売れるランディングページの構成を暴露!無料オファー(FREE戦略)の集客が変わる
マーケティングを学んでおられるなら、こんな言葉をご存じでしょう。
『FREE戦略』
この戦略は、無料のコンテンツなどを使うことで「見込み客」の興味を引き、メールアドレスなどを登録してもらうことと引き替えに、無料だけど価値のあるコンテンツを提供する方法です。
人は「無料」「タダ」「ゼロ円」が大好きです。
当然ですが、お金を払う必要がないのなら、「たいしたものでなかったとしても損しない」という考えもあって簡単に一歩目を踏み出してもらえます。
だから「FREE戦略」は、あなたのことを全く知らない人とつながりを持つ「きっかけ」としては、最高の方法ですよね。
このような「FREE戦略」は、インターネットを使って何かを提供しようと考えている人の「ほとんど」は知っていることでしょう。
では、実際にやっているかというと、意外にやっていません。
どうしてやっていないのか、というところを調べてみると
- 無料オファーをどうやって提供すればいいのか・・・
- 提供するためのランディングページを作るのが難しそう
- 難しそうよりも、面倒。
- どんな話の構成にすればいいのかわからない。
こんな理由の方も結構いらっしゃるようです。
「FREE戦略」は効果的なのに、もったいないですよね。
そこで今回は、無料オファーで集客する戦略でもある「FREE戦略」を行うために、ネットで必要な戦術の一つ「ランディングページ」についてお話します。
実は、ランディングページって、無料オファーの場合と販売する場合とでは構成が少し違うのです。
それでは、始めていきます。
目次
1: ランディングページとは
まず、ランディングページについて、簡単におさらいしておきましょう。
ランディングページとは、あなたのサイトへ訪問したとき「最初に着地(ランディング)したページ」のことを言います。
しかし、日本のネットビジネスでの解釈としては、
「商品やサービスの申し込み・購入・無料オファー」などを促す縦長のページを指していることが多いです。
いかがでしょうか?
既にご存じだと思いますが、ランディングページをイメージしていただけたでしょうか。
2: 無料オファーのランディングページの構成
ランディングページは、目的によって構成が変わります。
- 無料オファーのオプトイン(メルアド取得)用。
- 無料でセミナー参加を促すもの。
- 有料のセミナー参加を促すもの。
- 有料で商品やサービスを販売するもの。
そして、
- 20万円以上の高額商品を販売するもの。
それぞれに目的が違いますから、少しずつランディングページの構成も変化していきます。
そこで、今回は「無料オファー」の構成についてお話します。
2.1: 全体の構成
無料なので敷居は低いですが、手は抜かないようにしたいですね。
有料でも無料でも、その部分の気持ちは同じでありたいところです。
無料は「タダであげる」のではなく「ゼロ円で買ってもらう」と考えるとわかりやすいと思います。
無料オファーに使うランディングページの構成ですが、基本はネットや書籍で言われている構成です。
しかし、違うところは、クドクドと説明しないことです。
すばやくメリットとお客様の声と実績を伝える。
料金はゼロですから、価格のプレゼンもそんなに必要ありません。
無料のコンテンツの説明も、販売するときほど細かく必要ありません。
迷ったり、悩んだりさせず、すばやく登録してもらうことが大切です。
2.2: 各構成を説明
(1)キャッチコピーとイメージ画像
無料ですから「無料」を強調して見せましょう。
そして、ペルソナの悩み、問題、フラストレーションをキャッチコピーに書いてもいいですし、解決した理想の未来を約束するキャッチコピーを書いてもOKです。
「無料」に
- プレゼント
- サンプル
- モニター
というような、別の言い方をプラスし表現しても効果的です。
- 無料でプレゼント
- 無料でサンプルをお届け
- 無料でモニターに参加
そしてイメージ画像には「人」を入れるのがもっとも効果的。
その場合、人の目線の先にキャッチコピーの文字があるのがおすすめです。
イメージ画像は出来上がったら、パソコンで表示して「3m離れた」ところから眺めてみてください。
キャッチコピーや無料の文字など、見てほしいと思うところが見えにくくないか検証しましょう。
少し離れて眺めてみないと、自分の思い込みだけで判断してしまうことが多いです。
ここは気をつけたいところですね。
(2)CTA(コール・トゥ・アクション)
申し込みボタンです。
申し込みボタンの効果には諸説あります。
- 赤はクリック率が高い
- 緑が一番だ
- 進めは「青」だから、ボタンも青がいい
- 白抜きの文字は良くない
- プニプニと動くのがいい
- 文字は少ない方がいい
などなど。
これは、本当に色々と言われ続けていますが正解はありません。
あなたのランディングページへ訪問してくる人の「好み」に左右されますので、ひとつひとつテストしていくしかありません。
最初は「色」を変えてテストする。
その次には「文字」を変えてテストする。
同時にテストしてはいけませんよ。
何が理由でクリック率が上がったのか、それとも下がったのかがわからなくなりますから。
ひとつひとつ、手間と時間がかかりますがやっていきましょう。
(3)なぜ理想の未来が実現できるのか その理由
悩みや問題、フラストレーションを解消できるのが「無料オファー」の中身です。
ですから、あなたは「無料オファー」が「なぜ理想の未来を実現できるのか」という理由を語る必要があります。
長々と語る必要はありません。
ブレット(箇条書き)で短く並べていってください。
(4)お客様の声と実績
ここは証拠の提示でもあります。
既に無料オファーを手に入れ、理想の未来を実感した人の声と実績を紹介しましょう。
多ければ多いほど良いですが、少なくても3名分くらいは欲しいです。
- 既に手に入れている人がいる。
- 実感している人がいる。
- それも、自分と同じような人が・・・。
「この人も良いと言っているから」という気持ちになってもらいましょう。
(5)提供者のプロフィールと実績
無料オファーを提供している「あなた」のプロフィールと実績を、丁寧に紹介してください。
どうしてあなたの無料オファーを手に入れないといけないのか。
どうしてあなたが無料オファーを提供できる立場なのか。
見込み客は「あなたが偉そうに言う理由は?」と考えています。
この疑問を解消するためにも、あなたのプロフィールと実績を紹介してください。
(6)この無料オファーがなぜいいのか 3つの理由
数字などの証拠を使って、無料オファーで解消できることをお話しましょう。
「厚生労働省の発表では・・・」など、権威を持った数字がいいですね。
(7)この無料オファーで手に入る 7つのメリット
無料オファーによって手に入る理想の未来。
これをブレット(箇条書き)で書いていきます。
- 「○○できるので収入が安定する」
- 「○○という新しい顧客層と出会える」
- 「○○を通じてスタッフも生き生きする」
特徴ではなくて、未来像や感情的なことを書くように心がけてください。
(8)これを手に入れないと損しますよ
さぁ、追い込みです。
「少しでも興味を持ったなら、迷わず無料オファーを手に入れてください」
というように、最後の一押しをするところです。
そして、もし無料オファーを手に入れなかったら、どんな状況になるのかもお話してください。
そんな風になりたくないなら「今すぐ無料オファーを手に入れるしかありませんよ」と、迷っている背中を押してあげましょう。
(9)無料や限定の理由
どうして無料なのか。
その理由が必要です。
また、
期間限定なら、いつまでなのか。
数量限定なら、いくつまでなのか。
どうして限定なのかも理由が必要です。
3: ランディングページに必要なこと
無料オファー用ランディングページの構成は、おわかりいただけたでしょうか。
ポイントは「見込み客の心理を理解する」ことです。
これはランディングページだけに限らず、セールスの世界では当たり前の考えとなっています。
見込み客は、頭の中で様々な会話をしています。
- どうして無料?
- 他に何か売りつけるつもりかも?
- ほんとに数量限定?
- いつでも無料なんじゃないの?
- 本当にプロ?
- あなたが語れる理由はナニ?
などなど、いっぱいあります。
ひとことで言うと、見込み客は
「あなたのことも、無料オファーも信じていません」
だからこそ、煽ったキャッチコピーに頼らず、見込み客にとってのメリットや、数字を使った証拠。
実際に無料オファーを手にした人の声や実績が大切なのです。
また、無料オファーを提供するあなたのことも重要です。
これはアメリカの有名なセールスコピーライターでありマーケッターの「ダン・ケネディ」が頻繁に話すことですが、
有名な「ダン・ケネディ」でさえ、自分のセミナー集客用のセールスレターに「自分のプロフィール」を書き忘れたら、集客率が減少した。
こんなことが起こるのです。
自分のことは、ホームページやブログに書いてあるから大丈夫。
そんな風に思わないでくださいね。
必ずランディングページの中にも、あなたのプロフィールや実績をお話するようにしてください。
4: ランディングページを作るには
それでは最後に、ランディングページを作る方法をお話します。
昔と違ってランディングページは、誰でも簡単に作れるようになってきています。
その中でも代表的な方法を5つ紹介しておきます。
4.1: ツールを使う
有名なのは「ペライチ」です。
まず無料でお試しすることができますから、自分で使えるかどうかを試してから購入することができます。
テンプレートも用意されているので、構成に従って文字や画像を入れていくだけで、ランディングページが完成します。
ワードやパワーポイントが使える人なら大丈夫なツールです。
4.2: テンプレートを購入する
ランディングページに特化した「ランディングページテンプレート」を購入するのも方法です。
自分でコツコツと作りたい人向けですが、ランディングページは公開までの速度も重要です。
またテスト中は、手軽に変更もしたいところでしょう。
どうしても極限までコストを抑えたい場合におすすめです。
ですが、他のツールを使った方が楽だと思います。
時は金なりです。
4.3: ワードプレスの固定ページを活用する
ワードプレスのテーマによっては
- 1カラム
- ランディングページ
というテンプレートが存在しているものもあります。
もし、あなたのワードプレスにあれば活用しましょう。
普段ワードプレスでブログが書けていれば操作性は大丈夫です。
4.4: 自分でHTMLから作る
- どうしても凝ったデザインのランディングページを作りたい。
- HTMLやCSSを駆使して、他には無いようなものを作りたい。
こんな方もいらっしゃるでしょう。
でも、僕から言わせていただきますと、、、
「時間がもったいないですよ」
ということです。
確かに方法としては「あり」ですが。
自己満足したい方におすすめですね。
ちなみに、僕はHTMLから作ることは選びません。
4.5: 面倒だったら外部に頼もう
こういう仕事をしている僕が言うと「営業だろ」と突っ込まれそうですが、ビジネスは時間と速度が肝心です。
慣れないランディングページを作るのに、一から勉強して、多くの日数を掛かるのなら、その時間を「あなたにしかできない」ことに使った方が利益も上がると思います。
あなたは自分のビジネスで利益を上げることを考える。
その間に外部の人が、あなたに必要なランディングページを作っている。
リッチ・シェフレンも言いますが、如何にして外部に頼み、自分の時間を確保するか。
これ、ビジネスを加速度的に発展させる鉄則だと思います。
5: まとめ
無料オファーで使えるランディングページの構成はいかがでしたか。
無料オファーの場合、お金への抵抗感は少ないので販売するよりはハードルが低くなりますが、ゼロ円で販売しているということを忘れないでいてください。
ここを間違うと「価値のある」無料オファーのコンテンツにならないことが多々あります。
一般的に無料オファーは「3000円とか1万円とかで売っても恥ずかしくないもの」にする。
こんなことも言われています。
大事な考え方だと思います。
価値のあるコンテンツを作り、ぜひ今回の構成を参考にして、多くの見込み客の手に届くランディングページを作ってください。
そして、あなたの「FREE戦略」を成功させてくださいね。