ホームページを持つメリットとは~今だからこそ知っておきたいこと~
世の中では、誰も予測できないようなことが起こります。
令和2年に入って3ヶ月経ったとき、経済状況が急激な変化を迎えると誰が予想していたでしょうか。
ちなみに昨年9月の新聞を見ると、オリンピックのことやラグビーのことが掲載されています。
その後は、秋の行楽シーズンを前に、観光地の紹介や飲食店の紹介も行われていました。
そして、リフォームや新築住宅販売、外車ディーラーの広告や国内旅行や海外旅行の話もいっぱいです。
しかし、ご存じのように令和2年に入ってからの状況を思い出してみてください。すべてが変化しました。そして、今回の経験からわかることは、対面でのサービス提供や販売だけではビジネスが立ちゆかなくなるということでしょう。
さらに、在宅ワークやテレワークが否応なく普及した現在、これまでは対面や新聞折り込みチラシだけで集客していた会社も、ネットを活用したビジネスモデルを取り入れないと生き残れないことが明らかになっています。
そこで今回は、ネットを活用したビジネスモデルを組み立てる上で無視できない、「ホームページ」を持つメリットについてお話していきたいと思います。
目次
1: ホームページの役割をご存じでしょうか?
ネットを使ったビジネスモデルをイメージしたとき、多くの方が頭の中で思い描くのが「ホームページ」の存在だと思います。
この記事をご覧のあなたも、ホームページを持っておられるかもしれませんね。しかし、多くの方はホームページを「ただ持っている」だけで、本当の役割を知らないまま費用だけたれ流していることがあります。
では、ホームページの役割とはどのようなことなのでしょう。
(1)信用力の向上
たかがホームページと考えておられるかもしれませんが、世の中の大半の方はインターネットを使って、気になる会社のホームページをご覧になっています。
例えばこんな話もあります。
ある郊外の商店街で集客をするために、特産品を集めて百貨店のバイヤーさんへ話をされました。
話の内容は簡単にいいますと、期間限定で百貨店にポップアップストアを出店して知名度を上げたいということでした。
百貨店のバイヤーさんは商店街の方の話を熱心に聴き、商店街へ足を運び信頼できるお店が多いことを確認し、それでは百貨店のイベントとして企画を進めようとされました。
当然ですが商店街の方も大喜びです。しかし数日するとバイヤーさんから商店街の代表者へ連絡がありました。
「すみません。今回の企画は通りませんでした。」
どうして企画が通らなかったのでしょう。この理由はすごく単純なところにありました。
その理由とは、イベントに出店する予定のお店のホームページが無かったから。あったとしても信用度が感じられない内容だったから。
どうしてホームページが関係しているのかというと、イベントを行うと来場されたお客様は、気になったお店のホームページをスマートフォンで見つけます。そのとき
- ホームページがない → 怪しいお店なんじゃないの?
- ホームページが信頼できない → こんなの百貨店が紹介しているの?
というように、マイナスの感情を抱かれてしまい、商店街にとっても百貨店にとっても「うれしくない」結果を招くおそれがあるからなんです。
この例は大変わかりやすい内容です。今の時代、スマートフォンで検索されたとき、ホームページが無かったり信用しづらい内容だったりすることは、あなたの会社やお店そのものの存在価値を下げてしまっていることにつながるのです。
(2)集客ツール
ホームページの役割は集客活動にもつながります。
というのも、ホームページを見てくれる人は、自分から率先して何かの問題を解決したいと考え「探してくれている」からです。
自分で探してくれている人が、あなたのお店に興味を持ってくれるなら、これは大変簡単に集客できることになりませんか?
(3)詳しく説明
商品やサービスの詳しい説明をすることができます。また、あなたの会社の理念なども伝えることができますので、価値観の合った人だけが集まってきてくれます。
これからの時代の集客とは、「誰でもOK」ではなく「価値観の合った人だけOK」の時代になってきます。
このようにホームページは、自分の会社を自慢するためのツールではなく、誰かの会社が作ったから自分も持っておきたいというような見栄の為のツールでもありません。
本来、ホームページとはビジネスを活性化させる役割を担っているツールであることを覚えておきましょう。
2: ホームページを持つメリットとは
役割の次は、ホームページを持つメリットについて見ていきます。
2.1: 新規集客アップ
ホームページを持つと、新規集客のアップを目指すことができます。
これまで新規集客をアップしようとすると
- 新聞折り込みチラシ
- 街頭でのチラシやティッシュ配り
- イベント参加
- 飛び込み営業
- 人気が下がっているフリーペーパー
などが頼みの綱だったことでしょう。しかし、ホームページを持つと、役割のところでもお話しましたが、問題を解決したい人が自分で探して見つけてくれるのですから、これまでのように不特定多数へアプローチするよりも精度の高い集客活動を行うことができます。
2.2: 売上アップ
ホームページを持つメリットには「売上アップ」ということもあります。
これは集客力がアップするため、売上もアップするという意味もありますし、集客活動を行うときに必要な費用を削減することで利益をアップさせるという意味もあります。
どちらにしてもホームページを持つことで、あなたのビジネスにおける最も大切な関心事「売上」の向上に役立てることができるでしょう。
2.3: リピーター育成
ホームページを持っていると、あなたのファンを作りやすくなります。
ホームページは「あなただけの世界」ですから、あなたと価値観の合う人だけとつながることで、信頼度の高い関係性を構築することができます。
例えばSONIDOの場合ですと、ホームページで集客に関する情報を定期的に発信することで、コミュニケーションが発生しリピーターを育成。その結果、安定した問い合わせをいただくことにもつながっています。
2.4: 信頼性の向上
先ほど、役割のところでもお話しましたが、今の時代、ホームページが見つからない会社や「怪しい」と思われても仕方ありません。
特に「消費者」へ向けたサービスや商品の提供をされているのなら、自分のことをホームページで発信していない会社は「かなり怪しげ」であり、人によっては「怪しい情報商材会社」と判断されることもあります。
2.5: 24時間365日無休の営業
ホームページって無休で営業してくれます。
SONIDOの場合、大型連休中、僕は休暇を取っていますが、ホームページはその間も多くの方とコミュニケーションを行い、問い合わせへ進めてくれています。
自分があくせく動かなくても、半自動的に問い合わせへ進んでもらえるのもホームページを持つメリットだと言えるでしょう。
2.6: 広告費の減少
ホームページを上手に活用すると、集客に必要な広告費を減少することができます。
例えばSONIDOの場合ですと、これまでに発信した記事によってGoogle検索で上位表示される内容が多いため、Googleの広告費用を使わずに集客活動が行えています。
ここで広告費を減少できているので、今はFacebook広告を使って「テスト」を繰り返すくらいの余裕もあります。
広告費の減少は、純粋に経費の減少ですから利益に直結します。しかし広告費の減少は、利益アップだけではなく「次のビジネスを模索する」ためにも使えます。
経済状況が大きく影響を受けてから、慌てて「どうしよう」となる前に、新しいビジネスをテストしておくことで、安定した経営を進めることもできるのです。
2.7: 社員教育
ホームページから発信する情報によって、社員教育を行うこともできます。
例えば、社長が仕事に役立つ情報を発信することで、新入社員へ間接的に教育をすることもできるでしょう。
営業マンが得意ではない技術やセールスポイントを伝えることもできます。
実際にSONIDOのクライアント様の中にも、定期的に発信する記事を社員に見るよう指示し、セールスへの教育として活用されているところもあります。
2.8: 問い合わせアップ
これが最もうれしいメリットです。
ホームページをきちんと運用し、定期的に情報発信すると「問い合わせ」が発生しやすくなります。
特にネットを使った集客活動に重点を置きたい方なら、このメリットはどうしても手に入れたい内容だと思います。
ちなみにSONIDOの場合ですと、90%以上の問い合わせがホームページからです。
2.9: 求人活動
歯科医院や整骨院をはじめ、求人活動が進まないところもあると思います。
こういった業種の方の場合、ホームページは求人活動にも活用できます。
というのも、今や仕事を探しておられる方の90%以上がスマートフォンをお持ちです。そのため気になる会社を見つけた場合、スマートフォンで探して「どんな会社かな?」「楽しく働けそうかな?」と調べます。
このとき、自社のことが丁寧に掲載された求人ページがあると、仕事を探しておられる方の興味を引きますし、ミスマッチングを防ぐことにもつながります。
2.10: 数字による反応
ホームページを持つと、自社のことがどれくらい見られているのかどうかを、数字という事実で調査することができます。
「勘」ではありませんので、誰もが納得する結果を知ることができます。そして論理的な対策を講じることで、対策がプラスだったのかどうかも判断できますから、大きな間違いに気づかないままビジネスを進めるような「無謀なこと」もなくなります。
3: ホームページを持つときに感じやすいデメリット
ホームページを持つときに感じやすいデメリットも見ておきましょう。
どんなこともメリットだけではありませんからね。
3.1: 運用にリソースが必要
ホームページを丁寧に運用するためには、
- 人
- 時間
が必要になります。また、この2つのリソースが自社で確保できない場合は、
- 費用
を使うことで、外注することも可能です。
「人と時間」または「費用」、どちらかのリソースが必要になることを覚えておきましょう。
3.2: 担当者にノウハウがない
自社にホームページを運用するノウハウを持った担当者がいないというケースもあります。
こんな場合も、先ほどのリソースと同じ考えが必要になります。
「人と時間」を使って社内の担当者を育てるか、「費用」を使って外部の専門家に依頼するかです。
3.3: 公開してからどうすればいいのかわからない
このデメリットは、ホームページを持つ前の行動によって変わってきます。
どうすればいいのかわからないケースのほとんどは、「何となく持ったから」という理由から起こります。
まずは「どうしてホームページを持つのか」。理由とゴールを明確にしておくことで回避できるデメリットです。
3.4: 悪徳業者にダマされそうで怖い
気持ちはわかります。
世の中には、どんな業種にも「悪徳業者」は存在します。
ダマされそうで怖いと感じておられる場合、次の考え方が参考になると思います。
- 早くて安いものは良くない
- 安くて良いものは早くない
- 良くて早いものは安くない
3.5: 自社に合ったホームページ制作業者がわからない
あなたの目的を明確にし、その目的を得意としている業者を選びましょう。
例えば、あなたの目的が「かっこいいデザインのホームページ」であるなら、デザインを得意とするクリエイター集団に相談するのが理想的です。
あなたの目的が「集客できるホームページ」なら、自分自身の集客をホームページで行っている制作業者へ相談するのがおすすめです。
あなたの目的が「とにかく安く」なら、激安をウリにしている制作業者へ相談しましょう。
4: まとめ
ホームページを持つメリットを見てきました。
とにかく現在の状況から言えることは、多くのサービスや販売、集客やコミュニケーションは、インターネットを使った「オンライン」へ移行することでしょう。
インターネットを使ったサービスや販売、集客やコミュニケーションを行っていないのなら。やってはいるけれど成果が感じられないのなら、今のうちに対策を進めておかれた方が良いと思います。
その理由は、早くインターネットを上手に活用したところが勝つからです。これはアマゾンを見てもわかる事実です。
悩んでいる暇はありません。そんな余裕はありません。
今日から行動していきましょう。