【SEO対策の基本】ホームページ集客の専門家が紹介する11のポイント
ホームページを作ったら、速攻お客さんから問い合わせが入って「もう大変!」という状況を想像していたのに、現実を目の当たりにし愕然とした人もいると思います。
それくらいホームページを作って公開しても、そのままだったら反応はありません。
ホームページを作るのは簡単です。
そして公開することも簡単です。
趣味ならここで止めておけますが、仕事となるとそうはいきません。
仕事の場合、ホームページはお客さんに集まってもらわないと、存在価値を感じることができなくなります。
そこでホームページへお客さんを集める方法として有名なのが
「SEO対策」
今回は、これからホームページの集客に取り組んでいこうと考えておられるあなたに向けて、SONIDOがやってるSEO対策のポイントを紹介していきます。
ポテチでもかじりながら、ゆるりとご覧ください。
目次
1: なぜホームページ集客にはSEO対策が必要なのか
「そもそも論」ではありますが、なぜホームページに「SEO対策」が必要なのかをお話しておきます。
1.1: SEO対策の基本
すでにご存じかもしれませんが、SEOとは何なのかというと、
「Search Engine Optimization」(検索エンジン最適化)
この3つの単語の頭文字を取ったものが「SEO」です。
この場合の「検索エンジン」とは何かというと、次の2つが日本では有名ですし、もっとも使用されている検索エンジンです。
- Yahoo!
スマホやパソコンを開いて何かを知りたいと思ったとき、あなたもどちらかのサイトからキーワードを入力して、検索されたことがあると思います。
検索した結果、あなたの「知りたい」の候補が検索結果として一覧表示され、そこから一つをクリックされたこともあると思います。
このとき、検索結果の上位に表示されたところをクリックすることが多くありませんか?
1ページ目を無視して、3ページ目、4ページ目から見ていく人は、そんなにいませんからね。
つまり、SEO対策の基本とは、検索結果の上位へあなたのホームページが表示されるように最適化する対策のことなんですね。
1.2: ホームページは公開しただけでは意味がない
SEO対策の基本がわかったところで、どうしてホームページにSEO対策が必要なのかを考えておきましょう。
先ほども出てきましたが、あなたのホームページを検索結果の上位に表示する理由を考えると理解しやすくなります。
例えば、リアル店舗の場合、あなたがひっそりと隠れ家的な立地にお店を開店したとします。
あなたのお店の前に、人は通りません。
そして、あなたはお店を開店する前も後も、広告を一度も出していません。
知り合いにも教えていませんし、SNSを使って連絡もしていません。
近くに会社もありませんし、半径1km以内に住宅もありません。
1日に5人くらい、どこからともなく人が遠めに見ているだけ。
さて、このようなお店が、このままの状態で、繁盛するほどの集客を生み出すことができるでしょうか?
・・・できませんよね。
ここであなたに知っておいてほしいのは、ホームページを公開しただけでは、この隠れ家的なお店と同じ状態だということです。
このままだと、誰にも知られず、誰も訪問しない。
そんな残念なホームページになっていきます。
そこで、この状況を打破するために「SEO対策」を行い、検索した人に知ってもらい、訪問してもらうようにする必要があります。
2: SEO対策と検索の密接な関係とは
少しテクニカルなお話をしておきましょう。
SEO対策と検索の関係を知っておくことは、これからあなたがホームページ集客をやろうと考えたとき、必ず役立つことだと思います。
2.1: SEO対策には検索エンジンの基礎を知ろう
最初に重要なポイントがあります。
現在、日本での検索サイトの代表は、先ほどもお話しましたように
- Yahoo!
しかし、Yahoo!が検索に使用している仕組みは、Googleの仕組みを使っているのです。
ということは、どちらも同じだと言えます。
Yahoo!はGoogleと少し違うようですが、根源的には同じです。
だから、僕たちが意識するべきは「Google」の検索なんですね。
さて、ここからが本題です。
SEO対策と関係のある検索エンジンの基礎をお話します。
検索エンジンとは、世界中に存在するホームページやブログなど、インターネット上にある情報をすべて自動的に収集・蓄積・分析・分類している「プログラム」です。
- あなたが今日投稿したブログも
- あなたが今日つぶやいたことも
- あなたがFacebookで書き込んだことも
- あなたがInstagramへ投稿したことも
全部、自動的に情報を収集・蓄積・分析・分類しています。
そして、分析・分類するときに、検索エンジンは個々の情報から「キーワード」を抽出します。
例えばSONIDOの場合ですと、コンテンツの内容が「藤沢のお祭り」について書かれたものなら、
「藤沢」と「祭り」
というようなキーワードと結びつけて分類整理し、検索エンジンの内部にある「データサーバー」と呼ばれる大きなパソコンの中に登録されます。
こうやって検索エンジンは世界中の情報を(あなたの情報も)取り込み、図書館の目録のようなものを作り続けています。
今度はユーザーが検索サイトから知りたいことについて「キーワード」を入力し検索すると、検索エンジンが貯め込んだ図書館の目録から、キーワードが一致するものを用意します。
そして、用意した大量の中から、内容が優れているものを上位に表示してくる仕組みになっています。
これがSEO対策とは切っても切れない「検索エンジン」の正体なんです。
2.2: SEO対策とは検索エンジンの対策です
今の話からわかるとおり、SEO対策とは「検索エンジン」の対策だということです。
検索エンジンに、自分のホームページをどのような目録で登録してもらうのか。
検索エンジンに、自分のホームページの内容をどうやって高く評価してもらうのか。
SEO対策とは、検索エンジン、特にGoogleへの対策といっても過言ではありません。
そして、ここが多くのネットの情報や、SEO対策会社さんの言い分と食い違うところなのですが、
『検索エンジンが、どのような理由で目録を作っているのか、どのようなポイントで内容を評価しているのかは、Googleでもわからない』
ということです。
Googleがわからないのですから、僕たちが100%わかるはずがありません。
ということは、
「必ずSEO対策で検索上位に表示されます。保証できます。」
と謳っているところは、本当ではないのか、よろしくない方法を使って今だけなんとかなっているのか、どちらかだということです。
3: 今、求められているSEO対策はコレ
そんな中、今の時代に求められているSEO対策でわかっていることもあります。
それはGoogleが当初から押し進めていること
「ユーザーが使いやすいもの」
Googleは検索した人へ、最も役に立ちそうな情報を提供することが使命の会社です。
Googleの立場で考えてみるとわかりますが、Googleが「これ、あなたにぴったりですよ」とススメた内容が、全くウソばかりだったり、役に立たない薄っぺらな情報だったとしたら、Googleの立場が悪くなります。
これではGoogleの存在意義がありません。
誰もGoogleを使わなくなります。
もうおわかりでしょうか。
SEO対策とは、検索エンジンの対策であり、それはGoogleへの対策でもあります。
ということは、僕たちが今の時代に行うSEO対策とは、Googleの存在意義を満たす情報を提供することだと言えるでしょう。
ネットにはホント、様々なテクニックが溢れています。
しかし、今回のように、冷静かつ論理的に考えると、今の時代のSEO対策とは
「Googleを喜ばせる対策 = ユーザーが喜ぶ対策」
このような公式になると思います。
あなたのお客さんになりえる人が、どのような悩みや不安をもって生活しているのか。
その不安や悩みを解決する方法を、どのような言葉で探しているのか。
さらに、その言葉をキーワードとして使い、解決する方法を提供できれば、、、
すなわちそれがSEO対策となるのです。
細かなSEO対策のポイントは後で紹介していきますが、今はこの考え方をしっかり覚えておいてもらいたいと思います。
4: SEO対策のメリットとデメリット
ホームページを知ってもらうためには、SEO対策が必要だということがわかっていただけたと思います。
しかし、SEO対策と言えども万能ではありません。
(万能と言っている人もいますけど。)
ここでSEO対策のメリットとデメリットをお話しします。
4.1: メリット
(1)ホームページ集客に費用が必要ない
この場合の「費用」とは「広告費」のことです。
「ネットに表示される広告を出さなくてもいいですよ」という意味です。
これが他でもやけに強調されているので、お伝えしておきたいのですが、確かに広告費は必要ありません。これは間違いのない事実です。
しかし、SEO対策をしたホームページの「中身」が必要になりますから、そちらを作る「時間」「労力」を用意することになります。
ここを理解した上で「費用が必要ない」ということをメリットとして見てもらえるとうれしいですね。
(2)長期的に集客できる可能性が高い
広告を出すと、広告が出ている期間は集客できることが多いです。
しかし、一旦広告をやめると、集客ペースは激減します。
これでは、ビジネスとして不安定になりますよね。
でも、SEO対策を行うことで検索結果の上位に表示される期間が長ければ長いほど集客効率がアップします。
(3)情報資産となる
あなたが作成するホームページの中身にオリジナリティがあるなら、中身を作れば作るほど、会社の資産として情報が蓄積されます。
これからの時代、良質な情報を蓄積することは、ビジネスの発展や向上にも役立ちますから、SEO対策を行うことはメリットとなりますね。
(4)あなたの理想のお客さんだけを呼び込める
SEO対策を行うことで、あなたの理想のお客さんだけを呼び込むことができます。
その理由は「キーワード」にあります。
あなたが理想とするお客さんが普段使っている言葉をキーワードにすることで、理想の人が検索し見てくれるようになるからです。
人は、その人の属性(考え方や生活パターン、つき合っている人など)によって、特定の言葉を話します。
それは、その人が所属しているコミュニティから影響されていることもあります。
どんな言葉を使っているのかを知ることで、あなたの理想のお客さんを集めることができるんです。
(5)ブランド力の向上
あなたのビジネスにおける、もっとも得意なことを表すキーワードで検索したとき、検索上位に表示されているということは、そのカテゴリーの「専門家」というブランドができあがります。
ビジネスにはブランド力も必要です。
SEO対策は、あなたのブランド力を向上させるメリットも持っています。
4.2: デメリット
次にデメリットを紹介しておきましょう。
(1)即効性はありません
今日、ホームページの中身を全て「SEO対策」したからといって、明日から検索結果の順位が上位になることは、ほとんどありません。
Googleは、様々な項目を総合的に分析して、検索結果の順位を決めています。
SEO対策は、漢方薬のようなものです。
ジワジワと効いてくる、そんなイメージでしょうか。
痛み止めのロキソニンのような即効性のある効果は期待できません。
(2)短期勝負できない
即効性にもつながりますが、SEO対策を行って
「明くる月から売上60%アップ!」
という目標をクリアすることは、かなり困難だと言えるでしょう。
短期勝負で売上を60%アップさせたいなら、SEO対策よりも広告を出した方が効果的です。
どちらが良い悪いではなく、適材適所に活用してください。
間違った使い方をすると、間違った結果しか生み出されませんからね。
(3)手間がかかる
SEO対策をしたホームページの中身を作るには
- 時間
- 労力
そして、調査することが必要なら「お金」
これらが必要になります。
ササッとできることではありませんし、継続してやり続ける必要も出てきます。
専門のコンサルさんや、SONIDOのようなマーケティングを売りにしている制作会社さんなら、効果的で効率的なノウハウを持っていますから、あなたに最適なアドバイスをしてくれると思います。
5: SEO対策、11のポイント
それではSEO対策、11のポイントを紹介します。
SONIDOがSEO対策をするとき、この11のポイントを基本として考えています。
あなたもマネして、ホームページに活用してみてください。
5.1: 何はともあれキーワード選定
SEO対策は、検索エンジンへの対策だとお話しました。
ということは、検索エンジンが作る目録へどのように登録されるのか。
また、検索をするお客さんは、どのような言葉で検索するのかが重要になってきます。
そこで、SEO対策のポイント1は、キーワードの選定です。
簡単にキーワードを見つけられるのが、Googleが提供している「キーワードプランナー」です。
まずは、あなたのお客さんが使う「キーワード」を選び出してください。
5.2: CMSなら自動でOK!HTMLの最適化
情報によっては「HTMLの最適化が必要」だと、かなり難しい説明をされているところもあります。
しかし、あなたが知っておくことは、ワードプレスのような「CMS」と呼ばれるシステムを使ったホームページなら、自動的にややこしいことをやってくれるということ。
また、どこかにホームページ制作を依頼するなら、依頼先の担当者へ
「SEO対策してくださいね」
と伝えるしかありません。
(SONIDOは最初からやりますから、お伝えいただかなくても大丈夫です。勝手にやってます。)
HTMLの最適化はSEO対策に必要なことです。
しかし、あなたが自分でやるというよりは、ここを理解している制作会社さんを選ぶことに力を注いだ方が良い部分だと言えますね。
5.3: 認められたことの証「被リンク」
「被リンク」とは、外部のホームページやブログから、あなたのホームページが「リンク」された状態を言います。
意図して「被リンク」を増やそうとする人や業者もいますが、それはNGなのでやめておきましょう。
SONIDOが考える「被リンク」は、ホームページの内容が良ければ、勝手に誰かが「リンクしてくれる」。
これくらいにしか考えていません。
確かにSEO対策を考えると「被リンク」は、外部の人から認められた証ですから、検索結果に影響することはイメージできます。
ただ、自然にリンクされたものなら良いですが、何かのしがらみがあってリンクしているのは、将来を考えるとあまりおすすめできません。
だから、SONIDOは「良ければ勝手にリンクしてくれるだろう」。
これくらい、ゆるい感覚で捉えています。
5.4: サイトの地図を提供しよう
Googleの検索エンジンが、あなたのホームページを自動的に調査しに来たとき、サイト全体の地図があればGoogleは喜びます。
この地図のことを「サイトマップ」と呼ぶのですが、SONIDOではクライアント様のサイトを必ずつけるようにしています。
これも「HTMLの最適化」と同じで、あなたが何かを意図して行うというよりは、あなたのホームページを制作した会社さんの性格に左右されるところです。
SONIDOと同じように、ホームページ集客をマーケティングの全体像として捉えておられるところなら、勝手にサイトマップを付加するでしょう。
もし、そういうところではなく、ただ言われたように、だけホームページを制作しているところなら、あなたはSEO対策を確認するために
「サイトマップ、ありますよね?」
と聞いておくと安心できると思います。
5.5: 青い鳥を探す訪問者を迷子にしない
「ユーザーが使いやすい」ことがSEO対策の基本でした。
ということは、ホームページへ訪問した人を「迷子」にするような作りはNGです。
今、自分が見ているページはどこなのか。
自分が次に進みたいページへ行くには、どこをクリックすればいいのか。
自分が今のページへたどり着いた足跡を表す「パンくずリスト」という機能を付けておくといいですね。
また、ホームページ全体のデザインも、パッと見てわかるようなものが喜ばれます。
アーティスティックなデザインのものもありますが、そういうお仕事でないのなら
「シンプルにわかりやすく」
が
「ユーザーが使いやすい」
につながるはず。
「迷子」にしないこともSEO対策のひとつです。
5.6: 早ければ早いほどいい
ホームページを表示したら、むちゃくちゃ遅かった経験はありませんか?
今も昔も言われていることですが「3秒ルール」というものがありまして、クリックしてから3秒で表示されないと、お客さんは他のところへ離脱してしまうというものです。
昨今の状態を見ていると「3秒」どころか「1秒」で表示されないと、スマホの画面を何度も押して、画面を戻している人も見かけます。
ホームページの表示速度もSEO対策のポイントです。
凝ったものより、シンプルで早いものがいいですね。
5.7: ホームページにキーワードを忘れない
意外や意外なんですが、ホームページのメインにキーワードが入っていないところもあります。
例えば、SONIDOの場合ですと、地域名というキーワードを入れています。
「藤沢」とか「神奈川」とかですね。
小さなことですが、こういったところは見落としがちです。
注意しておきましょう。
5.8: 役立つコンテンツを生み出す
「ホームページの中身 = コンテンツ」です。
あなたの理想のお客さんに役立つコンテンツを生み出すことが、これからのSEO対策のメインになってきます。
小手先のテクニックや、良からぬ抜け道を突いた方法ではなく、役立つコンテンツを作ることが、SEO対策として最も評価されることになるでしょう。
SONIDOはここにフォーカスして、自身のホームページを育てています。
また、SONIDOのクライアント様のホームページも、ここにフォーカスしたアドバイスや育て方をお伝えしています。
あなたも本気でホームページ集客をしたのなら、SEO対策の本命とも言える「役立つコンテンツ」を生み出すことにフォーカスしてください。
5.9: コンテンツのタイトルにもキーワードを忘れずに
役立つコンテンツのタイトルには、必ずキーワードを含めましょう。
「そんなこと当たり前」と思うかもしれませんが、意外に忘れてしまっているところも見受けます。
「あ~、もったいないなぁ~」
という気持ちもありますので、ここはSEO対策で外してはいけない部分として慎重に見直しておきましょう。
5.10: 拡散して知ってもらう
役立つコンテンツは、SNSを活用して拡散すると、ホームページへの集客経路を増やすことができます。
SEO対策としても有効なので、できればやってもらいたいところですが、最初からSNSまで手を出すのは大変だと思います。
また、SNSはあまり積極的ではないという方もいらっしゃることでしょう。
そんなときは、SNSはちょっと横に置いておきましょう。
まずは、ホームページのコンテンツを充実させることにフォーカスしてOKです。
その先に、SNSという選択肢があるだけですから、その時がくれば活用してください。
5.11: スマホ対応は必須です
これは必須ですね。
SONIDOのホームページも6割以上がスマホで見られています。
業種によると、8割、9割がスマホということもあります。
だから、今のSEO対策の一環として、スマホ対応は必須だと考えてください。
もし、あなたのホームページがスマホ対応していないのなら、大きな機会損失を招いている可能性があります。
すぐにあなたのホームページを制作された会社さんへ聞いてみてください。
「スマホ対応していないのでしょうか?」
「スマホ対応するには、どうすればいいでしょうか?」
できるだけ素早く、スマホ対応はやっておきたいですね。
ちなみにSONIDOの場合、CMSである「ワードプレス」をメインに使ってホームページを制作しています。
そして、スマホ対応しているデザインを必ずおすすめしています。
6: まとめ
いかがでしたか?
SEO対策の基本を、ホームページ集客の専門家であるSONIDOがお伝えしてきました。
現在、ホームページから集客しようと思うと、小手先のテクニックだけでは無理な状態になりつつあります。
もっと大きな視点。
ホームページというひとつの情報発信ツールだけではなく、マーケティングという視点で見て考えていく必要が出てきていると思います。
あなたが本気でホームページから集客して、ビジネスの業績をアップさせたいと考えておられるなら、今回お伝えしました内容を丁寧に実践していってもらえれば変化が訪れるでしょう。
今回の内容が、あなたのホームページ集客に役立つ情報だと感じてもらえたのなら幸いです。