ホームページ作成で大事なことは3つのポイントです
ホームページ作成をするとき、ネットであれこれ調べて情報を手に入れ、どんな感じにするか検討されることでしょう。
例えば、
- 何色にしようか?
- どんなかっこいいデザインにしようか?
- みんなが驚くような動きを取り入れてみようか?
こういうときって、結構楽しいものです。しかし、こうしたことは楽しいですが大事なことではありません。
成果を出すためにホームページ作成を検討されるなら、最初にやっておくべき大事な3つのポイントがあります。
その上で、先ほどのような「○○しようか」を検討することが必要です。
では、大事な3つのこととは何かをここからお話ししていきます。
1: ホームページ作成で大事な3つのポイント
ホームページ作成で大事な3つのポイントについてお話します。
とても簡単なことですが、やっているところは多くありません。というよりも、大事な3つのポイントの逆をやっているところがほとんど。
(1)パッと見たときの印象
大事なことの1つめは、ホームページへ訪問した人が「パッ」と見たときに与える印象です。
業界的には「ファーストビュー」と呼ぶこともあります。
ファーストビューが大事な理由は、多くの中から選んで訪問した人は「暇ではない」という事実です。
あなたも同じだと思いますが、ネットで何かを探すと、簡単には選べないほどの情報が出てきます。そこからやっと一つ選んで訪問した先が、パッと見て「何屋さん」なのかわからないのは致命的。
だって、みんな忙しいですからパッと見てわからないと「じゃあ、次のところにしよう」ということになるからです。これを「直帰」と言います。
お店だったら、入店して2歩進んで、クルッと向きを変えて出て行った。そういう感じです。
めちゃくちゃもったいないと思いませんか?ホームページも同じです。
直帰をなくすためにも、ファーストビューは大事なポイントです。
(2)わかりやすい
凝ったデザインはカッコイイ。
なぜかこういう価値観はウケが良いです。
しかし、あなたは初めて訪問したホームページが凝ったデザインになっていて、自分が見たい情報へ簡単にたどり着けなかったらどのように感じるでしょうか?
イライラしませんか?めんどうくせーって思いませんか?
凝ったデザインはカッコイイのかもしれません(僕にはわかりません)。しかし使いにくければ人は簡単に離脱します。
心地よく使ってもらうためには、「わかりやすい」デザインが大事なポイントになります。
(3)内容に意味がある
ホームページは大きくわけると次の3つの要素で完成しています。
- テキスト(文字や文章)
- 画像
- 動画
動画は必須ではありません。あってもなくても問題ありません。
しかし、テキストと画像は無くてはなりません。
この2つが無いホームページは、情報を発信していないのも同じです。
また、この2つがあっても、内容に意味が無いのなら腐った情報を発信しているのと同じです。
例えば、
- ホームページと関係の無い文章
- ホームページと関係の無い画像
SONIDOを例にするなら、ホームページ制作会社でありながら、文章は「○○チラシのデザインを格安でやってます!」と書き、画像は自分の好みで「サーフボード」を貼っておくようなことです。
自己満足感は高いですが、どちらも本来届ける情報とは無関係ですから意味がありません。
こういう状態になっているホームページも見かけますが、これは大事なポイントを外している状態です。
あなたがホームページ作成されるときには、意味のある内容を心掛けてください。
2: 大事な3つを見つけるコツ
大事な3つのポイントをスムーズに見つけ、ホームページ作成に成功するにはコツがあります。
(1)ターゲット
一番大切なコツはターゲットを明確に設定することです。
ここでいうターゲットとは、あなたがホームページへ訪問してほしい仮想の人物像。
マーケティング的に表現するなら「ペルソナ」です。
ターゲットを設定するときには、
- 性別
- 年齢
- お住まい
- お仕事
- 収入
- 家族構成
- 価値観
- 信じていること/信じていないこと
こういった情報を順番に積み上げていくことで明確になっていきます。
では、どうしてターゲットが重要なのかというと、この後でお話する「ゴール」「強み」を見つける出発点になるからです。
というのも、ターゲットが決まっていないと、どういうゴールが響くのか。どういう強みが喜ばれるのかがわからないから。
もう一歩踏み込むと、ターゲットが決まっていないと意味のある内容とは何かを決められませんし、使いやすさを定義することもできません。
当然ですが、興味をもってもらえそうなファーストビューの案も出せないのです。
このようにターゲットの設定は、ホームページ作成全体に影響します。
(2)ゴール
ターゲット設定ができれば、ホームページから成果として得たいゴールを決めましょう。
業種やサービスによって変わってきますが、次のようなゴール設定が多いのも事実です。
- 問い合わせをもらう
- 資料請求してもらう
- 電話してもらう
- メールしてもらう
- 購入してもらう
それぞれゴールによって誘導の方法が変わってきます。
例えば「購入してもらう」ゴールの場合、かなり高度な誘導が必要です。だってお金を使うんですから。
一方で資料請求などは抵抗感が低いので、高度な誘導よりも興味を惹く資料内容が重要になってきます。
ゴールを決めてください。曖昧なまま進める人もいますが大変重要です。
(3)強み
ターゲットとゴールが決まると、自社の強みを見つけることができます。
よく、強みを先に見つけようとする人がいます。これは難しいです。そこでターゲットとゴールに必要な自社の強みを考えてください。
例えばSONIDOの場合ですと、ターゲットは社員10名未満の会社または個人事業主でホームページ集客したい人。ゴールはホームページからの問い合わせや相談。
そこで強みはというと「かっこいいデザイン」でもなければ「格安」でもありません。自分のサイトもホームページで集客している実践経験が強みです。
3: ファーストビューのポイント
ここからは大事なポイントをひとつずつ詳しく見ていきます。
ファーストビューには次の3つを意識してください。
(1)視点
自分視点ではなく、訪問者視点(お客様視点)を意識します。
「わたしは○○で~」というのはNG。訪問者が知りたい情報を提示するようにしてください。
(2)願望
訪問者は悩みや解決したいことがあって訪問しています。そのためあなたは訪問者の願望が満たせることを伝えてください。
自分の願望が満たせないのに、じっくり時間を使って内容を見る人はいません。
(3)キャッチコピー
シンプルに簡潔に訪問者の願望が満たせることを伝えます。
4: デザインのポイント
デザインに関しては「わかりやすさ」が必要です。
(1)直感的
ボタンなどクリックするパーツは直感的であるべきです。
訪問者自ら、あれこれ押して試してくれることはありません。
(2)サービス内容
サービス内容はわかりやすい場所へ掲載しましょう。どこにサービス内容ページがあるのか探さないといけないデザインはNGです。
誰も時間や手間を使って「宝探しゲーム」のようなことはしたくありません。こういう複雑さを「楽しいでしょ」と思っているのは、ホームページの持ち主か制作した人だけです。大きな勘違いです。
5: 意味のあるテキストのポイント
意味のあるテキストには3つのポイントがあります。
(1)悩みと解決
訪問者の悩みと、悩みを解決できる方法。そして、解決した未来の姿を書きましょう。
特に「解決した未来の姿」は理想像ですからとても大切です。
(2)体験談
体験談は強みにもつながります。
特に技術系のお仕事なら体験談は口コミと同じチカラを持っていますので、かなり信頼感が増します。
(3)セールスコピー
ゴールへ誘導する部分には、セールスコピーを使いましょう。
キャッチコピーと似ていますが、役割が少し違います。
キャッチコピーは、訪問者の足を引き留めることが役割。セールスコピーは訪問者をゴールへ誘導するのが役割。
それぞれプロのコピーライターがいますので、依頼することもできます。
6: まとめ
ホームページ作成では大事なポイントがあります。しかし、これらの大事なポイントを知ってか知らずかわかりませんが無視しているところもあります。
無視しても認知度でホームページが想定通りに役立ってくれれば問題はありません。しかし、想定通りに役立ってくれないのなら、大事なポイントを見直しリニューアルすることも必要です。
既にホームページを持っている方は、ご自身のホームページが大事な3つのポイントを満たしているかチェックしてみましょう。
これから作成される方は、今回の内容を参考にして役立つホームページを計画してください。