他の方法を「組み合わせる」ことで、ホームページ集客の効果を高めることができます。
そこで今回は、「効果がなかった24.8%」の仲間に入らないために、ホームページ集客で組み合わせて使える方法をご紹介していきます。
目次
1: ホームページ集客に必要なものとは
まず、組み合わせを考える前に、ホームページ集客に必要なものを、おさらいしておきたいと思います。
ホームページから集客を行う場合に必要なのは
- 戦略
- コンテンツ
この2つです。
戦略はマーケティングとも言えます。
どんなに優れた商品やサービスでも、欲しい人へメッセージが届かなければ無かったものと同じです。
このような状態にならないために、戦略(マーケティング)が必要です。
- 誰に
- 何を
- どうやって
これが基本ですが、多くの中小企業さんが行うホームページ集客では、この基本が押さえられていません。
- 多くの人へ
- たくさんの商品やサービスを
- 様々な方法で
これでは、大手企業に最初から負けてしまいます。
私たちに必要なのは、例えば
- 35歳以上の中小企業(スタッフ10名以下)の社長さんへ
- 収入を90日で3倍に増やすサービスを
- ホームページを通じて伝える
このような、絞った「ターゲット」を狙う必要があります。
まず、このことを思い出していただきたいと思います。
次に重要なのは「FREE戦略」と「コンテンツ」です。
あなたもご存じの通り「モノ」が売れる時代ではありません。
「体験」を売る時代です。
だから、まだお客さんになっていない「見込み客」へ
- 安いですよ~
- 価値がありますよ~
- 明日から値上がりしますよ~
こんなセールストークでは、誰も見向きはしません。
まず、見込み客がほしいと思っていることや悩みを解決できる、役立つ情報を無料で提供し、自分たちのホームページやブログを信頼してもらう。
「ここは、役立つな。ダマされないだろうな。」
先に無料で体験してもらい、信頼を勝ち取り、その結果として「お客さん」になってもらう。
このように「無料」で「質の高いコンテンツ」を提供することが、ホームページ集客を行う上で必要なことです。
間違っても、「一番知りたいところは、有料で」とか「お金を払わないと教えません」というのでは、今の時代、ホームページ集客を行っても失敗するでしょう。
2: 2つの代表的な集客方法と対策
ホームページ集客に必要な「戦略」と「コンテンツ」。
思い出していただけましたか?
では、次にホームページ集客を行うときの代表的な方法と対策を、こちらもおさらいしますので思い出してください。
すでにご存じかもしれませんね。
代表的な集客方法と対策は
- ブログ
- SEO対策
です。
ブログはオフィシャルのホームページとは違い、簡単に新しい情報を更新することができます。
また、変更や追加も簡単にできますし、集客するためのコンテンツとして代表的な存在です。
でも、作ったブログは、見てもらわないと意味がありません。
誰も見てくれなければ、時間と労力をかけて作っても意味がありませんからね。
だから、より多くの人に見てもらうために、SEO対策を施します。
SEO対策は「サーチエンジン最適化」の意味ですが、実際にはGoogleで検索されたとき、検索結果の上位に表示されることを狙った対策だと言えます。
過剰なSEO対策は良くありませんが、適切なSEO対策は、情報を探している人に良質なコンテンツを届けるために必要です。
どちらかと言えば、ブログとSEO対策はセットで考えるべきですし、SEO対策を考えることは、見込み客の悩みを知ることにもつながります。
ですから、この2つは今後も無くなることはないでしょう。
そして、この2つがホームページ集客の中心であることも変わらないと思っています。
だからこそ、SEO対策を行った良質なブログは、より多くの人へ届ける必要が出てきます。
- 何かで悩んでいる。
- 何かの問題を抱えている。
- どうにかしたいと考えている。
このような見込み客へ、私たちが最適な情報(デマやフェイクではなく)を届けることは、社会的に見ても高い貢献をしているはずです。
そこで、私たちに必要なのは、一人でも多くの悩みや問題を抱えた人へ情報を届けることなのです。
3: 組み合わせてホームページ集客の効果をアップする方法
一人でも多くの人の悩みや問題を解決する。
そのために出来ることを、組み合わせて使いましょう。
3.1: Facebook
SNSの代表的存在、Facebook。
年齢によって分布がありますが、20~60代まで、まんべんなく使っているSNSだと言えます。
Facebookには「個人アカウント」と「Facebookページ」の2つがあります。
ブログ記事の更新や日々のことを拡散するだけなら、個人アカウントで行えます。
しかし、Facebookピクセルを使って、細かくターゲットを絞り広告を出していくなら、Facebookページでの運用が必要です。
Facebookピクセルについては「Facebook広告をやるなら知らないと損!フェイスブックピクセルの使い方」をご覧ください。
- アカウントやページを持つのは無料
- 拡散効率が高い
- 簡単につながりが作れる
- Facebook広告は条件を絞ると低価格でも効果が出ることもある
- 取りあえず頻繁に投稿する必要がある
- 「いいね」を押したり、フォローする必要がある
- Facebook広告にはFacebookピクセルの知識が必要
拡散率が高く、似たような人が集まるコミュニティーへ参加しやすいので、集客効率は高いと言えます。
ただ、最大の問題は、経営者にとってもっとも大事な「時間」を奪われることでしょう。
Facebookを組み合わせるとき、
- 経営者自身が行うなら、1日20分と決める
- 経営者自身が行うなら、1日「いいね」は20個と決める
- 誰か他の人に頼む
このような約束を作っておくのがいいと思います。
3.2: Twitter
Facebookと同じように、手軽に活用できるのが「Twitter」です。
個人でも仕事でも使えますし、フォローされる数が増えると拡散率がアップします。
- 無料
- つながりやすい
- 10代~30代に有利
- 気軽に使える
- ツイートを頻繁にする必要がある
- フォローされにくい
Twitterを組み合わせるときは、Facebookと同じで、1日の約束を決めておくことが大切。
そして、フォローしたけれど無反応な人、フォロワーでも反応が薄い人は整理しながら運用することが大事です。
関係性を大事にしたいので、シェアされたら一言お礼は言っておきましょう。
3.3: Instagram
女性に使用者が多いSNSがInstagramですね。
飲食、ファッション、美容など。
写真映えする商売にはぴったりです。
- 女性へアプローチしやすい
- 無料
- 写真がメインなのでグローバル
- コマメな投稿が必要
- 見栄えが重要なので撮影か加工のスキルが必要
インスタグラムを使った集客方法については「インスタグラムは集客ツールになるのか?メリットとデメリットを考える」をご覧ください。
3.4: YouTube
誰もが知っている「YouTube」。
Googleの傘下になったので、YouTubeの活用はGoogleの検索結果に少なくとも影響すると思われます。
動画はインパクトも強いですし、読まなくていいから「楽」。
そして、動画に出演している人の人柄も伝わります。
人は直接会った人や、直接話を聞いた人を覚えています。
また、信頼度も高くなります。
- 無料
- インパクトが高い
- メッセージを音声と動きで伝えられる
- Googleの検索結果上位を狙いやすい
- スマホがあれば簡単に撮影して投稿できる
- 高品質で大手広告会社が作るようなものは費用が高い
私たちがYouTubeを活用する場合、動画の画質はあまり問題になりません。
暗すぎるとか明るすぎるというのはダメですが、普通に映っていればOKです。
YouTubeの場合、画質よりも音質の方が重要で「何を話しているのかわからない」というのは避けたいところです。
うるさすぎる場所、モゴモゴした話し方でなければ、現在のスマホはキレイに動画を撮影できます。
3.5: LINE@
10~30代の必需品「LINE」。
LINEは日本人の約50%が日常的に使っているとも言われています。
このLINEが提供するサービスに「LINE@」があります。
「えっ?LINEとLINE@って違うの?」
同じように思いますが、使い道が違うんですね。
LINEは個人のメールというイメージをしてもらうとわかりやすいと思います。
だからプライベート用。
対して、
LINE@はメルマガというイメージ。
企業や個人事業主などが情報を発信するビジネス用。
それぞれ、使う用途が違うことを知っておいてください。
で、今回の話である「ホームページ集客」で使えるツールはというと「LINE@」です。
LINE@で注意する点としては、
LINE@は一部のビジネス(ネットワークビジネス系、自己啓発系やアダルト系など)では登録できないようになっていること。
また禁止事項としては「自社以外の第三者の宣伝が禁止」という決まりがあります。
このような注意事項や禁止事項(詳しくはLINE@のガイドラインを参照してください。)を守った上で活用するなら、登録してくれた個人へ直接情報を送れますからホームページ集客につながる最適なツールだと言えます。
- 登録してくれた人へ一斉送信できる
- 登録してくれた個人へも1対1でメッセージを送ることができる
- 若い世代にメッセージが届きやすい
- 使い方が一般化しているので受け取る側の抵抗感が低い
- やりとりが少なくなると飽きられやすい
- 登録してもらうことが難しい
LINE@は無料で「できること」がいっぱいですから、集客ツールとして使えます。
ただしいっぽうで、LINE@に登録してもらうことが難しいという事実も知っておきましょう。
だから、LINE@を集客ツールにするためには、登録してもらうために別のツールや戦略が必要になります。
例えば、店舗系なら割引クーポンなどと組み合わせて集客に使う。
セミナー講師やコンサルさんなど「自分がウリ」の人は、自身のブログやTwitter、FBなどから登録してもらう流れを作るのが良いかと。
今の時点では「登録してくれたらラッキー」くらいの気持ちで待つか、他の戦略やツールと組み合わせるかですね。
3.6: PPC広告(リスティング広告)
YahooやGoogleで検索すると、上の方や横の方に表示される広告です。
ブログを閲覧していても、記事の中央部分や下の方に表示されていることもありますよね。
PPCやリスティング広告は「広告」なので有料です。
ですから、広告費という予算が必要です。
でも、お金を使いますから、検索結果から選んでもらいやすくはなります。
- お金があれば、検索結果の上位に表示される
- 特定のキーワードや嗜好のターゲットを狙って広告を表示できる
- 「時は金なり」お金を使う分、早く集客できる可能性が高い
- とりあえず広告単価が高い
- 片手間では広告を作ることも運用することもできない
- 最初はポイントがわからないので、損することが多い
期間を決めて、広告費を決めて、後はテスト。
そんな気持ちで行うのがおすすめです。
素早くブログへの訪問者を増やすには最適な方法ですね。
そして「PPC広告」と言えば「ランディングページ」。
ランディングページについては、
「ランディングページの構成で無料オファー(FREE戦略)の集客が変わる」
を参考にしてください。
3.7: 無料メルマガ
無料の役立つコンテンツと引き替えに、訪問者のメールアドレスを教えてもらう。
そして、そのメールアドレスへ有益な情報を送る。
これは繰り返しブログへ訪問してくれるパターンを作りやすい方法です。
- LINE@と同じように、こちらかメッセージを送れる
- LINE@よりも登録のハードルが低い
- 購読中止されるまで、メッセージを送れる
- 何度も繰り返しホームページへ誘導できる。
- 文章力が必要
- 最低でも1週間に1回は送らないと関係性が希薄になる
王道のメルマガですが、今でも無くならないということは、それだけ効果があるということです。
高額商品を販売している人は、メルマガで販売していることが多いです。
その理由は、関係性が出来ているところで販売した方が、確実に売れるから。
そしてクレームの確率、返品の確率が減るからです。
開封率が高まるメルマガについては「メルマガの件名で売上げダウン!?今すぐ使える開封率をアップして読んでもらえるコツ」を参考にしてください。
3.8: プレスリリースの掲載実績
プレスリリースそのものは、メディアへ送るDMですが、メディアで取り上げられた結果を使うことは、ホームページ集客に有効です。
メディアに取り上げられると、新聞などに掲載されますから、ホームページへの訪問者が増加します。
掲載されたことを、自社のホームページで紹介することもできます。
Facebook、Twitter、LINE@、無料メルマガ。
すべてを組み合わせて、メディアへ掲載されたことを伝え、ホームページ集客を増やすことができます。
- 無料
- 信頼と権威が増える
- より多くの人の目にとまる
- 一時的な反響で終わる
ただ、一時的な反響で終わるのは、継続してイベントなどを行っていないからなんです。
一度掲載されたメディアなら、イベントを継続すれば、その都度メディアへアクションできますから、取材のチャンスも増えていきます。
店舗系で使えるプレスリリースの書き方については「【店舗系必読】プレスリリースの書き方。無料でいつもより広く集客する方法」を参考にしてください。
3.9: 名刺
ベタですが、名刺にはホームページのアドレスを載せておきましょう。
QRコードを使う方もいるので、QRコードを印刷しておいてもいいでしょう。
名刺交換した相手は、ほとんどの場合お互いに興味がある人のはず。
異業種交流会などの名刺交換は、その場だけということもありますが、そうじゃなければ、興味を持っているから名刺を交換するはずです。
- 名刺に書くだけなので簡単
- 興味がある人なので、アクセスしてもらいやすい
- 名刺の印刷代でOK
- 興味のない人へ義理で渡したとき「損」した気分になる
簡単にできるので、やってみることが大切ですね。
3.10: アフィリエイト
商品やサービスをホームページで販売しているなら。
ホームページで問い合わせを待っているのなら。
アフィリエイトを使うのも方法です。
アフィリエイトとは「成果報酬型」の広告のようなものです。
アフィリエイトをやっている、アフェリエイターは自分に顧客を持っています。
その顧客へ、あなたの商品やサービスを紹介してくれます。
そして成約したときだけ、あなたがアフェリエイターへ費用を支払うシステムです。
YahooやGoogle、Facebookの広告のように効果があってもなくても広告費が必要というのではありません。
- 初期費用が低い
- アフェリエイターへの報酬次第で集客の状態が変わる
あと、アフィリエイトを使う場合には、ランディングページが必要です。
ランディングページについては、
「ランディングページの構成で無料オファー(FREE戦略)の集客が変わる」
を参考にしてください。
3.11: ココナラ
「何でも500円」がウリの「ココナラ」。
ココナラに「お試し」を500円で出してみるのも方法です。
お悩み相談、問題解決など、コンサルティングやアドバイスなども、まずは500円で試してもらうことができます。
商品もお試し用にパッケージを変えれば、1件「500円」で集客できます。
- 簡単に出品できる
- ココナラのプロフィールから、ホームページへ誘導できる
- 低価格やお試し目的の人が多い
- 価格競争になりやすい
まずは多くの人へ体験してもらいたい。
そんな戦略なら活用できると思います。
4: まとめ
ホームページ集客の基本は
- ブログ
- SEO対策
この2つであることは変わりません。
役立つコンテンツを届ける代表例は、ブログの記事です。
ブログはスマホが1台あるだけで、誰でも簡単にいつでも見ることができるんですからね。
そして、「探そう」と思った瞬間に使われるのがキーワードであり、SEO対策の根底にあるものです。
でも、2つだけだと、役立つブログの情報がより多くの人の目に触れることが少なくなります。
せっかくの役立つ情報ですから、一人でも多くの興味がある人へ届けたい。
そこで、今回ご紹介しました方法を組み合わせて活用してほしいと思います。
あくまでも、最終的に訪問者が到達するのは、ブログやホームページです。
そこに導くための方法として、組み合わせたり、ご自身のターゲットが使っているメディアへの露出を増やして、より効率的に、より効果のあるホームページ集客の仕組みを作り上げてください。
併せて読んでね!!
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