不動産投資の集客方法でホームページは使えるのか!?
不動産投資に興味をもっている人を集めたい。不動産投資会社が求めるゴールです。
そのため、これまでも様々な集客方法を試してこられたと思います。しかし、昨今の時代の流れから残念ながら外れてしまい、未だ「アナログ」だけで集客をしているところも少なくありません。
今後のことを考えるとデジタル環境の整備に伴って利用者が増えている「ウェブ」を使った集客方法が主流になっていくことは間違いありません。でも、何をすれば良いのかわからないという方も多いはず。
そこで今回は、ウェブ環境で行う集客で、最も扱いやすくて成果を感じやすい「ホームページ」を使った集客方法についてお話していきます。
1: 不動産投資の集客方法でホームページが有利な理由
不動産投資の集客方法でホームページが有利な理由をお話します。
(1)強みを知ってもらえる
不動産投資を考えている、または興味をもっている方というのは、それなりに資産に余裕のある方ですし、お金を働かせて増やすことを理解している人達です。
こういう人たちは、一般の人よりも「成功できるのか」について敏感です。
ホームページを使った場合、あなたが興味を持っている人へ「弊社なら成功できる可能性が高いですよ」と伝えたい「自社の強み」を、文字制限や紙面制限、時間制限を気にすることなく、細かく必要なことを全て伝え知ってもらうことができます。
不動産に限らず「投資」というものは、細かなことまでじっくりと検討しなくてはいけませんし、販売する側も勘違いされないように、細かく確実な情報を提供しなくてはいけません。
しかし、アナログ手法を用いていると、どうしても制限が発生し、必要最低限の情報を伝えるだけで終わってしまい、
- 自社の強み
- 自社を選ばないといけない理由
- 他社を選ぶと失敗する可能性
こうしたアピールポイントを伝えられなくなります。
(2)メディアを持つことでの信頼
投資を考えている人は、あれこれ情報を探し、比較し、検討します。当然ですね。大金を用いるのですから、誰でもこうした綿密な調査を行うはずです。
そこで、こうした綿密な調査ですが最近ではインターネットで検索される方が増えました。ということは、あなたの会社としては、インターネットで検索されたとき、目に付く場所へ「役立つ情報」を提供しておかないと見つけてもらえませんし、選んでもらえません。
こうした問題を解決し、さらに投資に不可欠な「信頼」を獲得するためには、自社で完全にコントロールできる「メディア」を持つことが必要になってきます。
この場合のメディアの内容とは、ホームページを使った自社メディア(オウンドメディアと呼ばれています)から、投資に役立つ情報や、投資に関する最新情報。不動産に関する基礎的な知識の公開や、不動産投資のコツなど、あなたの会社が蓄積している「役立つ情報」を発信することからはじまります。
あなたも私も、これから投資をはじめたいと考えている人も同じですが、役立つ情報(正確な情報でなければいけません)を提供してくれる会社を選びたいものです。
投資を考えている人の心理を考えると、信頼を得るための方法としてホームページは集客活動を有利にしてくれます。
(3)広告費の削減
ホームページから集客できるようになると、高い費用を毎月払って広告出稿する必要性が減少していきます。
事業として広告費をゼロにすることは難しいですが、半分くらいまで削減できることもあります。
ちなみに業種は全く違いますが、SONIDOの場合、広告費はほとんど使っていません。年に数回「広告のテスト」を行うくらいです。業種が違いますから「同じようになります」とは言えませんが、ホームページ集客に成功すると、広告費を限りなくゼロに近づけることも可能です。
(4)競合との差別化
ホームページは個性を出すことができます。デザインで個性を出すこともできれば、発信する情報で個性を出すこともできます。
SONIDOの経験から申し上げますと「発信する情報」で個性を出した方が、競合との差別化が行いやすいです。
2: ホームページ集客の効果を高める方法
ホームページ集客の効果を高める方法について、具体的な手法をお話していきます。
(1)リスティング広告
ホームページへ人を集めるために、もっとも短時間で効果を得やすいのは、GoogleやYahoo!の検索結果へ表示される「リスティング広告」です。
リスティング広告とは、検索されたときに使われたキーワードが、広告と近いときだけ表示される便利な広告です。
この方法、広告なので費用が掛かります。しかし、ホームページを立ち上げたところだと、簡単に人が集まってこないので、ホームページが成長する最初の1年くらいはリスティング広告の併用を検討しましょう。
ホームページが成長し、ホームページ自身で集客できるようになれば、リスティング広告の費用をどんどんと下げていきます。
(2)ポータルサイト
不動産投資を検討する人が集まる「不動産投資のポータルサイト」へ登録しておきましょう。
そして、登録したポータルサイトから、自社のホームページへリンクを張っておきます。すると、ポータルサイトを見て関心を持った人が、ホームページへ訪問してくれます。
「人の集まるところに看板を出す」従来の野立て看板と同じ考え方です。
(3)SEO対策
ホームページ自身での集客を考えると、外せないのが「SEO対策」です。
SEO対策については、こちらのコンテンツをご覧ください。
【ホームページ集客のSEO対策とは?初心者向けの基本と方法を解説】
SEO対策は、リスティング広告と違って「広告費」が必要ありません。そのため、多くの方がホームページを立ち上げた当初から「SEO対策だけで集客したい」と考えられます。
確かに間違った考え方ではありませんが、立ち上げた当初のホームページは残念ながら集客力を持っていません。そのためSEO対策で集客しようとすると、最短で半年、一般的には一年くらい「ガマン」の時期を過ごすことになります。
もし、あなたの会社がSEO対策だけで上手く行くまで運転資金が耐えられるのなら、この方法を選んでも問題ありません。
しかし、「そんなに待てない」という場合は、先ほどお話ししましたリスティング広告からスタートし、平行してSEO対策を行われることをおすすめします。
(4)SNS
不動産投資を考えている若年層をターゲットにするなら、SNSを使ってホームページへ呼び込む方法が使えます。
- YouTube
50代以上もターゲットに含めるなら「Facebook」も使えます。
(5)ウェブセミナー
アナログからホームページへ誘導する方法として使いやすいのが「ウェブセミナー」です。
コロナ禍の影響で、かなりウェブセミナーへの抵抗感が下がりました。オンライン飲み会などが流行っておかげでしょう。
新聞折り込みのチラシ、フリーペーパーなどを使って「自宅で学べる不動産投資ウェブセミナー」を告知します。そこからデジタル環境(ホームページ)へ誘導し、ウェブセミナーを行うことで、
- 競合との違い
- 自社の強み
- 信頼
この3つをアピールすることができます。
3: 集客できるホームページが持っている特性
この特性を知っておくと、ホームページの成長を早めることができます。
(1)顧客のレベルをわかっている
ホームページに訪問してほしい人の「レベル」を理解し、そのレベルに合わせた内容にしましょう。
この場合の「レベル」とは、不動産についてどの程度理解している人なのか、投資についてどの程度理解している人なのか、という意味です。
全くの初心者と、既に不動産投資をやってみた経験のある人では、求めている情報や信頼するポイントが違います。
自分たちが集めたい人のレベルを明確にすることで、この特性が備わります。
(2)回遊率が高い
ホームページへ訪問してもらったら、何ページか見て回ってもらえるような作りにしましょう。
具体的には「内部リンク」をページ内へ張っていくことです。多すぎてはいけません。
(3)ゴールへの導線がある
お問い合わせや無料相談など、御社が決めたゴールへ誘導する「導線」を考えてください。
どういう情報を、どういう順番に提供すれば(見てもらえれば)ゴールへ進んでもらえるのか。これまでの営業経験から洗い出してみましょう。
4: まとめ
不動産投資の集客方法はホームページへ移行していますし、今後のことを考えると有利に使えるツールだと思います。
5Gが普及すれば、スマートフォンだけで過去物件の動画も流せます。オンラインでお話することも、もっとスムーズになります。
不動産投資の集客に有利な環境は整ってきています。ということは、使わない理由はないということです。
まずはホームページを持ちましょう。そして集客ツールへ育てましょう。