ネットを使った集客で売上をアップするコツと方法
ネットを使った集客で売上をアップするため、昨今では
- Wix
- Jimdo
などのホームページから、
- STORES
- BASE
- SHOPIFY
など、無料でスタートできるECサイトも人気が高まっています。
しかし、こういった手法は一見「すぐに儲かりそう」に感じますが(CMの効果ですが)実際にスタートすると、思っているような儲けにならないという方も多いのが現実。
そこで今回は、本当にネットだけで集客し売上を維持しているSONIDOが、6年前から本気で取り組んだことでわかったコツや方法についてご紹介していきます。
目次
1: ネット集客で売上をアップする考え方
ネット集客で売上をアップするためには、リアル店舗とは少し違った考え方をする必要が出てきます。
この考え方を知らないまま、ネット集客から売上を伸ばそうとしても、苦労するだけで嬉しい結果になることは難しいものです。
(1)興味のある人だけにアプローチ
リアル店舗の場合、フラッと立ち寄った人が売上に貢献してくれる。そんなシーンもあります。
しかし、ネットでの集客から売上を考えるとき、この考え方はかなり危険なことになります。というのも、ネットの場合は「あなたのサービスや商品に興味を持っている人」だけへアプローチすることを考える必要があるからです。
インターネットを使った集客や売上とは、そもそも「何となく」探してたどり着く人が顧客になる可能性は低いのです。
それよりも、あなたが提供するサービスや商品に強く興味を持っている人だけが引き込まれるような文章や動画、画像などでアプローチをすることが重要になります。
例えばSONIDOの場合ですと、以下の内容に強く興味を持っている人だけにアプローチしています。
『ホームページで集客して売上をアップしたい人』
次のような人へは強くアプローチしていません。
- ホームページですぐに売上を100倍にしたい人
- ECサイトで明日にも売上を100倍にしたい人
- 良くないサービスや商品を「良さそう」に見せて売りたい人
このようにアプローチする人を明確にするだけで、自分の価値観や一緒に仕事をしたい人だけを集めることができます。
もし、こういったアプローチが曖昧なままだったとすると、気持ちよく仕事ができませんし、一緒に集客アイデアを考えることも難しくなります。
大手SEO会社やホームページ制作会社などは、こういった部分を二の次にし、とにかく自社の売上アップを目指して営業しているため、あなたのビジネスに深く興味を持って対応してもらえることが少ないかもしれません。
(2)売り込みよりも与えること
現在の消費者は「強い売り込み」を本当に嫌います。僕はこういう仕事なので強いセールスは興味がありますから好きな部類ですが、一般的な消費者はそんな気持ちは持っていません。
では、どうすればいいのかというと、次のように考えてください。
「とにかく売り込みよりも役立つ情報を与える」
こちらから先に与えることで、あなたとの関係性が一歩前に進みます。また、最近の消費者はインターネットの普及によって「情報が流れてくる」ことを望んでいる傾向が強くなっています。
そのため、自分から深く探すよりも、少し探しただけで役立つ情報が手に入れば、あなたとの関係性が深まっていくきっかけになるでしょう。
(3)ネット時代の消費者行動を理解しよう
ネット時代の消費者行動は、これまでとは変化しています。
どういった部分が変化しているのかというと、次の流れをご覧ください。
- [1]自分が解決したいことがある
- [2]ネットで検索して解決方法を探す
- [3]検索結果を何個か見て比較する
- [4]もっとも自分にフィットした情報を試す
- [5]結果が出たなら次のステップへ進む
- [6]結果が出たので、他の情報も見てみる
- [7]また解決できたので信頼度がアップする
- [8]顧客になる
この流れの中でネット時代の特徴とも言えるのが[2][3][4]の部分です。
従来なら雑誌の特集記事を見て試していた人が、今はスマートフォン一つあれば、世界中の解決策になりそうな情報をササッと見ることができます。また、数多くの情報から指一本で見たい内容を選べます。
雑誌のように目の前にあるものを、とにかく試してみるというような行動ではなく、多くの情報の中から自由に選ぶという行動が顕著になっています。
この部分はネットにおける消費者行動の特徴でもありますので、常に考えておきたい部分です。
2: ネットを使った集客方法
ネットを使った集客方法をお話します。ネットで売上をアップさせるためには、まず集めることが先決です。そのため売上アップを考えるときには、集客方法についてもセットで検討していただきたいと思います。
(1)ネット広告
もっともスピーディーに集客する方法は、費用を使ってインターネット上へ広告を出すことです。
今の日本なら、次の2つがメインの広告を出す場所になります。
- Yahoo!
多くの方が使っているプラットフォームですから、あなたがアプローチしたい人も含まれている可能性が高まります。
ネット広告の良いところは、費用さえ準備できれば、すぐに結果がわかることです。広告を出しても結果が良くなければ、短期間で広告内容を改善することもできます。ネット広告に意味があるのかどうかを判断することもできるでしょう。
ビジネスにおける時間は大変貴重なものだということをあなたもご存じかと思います。そのため広告費というお金を使うことで、広告の精度をアップするタイミングが短くなり、他の会社よりもすばやく成功へたどり着くことができるでしょう。
(2)SNS広告
SNSを使った広告も有効です。SNSでの広告も広告費が必要になりますが、一般的なネット広告と同じように、改善するサイクルが短くなります。
また、一般的なネット広告よりもSNS広告は費用が低くなる傾向にありますので、あなたがアプローチしたい人のSNS利用率が高いのなら、検討してみる価値があります。
(3)SEO対策
検索結果の上位を狙う方法の一つです。SEO対策が成功すると、検索されたとき上位に表示されるため、広告費用なしで安定した集客が可能になります。
例えばSONIDOの場合ですと、あるキーワードでSEO対策をすることで、安定して5位以内に表示されています。そこからお問い合わせをいただくことが多いため、実質広告費がゼロ円で顧客獲得が出来ているということになります。
ただしSEO対策で効果を出すためには、最短で半年、一般的には一年くらいの時間が必要になります。
(4)SNS
拡散力の高さNo1です。
Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、TikTok。
いろいろとあります。こういった仕組みを利用することで、あなたのビジネスが一瞬で拡散する可能性もあります。
ただし、SNSの利用で注意しておきたいこともあります。
- 炎上する可能性が常にある
- いつバズるかわからない
- 全くコントロールできない
運頼みという要素が強いのですが、比較的簡単にスタートできますので使われることが増えています。
(5)コンテンツ
コンテンツとは「役立つ情報」のことです。
先ほどもお話しましたとおり、先にコンテンツを提供することで関係性を強めていく方法です。
この方法、SONIDOがもっとも得意とする集客方法です。
そしてコンテンツは集客方法として役立つだけではありません。営業方法のひとつとしても役立ちます。良くできたコンテンツは、最強の販促にもなるということです。
(6)ウェブメディア
簡単ではありませんが、すでに集客を成功しているウェブメディアに、あなたの会社を取り上げてもらうこともできます。
例えば、40代女性のアイテムを販売されているのなら、
- VERY
- DOMANI
こういった雑誌と連携しているウェブメディアへ取り上げてもらえると、集客に成功しやすくなります。
3: 集客から売上アップを目指せるコツ
集客の先に売上があります。そのため、集めるだけではなく売上アップを目指すコツについても見ておきましょう。
(1)ターゲットを見つけよう
売上アップを目指すためには、あなたの商品やサービスに興味をもっている人だけを集めないといけません。
よくある間違いですが、とにかくアクセス数だけ稼いで喜ぶことです。いくら10000アクセスあったとしても、売上がゼロなら意味はありません。
では、こういった残念な結果を招かないためにできることは何かといいますと、次のコツを実践してください。
「アプローチするターゲットを明確にして居場所を見つける」
マーケティングの本で言われる例えを使うなら
「魚の居る池で釣りをしましょう」
ということです。
(2)ターゲットを理解しよう
ターゲットが明確になれば、次はターゲットが抱えている
- 悩み
- 不安
- 希望
を理解しましょう。人は自分のことが大好きですし、自分が快適になることを最優先します。
そのため、僕たちが売上アップのコツとして理解しておきたいことは、ターゲットが解決できなくて困っていることなんです。
(3)顧客視点で情報を提供しよう
これはネット時代に重要なコツです。
とにかく、どんなことも「顧客視点」で考えて情報提供するということです。
- どんな悩みがあるんだろう
- 悩みを解決してどんな暮らしをしたいのだろう
- どのような対応なら「大切にされている」と感じてもらえるだろう
相手の視点に立って考えることが重要です。
(4)選んでもらえる工夫をしよう
ネットで選んでもらうためには、少しだけ工夫をするのがコツです。
例えば、SEO対策を重点的に行うのなら、コンテンツのタイトル部分である「キャッチコピー」を工夫することで、選んでもらえる確率がアップします。
「キャッチコピー」については、「キャッチコピーとは?考え方と作り方、事例から学ぶ14のテクニック」のコンテンツで詳しくお話していますので、興味がありましたらご覧ください。
(5)行動してもらえる工夫をしよう
具体的には
- 問い合わせ
- 相談
- 購入
これらへの行動を生み出すように工夫しておきましょう、ということです。
意外なことですが、行動を生み出す大変重要な部分が手抜きになっているホームページも多いです。残念ですね。
安心して次のステップへ上がってもらえるように、丁寧な文章での説明や、必要であれば画像や動画を使っておくのもコツです。
4: スモールスタートしやすい具体的な方法
あまり費用はかけられない。そんな方はスモールスタートしやすい方法を利用しましょう。
(1)オウンドメディアを運営しよう
コンテンツを充実させることで集客から売上へ繋げる方法です。時間はかかりますし、コンテンツを作成する手間も必要ですが、軌道に乗ると長く安定した集客装置になります。
(2)ソーシャルメディアを始めよう
SNSを利用するだけなら無料です。ただし、マメな投稿、フォロワーさんとのやりとりが必要になってきます。
SNSを使うのが得意な方なら、簡単にスタートできる方法です。
(3)ランディングページを用意しよう
すでにホームページを持っている。広告も出している。でも集客から売上に繋がらない。
こういったケースの方は、さらに費用をつぎ込んで広告を出すとか、ホームページをリニューアルするとかではなく、販売に特化したランディングページを準備されてはいかがでしょうか。
SONIDOのお客様の中でも、このケースと似た方がいらっしゃいまして、ランディングページを制作して導入したことで、一気に問い合わせが倍増。
成約までに見積もりが必要な業種だったのですが、見積もりに回れないくらいの問い合わせが発生しました。今では順番に仕事にとりかかり、来年の仕事まで予約が入っているとご報告いただいています。
このようにランディングページを準備するという小さな工夫だけでも成果がアップするのです。
5: SONIDOもやってる成功方法とは
最後に、SONIDOがやっている成功方法をお伝えします。
(1)短期と長期で考える
ネットを使った集客と売上アップは、短期と長期で考えることが重要です。
短期的に集客して売上アップする必要が強いのなら、広告費用を使うことを検討しましょう。同時に広告からの成果を確認しつつ、コンテンツを準備し、半年後には広告費用の半減を目指してもらいたいと思います。
(2)顧客のリピートを考える
業種にもよりますが、一度でもお取り引きした方には、リピートしてもらえる方法を準備しましょう。
もしリピートされにくい業種なら、お友達紹介という方法もあります。
(3)コンテンツのパワーを引き出す運営ポイント
大変単純なのですが、みなさん難しいとおっしゃいます。
パワーを引き出す運営ポイントは「継続する」ことなんです。
コンテンツは最低でも100本は公開してもらいたいと考えています。
例えば、週に2本公開するなら、50週は継続するということになります。
月に換算すると、約10ヶ月~11ヶ月です。気持ち的には1年間は継続すると覚悟していただきたいですね。
ただし、「そうは言っても無理だよね」ということもあると思います。そういった場合には、コンテンツ制作を手伝ってくれるホームページ制作会社や、SEOコンテンツの制作会社に費用を払って依頼するという方法もあります。
ちなみにSONIDOでもコンテンツ制作のサービスを行っておりますので、ホームページから集客して売上アップしたいけれど、コンテンツ制作を継続できないかもしれないと不安な方は一度ご相談ください。
6: まとめ
ネットを使った集客で売上アップするコツは、様々な情報がインターネット上に存在しています。
しかし、本質的には広告とSEO対策が二本柱であり、拡散ツールとしてSNSの利用が効果的であるのは間違いありません。
「1ヶ月で集客できる!」「すぐにSEO対策で1位になる!」というようなセールストークにだまされず、短期と長期の計画を考えながら、将来にも役立つ安定した集客装置を手に入れていただきたいと思います。