仕事は付き合う人を選ぶと上手くいく~基準と方法~
仕事をする上で非常に重要なこと。それは、付き合う人を選ぶことではないでしょうか。もしあなたが次のように感じて毎日仕事をしているのなら、付き合う人を間違っている可能性があるかもしれません。
- かなりがんばっているけれど好転しない
- 仕事はあるけれど窮屈にやっている気がする
- 相手と会った後はすごく疲れる
- 仕事の依頼に気が進まない
- 複数のコミュニティに参加しているが楽しめない
また、次のような人が自分の周りに多い気がしている人も、付き合う人を間違っている可能性があります。
- 理不尽なことばかり言われる
- お金を払えば「オレは客だ!」という人がいる
- いつも機嫌の悪い人がいる
- 何をやっても喜ばずに嫌みばかり言う人がいる
- すぐ感情的になる人がいる
今回は、僕自身もこれまで悩んできた「仕事で付き合う人」の選び方と出会う方法についてお話したいと思います。
目次
1: 仕事が上手くいく人は付き合う人を選んでいる
「仕事が上手くいく」という言葉の定義は難しいものです。例えば、
仕事が上手くいく=とにかく「がっぽり稼げる」
という人もいれば、
仕事が上手くいく=ストレスなく楽しみながら仕事ができて「そこそこ稼げる」
という人もいます。ちなみに僕の場合は後者です。そこで今回は、ストレスなく楽しみながら仕事ができて、そこそこ稼げることにフォーカスした上で話を続けていきたいと思います。
まず、仕事が上手くいく人というのは、間違いなく付き合う人を選んでいます。反対に、いくら売上が急上昇していても、付き合う相手を選んでいない人は仕事を楽しめていません。
一般的に考えると、会社員という働き方を選ばなければ「自分の好きにできる」ことが多いため仕事が楽しくなるはずなのです。でも、現実を見るとそうでない人も多いですし、僕も過去はそうだったと思います。
2: 付き合う人を選べないと仕事は面白くなくなる
これは経験から言えます。付き合う人を選べないと、仕事は全く楽しめません。そういう時って、誰かと話をすると愚痴しか出てきません。
また、不思議なことに相手と打ち合わせをすると「あれもやってほしい」「これもやってほしい」「うまくいかないのはあなたの力不足」など、そう言われても困るんだよな~という話しか出てきません。
後から考えると「それなら断ればいいのに」と思えますが、その時は「嫌な仕事だけど仕方ないな」と思ってやっていることが多いです。
どう考えても仕事を楽しく続けるなら(特に独立して続けるなら)、できるだけ人間関係におけるストレスを最小限にしておきたいところです。そして、ストレスを最小限にするために、絶対に(と言い切れます)やらないといけないのが、自分で付き合う人を選ぶ習慣を身につけることです。
3: 付き合っても上手くいかない人の特徴
今だからこそわかることですが、そのときは良さそうに感じて付き合っても、結局は上手くいかない人っているものです。そういう人の特徴を見ていきましょう。
(1)時間泥棒
相手の時間を奪う人とは「絶対」に付き合ってはいけません。例え相手が無意識やこれまでの習慣でやっているとしても近づいてはいけません。
時間は誰にでも平等に与えられている唯一のものです。そしていくらお金を積んでも、誰に頼んでも、どんな権力を利用しても増やすことはできません。
あなたの時間を奪う人は、あなたからビジネスのチャンスや生活の余裕や潤いを窃取しているのと同じです。
あなたの時間は、他の誰でもない「あなたのもの」。そして相手の時間は「相手のもの」。お互いの貴重な時間を使うのですから、配慮し合って意味のある時間にする努力を惜しんではいけません。
(2)ネガティブな人
どんな話をしていても、返答の80%以上が「ネガティブ」という人がいます。いつもウジウジしている人。物事をマイナスに受け取る人。
こういった人と付き合っていると、知らず知らずの間に自分の気持ちも沈んでいきます。そして、考えても意味の無いことや、間違った方向へリードされてしまった思考で悩み始め、貴重な時間を無駄に使ってしまいます。
電話の後、ZOOMの後、打ち合わせの後。終わってから気持ちよく何かをしようと思わせてくれる人は良いですが、反対に「これからどうしよう・・・不安になってきた」。そんな風に感じさせる相手とは付き合わないのがおすすめです。
(3)批判大好き人間
何を言っても、どんな話題でも、こちらが提案しても、ぜ~んぶ「批判」する人がいます。また、批判しているつもりはなくても口癖で
- でも
- そうは言っても
- そうじゃなくて
こういう言葉を頻繁に使っている人も要注意です。
人間誰しも自分の意見や話を批判されたくありません。批判されると心の底でマイナスの感情がこびりついたままになり、知らない間に同じように批判大好き人間になってしまうこともあります。
(4)感情的な言葉を使う
あなたのまわりにいませんか?
- 金がない~
- ヤバイよ~
- 雑なやつだなぁ~
- バカじゃない
こういう言葉は、普段から自分自身が言われている(聞いている)環境に身を置いているため無意識で使うようになります。
もし、あなたも同じような環境で暮らしているのなら気にする必要はありません。しかし、そうでない環境で暮らしているのなら、あなたにとって「心地良い」エネルギーで包まれることはありませんので、今すぐそこから離れた方が無難です。
4: 付き合う人を変える基準とは
付き合う人を選ぶということは、付き合う人を変えることになります。そして大切なのは、変える基準を明確にしておくことです。
(1)嫌じゃない人
好きな人、気が合う人、楽しい人だけだとうれしいですが、なかなか難しいですね。そこで僕が感じているのは「嫌じゃない人」を基準にすることです。
ほとんどの場合、第一印象で決めていいですね。
もし、少し付き合ったことで「嫌な人」になれば、フェードアウトしましょう。選ぶのは自分の基準でいいのですから。
(2)仕事にこだわりやプライドがある人
こういう人は「なぜそうするのか」を明確に言えますので、一緒に仕事をしても楽です。また、こういう人はピンと来ない話をすると、はっきりと「それ、本当に良いんですか?」と配慮しながら気づきを与えてくれます。
(3)前向きな人
問題が起こったときにわかりやすいです。まず問題を解決してから、今後どうするのか考えられる人を選びましょう。
反対の人は大変疲れますし、いつまでも問題が解決しないので、余計なトラブルを招きます。一般的には「言い訳ばかりする人」です。言い訳は後で良いのです。
(4)スケジュールを守る人
仕事をする上で大切です。社会人としての基本ですね。
5: 良い人と出会う方法
誰だって良い人と出会いたいですね。そこで出会う方法をお話します。
(1)基準を明確にしよう
自分にとってプラスになる人(扱いやすいという意味ではありません)の基準を明確にしましょう。ここがブレていると、「良さそうに見える人」へフラフラ~と寄っていってしまいます。そして、
- ネットワーク系グループ
- SNSのコミュニティグループ
- オンラインサロン
こうしたところへ複数所属し、より基準が曖昧になり、気がつくと時間とお金ばかり無くなっていたということもあります。
(2)焦らない(時間にゆとりを持とう)
焦って付き合い始めるのは危険です。良い人と出会うためにはタイミングもありますが、やはり「量」も大切です。手っ取り早く付き合う人を見つけようという気持ちではなく、時間と心にゆとりをもって選ぶようにしましょう。
(3)資金計画を立てよう
気の進まない相手でも付き合わないといけない。そういう状態になる原因の大半は「お金」です。
- 早く稼がないと
- 資金に余裕がないから仕方ない
- 何とか売上を・・・
経営をする側としても気になる部分ではありますが、常に資金計画を立てていれば、気乗りしない相手の仕事の1つや2つ断ってもやっていけるはずです。
もし、気乗りしない仕事が1つや2つではなく、ほとんど全部なら、あなたは大きく間違ったターゲットに訴求していることになりますので、今すぐターゲット設定からやり直しましょう。
6: まとめ
仕事は付き合う人で上手くいくのは本当だと経験から思います。これは下請けだから、元請けだから、外注の一つだから、という視点ではなく、どのような関係性であってもお互い「付き合う人」によってビジネスが上手に回り出し、これまでとは違った売上が計上されていくものです。
成功者の多くは次のように言います。
「他人を応援することで、自分に返ってくる」
あなたが心から応援したい人は、嫌いな人でしょうか?そんなことは絶対にありませんよね?誰だって嫌いじゃない人を応援したいと考えています。
ということは、「付き合う人=応援したい人」と考えるなら、あなたが本当に付き合うべき相手はどんな人なのか見えてくると思います。