ホームページだけで集客する効果的な方法とは
ホームページだけで集客したいと考えている経営者の方が増えています。そのため、ホームページを手に入れられるのですが、実際にホームページを公開しても「全然集客できない」というところも多々あるようです。
しかし、一方ではSONIDOのようにホームページだけで集客できているところもあるわけです。
どうして同じようなことをやっているのに違いが出てしまうのかというと、そこには確かな理由があり、その理由を改善していく努力をするかどうかによって効果を感じられるのかどうかが決まります。
今回は、ホームページだけで集客できないと悩んでいるあなたに、ホームページだけで集客しているSONIDOが変化を生み出すために必要な方法を解説していきます。
1: ホームページだけで集客が難しくなっている理由
「ホームページを持っていたら集客できます!」という話しが増えています。確かにこの話しは「ウソ」ではありません。SONIDOのように集客できているところもありますから。
しかし、この話しには不足している情報があります。正しく表現するなら次のようになります。
「ホームページを持っていて、しっかりした内容があれば集客できます!」
では、どういう内容をしっかりしていけば良いのでしょうか?まずは集客が難しくなっている理由からお話していきます。
(1)ホームページ全体の内容が薄い
ホームページを持っていても、ホームページ全体を見渡したとき「内容が薄い」場合は集客できません。
内容が抽象的で薄くても集客できるところは、超大手企業や既にブランディングに成功しているところです。
例えば、
- アップル
- ソニー
- ライカ
こういう企業は大手でもありますし、市場においてブランディングに成功していますから、ホームページを探す人や訪問する人は、前情報を持っているため抽象的でも薄くても問題になりません。
ある意味「信者」とも言える存在が集客対象なので、ホームページで多くを語る必要はないのです。
しかし、こういった企業ではない場合、内容が抽象的だと何をしているところなのかわかりませんから、率先してホームページへ訪問しないですし、仮に訪問したとしても「よくわからない」ため、すぐに離脱されてしまいます。
また、抽象的な話しをあちこちに散りばめたとしても、結局はどのページを見ても具体的な内容が伝わってこないため、だんだんと面倒に感じられてしまい「離脱」ということになります。
また、最近ではGoogleやYahoo!で検索すると、検索結果の下にホームページの概要が表示されます。この概要をパッと見てわからない場合は、そもそもクリックされないという結果になります。
どちらにしても、ホームページ全体の内容が薄いと判断された場合、集客へ繋がることは大変難しくなります。
(2)役立つ情報が少ない
ホームページの中に「役立つ情報」が少ないと、集客は難しくなります。
その理由の一つとして言えるのは、検索結果の上位に表示されにくくなるためです。上位に表示されないと、クリックしてもらえる可能性が下がりますので集客することが難しくなります。
ホームページだけで集客できているところは、役立つ情報を多く持っています。ホームページを開設してから1年経過しているのに、役立つ情報が10以下なら集客できなくても当然です。
(3)更新頻度が低すぎる
ホームページは育てていくものです。そのため作ったときのまま放置しておいても集客できません。
では、どのようにして成長させていくのかというと更新することです。
ホームページだけで集客できないと言われるところにお話を聞くと、更新頻度がとても低いことが多々あります。具体的には半年に1回くらいということもあります。
また、企業ホームページで多い事例ですが、更新するのは
- GWのお知らせ
- 夏期休暇のお知らせ
- 決算のお知らせ
- 年末年始のお知らせ
これだけということもあります。正直なところ、これらの更新では頻度が低すぎます。これだけの更新で集客できると考えていることが間違いです。
もし、これだけの更新で集客できているところがあるのなら、その企業はそもそも認知度が高いのです。または、市場において競合がとても少ない状態(独占している)にあると言えます。
(4)検索でリーチされていない
結局のところ、ホームページだけで集客できない場合、検索結果の上位に表示されていないため見て欲しい人へリーチできていないのです。
この状況を改善しなければ、一般的な企業ではホームページだけで集客するのは困難です。
(5)ホームページだけで集客しようとしている
企業の特性によりますが、ホームページだけで集客しようと考えすぎていることもあります。
もっと柔軟に集客導線を考えましょう。例えば、
- チラシとホームページを組み合わせる
- フリーペーパーと組み合わせる
- 雑誌広告と組み合わせる
どうしてホームページだけで集客しようと考えるのでしょうか?他の媒体と組み合わせることで集客できるなら、どんどんと柔軟に組み合わせを試していくべきです。
(6)完全放置を貫いている
ここまでお話したことを理解していながらも、ホームページを作ったまま「完全放置」を貫いている方もいらっしゃいます。
こういう理念を持つに至った理由は人によって様々だと思いますが、完全放置で集客できるケースはほとんどありません。
「ホームページだけで集客できない」と考えるよりも「ホームページはデジタル版会社概要」と考えましょう。その方が精神的にもラクになります。
2: 集客(訪問者)を増やすための前準備
ホームページだけで集客を増やしたいと本気考えている方は、次の前準備をしっかりと行ってください。集客の取り組みは前準備で決まります。
(1)訪問者を絞り込もう
ホームページへ訪問してもらいたい人の属性を絞り込みましょう。
マーケティングの世界では「ターゲット」と呼ばれる情報です。
例えば、SONIDOの場合ですと
- ホームページで集客したい人(ホームページだけ欲しい人ではありません)
- 特に「経営者」(決裁権を持っている人です)
- 社員が30人以下の中小企業や個人事業主
こういう属性情報をあなたも洗い出しましょう。
間違っても
- 日本全国の人々
これだけで終わってはいけません。できるだけ絞り込むことが集客成功に繋がります。
(2)悩みや不安を見つけよう
ターゲットが絞り込めれば、ターゲットが抱えている悩みや不安を見つけます。
人は自分の悩みや不安を解決できると感じないと行動を起こしません。どっちでも良いことに時間を使って行動はしないのです。
悩みや不安を見つけましょう。
(3)役立つ情報を作成しよう
悩みや不安を見つけたら、あなたが提供している商品やサービスを使うことで、どのような明るい未来が手に入るのかを「役立つ情報」として提供します。
「役立つ情報=コンテンツ」の書き方については、「コンテンツマーケティングの基礎~会社ブログの書き方~」を参考にしてください。
(4)ホームページ集客チームを立ち上げよう
- 継続したコンテンツの作成
- コンテンツの改善
- アクセスの調査と分析
最低でも、これらの作業を持続しないといけません。そのため、誰か個人だけで続けることは難しくなります。
そこで、ホームページ集客チームを立ち上げましょう。それぞれの役割を決めておき、負担を分散するようにしてください。このようなチームを立ち上げ行動しないと、残念ながら3ヶ月くらいで更新作業が停止します(あるあるです)。
すると新鮮な情報や魅力的な情報が公開されないため、検索結果が上がらずリーチされにくくなっていきます。すなわち「集客が難しくなる」状況へと突き進んでいくことになります。
3: ホームページだけで集客する効果的な方法
ホームページだけで集客する効果的な方法をお話します。
(1)SEO対策を学ぼう
ホームページだけで集客する場合、SEO対策という技術を学びましょう。この知識と技術がないと「無料」で集客することはできません。
また、有料の検索広告を利用する場合でも、SEO対策の知識と技術がないと広告費用だけ使って成果を出すことができません。
有料無料に関係なく、ホームページだけで集客をしたいのなら「SEO対策」について学ぶ時間を取ってください。
(2)継続的な更新作業
先ほどもお話しましたが継続的な更新作業ができる状態を作りましょう。ここが本当に重要です。
たいていの企業がホームページだけで集客できなくなるのは、継続できないからです。ということは、継続さえ出来れば競合に勝てるということです。
(3)中長期計画を考える
ホームページだけで集客する場合、もし無料で行うのなら「中長期計画」として考えましょう。
「今日始めて明日には成果が出ている」
こういう計画を描いてはいけません。このような短期での成果を計画する場合は「有料広告」を利用してホームページへ誘導する仕組みを整える必要があります。
「時は金成り」です。
4: まとめ
ホームページだけで集客できない場合、今回お話した内容を読み直していただくと、必ず理由がわかってきます。
理由がわかれば後は改善するだけです。そして、どのような改善を行う場合でも「継続」ということを忘れないでください。一過性の作業は成果を生み出しません。
最低でも半年、1年は継続できるチーム体制を整える必要があります。もし社内で継続できるチーム体制を作りにくいのなら、SONIDOのような「ホームページで集客している」外部事業者へ依頼することも可能です。