建設業ならホームページの必要性を理解しておこう!
建設業の集客方法も変化しています。これまでの方法ですと
- 新聞の折り込みチラシ
- フリーペーパーへの広告掲載
- 住宅イベントへの出店
- 飛び込み営業
- 口コミ
こんな感じでしょうか。
これらの方法は、今後も無くなることはありません。しかし、無くならないからと言って、従来のままではいけません。
その理由とは、消費者の多くがスマートフォンを持ち、どこからでも検索して自分に必要な情報へアクセスできるようになっているからです。
そのため、消費者が建設業を選ぶ場合も、どこかの会社が建設業を探している場合でも同じように、最終的にはインターネットへアクセスし、ホームページを探すケースが増えています。
そこで今回は、建設業の方が今後の仕事の発展を本気で考えておられるのなら、絶対に必要となるホームページについてお話していきます。
1: 建設業におけるホームページの必要性とは
建設業だからホームページなんていらない。技術と経験で仕事ができる。
このようなご意見をお聞きすることもあります。確かにこのようなご意見は正しいのだと思います。その証拠に、これまでも仕事を獲得し収入を得てこられているのですから。
しかし、これからの時代を見据えると、どの業界であっても避けて通れないのが「オンライン化」。特に最近の状況を考えると、対面でのコミュニケーションが難しくなっていますし、オンラインで相談できる(楽しめる)ことを消費者の多くが知ったことで、
「対面じゃなくてもいいんじゃない。オンライン飲み会みたいに相談できれば。」
という人も増えていくことでしょう。
そこで建設業のあなたにご理解いただきたいのが、ビジネスのオンライン化を進める上で避けられない「ホームページの必要性」です。
(1)あって当然
オンライン化の波が押し寄せると、スマートフォンで探したら「検索結果にホームページが出てきて当然」という状態になります。
というのも、このような消費者の行動は、最近始まったことではなくスマートフォンと無線によるインターネット接続環境が整ったときから始まっています。
少し前なら、気になる建設会社や住宅施工会社をチラシや看板で見かけたとき、電話番号を見て連絡するのが一般的でした。
でも今は違います。気になる会社をチラシや看板で見かけたとき、消費者が起こす行動の一歩目は「スマートフォンを取り出す」こと。
そして取り出したスマートから気になる会社の名前を入力して「検索実行」。検索結果から会社のホームページを見つけたアクセスし、内容を十分に見てから「ここなら良さそう」と感じたなら電話やメールで問い合わせが行われます。
このように今の時代、認知から問い合わせの間に「調べる」という行動が増えたことで、正しくあなたの会社のことを知ってもらうためにホームページの存在が大変重要になってきています。
ということで、もし「調べる」という行動で、あなたの会社のホームページが出てこない場合、どのような結果になるでしょうか。競合他社から一歩も二歩も出遅れることになりますね。そして残念なことに取引成約へのつながりもなくなってしまいます。
「戦わずして負ける」
こんな納得のいかない結果になりやすくなるのです。
(2)信頼
サラリーマン経験のある方はご存じかと思います。
初対面の方とお会いするとき、自分自身の信頼度はゼロかマイナスです。
でも、会社名の入った「名刺」をサッと1枚取り出してお渡しするだけで、一気に信頼度が向上します。
では、このような信頼度向上ツールを建設業に置き換えて考えてみましょう。
初対面の方(工務店や建設業を探している方)に、信頼度を向上させられるツールはあるでしょうか。特に先ほどお話しましたように「インターネットで探している人」へ、信頼を感じてもらうツールをお持ちでしょうか。
おそらく持っていても対面のときに使う「名刺」くらいでしょう。でも名刺は対面でないと効果を発揮できません。
インターネットを介した人へは効果が薄いのです。
そこでホームページが必要になってきます。必要な情報を漏れなく丁寧にきちんと発信している「ホームページ」があれば、スマートフォンから検索してやってきた人の心を鷲掴みすることもできるでしょう。
鷲掴みまではいかなくても、プラスの印象を持っていただくことくらいはできますし、ゼロだった信頼度を少なからずプラスへ向けることで、次のコミュニケーションへのきっかけを生み出すこともできます。
(3)忙しくても大丈夫
建設業の方はお仕事であちこち外出されることが多いはずです。
外出していると目の前の仕事はこなせるのですが、新規のお客様との連絡が取りづらくなります。特に「最初の問い合わせ」「ご相談」という、大変重要なタイミングを外出しているからという理由で無駄にしてしまうこともあります。
でも、ホームページがあると、あなたが忙しく外出しているときでも、休日でも祝日でも、長期連休の時でも、お子さんの入学式や卒業式でも問題ありません。
24時間365日、ホームページは休むことなく問い合わせや相談を受け付けてくれます。
あなたはホームページから届いたメールへ返信することで、相談者とコミュニケーションを取ることができますし、対面や電話でお話する必要があるのなら、前もって日時を決めておくことにより効率の良い営業活動を行うことができるのです。
「電話に出られなかったから……」という後悔もなくなります。
「電話が鳴ったらすぐに出ないと……」という緊張もなくなり家族とゆっくり過ごす時間を楽しめるはずです。
2: 建設業でホームページが重要な理由
ここまでお読みいただいているあなたなら、すでにおわかりかとおもいます。
建設業でホームページが重要な理由とは、第一に世の中の行動には「IT化」が進んでいるという現実です。
これは建設業だけに限らず、多くの業種業態でも同じことが言えます。
例えば、
- 美容室なら、紙の「ホットペッパービューティー」よりもウェブサイトが見られている
- 歯科医院なら、ホームページで治療への思いを綴ることで新患が増える
- 解体工事業なら、チラシよりもウェブサイトを経由した問い合わせが増えている
- リフォーム業なら、イベント企画よりもリフォーム事例をウェブサイトで見せた方が、相談が増えている
- 外壁塗装業なら、飛び込み営業よりもインターネット経由の方が成約率も高い
いかがでしょうか?そして、あなたの近くにいらっしゃる同業者の中にも、すでにホームページを使ってビジネスに役立てている人がいるかもしれません。
このような状況と消費者の行動変化によって、これからの建設業でホームページを持っていない、用意していない、準備していないことは、ビジネスにおける重要なことを後回しにし、失敗する会社へと進んでいる可能性が高くなっていると言えるでしょう。
3: 建設業がホームページを持つメリット
それでは建設業の方がホームページを持つメリットについてお話していきます。
(1)無理強いしないセールス
これまでのセールスは、どこか無理強いしているところがあったと思います。そのため職人気質な建設業の方は、セールスが苦手だとおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、ホームページを持つと、このような苦手なセールスを行うことが断然減っていきます。
というのも、そもそもホームページから問い合わせや相談をしてくださる方は、自分自身で問題を認識した上で、どのようにしたいのかを理解し行動されているからです。
そのため「まだタイミングになっていない」人へ、無理に強いセールスをして工事の依頼を獲得するのではなく、すでに「欲しい」と感じている方(タイミングが合っている方)へセールスしますから、強いセールスは不要。
相手もこちらへ相談したいと考えていますから、話をする上でもスムーズにコミュニケーションがとれますし、相手の悩みも明確なので的確なアドバイスを行いつつ、売り込みの強くない自然なセールスをすることができるでしょう。
「求めている人へ、求めているサービスを提供する」
職人気質な建設業の方にとっては、ストレスの少ないセールスを実現するきっかけとなるはずです。
(2)想いと価値観
建設業と言っても、どのような想いや価値観で仕事をしているのか違っています。
もしあなたの想いが「丁寧な仕事」であり、価値観が「手を抜かない」としたとき、問い合わせしてくる方が「安く早く工事をしてほしい」場合、相談を受けることがあなたにとっては苦痛になるかもしれません。
自分の想いや価値観に合わないお客様と、無理に話を合わせて仕事をしたとしても、何らかのクレームが発生しやすいものですし、あなたの仕事の価値を正しく理解してもらうことも難しいことが多いです。
でも、ホームページがあれば、あなたの仕事への想いや価値観をホームページへ掲載することで、想いや価値観を理解できる(限りなく近い)人だけが近づいてくるようになります。
この状態は、大変うれしいことですし、相談を受けていてもストレスがなく、気持ちよくおつきあいできるものです。
SONIDOの場合、建設業ではありませんが、価値観の近い方だけとオンラインで相談を受けるようにしていますので、大変楽しくやりとりすることができています。
反対に、SONIDOへ「とにかく安く」をご要望の方から相談があった場合は、メールで丁寧に「価値観が違うこと」をお知らせするようにしています。
実際にお会いしてあなたの貴重な時間を使ってお話する前に、お客様を選ぶことができるのもホームページを持つメリットだと言えるでしょう。
(3)宣伝できる
ホームページは作ったら終わりではありません。
また広告のように費用を使ってバラ撒いて終わりでもありません。
ホームページは作ってから、どのように育てるかで費用の掛からない宣伝ツールにも成長します。
SONIDOの場合ですと、Googleの検索で上位に表示されることが多いため、インターネットを使った広告費を思い切り下げることができています。
また、新聞広告なども必要ないため、広告費を下げながら、安定した宣伝をインターネットで行うことができています。
4: 建設業がホームページで失敗するポイント
建設業の方がホームページを持ったとき失敗するポイントというものがあります。
先にこのポイントを知っておくことで、あなたは回避することができるでしょう。
(1)自分で更新できない
ホームページを持ったのは良いけれど、役立つ情報やお知らせ情報を自分で更新できないケースがあります。
このような場合、自分以外の人(多くは専門家)へ依頼することになりますから
- 更新作業の費用
- 更新されるまでの時間
この2つが必要になってきます。そして、この2つが必要になってくると更新する頻度が愕然とするくらい低下するため、いつまでも「去年の夏期休暇のお知らせ」で止まったままということもあります。
失敗しないためには、自分で更新できるホームページを持つようにしておきましょう。
(2)更新頻度
ホームページから問い合わせや相談を生み出すためには、定期的な更新作業が必要になります。
そこでどれくらいの頻度で更新すれば良いのか悩む人も多いのですが、SONIDOの経験から申し上げますと
「1週間に2回」
これがベストです。無理そうなら「1週間に1回」。これくらいは目指して欲しいところです。
でも、これも難しい場合があります。そういう場合は、費用を用意して外部の専門家を活用することを考えましょう。
というのも、放置されたままのホームページは「なにも良いことがない」からです。
- 古い
- やる気が感じられない
- 相談する気がしない
このような感情を消費者は抱くため、マイナス評価をされるくらいなら「ホームページはない方がマシ」ということもあります。
(3)制作会社の選び方
どこの会社にホームページ制作を依頼するのか。ここで失敗する人もいらっしゃいます。
これはSONIDOの経験からですが、依頼するホームページ制作業者には、大きく分けて3つの種類があります。
- 集客とかは期待できない激安店
- デザインがかっこいいクリエイティブな制作会社
- 集客にフォーカスした制作会社
あなたの目的がどこにあるのかを明確にして選ぶのがポイントです。
費用で勝負したいのなら激安店。
誰かに自慢できるかっこいいものならクリエイティブなところ。
実益部分にフォーカスするならマーケティングを知っているところ。
それぞれに得意分野があります。きちんと見定めて選ぶようにしておきましょう。
5: まとめ
建設業の方の集客にも、ホームページが必要になってきています。
おそらく今回のような経済状況の大きな変化によって、さらにインターネットを活用したビジネス戦略が注目されていくはずです。
競合がまだまだ上手に使いこなせていない間に。
競合が手を出し切れていない間に。
あなたが一歩先に踏み出すことで、彼らとの間に大きなアドバンテージを持つことができるはずです。
誰かが成功し、その成功をジッと指をくわえて見ている自分になりたいのか。それとも指をくわえて見ている彼らを見ていたいのか。
どちらを選ぶのかは、あなたの決断次第です。