問い合わせが来るホームページに必要な特徴と改善方法
問い合わせが来るホームページを持っているところと、そうしたホームページを持っていないところがあります。
どちらも真面目に問い合わせしてもらうために、同じような行動を続けているはずなのですが、不思議なことにこのような違いが出来てしまいます。
どうしてこのような違いが出来てしまうのでしょうか。その理由を、ホームページから実際に集客しているSONIDOが、あなたのためにお話していきたいと思います。
1: 問い合わせが来るって聞いたのに来ないホームページの特徴とは
「問い合わせが来るって聞いたのに来ない!」そんなホームページをお持ちの方は、結構多いのではないでしょうか。
そして、どうして問い合わせが来るところと、あなたのように来ないところがあるのでしょうか。来ないところの特徴を、僕の経験から紹介していきます。
(1)何をしているところなのかわからない
一番多いのが、「何をしているところかわからない」という、大変基本的な間違いを犯しているということです。
いくらホームページにお金と時間を費やしても、訪問者がパッと見た3秒間で「あっ、そういう商品を売ってるんだ」とか「なるほど、そういうサービスを提供しているんですね」がわからないと、残酷ですが訪問者は自分で時間と頭を使って考えてはくれません。
一般的に現在の消費者は急いでいますから、パッと見てわからないと「はい、さようなら」になってしまうことが多いものです。
(2)必要ではない情報まで丁寧に掲載している
ホームページに力を入れているのは大変すばらしいことなのですが、仕事に関係のない情報まで丁寧に掲載しているところがあります。
こうした「必要ではない」情報は、訪問者にとっては邪魔なだけ。どうしても自分や会社のプライベートを知ってもらいたいのなら、教育用コンテンツとは別のカテゴリーで掲載するようにしましょう。
(3)訪問者が間違いなく迷う
こういうホームページがあります。具体的に申し上げますと、国関係のホームページです。
いったいどれだけの費用をつぎ込んでいるのかわかりませんが、どうも見づらく、読みづらく、次の動きがわからないことが多いです。
もし、あなたのホームページもこんな風になっているのなら、せっかく訪問してくださった方は、残念な気持ちになって離脱されていることでしょう。
(4)美しいだけのホームページになっている
ホームページが美しいとうれしいものです。しかし問い合わせが来るかどうかというと、美しいだけのホームページでは難しいことがあります。
その理由は、美しいホームページは、どうしてもエンジニアやクリエイター目線で作られていることが多く、一般の消費者には理解できない行動を要求してくることもあります。
単純にボタンをクリックしてページが移動すればいいだけなのに、クリックすると動画が動いて、ページがフェードアウトして、ジワジワ~と表示されてくるようなものもあります。
こうした過剰な装飾は、デザイナーなどには「楽しい」「すごい」機能なのですが、消費者からすると「うっとうしい」だけということもあります。
(5)視点が間違っている
第三者目線でホームページのテキストが書かれていないことも原因になります。
ホームページへ訪問する人は、何か悩みや不安を解決したいために見ています。しかし、ホームページが語ることはというと、自分たちのアピールばかり。
これでは訪問者も見る気が失せてしまいます。当然ですが、自分の問題を解決できないのなら、そこへ問い合わせをすることはありません。
(6)お問い合わせフォームが親切じゃない
問い合わせフォームには、具体的どういう風に書くのかを教えてあげてほしいのですが、何のアドバイスもないところがあります。
こうしたところは、問い合わせフォームまで訪問者が進んだとしても、実際に問い合わせするときの文章を考えて入力するのが面倒に感じ、「また今度にしよう」となって離脱されてしまうことになります。
2: 問い合わせが来るホームページに必要なこと
問い合わせが来るホームページに必要なことをお伝えします。
(1)事例や実績
訪問者へ事例や実績を公開して見てもらいましょう。
まずは、専門家であること、訪問者の悩みを解決できる力を持っていることを知ってもらいましょう。
(2)デザインよりもわかりやすさ
凝ったデザインよりも、小学5年生が見ても迷わないホームページを目指しましょう。
シンプル、簡単、迷わせない。
この3つを常に頭の片隅に置いておきたいですね。
(3)コンテンツの充実
ホームページから問い合わせを生み出すには、訪問者に信頼してもらえるだけのコンテンツを準備しておかなければいけません。
もし、あなたのホームページに
- コンテンツが10記事以上ない
- 最近新しい投稿をしていない
- そもそもコンテンツがない
ということが起こっているのなら、今日からコンテンツの充実に励んでいただきたいと思います。
(4)自分で更新できる
コンテンツの充実を優先するなら、自分たちでホームページが更新できるようになっている必要があります。
今でも、ホームページ制作会社やシステム開発会社へコンテンツやお知らせをメールで送って更新してもらっているのなら、この体制を早急に改善するように行動を起こしましょう。
(5)アクセス解析をやっている
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールは、最低でも自社で見て解析されているでしょうか。
もし、これまで自分たちで見たことがないのなら、今日の夕方にでも見てみるようにしてください。
問い合わせが来るところは、自分たちでアクセス解析し、問い合わせへ繋がるパターンや傾向を探っています。
3: 問い合わせが来るホームページにする改善方法
問い合わせが来るホームページにする改善方法は大きくわけると5つです。
それぞれ、あなたのホームページではどのようになっているのかチェックしながら考えてみてください。
(1)ターゲットの確認
ホームページへ訪問してもらいたいターゲットは明確になっているでしょうか。
ホームページが望んでいるターゲット層を呼び込まないと、何万人訪問されても問い合わせへ進んでもらうことはできません。
(2)メッセージの確認
ターゲットに響くメッセージが、ホームページに掲載されているでしょうか。
そもそもターゲットが明確でないのなら、心に響くメッセージを作ることができません。
ターゲットとメッセージの親和性を確認しましょう。
(3)メディアの確認
ターゲットに響くメッセージを作っても、ターゲットへ届けるメディアを間違えてはいけません。
ターゲットが普段の暮らしで使っているメディアを見つけましょう。
(4)コンテンツの質
コンテンツを公開するとき、注意してもらいたいのが「質」です。
誤字脱字だけではなく、読みやすさや専門性も重要な要素です。そしてこまめなコンテンツの更新も忘れずにやっておきましょう。
この行動を継続されているところは、問い合わせをもらいやすくなります。
(5)問い合わせまでの流れ
問い合わせフォームへ誘導する流れを考えましょう。
ターゲットと信頼関係が結べていないのに、いきなりコンテンツで「問い合わせはこちら!」と言われても、「今はまだ結構」となって問い合わせされることはありません。
コンテンツを何度か読んでもらい、コミュニケーションを行った後で問い合わせへ誘導するようにしておきましょう。
4: まとめ
問い合わせが来るホームページは、派手な戦略や特別なスキルを使っているのではありません。
基本に忠実に、地味にコツコツと更新や改善を行っているだけなのです。
ですから、あなたにも特別なスキルは必要ありません。自分のホームページを育てるイメージで、コツコツと更新と改善を続けていきましょう。
「継続こそ力」なのです。