集客が先かマーケティングが先か。売る仕組みをつくるために必要なこと
「ホームページから集客したい!」というお話をよく聞きます。
また、メールでもいただくことが多いです。
あなたがもし、これまで集客するために、
- ブログを書く
- Facebookに広告を出す
- Facebookで「いいね」する
- Twitterでフォローする
- アメブロで自動ツールフル活用
このような「手段」を行い、時間とお金を使ったけれど、、、
未だにホームページから集客できていないのなら。
今回ご紹介させていただく内容が、今後のホームページ集客に役立つと思います。
目次
1: 集客とマーケティングの目的を整理しよう
「集客」を考えると、同時に「マーケティング」という言葉に出会うはずです。
そこで、勘違いしてしまいがちなのが
「集客とマーケティングは同じ」
だと考えてしまうことです。
確かにどちらも最終的な目的は「購入してもらうこと」ですから、間違いではありません。
しかし、集客とマーケティングは似ていますが、それぞれに役割があるのです。
この役割を見誤ると
- 集まっているのに効果が出ない
- マーケティングを学んで実践しているのに全然
- マーケティングのテクニックでお客を集めているのに成果がない
というようなことが起こりやすくなります。
それでは、まず、集客とマーケティングの役割を明確にしておきましょう。
(1)集客
集客とは、お客さんを集めることです。
そして、お客さんを集めるときには、次のことを意識しておく必要があります。
- リピート多数のファン(VIP顧客)
- はじめて買ってくれた新規顧客
- 買ってくれそうな見込み客
- まだあなたを知らない潜在顧客
- いつからか会わなくなった休眠顧客
さて、あなたが「集客」というとき、どの顧客層を狙うのか、意識して決めているでしょうか。
それぞれの顧客層が感じている、あなたに対する感情は違います。
また、顧客層によって、あなたと接触するメディアも違うでしょう。
そこで集客とは何かと考えると
「それぞれの顧客層をあなたの元へ惹きつけ集めること」
と言えるでしょう。
(2)マーケティング
マーケティングとは、セールスするための仕組み(準備)と言えます。
例えば、うまくセールスできる手順や方法があるのなら、その流れを誰もが使えるようにすることがマーケティングです。
また、流れを明確化するためには、次のような準備が必要になってきます。
- いつも出てきますが「誰に」を決める
- 商品やサービスの特徴、メリット、ベネフィットを言葉にする
- 「誰」が使っているメディアを見極める
- お客さんとの関係が維持できる方法を見つける
これがマーケティングです。
このように「集客」と「マーケティング」は似ていますが、よく見ると役割が違います。
感覚的には、マーケティングの中に集客が含まれているイメージです。
ということは、集客から問い合わせ、または成約へと成功させるためには、マーケティングの全体像を知らないと成果が期待できないということなんです。
2: マーケティングの全体像を知る
それでは、マーケティングの全体像とは何かをお話しましょう。
僕たちはビジネスをやっていますから、最終的な目標は「購入してもらう」ことになります。
そこで、目標までの流れを次の3つのステップに分解します。
- STEP1:アクセス(訪問)
- STEP2:問い合わせ
- STEP3:成約
■STEP1:アクセス(訪問)
あなたが顧客として迎えたい「層」が使っているメディアを選定し、そこにメッセージを発信します。
- SEO対策による自然検索
- PPC広告やFB広告
- SNS
- YOUTUBE
他にもありますが、顧客層が使っているメディアを選びましょう。
ここで間違ったメディアを選ぶと、どのようなメッセージを発信しても、反応される可能性が激減します。
■STEP2:問い合わせ
コンテンツやホームページのサービス情報。
あなたが迎え入れた訪問者が、興味を持った瞬間に問い合わせできる工夫をしてください。
コンテンツに「お問い合わせはこちら」とリンクを追加してもいいでしょう。
無料プレゼントを活用してメルマガ登録してもらい、関係性を築いてからメルマガより問い合わせしてもらうのも方法です。
ポイントは、迷わせない工夫、動作を促すメッセージが大切です。
後は、「面倒だな」と感じさせないことも重要です。
意外と人は忙しいものですからね。
■STEP3:成約
インターネットで完結する場合もあれば、成約に営業活動が必要となる場合もあります。
例えば、SONIDOの場合ですと後者の流れです。
ホームページからお問い合わせをいただき、何度か個別にやりとりをし、ご納得いただけた時点で「成約」ということになります。
ここでのポイントは、成約までの間に、どれだけ見込み客の不安要素を無くせるかです。
販売する商品やサービスによっては、リスクリバーサルのために「90日間全額返金保証」というのもできます。
SONIDOなら、ご納得いただけるまで、ゆっくりお話させていただくことでしょう。
また、成約していただくためには、支払い方法や金額などの要素もありますが、一番大切なのは
「ここでお金を使って自分はバカをみないのか」
この不安を解消していただくことが重要だと思います。
いかがでしょう。
このように「マーケティング」の全体像を知っておくと、それぞれのステップでやるべきことが具体的になってきます。
3: つながりを意識してこそ勝利が近い
もし、今お話しました「全体像」がわかっていなかったとすると、、、
何かの「手法」を使ってアクセスだけ集まったとしても、次の役割を知らずに準備できていなければ、「集まった」だけで終わってしまいます。
例えばあなたが「アドセンス」で収入を得ているのなら、アクセスを集めるだけでいいのかもしれません。
「PV」を増やすことで、セミナーを開講し収入を得ているのなら、SNSを使ってアクセスを集めるのが適していると思います。
しかし、僕たちはビジネスとして、商品やサービスを販売していますから、アクセスが集まるだけでは意味がありません。
確かにアクセスを集めることも重要ですが、アクセスを集め、訪問者の中からあなたへ問い合わせや成約をしてもらわないと最終目標に到達できないのです。
そのためには、マーケティングという仕組み(流れ)を、体系的に学び考えることが大切です。
先ほどの3つのステップは、それぞれがどのようにつながっているのか。
具体的には、
SEO対策したコンテンツは、どのように問い合わせにつながっているのか。
問い合わせから成約へのつながりはどうなっているのか。
場合によっては、コンテンツからメルマガ登録へは、どのような目的があり、どのような関係性を持たせてつなげているのか。
全体のつながりを知ってもらうことが、あなたの理想の成果が手に入る近道になります。
どうしても「手段」に注目しがちですが、ここは一度、全体のつながりを眺めてみて(俯瞰してみて)ほしいと思います。
4: 手段ではなく目的から選ぶ
では「手段」についてお話しておきたいと思います。
「手段」とは、先ほども出てきましたが
- SEO対策による自然検索
- PPC広告やFB広告
- SNS
- YOUTUBE
こういうものですね。(他にもあります。)
それぞれに特性や特徴がありますし、どれが優れていて、どれが劣っているということはありません。
ただ、ここで知っておいてもらいたいのは、
「Facebook広告は効果あります!」
と聞いたからと、なにも考えずに選んではいけませんよ、ということです。
最初に「集客」でお話しましたように、あなたが今集めたい「顧客層」が誰なのか。
そして、その顧客層は、どこにいるのか。
ここをしっかり見極めないと、どんなに効果があると言われている手法を使っても、あなたが考えている成果は近づいてきません。
ですから「手法」を選ぶときには「目的」から選ぶようにしてもらいたいのです。
「誰を集めたいのか」
この一言の中には、たくさんの意味が含まれています。
「目的」から逆算することで「手段」を選択してください。
5: 「いいものが売れるとは限らない」は半分だけ正解
最後になりましたが、セールスやマーケティングなどを学ぶと
「いいものが売れるとは限らない」
という言葉を目にすることがあります。
この言葉は、半分は正解だと思います。
「いいもの」であっても、
- 適切な「誰」へ
- 適切な「手法」を使い
- 適切な「メッセージ」を送る
これを間違うと誰にも知ってもらえませんし、興味も持ってもらえません。
だから、半分は正解だと思うのです。
では、後の半分はどうなのか、ということです。
常に新規顧客を相手に、一度だけのビジネスをしているのなら、この言葉は正解です。
しかし、ほとんどの場合はリピートしてもらいたいはず。
もしここで商品やサービスが「いいもの」ではなければ、、、リピートしないですよね。
そもそも「いいもの」でなければ、良い体験をしてもらえないですよね。
ですから、
「いいものが売れるとは限らない」
という言葉を勘違いしないでください。
この言葉の後ろには
「いいものである」
という前提が存在しています。
「そんなにいいものでなくても、マーケティング次第で集客し売れる」
というのは、僕たちのビジネスでは致命傷になりかねません。
「集客」という手段や「マーケティング」を学び実践するのと同時に、自分たちが提供する商品やサービスは「いいものである」と言えるようにしておくことが重要だと思います。
6: まとめ
今回は間違えやすい「集客」と「マーケティング」についてご紹介してきました。
お話しましたように、最終目標に向かってどのような準備と流れを作り、仕組みにするのかが大切です。
また、最終目標へ向かうために「集客」という手段を使うことで、より仕組みが回り出し、ビジネスが活発に動いていくようになります。
ぜひあなたも、ご自身のビジネスの「全体像」を知り、適切なターゲットへメッセージを送り、ビジネスを活性化してください。