下請けはAIで仕事がなくなる!?そうだコンテンツマーケティングをやっておこう
「AIが発達することで仕事がなくなる。」
こんな話を耳にする機会が増えています。
いつの時代も新しいものが登場すると、既存の仕事が奪われるとか、なくなるという表現をされるのですが本当にそうなのでしょうか?
そして、僕たちのビジネスに、どのような影響があるのでしょうか?
今回はAIによってなくなるかもしれない仕事と、そうならないためにやっておくべきコンテンツマーケティングについてお話します。
1: AIでなくなる職業と仕事
雑誌を賑わせる「AIでなくなる職業」。
この話は、2013年にオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授の研究結果を元にした話です。
過去、週刊誌『ダイヤモンド』に特集された「機械が奪う職業」を見てみると…。
- 1位:小売店販売員
- 2位:会計士
- 3位:一般事務員
- 4位:セールスマン
- 5位:一般秘書
- 6位:飲食カウンター接客係
- 7位:スーパーのレジ打ち係りや切符販売員
- 8位:箱詰めや積み降ろしなどの作業員
- 9位:帳簿係などの金融取引記録保全員
- 10位:大型トラック・ローリー車の運転手
- 11位:コールセンター案内係
- 12位:乗用車・タクシー・バンの運転手
- 13位:中央官庁職員など上級公務員
- 14位:調理人(料理人の下で働く人)
- 15位:ビル管理人
引用:ダイヤモンド
この話はアメリカをベースにした内容ですから、文化が違う日本では少し状況は変わってくると思います。
しかし、ここで僕たちが知っておかないといけないことは、メディアの言う一方的な
「仕事が機械に奪われていく」
ということではなく
「機械に置き換わって便利になる」
その結果、
「今までの仕事がなくなる」
ということ。
過去を振り返ってみるとわかりますが、30年以上前、今で言うIT業界には「キーパンチャー」と呼ばれる職業が存在しました。
キーパンチャーの仕事は、プログラマーが紙に書いたプログラムコードをコンピュータへキーボードから入力する職業。
この時代、コンピュータは非常に高価でした。
だから、プログラマー1人に1台のコンピュータを用意できなかったため、キーパンチャーがプログラマーの代わりに入力作業を行っていました。
だから、キーパンチャーは花形職業の一つだったとも言えます。
しかし、時代が進むことで状況が一変します。
コンピュータの価格が下がり始め、プログラマー1人に1台のコンピュータが用意されるようになります。
そうなると、プログラマーは自ら、自分の目の前にあるコンピュータへ入力するようになります。
その結果、キーパンチャーという職業はなくなりました。
この現象は「コンピュータという機械が仕事を奪った」ということではなく、コンピュータが身近にやってきて便利になったことで、キーパンチャーに置き換わったという方が正確だと思います。
では、置き換えやすい職業とは、どのような職業だと思いますか?
2: 仕事は価値を与えること
置き換えやすい職業とは、どういうことか考えてみましょう。
- 一番目に思いつくのは、誰でも簡単にできること
- 二番目に思いつくのは、価格で選ばれる職業
- 三番目に思いつくのは、どこにでも同じものがある職業
シンプルに見ていくと、仕事を通してお客さんへ「あなたの価値」が与えられないままだと置き換えやすくなるということです。
あなたのライバルも、あなたも全く同じことができる。
あなたのライバルの方が、あなたよりも安い金額で、あなたよりもすばらしい仕事ができる。
このような状態で仕事をしているのなら、AIの発達とともにあなたの仕事が置き換わっていく可能性が高くなります。
そこで、このような可能性を受け入れないためにできることはというと、先ほども出てきた「あなたの価値」を提供することになります。
それも、あなたの専門性を使った「あなたの価値」の提供が必要。
ウソや不確かなことを提供するのではなく、あなたの経験から導き出された「あなたの価値」の提供を考えておきたいですね。
3: 実際、AIに代わっている仕事は?
では、現在すでにAIに代わっている仕事はあるのでしょうか?
アメリカの大手法律事務所「BakerHostetler」は、破産に関する法律アドバイスをAIで行っているようです。
また、人材のマッチングサービスや、大量データの分析や解析にも活用され始めています。
いつも決まったことを、決まったように、大量に行う。
これはまさにAIの独擅場。
対して、感情や臨機応変で柔軟な対応が必要とされることに、今は未だAIは不利な状態です。
そこで、あなたの仕事を振り返ってみてください。
来る日も来る日も、いつも決まったことを、決まったように、力任せに行っていませんか?
もし、このようなビジネスを展開しているなら、今のうちに「あなたの価値」を提供する方向へ舵を切ってもらいたい。
そうしないと、AIが得意な場所へどんどん近づき、気がつくと「代わっていた」ということにもなりかねません。
4: AIに出来ないことをする
それではAIが苦手なこと「あなたの価値」を提供するには、どうすれば良いのでしょうか?
(1)仕事はコミュニケーション
あなたの価値を提供できる仕事とは、相手とのコミュニケーションから成り立っています。
この場合のコミュニケーションとは、対面でお話することも含まれますが、ネットを通して価値のある情報を提供することも、コミュニケーションなのです。
(2)ネットでコミュニケーションする方法
一方的に情報を発信している、一般的な「ホームページ」や「ブログ」では、お客さんとコミュニケーションすることはできません。
ネットでコミュニケーションを取るためには、お客さん目線で語られ提供された「コンテンツ(情報など)」が必要です。
そしてコンテンツを、どのようなタイミングでお客さんへ提供するのかという「マーケティング(戦略)」も大切です。
タイミングの良くないときに、いくら「価値」が高いものを目の前に出されたとしても、お客さんが反応することはありません。
適切なタイミングに、適切な価値のあるコンテンツを出す。
これが出来てこそ、お客さんとコミュニケーションを取ることができるのです。
(3)コンテンツマーケティングを導入して「置き換えできない!」を目指す
コンテンツを使ったマーケティングを導入し行うことで、あなたの仕事はたった一つのオリジナルなものに変化します。
あなたの経験から作られたコンテンツは、あなたの人生経験そのもの。
あなたと同じ人生を歩んだ人は、この世界に誰もいませんから、あなたと置き換えできない価値を含んでいることになります。
AIは大量データの分析や解析、同じことの繰り返しは得意ですが、人生経験を積むことはできません。
これこそが、AIに出来ないこと。
そして僕たちを簡単に置き換えることができない部分でもあります。
5: まとめ
ここまでお話してきたことでわかるのは「人間的な価値」こそが、AIに置き換えたくても置き換えられないことだと言えるでしょう。
反対に、誰もが出来ることや、同じことの繰り返しは「人間的な価値」から遠ざかっていますから、AIに置き換えることも可能ですよね。
だから、今のうちから「人間的な価値」を提供し、ライバルやAIから離れたところで勝負してもらいたい。
そのためには、人間的な価値の一つである、お客さんとのコミュニケーションを簡単に行いやすい
『コンテンツマーケティング』
を導入することが近道。
コンテンツマーケティングは、あなたの「人間的な価値」をさらに育てることにもなります。
また、あなたに共感したお客さんを安定して集めることができる方法となるでしょう。
AIに置き換わる前に、あなたの価値を提供して喜ばれてください。
そして、あなたのお客さんを集めてください。
そうすることで、AIに負けず、元請けからも負けず、下請け仕事から脱却し、あなたが理想とするビジネスを手に入れることができるはずです。