解体工事会社が集客して下請け脱却を考えたときに行動することとは
解体工事の集客が昔よりも厳しくなったなと感じています。
そして実際にクライアント様と話をすると、実感として厳しくなっているようです。
しかし、解体工事の仕事がゼロになることはありません。
今日もどこかの人気工事会社は忙しく、休みを取る暇もないくらい工事をされていることでしょう。
ここであなたに気づいていただきたいのは、どうしてこのような違いが起こっているのかということです。
忙しい解体工事会社が持つ技術が、日本一だからでしょうか?
特殊な機械を使って、一瞬でキレイに解体しているからでしょうか?
産業廃棄物処理で何かスゴイ仕組みを導入して費用を抑えているからでしょうか?
お気づきのとおり、そんなことはありません。
今回お話しする、ちょっとした行動によって違いが生まれているのです。
ちなみに、SONIDOのお客様である解体工事会社様も、この違いによって右肩上がりになってると連絡をいただいています。
目次
1: 解体工事会社が自社で集客するメリット
解体工事会社がこれまで仕事を受注する場合、次の経路が多かったと思います。
- 不動産屋さんからの紹介
- 建築会社さんからの依頼
- ハウスメーカーからの下請け
どれも悪くない受注です。
でも、あなたはこんな風に考えておられるので、このページをご覧になっているのではありませんか?
「もし、自分で直接、仕事を受けられたら・・・・・・。」
そうですね。自社で直接仕事を受けることができれば、次のようなメリットが出てきます。
紹介や下請けが良くないのではありません。
でも、元請けに手数料を取られることは間違いありません。
仮に最終的なお客様が100万円を払って解体工事を依頼していたとしても、あなたへ支払われるのは60万、50万、30万かもしれません。
しかし直接受けたなら、80万円で依頼されれば、すべてが売上になり必要経費を引いた金額が利益になります。
単純に計算しても、利益はアップするということです。
元請けから無理なスケジュールで依頼されることもありますね。
無理なスケジュールでは、きちんとした仕事ができないばかりは、作業員のケガや事故につながる可能性が高くなります。
しかし直接依頼を受けるようになると、あなたがスケジュールを管理し計画しますから、無理な行程で進める必要が軽減します。
ということは、きちんとした仕事をしながら、作業員の安全も確保し、満足のいく結果を出すことができるということです。
元請けから依頼された仕事では、いくら注意しても最終的なお客様と、あなたが元請けから聞いたこととの間に食い違いが起こりやすくなります。
これによって現場で「困ったなぁ」「やっかいなことになったなぁ」と感じられたこと、これまでに何度かあると思います。
しかし、直接依頼を受けるようになると、あなたが直接話をしていますし、お客様の要望も聞いていますから大きな食い違いが起こりにくくなります。
また、あなたの経験や知識を使って工夫することで、お客様へわかりやすく説明することができれば、信頼を得ながら食い違いを起こさないということも可能でしょう。
このように、自社で直接依頼を受けるために集客することは、あなたの仕事に対してメリットがあります。
2: 解体工事会社がこれから自社で集客する5つの方法
では、どのようにして集客すれば良いのでしょうか?
代表的で行動しやすい方法を5つ紹介します。
2.1: 人脈づくり
経営者団体など、すでに人脈をお持ちであろう方が参加するコミュニティへ参加し、人脈を広げる方法があります。
この場合、紹介いただいた方へ謝礼をお支払いすることになるかもしれませんが、元請けから差し引かれる金額よりも低いので大きなデメリットになることはないでしょう。
古典的な方法ですが、今でも関係を構築するためには有効です。
2.2: チラシ
古い家や、建て替えをしている家が多い地域にチラシを入れる方法があります。
また、建て替えまではいかなくて、リフォームに力を入れている方がお住まいの地区を狙うのも良いでしょう。
2.3: マッチングサイトへの登録
解体工事専用のマッチングサイトがあります。
認知してもらうためにも、登録費用が妥当であれば登録しておきましょう。
2.4: ポータルサイトへの登録
エキテンのような地域が絞れるポータルサイトへ登録するのも方法です。
人は、どの経路で探しているかわかりませんので、とにかく知ってもらうための行動を起こしましょう。
2.5: ホームページの開設
こちらは大変効果的な方法です。
ホームページは、自社のことを沢山発信できますので、これから解体工事を考えている方に響く情報を伝え、そこから問い合わせをいただくという流れを作り出すことができます。
SONIDOのお客様も、この方法で月間1万人くらいの人にホームページを見ていただけるようになり、そこから安定して問い合わせが送られてきています。
当然、自分たちの工事範囲外の地域から問い合わせをいただいた場合は、ごめんなさいするしかありませんが、そうでないのなら次の段階として現地調査を兼ねた訪問をすることで、高い確率でクロージングすることもできるでしょう。
3: 解体工事もスマホから依頼される時代
これら5つの方法があります。
ここであなたには、これからの時代を見越していただきたいのです。
多くの消費者はスマートフォンを持ち、知りたいこと、ほしいものを検索しています。
ということは、解体工事も同じ土俵に上がっているということです。
ですから、あなたがこれから集客に力を注ごうと考えているのなら、やっておくべき最初の方法は、
『ホームページからの集客』
だと言えます。
ホームページをメインに据え、意味のある情報、役立つ情報、わかりやすい説明。
そして信頼を感じていただける画像を使い、問い合わせまでの流れが仕組み化されたホームページを持つことで、あなたも集客できるようになるはずです。
4: 解体工事会社の集客で注意するポイント
最後に、集客するときに注意するポイントを紹介します。
これらの注意ポイントは、ネットでもリアルでも同じです。
例えば、ホームページから問い合わせをいただいたとしても、リアルにお会いしたとき、これからお伝えするポイントが良くないと、依頼をいただくことは難しくなります。
ネットとリアルはつながっています。
お互いが別々のものではありません。
多くのホームページ制作会社やウェブマーケターと呼ばれる人は、この2つを別々のもののようにおっしゃる方がいらっしゃいますが、僕はそんな風には思っていません。
どちらもつながっているからこそ、社会人として必要な基本的マナーを守り、気持ちよくお客様とお付き合いいただくことが大切だと思うのです。
4.1: レスポンス速度
メールでも、電話でも、FAXでも、とにかくレスポンスは速い方が良いということです。
3日も4日も経過してから、「お問い合わせありがとうございます」という連絡をしても、お客様の熱は冷めきっています。
また、仕事を依頼されてからもレスポンス速度はキープしましょう。
そうでないと「依頼したら放ったらかしかよ!」と思われ、良い関係性を継続することができません。
4.2: 言葉遣い
語彙力を高めましょうということではありません。
敬語を正しく使いましょうということでもありません。
必要なのは相手を尊重し、思いやりのある丁寧な言葉遣いを意識するということです。
4.3: 身だしなみ
スーツできめろ!ということではないですよ。
作業服で良いでしょう。
でも、汚れていない服装。ダラダラ見えない服装を意識しましょう。
また、髪型や髭、手の汚れ、靴下、メガネ、名刺入れ、財布などもチェックしておきたいですね。
一級品でなくても良いですが、ボロボロなのはNGです。
清潔感を意識しましょう。
4.4: 時間厳守
社会人のマナーです。
サラリーマンは訪問の5分前に到着するのが基本と言われています。
10分前では相手を急がせる。ジャストだと遅れた印象がある。
だから5分前。
ちなみに、約束の時間に遅れるのは論外です。
遅れそうな場合は、必ず連絡を入れましょう。
そうしないと、あなたはお客様の「時間泥棒」になってしまいます。
4.5: 見積書の内容
見積書の内容に「一式」が多くないでしょうか。
これはお客様を不安にさせます。
というのも、いまはインターネットで調べると「正しい見積もりはこうだ!」というような情報が氾濫しています。
お客様もこういった情報を見ておられますから、当然「バカ」ではありません。大変賢くなっておられます。
ですからあなたも相手が安心する見積書の内容を見せるようにしておきましょう。
4.6: 工事資格の提示
昔も今も悪徳業者がいます。
そこで工事資格を提示するように心掛けましょう。
「相手は知っている」「もうわかっている」「ホームページ見ているから」
と考えがちですが、それはあなたが勝手に思っていること。
実際にお客様は見ていないかもしれませんし、見ていてもわかっていないこともあります。
訪問するときには、きちんと「資格がある工事業者」を提示するようにしてください。
5: まとめ
解体工事は激戦だとも言われています。
しかし、きちんとやっているところは、あまり影響を受けていないようです。
これは冷静に考えれば当然の結果です。
必要な情報を丁寧に発信し、訪問したときには相手の目線で話を聞きながら、プロとしての提案をしているからでしょう。
しかし、こういったことは仕事に余裕がないと難しくなります。
そこで、あなたには余裕をもった仕事をやってもらいたいので、このような集客に関する情報をご提供しています。
ぜひ今回の内容を参考にしていただき、解体工事の仕事をより発展させていただきたいと思います。
そして最後にお伝えしておきますと、
- 役立つ情報発信をするホームページ
- きちんとした問い合わせまでの仕組み
- リアルでの対応
ここを総合的に理解しているホームページ制作会社やマーケティングの専門家へ相談されると、あなたの仕事も右肩上がりになる可能性が高まるはず。
未来のためにも、今日から検討し行動へつなげていただければ幸いです。
※解体業サイトの場合、SONIDOでは既存のお客様と同一エリアの方のご依頼はお受けできません。ご了承ください。