エッセンシャル思考で仕事の充実感を最大に!
このコンテンツをご覧になっているということは、あなたは他の人よりも仕事のできる人だということでしょう。
でも、仕事ができる人だからこそ、いろいろと「やること」が増えてしまい、自分の時間や家族との時間が持てないままになってしまっているのかもしれません。
実は、自分自身も以前は「時間がない・・・」という状況でした。しかし、仕事に対する考え方を少し変えることで、今では仕事で充実感を得ながら、自分の時間や家族との時間を持てるようになっています。
では、どのような考え方が変化を起こすきっかけになったのかというと、今回お話する「エッセンシャル思考」という考え方に触れたことなんです。
もしあなたが、来年こそは自分の時間、家族との時間を持ちたいと願っておられるのなら、この先をお読みください。きっとあなたの人生に良い影響がやってくると思います。
1: 仕事が捗らない人の特徴とは
仕事をいくらこなしても捗らない。次から次へと仕事が待っている。
朝早くから夜遅くまでやっても仕事が捗らないし、休日を返上して仕事をしても捗らない。いったいどうしてなんだろうと思うこともあるでしょう。
こういったケース、僕も経験しているのでわかりますが、仕事が捗っていないのではなく仕事の量が多すぎるため、終わりが見えないので捗っていないように感じているだけということが多いものです。
本質的に、あなたは他の人よりも優秀なため、自然と仕事の量が多くなっているはずです。「何でもできる人」というのは、サラリーマンでも経営者でも多くの人から頼られる存在ですし、自分自身も「できる」という自信がありますから、ついつい「やっておきますよ」と言って仕事を引き受けてしまうのです。
しかし、このように自分にやってきた仕事を「やっておきますよ」と常に引き受けてしまうと、仕事の量が増えて売上は上昇するかもしれませんが、作業量は増加しますのでいつまでも忙しいまま。
そのため「いくらこなしても終わらない」という心境になってしまい、仕事が捗らないという結果に陥ってしまいます。
もし、あなたもこういった状態になっているなら、次からお話する「エッセンシャル思考」が役立つ可能性が高いでしょう。
2: エッセンシャル思考の人が充実感を持ちやすい理由
エッセンシャル思考とは、どういった考え方なのかと言いますと簡単です。
「より少なく、しかしより良く」
経営者の方なら次のように考えるとイメージしやすいでしょう。
「最小の時間(労力)で最大の成果を出す」
要するに、何でもかんでも自分の前にやってきた仕事を引き受けるのではなく、本当に意味のある仕事だけをするということです。
そこで、このような思考をするためには次の3つの技術が重要になってきます。
(1)見極める
あなたの前には次々と仕事が集まってきます。お金を生み出すような仕事もあれば、お金を生むことのない仕事もあるでしょう。また、自分でもできるけれど、特別な思い入れのない仕事や、自分でなくてもできる仕事もやってくるはずです。
こうしてやってくる仕事の中から、「あなたがやるべき仕事」を見極めるようにしてください。自分がやる価値のある仕事。自分にしかできない仕事を見つけだしてほしいのです。
(2)捨てる
見極められると次のステップとして、自分がやらないといけない仕事以外は「捨てる」ということです。
ここはかなり勇気が必要です。例えば、私の知り合いのライターさん、基本的に日中の電話に出ることはありません。クライアント様との打ち合わせも前もってスケジューリングしていますし、クライアント様も急な用事の場合は、まずメールを送ってくるという流れになっています。
一般的に考えると、このような「捨てる」ということを実践すると、まわりから人が離れていくように思いますが、そんなことにはなりません。そもそも「その人でないとできない」ことに特化していますから、相手が離れていく理由がないのです。
「誰でもできること」をたくさんやっていると、すぐに対応しなければ他の人に仕事が回ってしまいますが、自分にしかできないことに特化することで、このような不安が解消できるんですね。
(3)仕組み化
捨てる仕事を決めたら、次は仕組み化を進めましょう。先ほどの例え話を使うなら、「第一報はメールで」という流れです。また、電話やオンライン会議はお互いに時間を使うものですから、前もってスケジュールを計画するというように、すぐに対応するのではなく計画するように習慣づけるのも良い仕組み化になります。
3: エッセンシャル思考ってコレと似ているかも?
ここまでお話すると、勉強熱心なあなたなら気がつかれたかもしれません。
「80:20の法則」です。
結果の原因は、20%で発生しているという考え方ですね。
これは仕事も同じです。ということは、あなたが今やっている大量の仕事の中で、本当に重要な仕事は20%しかないということです。
20%だけを残して集中しましょう。80%は捨てましょう。人は多くのことへ同時に平等に集中することはできません。20%に絞って1点突破のようなイメージで集中してこそ、あなたが本来持っている最高のパフォーマンスを発揮できるのです。
4: 実際は難しいですが、やってみる価値はあります
ここまでお読みいただくと、あなたはこのように感じておられると思います。
「そんなこと言っても、捨てることはできないですよ」
はい、その通りです。僕も同意します。
やってくる仕事の中から20%を見極めて他を捨てるというのは、かなりの勇気が必要です。しかし、これまでと同じように、自分の前にやってきた仕事を全て引き受けていては何年経っても変わりません。
いつまでも自分の時間は作れません。家族との時間もできません。ですから、完璧にエッセンシャル思考を実践するのではなく、まずは
「自分はできるけれど自分じゃなくてもいい。」
という仕事を見つけて外注するというのはいかがでしょうか。
これだけでもあなたの時間に余裕が生まれます。少しずつ、こうした考え方を利用していくことで、あなたにしかできない仕事だけに集中することができますから、これまで以上に高い評価を得ることもできるでしょう。
5: まとめ
エッセンシャル思考とは、「何でもできます」をやめることだと言えます。何でもできる人は重宝されますが、自分でなくても良い仕事までやってしまうことになります。
そのため、いつまでも納期に迫られ、利益が低いまま作業量だけが増えているという方もいらっしゃると思います。
ぜひ今回の内容を参考にして、あなたも引き受けている仕事から「自分じゃなくてもいい」ものを捨てるように意識を向けていきましょう。
いきなり捨てることは難しいと思いますが、少しずつ実践していただけると怖さも減少しますし、仕事を選ぶときの指標にもなりますので、あなたの働き方も改善されていくはずです。