【対談】見込み客は何故お金を払っても集客出来ない?その理由をつぶす方法
インターネットを使ってもダメ。
チラシをバラまいてもダメ。
POPが効果ありと聞いてやってみたけれどダメ。
まだ、あなたのことを知らなくて、自分に何が必要かどうかもイマイチわかってない見込み客。
こういう見込み客を新規客として迎えたいと思いますよね?
だから、
- 期間限定プレゼント
- 今だけ限定50%オフ
- お試し1000円!
などなど、お金を払ってキャンペーンを行っているのに、、、見込み客を集客できない。見込み客を新規客へつなげられない。
実は、この「できない」には理由があるんです。
その理由とは、、、
ということで、店舗系で見込み客が来ない理由について、ビジネスパートナーでありセールスコピーライターの雷太さん(仮名)と話す機会があったので、そのときのやりとりを公開します。
目次
1: 来ない理由を分析していますか
『ここからは、店舗系で見込み客が来ない理由について話していきたいのですが、どうですかね。』
『いいですよ。店舗系ってリピートが大切だと言われることが多いので、リピートに関してはやっているけれど、見込み客の獲得となると弱いお店、ありますからね。』
『そうなんですよね。確かにリピートは大切ですから、DMを送ったり、メルマガ送ったり、そういうことをやってる人も増えてきていますからね。』
『そうそう。リピートが大切なのは経営視点から見ても、非常に大切なのは間違いないですからね。
でも、店舗系の場合、リピートのライフタイムに気をつけておかないと、リピートが毎年少しずつ減少することもありまからね。』
『例えばどんなときですか?』
『よくあるのが、
- 高齢のためにお店に来られなくなった
- 転居された
- 死亡された
』
『店舗系って地域密着型ですから、地域の年齢に比例してこういうことが起こりますもんね。』
『そうなんです。特に整体院とか歯医者さん。高齢の患者さんが多いと、こういう流れでリピートがジワジワ減ってくるんです。』
『だから、リピートがある間に、見込み客を獲得しておかないといけないと。』
『そのとおりですね。でも、なぜかお金を掛けて集客をやっているのに、見込み客を獲得できないという、、、そういうお悩みを聞くことが多いですね。』
『それって、やっぱり理由がありますよね?集客できない。』
『そうですね。セールスライターとしてお話を聞いていると、だいたいみなさん同じところがクリアされていないというか、、、
見込み客の心理がつかめていないというか。』
『それは、どういう心理ですか?』
『須山さんはあまり少ないと思いますが・・・、見込み客が来ない理由のポイントは
「不安でいっぱい」』
『いや、僕も不安でいっぱいなことありますよ~。』
『えっ?ほんとに?めちゃくちゃコミュニケーション能力高いから、そんな不安はゼロというかマイナスだと思ってましたが。』
『それは見せかけで、ほんとは・・・。というのは置いといて。』
『見込み客の方は「不安」なんです。例えば、
- 予約の電話をすることも
- 電話で問い合わせをすることも
- 自分の要望を説明することも
- 当日お店へ向かうことも
- お店の入り口を開けて中へ入ることも
- お店の人と話すことも
ぜ~んぶ、初めてなので「不安」なんです。
見込み客の方は頭の中で、こんなことが響いているはずなんです。
「できることなら、初めてのお店、知らない店員さんのところへ行きたくない」
人は自分の知っているところへ行きたいものです。
知っているところで、知っている人にお金を使いたいものだと思うんです。
だからまず、集客テクニックとかよりも、ここを知っておいてもらいたいですね。』
『なるほど。確かに僕もそれはありますね。洋服を買うときは、一度買ったところへ、まず行きたくなるとか。』
『ふつう、そうですよね。わざわざストレス度の高いところへ、足を踏み入れたくないですからね。』
『ということは、この「不安」を見込み客の方には、乗り越えてもらわないといけないわけですよね?』
『そのとおりです。さすがコンテンツマーケティングのSONIDOさんですね。
不安のハードルを下げるための企画が必要になってきますね。
- プレゼントとか
- お試し企画とか
- 見学会とか
- お金を使うのなら失敗したくないから全額返金保証とか
同じような企画をやっていても、見込み客の「不安」を取り除くという意識をもった企画と、そうでない企画では、受け取られる雰囲気が違ってきます。』
『それはそうですね。暖かみというか、使い古された言葉ですけど、本当の意味での「おもてなし」ですね。』
『だから見込み客が集まらないのなら、テクニックの前に見込み客が来ない理由である「不安」を分析して、その不安を乗り越えてもらえる「企画」を考えてほしいと思いますね。』
2: チラシは本当に伝わっていますか
『次に必要なのはノウハウですね。』
『そうなんですけど、ここで店舗系の方が間違えやすいことを紹介しておきます。
先ほどお話したように「不安」を乗り越えてもらえる「企画」で、初めての人に集まってもらうのですが、いきなり集まった見込み客を新規客にできるかというと、業種にもよりますが、簡単ではないですね。』
『まだ、1回しか会ってないですからね。』
『そうですよね。友達でもないですし、相手からすると大丈夫なのかどうか、こちらを「値踏み」しにきている状態ですからね。』
『だから、ここで次の手を準備しておくことが必要だということですよね。』
『そうです。いったん集まってもらった方を、そのまま放っておいても「新規客」へ自動的に育ってはくれません。』
『それはそうですね。』
『ここでノウハウを使います。』
『それは、どんなノウハウですか?』
『特別なことではないのですが、集まってくださった方へ
- チラシ
- DM
- メール
を送ってつながりを強化します。』
『至って普通ですよね?』
『そうなんです。が、意外とやってないですね。やってるところは、ほんとに少ないです。もったいないですが、集めて終わりなんです。』
『もったいないですね。やれば何かが変わるのに。』
『手間がかかりますから、面倒なんだと思います。
でも、ここで、もう一手間をかけて「人柄」が伝わるものを送りたい。』
『それはどうしてですか?』
『これも消費者心理なのですが、見込み客の方はここでも「不安」を抱いています。
次にお店に連絡したとき
- イヤな思いをしないか
- 怒られないか
- バカにされないか
- キチンと丁寧にあつかってもらえるか
』
『えっ?こんなこと、お店の人は考えてないですよね?』
『そうなんですが、見込み客はこういう不安を持っているんです。
人は、誰も自分から、傷つけられたくありませんよね?
バカにされたい人はいませんよね?
適当にあつかわれたい人なんていませんよね?』
『それはそうですね。誰もいないですね。』
『そこでこの「不安」をクリアするのが「人柄」なんです。』
『なるほどですね。ホームページのプロフィールと同じですよね。』
『そうそう。どれだけすごい経歴とか実績が書いてあっても、その人の人柄が伝わってこないと、不安がどんどん膨らんで結局は迷って選ばないと。』
『人は迷うと選ばないし買わないですからね。』
『ただの「お礼状」を出すのではなく、あなたの「人柄」を伝えることがチラシやDM、メールには必要ですね。』
『ちなみにメールって、どうしてますか?』
『手書きの手紙を写メして送ることもできますよね。』
『メールでも、個人宛にそういうのが来るとうれしいですもんね。』
3: ホームページは見込み客を誘導してくれていますか
『僕が聞くのも変ですけど、ホームページから見込み客を集めるときのポイントってありますか?』
『SONIDOさんがメインでやっている「コンテンツマーケティング」。これは店舗系でも使える方法ですね。
ただ、世の中には「コンテンツマーケティングをやりたいんだろうな」と感じるのですが、どうも目線が違っているところもありますね。』
『それはどんな風に?』
『ホームページを公開しても、潜在客から見込み客へ誘導できていないところに共通するのは
「お客様目線ではなく、お店目線で作られている」
残念なのですが、これは多いです。』
『確かに多いですね。お客様の知りたいことが載ってないとか。』
『そうそう。見に来た人は戸惑いますよね。
そして「戸惑う」というと、次のような戸惑いポイントがありますね。
- キャッチコピーの意味が一般人にはわからない
- メイン写真の意味が一般人にはわからない
- メニューやサービスがわかりにくい
- スマホで見られない
』
『専門的過ぎてわからない、というやつですね。』
『他には、どう使えば自分の人生に良いのかわからない。』
『機能や性能ばっかり推しているやつですね。』
『そうですね。』
『他には、ホームページで見込み客へ誘導できていないポイントってありますか?』
『迷わせるに近いのですが、どうしたらいいのかわからない。
これは、意外と目にしますね。』
『どんな行動を起こして欲しいのか、という部分ですね。』
『そうそう。電話してほしいのか。ホームページから問い合わせしてほしいのか。』
『わざわざホームページの訪問者は、自分で考えて行動を起こしてはくれないですものね。』
『考えてくれることはないので、こちらで具体的な行動を示さないと。』
『まだ、他にもありますか?誘導できてないポイント。』
『根本的ですけど、ホームページというかインターネットを使ったノウハウとしては、検索されたときに露出しているかどうか。』
『検索結果の上位に表示されるかどうかですよね。』
『そもそも論ですが、戦略的なSEO対策とかSNSからの誘導とか、ホームページを孤立させない戦略が必要ですよね。』
『これは、ねぇ~。ありますね。ポツンとホームページだけが存在している状態。
見込み客へ誘導する前に、潜在客の目に触れないと始まらないと。』
『そのとおりですね。忘れがちなところなので、ホームページで見込み客への誘導がイマイチだなと思ったら、ここを見直してみてほしいですね。』
4: 店内POPは目立っていますか
『POPですか。』
『そうです。POPです。SONIDOさんはメインではやってないと思いますが、POPもコンテンツですし、もっとも小さなセールスレターですからね。』
『そうですね。あれが1枚あるかないかで、売上が変わるんですからね。』
『だから、店内POPはブラブラやってきた購買意欲の低い潜在顧客を、見込み客へ転換するツールとして必要なんです。
ただ、店内POPは気をつけないと、あちこちに貼ったり置いたりして、お店の中がゴチャゴチャします。』
『ありますね。道の駅とかに行くと、これ見よがしにPOPがあるところ。でも、多すぎて訳が分からないという。』
『ありますよね。あれはもったいないですね。店内POPは雑然と配置するのではなく、目立つ場所へ配置するのがポイントです。
レジに並んでいるとき、視線が向かうところ。
お店に入ったとき、最初に視線が向かうところ。
上の方にPOPを配置すると、関心を引きやすくなりますね。』
『自分で外からお店に入って見てみるとわかりますよね。どこに視線がいくのか。』
『はい。ここかな?というよりは、自分が買い物に来たときの気分で、自分のお店に正面から入って分析してもらいたいですね。
今の時代、スマホを目線に合わせて動くと、動画が撮影できますから、無意識にどこを見ているとかわかると思います。』
5: 店頭ボードの活用を間違っていませんか
『これは、スタバの表に置いてあるやつですね。』
『そうです。スタバやモスバーガーが得意ですね。今日の「ひとこと」メッセージを書いているやつです。』
『あれ、そのままお店で活用できるんですかね?』
『そこそこブランド力があればいいですけど、そうじゃないのなら「ひとこと」メッセージではなくて、最初にお話した「不安」が解消できる内容を書いた方が効果的ですね。』
『例えば。』
『例えば見込み客の不安は一般的に「価格」「雰囲気」。
まず「価格」の不安を解消してもらうのなら
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「雰囲気」の不安を解消してもらうのなら
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お店でやっている「当たり前」を、伝えることがいいですね。』
『まずは「不安」の解消にフォーカスしたメッセージを伝えることが大切ですね。』
6: セブンイレブンが行った「負」の排除とは
『コンビニって競争が厳しいですよね?』
『そうですね。コンビニは次々出来て、次々閉まっていきますからね。』
『そんなコンビニの中で、セブンイレブンが行った「負」の排除というのがあります。
もともと、コンビニって、お店に入るの、ハードル低いですよね?』
『非常に低いですね。気軽に入れますからね。』
『そうなんです。だから、裏返すと、何も買わずに出て行くこともできるんです。』
『確かに、そういうこと、あります。』
『もし、セブンイレブンに競合がいなければ良かったのでしょうけれど、コンビニは激戦ですから、選んで「買い」に来てもらいたい。
そこで、セブンイレブンは、最初にお話した「不安」の解消を行いました。』
『具体的には?』
『店外の掃除。欠品がない。接客レベルの向上。
この3つを徹底して行ったということなんです。
店外の掃除
コンビニの店外が汚れていては「不安」になります。
ゴミが散乱していては「不安」になります。
掃除も出来ていないお店の店員が、きもちいい対応をできるとはイメージできませんよね?
ここでひとつ「不安」を解消したんです。
欠品がない
お店に行ったのに、商品がなければ買えません。
いつでもあるから行こうと思えますが、行ってもないのなら行きません。
「ないかも?」という「不安」を解消することに成功したパターンです。
接客レベルの向上
コンビニの接客って、長くて一人数十秒。
短い時間に信頼関係を築くことは、簡単ではありません。
しかし、セブンイレブンは短い時間でも、居心地の良さを感じてもらえる接客を意識しました。
例えば、お客様への声掛けリストを用意して、スムーズな会話が始められる仕組みを作ったり。
店舗系の方の場合、地域密着型なので声掛けリストを作っておくと、お店のまわりを掃除しているとき、道ですれ違うとき、スムーズに声掛けできれば、見込み客に信頼感や安心感を増やしてもらえます。
ということは、まだ来店されていない近所の方の「不安」を、ひとつ解消することに成功したと言えますね。
』
7: まとめ
見込み客が集客出来ない理由についてのやりとりを、ここまで公開してきました。
見込み客は、放っておいてポンポン増えるものではありません。
意識して戦略的に動かないと、見込み客を獲得することは簡単ではないです。
だからといって、リピートだけで5年、10年先までいけるのかというと、そんな保証はどこにもありません。
そこでリピートが安定している間に、チラシやPOP、店頭ボードを活用しましょう。
そしてこれからの時代に合わせて「コンテンツマーケティング」を始めてほしい。
ホームページから潜在客へアプローチし見込み客へ。そして新規客へ転換する。
そんな仕組みを作り上げてもらいたいと、SONIDOは思っています。
『コンテンツマーケティングで見込み客を集め、新規客を生み出しているクライアント様の実績はこちらから』
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