税理士さん向け集客方法レポート~これからのホームページ集客はコンテンツマーケティングの時代~
税理士として働き始めれば誰もが「独立開業」を考えることでしょう。
でも、まわりの噂やインターネットでググッてみると
- 失敗するから
- やめておいたほうが
- 営業できるの?
というコメントや書き込みを見てしまい、自分には無理なんじゃないかとあきらめてしまう方もいらっしゃいます。
また、一念発起され独立開業してみたけれど、思うようにクライアントが獲得できず、もう少し何とかできないものかと考えておられる先生もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、このような独立開業に向けての不安や、もっとクライアントを集めたいと考えておられる先生へ集客方法をご紹介していきたいと思います。
目次
1: これからの税理士業が集客活動をしないといけない理由
税理士業の方の目標でもある「独立開業」。
これは税理士業に限らず言えることですが、会社に所属して働いているときには「独立開業」すると、すぐにクライアントがやってきて仕事が上手く回り出すという夢を見ている方がいらっしゃいます。
しかし、この夢を本当に「夢のまま」にしておくと、どんな業種であっても2~3年以内に残念な状況へ突入します。
この状況は直接的に収入へ影響します。
そうすると、低単価の仕事でも、やりたくない仕事でも受けざる負えません。
その結果、楽しかったはずの仕事が、死んでもやりたくない仕事へと変化し、お勤めしていたときの方が良かったと後悔する結果となってしまいます。
また、AIやブロックチェーンという技術の発展により、今すぐではなくても近い将来には税金関係の処理が「自動化」されることは間違いないでしょう。
国税局もおそらく納税に関係するプロセスを効率化し、今までは税理士さんがやっていた計算なども不要になる可能性は拭えません。
こうなると、ますます先生の個性(実力も含めて)をアピールし、
「この先生だからお願いしたい」
という状態でクライアントを獲得しなくてはなりません。
このように集客活動とは、先生のビジネス、生活、将来に直接影響を及ぼすことであり、この部分の仕組みを構築しておくことが、これからも変化が激しくなるであろう「税理士市場」を安定して泳ぎ切る秘訣となります。
2: 税理士業で使える集客方法
それでは税理士業で使える集客方法を見ていきましょう。
税理士さんは「税の専門家」という、誰が聞いてもわかりやすいポジションが最初からあります。
例えばSONIDOのような「ホームページ制作」という業種よりも、誰もが信頼し話を聞いてくださる確率は高いと言えますので、他の業種よりも少しは楽だと言えますね。
2.1: 紹介
クライアント獲得最強の方法です。
しかし、どんなことにもメリットとデメリットはあります。
- 声が掛かると高い確率で顧問契約ができる
- 値切られる可能性が低い
- こちらのことを70%はわかってくれている
- 紹介者がいるため話がしやすい
- 紹介してもらえるまで時間が掛かる
- 付き合いたくない人でも紹介されると断りにくい
- 希に「お友達価格」を期待する人がいる
紹介は最強です。
しかしデメリットにもあげましたが、紹介してもらうまでに時間が必要です。
これは当然ですよね。誰も信頼できない人を、自分の知人に紹介しようなんて思いませんから。
ですから紹介でのクライアント獲得は、狙っていくものではなく「そうなっていた」というくらいの気持ちがベストです。
あくまでも結果論であり、攻めの集客方法ではありません。
2.2: 商工会
地域に根付いた商工会。
加入すると新しい人脈が生まれます。
- 地域密着の人付き合いができる
- 新しい人脈が生まれる
- 地域の悩みがわかる
- 規模の大きい商工会なら加入者も多いので認知度がアップする
- 少なからず費用が必要
- 集まりには出席しないと覚えてもらえない
- 年齢が若いと青年部に加入しイベントなどのお手伝いがある
- 意外に時間を取られることがある
地域ビジネスでもある税理士業なら、商工会というものはクライアント獲得に使える方法だと言えるでしょう。
半径5km圏内で商売されている方がわかりますし、どの方が熱心に会の活動をされているのかもわかります。
お互いの力関係やキーマンもわかりますから、新しいクライアント獲得の場としても使えるでしょう。
ただ、このような「会」はお決まりですが、必要を感じない集まりにも顔出さないといけません。
当然ですが参加しているときには、先生の時間を使っていることになりますから、ここを「集客の広告費」と割り切れるなら上手に活用できるでしょう。
しかし、こういった集まりが得意ではないという先生の場合は、ストレスの源にもなり得ますから、あまりおすすめはしたくありません。
誰とでも楽しく過ごせる人なら、参加してみて損はありません。
2.3: マッチングサイト(ポータルサイト)
税理士を探している人に見つけてもらえる方法の一つです。
マッチングサイトやポータルサイトという呼び方をしますが、先生の略歴やアピールポイントをサイトへ登録すると、探している人が見つけてくれて「この人がいいかも」と思ってもらえれば案内メールが届きます。
- 見ている人が多いサイトなら宣伝効果が高いです
- 独立開業で名前が売れていない場合でも条件面で選ばれる可能性が高いです
- 登録料無料のサイトなら費用負担がないのがうれしいですね
- サービスによっては有料となることがあります
- 成功報酬を求められることがあります
- 「安く!安く!」を求めている人が集まってくる可能性もあります
この手のサイトのポイントは、集まってくるクライアント候補を先生がコントロールできないことです。
「とにかく開業1年目だから、どんな案件でも経験だと思ってがむしゃらに受ける!」
というのなら問題ないですが、そうでないと低価格を希望する人だけがやってきたり、将来性のない経営者が集まってきたりすることもあります。
マッチングサイトやポータルサイトは、税理士業に限らず存在します。
そして、経験から言えますがマッチングサイトやポータルサイトをメインに使う人の多くは
- ちょっとでも安く
- 近いから選ぶ
- 他と比較するため
こういう理由の方がいらっしゃいます。
この状態は先生も使われたことがあると思いますが
- 価格.com
- ぐるなび(価格.comと同じ会社ですけどね)
- ホットペッパービューティー
と同じ使われ方なんです。
だからと言ってマッチングサイトやポータルサイトが悪いのではありません。
先生の仕事のフェーズや戦略を考えて使ってもらいたいツールだということです。
2.4: ホームページ
ホームページは集客ツールとして使えます。
その理由は、、、
SONIDOの集客がホームページだけだから。(実証済みということです。)
- 仕組みができると24時間365日自動で集客してくれる
- 先生の価値観に近い人がやってくる
- 比較的ホットな人がやってくる
- 無理なセールスをする必要がない
- 仕組みができないと集客はできない
- 先生の情報の出し方を間違えると、びっくりする人がやってくる
- 必ずどこか(誰か)と比較される
- ガンガンセールスせずに、静かに誘導する仕組みが必要
- 仕組みを作るには「お金」「時間」「労力」どれかが必要
ホームページからの集客は「仕組み」ができあがると自動的な集客ツールとして育っていきます。
しかし「仕組み」がないと、どれだけ美しいデザインのホームページを持っていても、誰からも問い合わせがやってこないというのも事実です。
2.5: ブログ
ホームページに近い存在です。
ブログは無料のサービスを使えば、簡単にスピーディーに動き出せます。
- 無料のサービスがある(アメブロとか)
- ホームページよりも簡単に使える
- 先生の「今」を発信できる
- 検索から選ばれる文章を書かないといけない
- ただ更新しているだけでは誰も見てくれない
- 思っている以上に定期的に更新するのは面倒
先生も更新が2~3年前の「夏期休暇のお知らせ」で止まっているブログをご覧になったことがあるでしょう。
こうなるとブログは全く意味がなくなります。
当然ですが集客にも貢献してくれません。反対に「やる気ないよね」という印象を与えてしまい、マイナスの要素を増やしていきます。
2.6: SNS
- YouTube
などなど。
簡単に無料で使えるので始めている先生もいらっしゃることでしょう。
SNSはホームページやブログの代わりにもなります。
- 無料で使えるサービスが多い
- スマホで簡単に使える
- 拡散しやすい(知ってもらいやすい)
- 個人との関係性を構築できる
- 何気ない一言で炎上することがある
- 拡散すると止められない
- こまめな情報発信が必要
SNSでは「良かれ」と思った一言は「余計な一言」ですから、発信しないのがベストです。
こういう「余計な」ことがきっかけで炎上し、先生の名前に傷がつくこともあります。
拡散力は強いですから集客には便利ですが、常に慎重で冷静な書き込みが必要です。
SNSでは、出したものを止めることはできません。
2.7: セミナー
鉄板の集客方法です。
対面で会いますから、獲得率はグンと高くなります。
また、専門家というポジショニングもできますね。
- 対面なので先生の人間性を理解してもらいやすい
- 細かな対応ができる
- 専門家ポジションが築きやすい
- 準備に時間が必要
- 場所の確保が必要
- セミナーのための「集客」が必要
今の時代、ホテルや保険事務所を借りてセミナーをすることも簡単になりました。
また、税理士、FP、保険、この3者でセミナーをするというのも見かけることが増えています。
セミナーはクライアント獲得に優れた方法ですが、もっとも困るのが「セミナーのための集客」が必要なことです。
卵が先か、鶏が先か。
やはり、最初の集客が肝心なのです。
3: 先生に必要なのは「ホームページ集客」です!
では、ここまで紹介してきました集客方法を振り返ってみましょう。
- 紹介
- 商工会
- マッチングサイト(ポータルサイト)
- ホームページ
- ブログ
- SNS
- セミナー
この中で、先生が思っているクライアント候補がやってくる確率が高いものはどれだったでしょうか。
おわかりのとおり「ホームページ」です。
ホームページを見て、先生のことを理解し、問い合わせをしてくださる方は「かなりホット」なクライアント候補です。
こういう流れでやってきてくださった方は、先生も非常に話を進めやすく無理な営業トークをビシバシぶつける必要もありません。
相手にとっても、先生にとっても、ストレスなく自然な流れでクライアント様へと進んでもらえます。
4: ホームページにも種類があります
ここで先生にお伝えしておくことがあります。
集客に使えるホームページには、種類があるんです。
それは
(1)事務所を紹介するホームページ
(2)専門家として認めてもらうホームページ
ここを間違えると、ホームページを持っていても変化が起こりません。
では、この2つはどのように違うのかを見ていきましょう。
(1)事務所を紹介するホームページ
こちらは、先生のやっていることを淡々と紹介しているだけのホームページです。
- 会社概要
- 会社の住所
- 会社の電話番号
- 会社の営業時間
- サービスと料金
先生も見たことがあるかもしれません。
○○税理士事務所
税理士:○○三郎
住所:神奈川県藤沢市○○
電話:○○○ー○○○○ー○○○○
営業時間:平日9:00~17:00(土日祝休業)
サービス:伝票記帳代行 10,000円/月
20○○年 税理士試験に合格
20○○年 ○○税理士事務所より独立
後は、事務所の写真などが何枚か表示されているだけ。
これもホームページではありますが、ここから先生に興味を持って連絡してくると思えるでしょうか。
(2)専門家として認めてもらうホームページ
次、専門家として認めてもらうホームページです。
こちらのホームページは、上記の事務所を紹介するホームページに次のような内容が追加されています。
- 先生の理念
- 先生がなぜ税理士を目指したのか
- 同業者との違い
- よくある質問
- 税の専門家としての情報発信
いかがでしょうか。
こちらの方が先生を「税の専門家」と認めやすくないでしょうか。
そして信頼感も高まりますし、先生がどのような人柄なのかも伝わります。
この違いを知っておいてください。
5: ホームページ集客でも効果的なのがコンテンツマーケティング
さらに、ホームページ集客を効率的に育てないのなら、先ほど出てきました、
「税の専門家としての情報発信」
ここを強化することです。
で、どのように強化するのかというと「コンテンツ=ブログ記事」として、税について疑問を持ち、検索して解決策を探している人へ役立つ専門的な情報を発信します。
要するに
「専門家として認めてもらうホームページ」+「コンテンツを使った仕組み」
=
集客効率が高まる
ということなのです。
そして、この方法を「コンテンツマーケティング」と呼びます。
6: 先生に最適なコンテンツマーケティングのはじめ方
では、先生に最適なコンテンツマーケティングのはじめ方を見てみましょう。
(1)ワードプレス
まず、自分で簡単にコンテンツを発信するために「ワードプレス」というソフトウェアを準備します。
このソフトウェアは無料ですので、誰でも手軽に利用することができます。
ちなみに、SONIDOが制作するホームページは「ワードプレス」を利用した上に、
「専門家として認めてもらうホームページ」+「コンテンツを使った仕組み」
を構築していますので、先生はいつでも簡単に情報発信することができます。
(2)コンテンツを作る
税に関する専門的で役立つ情報を作ります。
これは文章でも構いませんし、スマホを使って動画撮影しても構いません。
顔出しはちょっと。。。
という場合なら音声だけでもOKです。
SONIDOでホームページを制作させていただいたお客様へは、プロのライターが制作した「コンテンツの制作メソッド」を提供しています。
このメソッドがあれば、全くコンテンツを作ったことのない方でも、すぐに作り出すことができますので、これまでクライアント様にも大変喜んでいただいています。
(3)コンテンツを発信
作ったコンテンツをワードプレスから公開しましょう。
ここまでの手順ですが、SONIDOでホームページをご依頼いただいた方には、半日以上の時間を使って対面にてレクチャーさせていただいております。
全くワードプレスがはじめてという方でも、レクチャーが終わる頃にはサクサクと使えるようになってもらえます。
また、レクチャー後にわからないことがあれば、いつでも問い合わせや相談可能なので、使えないという方はいらっしゃいません。
7: コンテンツマーケティングで注意するポイント
このようなコンテンツマーケティングにも注意するポイントがありますのでお伝えしておきます。
(1)ターゲット
誰に向けてコンテンツを提供するのかを明確にしておきましょう。
ここがズレていると、とんでもない人が先生の元にやってきます。
(2)クライアント目線
コンテンツを作るときには、先生の言いたいことを伝えるのではなく、解決策を探している相手の目線で伝えることを忘れないでください。
ということは、ターゲットによっては専門的な言葉は使えないということです。
時には、
「借方」「貸方」から説明しないといけない可能性もあります。
「勘定科目」「補助科目」とは何か。
「現金」と「預金」の違い。
こういった初歩的なことも丁寧に伝える必要が出てきます。
(3)キーワード
コンテンツは見られないといけません。
理由は、見られないと集客につながらないからです。
では、どうすれば見てもらえるのかというと、検索されるキーワードを調べることからはじめましょう。
これはGoogle(GAFAで話題ですが)が提供する「キーワードプランナー」を使うと簡単にわかります。
先生が「こういうのを調べているだろう」という予測ではなく、実際にターゲットが調べているキーワードを使うことが大切。ここでもクライアント目線を忘れないでください。
(4)定期的な更新
コンテンツは定期的に作り、公開していく必要があります。
最初の頃は、週に2つずつは作ってもらいたいです。
しかし、、、
そんな時間がないという方もいらっしゃいます。
そこでSONIDOでは、コンテンツ制作の代行も承っております。
ご興味がありましたら、ホームページ制作と一緒にご相談ください。
プロのセールスライター兼コンテンツライターが、先生のクライアント候補を捕まえ、目の前まで連れてきてくれることでしょう。
8: まとめ
税理士業と言いましても、独立開業すると自分でクライアントを獲得しなくてはなりません。
何もしなくても、朝、事務所へ行くと「お願いします!顧問契約してください!」と言って発狂寸前で先生を待っている人は、、、残念ながらいません。
しかし、今回先生にお勧めしたホームページを使った集客方法なら、事務所の前で待ってはいませんが、ホームページを通して「問い合わせ」という形で待っているようにはできます。
クライアント獲得の一番難しい部分とは「先生を知ってもらう」部分。
知ってもらえ「問い合わせ」というファーストアクションが行われたなら、後は先生の実力をメールや電話を通して伝えるだけです。
これからの時代、インターネットを味方にし、効率よく安定したクライアント獲得の仕組みを手に入れてください。