ホームページ集客を業者に代行依頼するメリットとデメリット

(1)SEO対策

ホームページ集客を業者へ代行した場合、行われることの多い対応がSEO対策です。

SEO対策とはGoogleやYahoo（最近ではBing）でキーワードを入力して検索されたとき、検索結果の上位に自社のページが表示されるよう最適化する方法です。

SEO対策には様々な方法があります。基礎的な対策方法もあれば、ブラックな対策方法もあります。

どのような方法を得意としているのかは、代行する業者によって変わってきます。そのため、ブラックな対策方法を得意としている業者へ代行を依頼すると、一時的には検索上位に表示されるかもしれませんが、しばらくするとGoogleからペナルティーが掛かってしまい、検索結果へ二度と自社のページが表示されなくなることもあります。

SONIDOとしては、SEO対策を代行業者へ依頼しやってもらうのなら、基礎的な対策からはじめ、コンテンツ内容の充実からSEO対策を進めるのが良いと考えています。

(2)ランディングページ制作

集客代行で行ってくれる対応の2つ目は、ランディングページ（セールスページとも呼ばれます）の制作です。

ここでいうランディングページとは、1枚ペラで縦長の「セールスするため」だけに用意されたページを言っています。

こうしたページの制作には、どういう風にユーザーへ伝えるのかが大変重要になってきます。そして、最後には目的の行動をしてもらう必要があります。

そこで、ランディングページを制作するときには「セールスコピーライター」と呼ばれる専門のライターが原稿を書き、デザイナーがより売れやすいように整えます。

こうした一連の作業を代行業者が行ってくれます。

SONIDOでもランディングページ制作のご依頼は増えています。このページがあるかどうかで成約率や問い合わせ率も変化しますので、SEO対策と合わせて代行している業者が多いのも納得です。

(3)リスティング広告運用

検索したキーワードに連動し、検索結果の上部や下部、パソコンなら右エリアへ出す広告の運用を代行してくれます。

代行業者で行われるリスティング広告運用の範囲は様々ですので注意が必要です。

• 広告の原稿や画像まで制作し、キーワードも調べて運用してくれる
• キーワードは調べるが、原稿や画像の制作はしていない
• キーワードも原稿も画像も顧客が用意し、広告設定だけ代行

他にも、広告の結果をレポートしてくれるところもあれば、何もないまま毎月費用だけ請求が来るところもあります。

(4)SNS運用

集客の向上は、情報を拡散させることで実現できます。そのため現在ではSNSの運用が大変重要になっています。

しかし、実際にSNS運用をやってみるとわかりますが、かなり大変です。選任の担当者がいないと上手く回りません。

そのため、SNS運用を代行してくれる業者もあります。ただし業者によって得意なSNSがあることを知っておきましょう。

• Facebook
• Twitter
• Instagram
• YouTube
• LINE
• TikTok

全てを得意とする業者は多くありません。まずは自社に合ったSNSを理解し、そのSNS運用を得意とする代行業者と相談しましょう。

(5)ホームページ改善

ホームページ集客を代行する業者の中には、SONIDOのような制作会社もあります。

制作会社が代行を請け負うと、ホームページ全体の作りや内容まで詳しく調査分析しますので、状況によってはリニューアルをご提案し改善へと導くこともあります。

いくらがんばっても検索上位にならない。そういう場合は、ホームページを根本的に調査し改善するか、リニューアルされるのがおすすめです。

SONIDOのクライアント様の中でも、いくらがんばっても検索上位にならず問い合わせもほとんど無かった方がリニューアルされたところ、公開から2週間でいきなり問い合わせが発生した事例もあります。

(6)メディアサイト運用

ホームページ集客の代行業者がやってくることの中には、メインとなるホームページ集客の改善だけではなく、より多くの人から知ってもらうための「メディアサイト」運用を代行してくれるところもあります。

まだまだ中小企業ではメディアサイトを持ち、運用するのは簡単ではありませんが、年商10億円を超える規模になったときには、新しい集客方法として代行を依頼するのも「あり」だと思います。

(7)コンサルティング

ホームページ集客の状況を分析し、改善点をアドバイスするコンサルティングだけ行う代行業者もあります。

この場合、ホームページそのものの改善に発生する実作業は代行しませんが、改善点を発見する「調査と分析」だけ代行していることになります。

社内でホームページを触れる担当者がいらっしゃるのであれば、この方法を試してみるのも良いですね。

(1)プラン制

目的に合わせて対応するサービスを考え費用を算出します。多くの場合、月額○○万円という費用形態になります。

依頼する側としても、プラン内容と費用が明確なので安心できます。

(2)月額制

継続してホームページ集客に関する代行依頼の場合、月額制という方法があります。

予め月額○○万円という費用が決まり、同時にいつまで継続するのかも契約で決めます。

基本的には代行依頼したときに、代行業者の行うサービス内容が明確になっていますので、その範囲なら追加費用の発生はありません。

(3)年間契約制

最初から年単位で依頼したい場合、年間契約制という方法もあります。

この場合、注意しておきたいのは先に1年分の費用を払いますので、途中解約した場合の返金はどうなるのかです。

残り月数を計算して返金してくれる代行業者もあれば、途中解約しても返金は一切行わないという業者もあります。契約するときには確認しておきましょう。

(4)成功報酬制

初期費用無料。決まった成果が出たときに費用が発生する形態です。

初期費用の負担がありませんし、成果が出ないときは費用を払わなくても良いので、代行を依頼する企業としてはリスクが低くなります。

しかし、成功報酬制で注意しておかないといけないのが、成果の判断基準です。

例えば、SEO対策をして「検索結果が1位になれば、日額3万円の報酬」となっていた場合、簡単に1位を取れるキーワードばかり対策されてしまうと、あっという間に多額の費用が発生します。

仮に1つのキーワードで1位になっている期間が「20日間」だったとすると、

3万円　×　20日間　＝　60万円

来月には成功報酬として、60万円の請求書が届くことになります。

(1)目的は何でしょうか？

ホームページ集客を行いたい目的を明確にしておきましょう。

ひとくちにホームページからの集客といっても、企業によって目的は違います。例えば、次のような目的があります。

• 集客して問い合わせがほしい
• 集客してホームページで販売したい
• 集客して知名度をアップさせたい
• 集客して閲覧数をアップさせたい
• 集客して資料をダウンロードしてほしい

目的を決めておかないと、人だけ集まって成果が出ないこともあります。また、目的に相応しい集め方というものがありますので、明確にしておくことが大切です。

(2)デザインだけで中身はありますか？

ホームページで集客したいけれど上手くいかない。そういった問題の原因で多いのが、デザインだけ凝ったものになっていることです。

ホームページは見た目の印象も大切ですが、それは最初だけ。次の瞬間からは、内容を見られることになります。

しかし、デザインだけ力を入れたホームページの場合、訪問者の知りたい情報を整理して掲載されていないことがありますし、掲載されていても大変わかりづらい書き方になっていることもあります。

人は少しでも「よくわからない」「意味がわからない」「いくらなの？」という疑問を持つと面倒くさくなり離脱します。

せっかく集めたとしても、先へ進んでもらえないのであれば成果を期待することはできません。

あなたのホームページもデザインだけではなく、中身があるのか確認しておきましょう。

(3)ターゲットは誰ですか？

ホームページで集客するとき、とても大切なのが「集めたいターゲット」をきちんと設定していることです。

ホームページへ集客する場合、簡単に他社と比較されてしまうため、「みなさん」に向けての情報発信では心に刺さるメッセージを伝えることができません。

あなたのビジネスに興味を持ってほしい人へ向けたメッセージを発信することが重要です。

どのようなターゲットへ向けてホームページが作られているのか、再度確認しておきましょう。

(4)公開してから分析していますか？

ホームページを公開してから、昨日までの

• アクセス状況
• PV状況
• 検索されたキーワード
• 各ページの訪問者数
• 各ページの離脱率や直帰率

こうした数字を分析しているでしょうか？分析せずに、なんとなく「集客できていない」と言っていることはないでしょうか。

まずは数字を把握してみましょう。そして、どういう状況になっているのかを推測することから始めてください。

(5)継続して情報発信していますか？

ホームページを作ってスタート。その後、継続して情報発信できているでしょうか？

Googleも訪問者も、新しい情報（フレッシュな情報）を期待しています。ホームページを公開したときのお知らせで止まっているのなら、集客はできないと考えましょう。

また、継続して情報発信をする場合、社内で継続できる仕組みを整えることも大切です。

「誰かがやってくれる」

という期待だけで済ませておくと、結局は誰も何もやらないので情報発信は滞り、集客することは難しくなります。

(1)メリット

次のようなメリットを感じることができます。

[1]専門知識をすぐに使える

昨日まで自分たちでは分からなかったことが、代行を依頼することで明確になり、すぐに改善をスタートすることができます。

悩んでばかりで時間だけ無駄に使ってしまうことがなくなり、ビジネスにもスピード感が生まれるでしょう。

[2]新しい視点を獲得できる

自分たちだけでは見えないことが、代行業者の視点によって発見できることがあります。

他社目線だからわかること。様々な業種を経験しているからわかること。

いつもとは違う視点を獲得することは、ビジネスの幅を広げることにもつながります。

(2)デメリット

メリットと同時にデメリットもあります。

[1]当たり外れがある

ホームページ集客を業者に代行するとき、当たり外れがあると言われています。

これは依頼する側からするとデメリットと言えます。しかし、現実的には当たり外れというのは少し違っていて、業者の得手不得手があなたの期待することとフィットしていないため、思っているような結果が出ないだけなのです。

どの業者も得意なこと、苦手なことがあります。すべての集客方法が得意というところはありません。

もし、あなたのホームページにSEO対策が必要なら、SNS運用が得意な業者へ依頼するのは間違っています。

反対に、SNS運用をしたいのに、SEO対策を得意とする業者へ依頼すると、思うような結果にならないはずです。

そのため、自分たちのホームページが集客できない原因をある程度は予測した上で、業者に相談すれば自分たちにフィットした方法を得意としているところへ依頼できます。

[2]競合が多いので選びにくい

最近、ホームページ集客の代行を行う業者が増えました。そのため選びにくくなっています。

こういう場合は、

• 代行費用
• 代行業者のサポート体制
• 対応の雰囲気

これらを元に選定していくことがおすすめです。

予算よりも大幅に高い業者へ依頼することは難しいです。連絡しても1週間くらい放っておかれてはスピード感が出せません。

レスポンスの遅い業者なら、関わらない方がストレスもありません。

大切なのは、業者のスキルもありますが、まずは社会人として誠意を持った対応ができるのかどうかではないでしょうか。