集客できるホームページの作り方~7つの特徴で最適化しよう
集客できるホームページの作り方には、今回お話する7つの特徴を持たせることが大切です。
補助金が出るからと言われて、ホームページに多額の費用を注ぎ込んだ(200万円とか300万円とか)にも関わらず、まったく役に立っていないのなら、おそらく7つの特徴が揃っていない可能性が高いです。
というのも、ホームページ制作会社の不都合な真実ですが、一般的な制作会社は
- かっこいい
- きれいな
- かわいい
- 芸術的に見える
- おしゃれに見える
- オリジナリティが高く見える
このような性質のホームページ「制作」を仕事にしており、ホームページで集客することに重きを置いていないためです。
お金を払ったのに残念な結果になっているのなら、ここから読み進めていただき、読み終えた瞬間から改善作業に入ってください。
もし、読み終えた瞬間に
- 明日から
- 制作会社へ相談してみよう
- ○○さんにやってもらおう
というような、弱腰な対応をあなたが考えているとすると、それは大きな間違いです。そして経験から申し上げるなら「絶対」と言っても問題ないです。
「絶対に改善作業を進めません!」
「絶対にやるんだ!」
と、自分自身と強く約束した人だけ、読み進めてください。そうでないと時間を無駄にします。
目次
1: 集客できるホームページが持っている7つの特徴
集客できるホームページには、7つの特徴があります。
ひとつひとつ見ていきます。あなたのホームページには、7の特徴が揃っているでしょうか?
(1)目的
ホームページの目的が明確になっています。言葉として「ホームページで集客する」という目的があるとおっしゃる方もおられますが、この言葉では目的としては曖昧です。
この場合の目的は、もっと明確でないといけません。例えば、目的として相応しいのは、次のようなことです。
- 問い合わせをもらう
- 資料請求してもらう
- 商品やサービスの見積もり依頼をもらう
小売業の方なら「売れる」ことが目的のはずです。小売業の方で「問い合わせ」ばかりあっても、これは利益につながりにくいので「目的」に近いですが、真の目的ではありません。
あなたはホームページを作ったとき、どんな目的をホームページに持たせたでしょうか?「何となく、誰かが見てくれればいいか」と思ってないでしょうか?「かっこいいものなら、誰かに自慢できるかも?」と考えていなかったでしょうか?
これでは目的が曖昧なので、集客は難しいことになります。
(2)ターゲット
目的の次に大切な特徴が、ターゲットの設定が出来ているのかどうかです。
この場合のターゲットも曖昧ではいけません。広範囲ではいけません。
例えば、
- 日本全国の人
- 女性
- 男性
- 会社員
これ、広すぎです。すごく曖昧です。例えば、商圏がSONIDOのように日本全国だったとしても、
「日本全国で、社員20人以下の企業で、経営者がビジネスに力を入れていて、他人の話をしっかりと聞ける、40代~60代の人」
最低でも、このように複合条件で範囲を狭くする必要があります。
ターゲットを設定するとき、絞り込むことを怖がる人がいます。しかし、絞り込まないと僕たちのメッセージを作ることもできませんし、届けることもできません。
そして、これは経験から申し上げますが、ターゲットをものすごく絞り込んだとしても、絞ったところの周辺に位置する人も集まってきます。
だから、絞り込むことを怖がる必要はありません。
(3)ベネフィット
商品やサービスについての説明をホームページでしていると思います。
説明の内容を見直してほしいのですが、特長や性能の説明だけで終わっていないでしょうか?
ホームページを見ている人(訪問者)は、特長や性能、または費用(価格)などの気にはしていますが、もっとも知りたいことは
「自分が手に入れると、どんな良いことが起こるのか」
マーケティングでは「ベネフィット」と呼ばれることです。
- 手に入れることで得られる、理想の未来の姿
- 手に入れることで得られる、安心感
- 手に入れることで得られる、承認欲求の獲得
例えば、大型SUVやミニバンのコマーシャルを思い出してみてください。正直、ベネフィットしか表現していません。
「あの車を手に入れると、自分もあんな風になれるんだ」
承認欲求を満たし、理想の姿を描けるからこそ、数百万円する車を購入しているのです。コスパで考えると、絶対に大型SUVやミニバンなんて「買わない」はずなんですね。
ほとんどの人は、そんな頻繁に高速道路を使って長距離移動しませんし、荒れた路面の場所へガンガン踏み込んでもいきませんし、誰かから狙撃の的にされることもありませんから。
(4)わかりやすさ
ホームページは「シンプル」でわかりやすいのが一番いいです。
凝った作りは、制作者と所有者の「欲求」を満たしているだけです。
訪問者は、ササッと知りたいページへ到達し、疑問を解決したいのです。あなたの自己満足に付き合って楽しみたいとは思っていません。
この間違い、一番多いかもしれませんね。デザインが複雑になっていて、どこをクリックすれば、自分の知りたいページへジャンプできるのか、僕でもわからないところってありますから。
敢えて言うなら「ベタが一番」だということです。
(5)継続的な発信
ホームページを作っても、そのまま放置されているところがあります。これは集客できない要素を増やしています。
集客が出来ているところは、継続的に情報を発信しています。少なくても月に2回くらいは情報発信を継続しています。
あなたも自分のホームページの更新情報を確認してください。
- 去年の年末年始のお知らせ
- 夏期休暇のお知らせ
- 時短営業のお知らせ
こういうのだけで止まっていませんか?それでは集客できません。
こういうのだけで集客できるのは、すでに知名度があり、ファンを持っているところだけです。
(6)テストと改善
ホームページで集客できているところも、最初は集客できない時期を過ごしています。これは間違いありません。
公開した日から「ガンガン集客できて困っている」というのは、既に有名なところだけです。
ですから集客できない時期を、どのように過ごすのかが、後で大きな違いを生み出します。
集客できているところは、この期間を「テストと改善」に充てています。
テキストを変えたり、画像を変えたり、投稿する情報を変えてみたり。変えたらGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールで、どのような結果になったのか分析し、次の改善に役立てています。
あなたは、こういう地道なことをやっていますか?もし、やっていないのなら、正しい方向へ改善できていないので、集客できなくても当然です。
テストと改善なくして、成功はありません。
(7)スマホ対応
今さらですが、スマートフォンでも見やすいレイアウト(デザイン)へ変わるようになっているでしょうか?
集客できるホームページは、スマートフォン対応をきちんと行っています。
ホント「今さら」な話しですが、これは絶対にやっておきましょう。
2: 集客するための手法とは
集客するための手法として、次の3つが始めやすいので紹介します。
(1)SEO対策
ホームページを持ったら、SEO対策には気を配りましょう。
Googleなどで検索されたとき、検索結果の上位へ表示されるように対策することは、集客に影響します。
SEO対策の詳しい内容は「ホームページ集客のSEO対策とは?」で紹介していますので参考にしてください。
(2)リスティング広告
インターネットでの広告です。検索されたキーワードに関連して広告が表示されます。
リスティング広告は費用が必要です。そのため時間を掛けずに検索結果の上位へ表示できるようになります。
店舗系のお仕事や、リフォーム、注文住宅など地元密着型のお仕事の方は、集客効果が期待できる方法です。
(3)SNS運用
見た目の印象が大事なお仕事の場合、SNSを活用することで集客へ繋げることができます。
特にインスタグラムは写真がメインなので、見た目の印象をアピールできます。
SNS運用の難しいところは、
- 継続的な運用
- 炎上する可能性がある
- コメントへの返信が必要
小まめな対応と気配りが大切です。
3: 集客に失敗する典型例
ホームページ集客に失敗するところの、典型的なケースをお話します。
ここに当該していると、かなり危険です。今すぐ改善しましょう。
(1)コンテンツが少ない
役立つ情報など、訪問者へ向けた情報が少ない場合、集客に失敗しやすいです。
コンテンツが少ないと、検索結果の上位へ入りにくくなります。すると、クリックしてもらう回数が激減しますから、集客にも繋がりにくくなります。
(2)継続できていない
一時的にコンテンツを発信していたけれど、最近は止まっている。これも良くあるパターンです。
継続できないホームページは、訪問者にとって「新鮮な情報がない=信頼しづらい」と感じ取られてしまいます。
信頼しづらいところへアクションを起こす訪問者はいません。
(3)即効性を求めるわりには手を動かさない
「すぐに集客したい!」
でも、
「何かをする気はあまりない」
これで集客できれば万々歳です。
自分の時間を使ってコンテンツを作るか、お金を出して広告を出すか、お金を出してコンテンツを外部制作するか。
何かをしないと前に進みません。
- お金は出したくない
- 自分の時間も使いたくない
- 誰か良い人に自分の思うとおりのことを無料でやってほしい
これらの要望は何十年待っても実現しません。ホームページ集客を諦めて、他の方法を模索しましょう。その方が幸せになれます。
4: まとめ
集客できるホームページの作り方はシンプルです。
お話した7つの特徴を持たせるように意識してください。
7つの特徴の中で、もっとも難しいのが「継続すること」です。
- コンテンツの制作
- ホームページや広告の改善
面倒なので、出来れば誰でもやりたくありません。でも、継続しないと良い結果は出ません。これは実体験から言えることです。
自社の人材でやるなら、チーム体制を作りましょう。そのほうが継続しやすいです。個人で継続するのは難しいです。
さて、ここまで読み終えたら、すぐに改善作業へ入ってください。「鉄は熱いうちに打て」です。