集客できない人の特徴とは?知っていると解決できるポイント
事業をスタートさせてから、思っているように集客できないと焦りますし悩みます。
そして集客できないと、売上が上がらないので金銭的にも苦労します。
今回は「どうして集客できないのか」と悩んでおられる方へ、「集客できない」現状を解決できるポイントについてお話していきます。
1: 集客できない人の特徴
はじめに集客ができない人の特徴を見ていきます。
というのも、世の中にはあなたと同じ業種の人でも、上手に集客している人がいます。あなたと同じ業種の人は、誰でも集客できないというワケではないのです。
ここがポイントです。集客できる人とできない人が存在するということですね。そして、それぞれの人が存在するということは、何らかの理由が2つの間に存在している証拠でもあります。
この違いを理解することは、今の状態を脱出するポイントになります。
(1)なんでもできる
集客できないと悩んでいる人に限って、仕事の話しがあると次のようにアピールします。
「なんでもできます!」
「なんでもできる」ことは素晴らしいことです。かなりの知識と技術をお持ちです。そして、これは間違いなく「勉強熱心」な人であることをアピールできています。
しかし、集客のタイミングでは「なんでもできる」は残念ながら逆効果を生み出すキーワードになっています。
「なんでもできる」=「何の専門家でもない」=「頼む意味がない」
仕事を依頼しようと考えている人(これは企業担当者でも個人消費者でも同じです)は、専門家に依頼したいと考えています。
あなたも同じだと思います。例えば、ぎっくり腰になったところをイメージしてみてください。そして、明日の朝の新幹線にどうしても乗らないといけない状況を想像してください。こんな状況なら、
- なんでも治せる整骨院
- 腰痛専門の整骨院
- ぎっくり腰専門の整骨院
これら3つの整骨院が通院できる範囲にあれば、あなたはタクシーに乗ってどこを選んで行くのかということです。
集客段階では「専門家」というポジションが必要です。
「なんでもできる」ことは、取引が始まってからアピールしましょう。その方が有利に活用できます。
(2)有料サービスのみ
集客できない人の商品やサービスを見ると、有料サービスしか用意されていないことがあります。
集客には
- 無料の商品やサービス
- とても安価な商品やサービス
「手に取りやすい」商品やサービスを準備しないと、人は集まりにくいのです。
最終的に販売したい商品やサービスとは別に、あなたのビジネスに関連した集客用商品を準備する必要があるということです。
(3)無料で集客
集客できないと嘆いている人に限って、お金と時間の使い方を間違えています。
例えば、友人と外食に行って10,000円を使えるのに、10,000円を集客に使うことは嫌がる。
また、無料で集客したがる人に限って、集客できないと嘆いているのです。
集客するためには、お金か時間を費やす必要があります。
集客を速めたいのなら「お金」を使いましょう。お金を使いたくないなら「時間」を使いましょう。
(4)自分が主体
集客できない人の多くは、自分が主体になっているものです。
口では「お客様のために」と言っていますが、行動や言動は「自分」が中心になっています。
例えば、あなたがアパレルショップへ足を運んだとき、スタッフが自分のファッションをアピールしながら、あなたへ声をかけてきたらどんな行動を取るでしょうか?
あなたは自分に似合う洋服がほしい。でも、スタッフは「あなた」ではなく「自分」のことばかり話してくる。
こんな状況に遭遇したら、すぐにお店から出て行くと思います。
集客では「相手が主役」と考える必要があります。
(5)ターゲットが決まっていない
集客できない人に限って、自分が集めたい人の特性を決めていません。お話を聞くと次のような答えが返ってくるものです。
「多くの人に、できればどんな世代の人にも買って欲しい」
気持ちはわかります。誰でも同じです。事業を営んでいる人間なら、多くの人に買って欲しいです。さらに老若男女に関係なく買って欲しいです。
しかし、現実に目を向ければ誰でもわかります。多くの人に買ってもらえ、かつ、老若男女に買ってもらえるものなんて多くありません。
買ってもらえそうなのは「冠婚葬祭」用の洋服くらいではないでしょうか?それでも、学生には売れません。なぜなら学生は「学生服」で間に合うからです。
このように、「どんな人にも」買ってもらえるものなんてないのです。本気で集客したいのなら、買ってもらそうなターゲットを決めましょう。
(6)実績がない
事業をスタートしたところの人に多い集客できない理由、「実績がない」です。
これは実績を作るしかありません。無料や格安でも良いので仕事をして実績を作れば良いのです。すぐに解決できます。このときの無料や格安は「宣伝広告費」と考えましょう。
(7)集客までの心理を理解していない
購入を検討している人の「心理状態」を理解していないと集客できません。
現在の集客では、あなたの目の前に相手が登場する以前からの心理状態を理解し、行動を予測しなくてはいけません。
- どんな悩みを解決したいのか
- どんな方法なら行動するのか
- どんな未来を手にしたいのか
深く心理状態を調査しましょう。文献ではなく「人を見ること」が重要です。人間ほど不確定要素が多い生き物はいません。
2: 特徴がわかれば解決できる!
集客できない人の特徴がわかれば、解決することができます。
(1)簡単無料というのは罠
一番に解決できる方法は、「簡単無料で集客できる」という考えは「罠」だということを理解してください。
もし「簡単無料」が存在するなら、次のようなパターンになっているはずです。
「簡単で無料だけど時間がかかる」
集客できるようになるまで、時間をかけても問題ない。そんな人なら「罠」にはならないですが、そういう人はそもそも集客に悩んでいないので当てはまりません。
集客に悩んでいるということは、できるだけ短時間に集めたいはず。ということは
- 簡単に短時間で集めるなら、お金が必要
- お金を掛けずに短時間で集めるなら、とても難しい
このどちらかになるということです。
(2)チャレンジする量を変える
集客はチャレンジです。それも短期間に量をこなすことで「自分に合った」方法を見つけることができます。
期間を絞ってチャレンジしましょう。
(3)見込み客を想定する
どんな人を集めたいのか、見込み客を具体的に想定してください。
- 年齢
- 性別
- 収入
- 住んでいる地域
- 仕事している地域
これらは基本的な要素ですが、これすら決まっていない人がいらっしゃいます。
難しいことは横に置いておいて、これらの基本的な要素から想定していきましょう。
(4)考える時間を持つ
集客を片手間でやってはいけません。
集客についてじっくりと考える時間を持ってください。休日を全部使うくらいの覚悟が必要です。
そして、
- メール
- 電話
- LINE
- SNS
こうした思考を中断したり、心をザワつかせたりするツールは全部OFFにしましょう。集客はあなたにとっての生命線です。
そんな大事なことを真剣に考えるのは「あなただけ」なのです。友人も知人もあなたと同じ熱量で考えてはくれません。だって他人事ですから。
心から真剣に集客と向かい合う、そういう時間を確保してください。自宅では難しい場合、ビジネスホテルを使いましょう。大きな図書館も使えます。とにかく一人になって真剣に向き合える場所を確保することで集客活動を考えます。
(5)とにかく行動
考えることができたら「行動」を起こしてください。
行動なくして成功はありません。特に集客は「行動してみないとわからない」ものです。行動する前から結果の分かる集客方法なんて存在しません。
もし、行動する前から結果が分かっているなら、あなたは予知能力が高いということですから、別の仕事をした方が良いです。
でも、僕たちの多くにそんな力は宿っていませんので、行動しなくてはいけません。
3: まとめ
「集客できない人」の大半は、次のできることをやっていない人です。
- お金を出す
- 時間を使う
- 行動する
呑みに行くお金と時間と行動力があるのなら、それらを全て「集客」へ注ぎ込みましょう。
「できない」「できない」「できない」と悩んでいるのなら、その時間と思考を「集客」へ振り向けましょう。
何も考えずに、何も行動せずに集客は成功しません。
「考えたらすぐ行動」→「結果を判断」
経験から申し上げますと、これが成功への最短ルートです。