価格設定で悩んでいませんか?適正価格のテストと考え方
あなたは、「自分の商品やサービスが見込み客が払えないような価格はつけたくない」と思っていたり
顧客が言われるまま値引きをしていないでしょうか?
そんなあなたに、商品価格の考え方と7つの価格設定モデルを紹介したいと思います。
目次
価格設定は物に対して設定しない
例えば、ホームページの価格設定をする場合、
ホームページを作る時間やページや画像の数なのでしょうか?
もちろん、コストを考えるのは大事ですが、
それだけを考えているのなら、物に対しての価格設定でしかありません。
顧客にとって重要なのは、得られる利益です。
あなたの商品やサービスによって持たされる
金銭的・感情的・物質的・精神的な利益が重要なのです。
言ってしまえば、顧客からすればあなたの時間などは関係ないという事です。
ウォーレン・バフェットは次のように言っています。
価格とは、何かを買うときに支払うもの。価値とは、何かを買うときに手に入るもの。
-ウォーレン・バフェット-
顧客は価値を手に入れる為にお金を払います。
顧客が求める価値がなければ、どんなに安くても商品やサービスを買う事はありません。
あなたの商品に、1000万投資したとしましょう。
1年後にその投資金額は回収でき、かつ継続的に1000万のお金が入ってくるのならば
その1000万の商品は決して高くはないでしょう。
そして、あなたが自分自身の価値が分からなければ
価格設定をするのは非常に難しいでしょう。
なので今一度、自分の商品の価値について考える必要があります。
次の質問にあなたの商品をあてはめて考えてみてください。
Q:あなたのサービス・商品はどのくらいの所得を生み出してくれますか?
Q:あなたは顧客のどんな痛みをどれほど和らげることが出来ますか?
Q:あなたは顧客をどれほどの喜びを生み出す事が出来ますか?
Q:顧客が目的とのつながりを持つために、あなたはどんな役に立つ事が出来ますか?
Q:あなたのサービス・商品から、顧客は長く続く大きな心の平和が得られますか?
Q:あなたの商品は、どのくらいの期間、顧客にとって生産的で有益なリソースでいられますか?
顧客にとってどれだけの価値を生み出すでしょうか?
よく考えることが大事です。
そして、あなた自身がその価値をどのように評価できるかが大切です。
あなた自身が自分のサービス・商品に対して、価値が感じられなければ
価格設定はとても低いものとなるでしょう。
そして、あなたが価値が分からなければ、他の人は決して評価はしてくれないでしょう。
商品に素晴らしい価値があることを知れば、十分なお金を請求できる
あなたが、「価格を下げようという考え=顧客の事を考えている」と考えるなら
自分の商品に価値が感じられていないとも言えます。
もし本気で価値があることを知れば、価格はもっとあげれるはずです。
自分の価値を知り、受け入れましょう。
そして、その価値を見込み客に伝えましょう。
自分の価値を知っていれば、報酬を要求する時、
なんのためらいもなくなるはずです。
なので、自分の商品価値を知り、価格を設定しましょう。
価格設定で簡単に出来るテストがあります。
是非試してみて下さい。
あなたの今現在の商品・サービスの価格設定を今すぐあげてみてください。
違和感があるぐらいまで上げてみてください。
ちょっとムカムカしたら、適正な価格に到達しました。
さて、その価格はいくらですか?
そしてそれは新しいあなたの価格です。
新しい価格がでてくれば、それに合うように
商品・サービスを改良していきましょう。
価値をあげれば価格を上げる事も出来ます。
あなたに必要なのは、シンプルなアイデアです。
是非、完璧な価格設定をして、報酬を要求してください。
あなたが本気で顧客の為を思うなら
価値を知り、それを売る事です。
顧客がその価値を受けとれば、どれほど幸せになるかは分かっているのですから。
7つの価格設定モデル
モデル1:時間と引き換えの対価
例えば、1時間5万円や1日10万円といったモデルです。
非常に一般的なモデルでしょう。
モデル2:あらかじめ決まった結果に対する固定価格
プロジェクト自体に価格が決まっているモデルです。
段階ごとに顧客に請求するケースが多いです。
着手金に50%の支払い。半分終わったら25%の支払い。完了で25%といったケースです。
モデル3:時間の上限がなく、繰り返し発生する料金
一定の仕事量に対する月や四半期ごとに報酬を得るモデルです。
契約期間が決められている場合や契約期間がない場合など様々です。
モデル4:報酬プラス成功報酬
プロジェクトの報酬以外に利益を生み出す場合にも報酬が発生するモデルです。
セールスライターはこの形をとる事が多いです。
サービス提供者は成功報酬がある分、お金を稼ぎやすい。結果にもつながりやすいので
顧客も嬉しいモデルです。
モデル5:柔軟な価格設定
ニーズに応じて柔軟に価格を設定するモデルです。
変動料金制とも言いますが、顧客の支払い能力などによってサービスと料金を変動させるモデルです。
モデル6:セット割引による価格設定
サービスを1つのパッケージにまとめて規模を大きくして提供するモデルです。
安い価格で多くの価値を得られるので、買い手にとっては嬉しいモデルです。
モデル7:目玉商品の価格設定
商品を売る場合に一般的に使われるモデルです。
極めて低い商品を作り、顧客を呼び込み、今後他の商品を買ってもらう為のモデルです。
インターネットマーケティングでいえば、フロント商品が目玉商品になるでしょう。
最後に
あなたの自分の商品の価値が分かれば
今の価格設定がどうなのかはわかるでしょう。
安いと思うかも知れませんし
高いと思うかも知れません。
自分で高いと思えば、顧客に売る事はむずかしいでしょう。
価格と価値のバランスがとれていない証拠です。
価値をあげれば、価格はあげられます。
その為に、顧客が何を求めているのかをリサーチするのを忘れないでください。
顧客が思っていた価値よりか価値を感じられたのなら
そのサービス・商品価格は安いと思うでしょう。
完璧な価格設定に近づけていきましょう!