【ホームページ制作】リニューアルで成功する会社とそうでない会社の違いとは
ホームページの制作といいましても、ゼロから作る場合と、すでにホームページは存在しているけれどリニューアルする場合と、2つのケースがあります。
リニューアルのご相談をお聞きすると、多くの方が
「リニューアルすれば自動的に集客できる」
とか
「リニューアルするだけで問い合わせが増える」
と考えておられることが多いのに気がつきます。
たしかにゼロからホームページを制作し世の中へ公開するよりは、リニューアルの方が集客率や問い合わせ率は高いでしょうし、反応が起きるまでの期間も短い傾向にあります。
しかし、リニューアルをすれば勝手にこういったことがどこでも起こるのかというと、そんなことはありません。
今回お話するように、リニューアルで成功する会社とそうでない会社が存在しているのが事実です。
その違いについて、リニューアルを考えているあなたへお伝えしていきます。
目次
1: ホームページ制作でリニューアルが大切な理由
ホームページのリニューアルはどうして行わないといけないのでしょうか。
食品のように時間が経過すると腐ってくるわけでもありませんし、革製品のように劣化してくるわけでもありません。
ホームページはデジタル商品なので、時間とともに劣化することもなければ傷んでくることもなく、半永久的に使い続けられるものです。
でも、リニューアルをするのですから、それなりに大切な理由があることは間違いありません。
そこで、どういった理由があるからこそ、わざわざ傷みもしないホームページをリニューアルするのか見ていきましょう。
(1)デザインが「いま風」じゃない
はい。これは見た目の印象です。
正直、ホームページの内容というか、ホームページが伝えているメッセージには関係ありません。
でも、一般消費者の大部分は第一印象によって選ぶか選ばないかと判断しています。
その証拠に、内容は大きく違わないのにアップル製品は高くても買う人がいるわけです。
アップルの話はいいとして、ホームページも同じようなところがあります。ネットで検索して訪問すると「いま風」のページか、昭和なページかで滞在するかどうかが決まります。
デザインを「いま風」にするのもリニューアルの理由です。
(2)スマートフォン対応
これは必須です。
というのも、SONIDOのクライアント様のサイトもスマートフォンで閲覧されていることが全体の70~80%以上です。
※SONIDOの業種でも、60%はスマートフォンで閲覧されています。
余程の理由がないと、現在のホームページはスマートフォンから閲覧されますから、パソコンだけではなくスマートフォンでも快適に見られるようにしておかなくてはなりません。
そのためには、現在のホームページをスマートフォン対応する必要が出てきますが、現在のホームページを対応する費用と、リニューアルする費用を比較すると、おそらく違いは大きくないと思います。
とすると、リニューアルの理由になってくるわけですね。
(3)どこにページがあるのか迷路になっている
ホームページで紹介したい商品やサービスが増えてくると、迷路のような構造になりがちです。
そうすると、管理しているあなたもわからなくなってきますし、管理しているあなたがわからないのですから、ホームページへ訪問した人に関しては「もっとわからない」状態になっていることが予想できます。
複雑になったホームページの構造は、見る気力をそぎ落とします。だって、わざわざあなたのホームページが見づらいのに、時間をかけて丁寧に見ていこうなんて考える人はいません。
そんな時間があるのなら、ポチッと戻るボタンを押して、別のホームページを見に行きます。その方が合理的ですし、別に無理してあなたを選ぶ理由はないのですから。
ということで、複雑になっているのならリニューアルして整理整頓することが必要になります。
コンマリさん流に言うと「ときめくページだけ残しましょう」。
(4)検索上位に出てこない
多いですね。この理由。
いくら時間と労力を使っても、検索上位に上がってこないので、リニューアルしてドーンとアップしようという理由です。
これ、おもしろいのですが、リニューアルすると一時的に検索順位が落ちる場合はあるんですが、その後簡単に上位表示されることがあります。
(5)問い合わせがない
これも理由に多いです。
リニューアルすると2週間くらいで問い合わせが増えるという現象が、SONIDOのお客様でありました。
確かにリニューアルは、こういったビジネスに直接影響のある部分へ関係があるのだろうと思います。
これ以外にもリニューアルをする理由がありますので、こちらも参考にしてください。
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2: ホームページリニューアルのメリットデメリット
ホームページをリニューアルするメリットとデメリットを見ておきます。
メリット
(1)使いやすくなる(見た目もね)
難しい言い方をするなら「ユーザービリティ」がアップします。
見た目も「いま風」になりますので、訪問者が操作で迷うことが減ります。
また、予想している部分に情報が配置されていたり、予想できる色でボタンが存在していたりしますから、使い勝手や見た目によるストレスが軽減されます。
「いま風」というのは、カッコイイだけではなく、「みんながよく使っている操作性や意味合い」を再現することで、より使いやすくなるというメリットがあります。
スマートフォン対応もここに入ります。
(2)迷路からの脱出
「ときめくページだけ残す」と、ホームページはシンプルになります。
ということは、訪問者へのメッセージも伝わりやすくなり、訪問者が迷ってイライラすることも減ります。
訪問者はあなたのファンではありません。少なくとも「今は」熱狂的なファンではありませんので、時間と労力を使って必死で探そうなんて考えていません。
このような状態の訪問者を、できるだけもてなすためには「わかりやすさ」が重要になってきます。
(3)検索上位が期待できる
検索上位に表示されるためには、あなたが気にしていないホームページの内部構造が関わっています。
一般的に内部構造は専門家でないと興味がありませんので、知らなくても良いことなのですが、やっかいなのは
「内部構造によってGoogleの評価が変化している」
ということです。ここにGoogleの評価が関係しているということは、検索順位へ少なからず影響を与えていることになります。
あなたは「さっぱりわからない」かもしれませんが、こういった見えない対応によって検索順位を向上させることも期待できるでしょう。
(4)問い合わせが増えるかも
「絶対に増えます」と言えませんが、リニューアルをすると増えるケースが多いのは確かです(SONIDOの場合)。
おそらく、この理由はリニューアルによる総合的な結果だと思います。
- 見やすさ
- 検索上位
- いま風のデザイン
- スマートフォン対応
- ページの整理
このようなメリットを見ると「やってみる」価値があると言えます。
デメリット
(1)面倒
リニューアルのために、取材を受けたり情報を用意したり、ときめかないページを決めたりと、
普段だったらやらなくても良い仕事が増えます。
(2)費用
リニューアルには費用が必要です。
「とりあえずスマートフォン対応だけやろう」という場合なら、お安くやってくれるところもあります。
しかし、問い合わせや検索上位を狙うためにやるのなら、相応の費用が必要になります。
これはビジネス的に考えると投資なのですが、単に出費と考える方もいらっしゃるでしょう。
後者で考える方は、費用がネックになるのでリニューアルはやらない方がいいと思います。SONIDOとしては前者の方だけがリニューアルして成功してほしいと感じています。
(3)確実性がない
リニューアルを行ったからと言って「絶対にうまくいく」とは限りません。
この部分でもリニューアルは「投資」です。そして、投資と同じように状況を見ながら育てることも大切です。
3: ホームページ制作におけるリニューアルでやることとは
リニューアルでやることは次のとおりです。
(1)問題点はなんだろう
いまのホームページをリニューアルする理由は様々です。
そこで、あなたがリニューアルを決意した理由でもある「問題点」を洗い出しておきましょう。
- 集客
- 問い合わせ
- 検索順位
- 見た目
- 使い勝手
- スマートフォン対応
問題点が明確でないと、リニューアルしても効果が期待できません。
(2)コンセプト
リニューアルしたサイトのコンセプトを決めましょう。
コンセプトがフラフラしたサイトは、素人の個人ブログみたいに「雑記帳」になってしまいます。ということは、まったくプロには見えませんので、せっかく訪問してもらっても成果を期待できません。
(3)権利を確認
いまのホームページに使っているドメインや、ホームページに掲載している情報を使えるのか確認しておきましょう。
いまのホームページは「あなたのもの」ではあるかもしれませんが、制作会社が著作権などを放棄していない可能性もあります。
特に
- 画像
- テキスト
- ドメイン名
- サーバー
この4つは、ゴタゴタする原因でもあります。
ただですね、SONIDOとして申し上げるなら、ゴタゴタする場合は新しいドメインや画像、テキストを用意したスタートした方がいいと思うんですね。
というのも、そもそも上手くいってないホームページなのですから、使い回しても上手くいかない可能性が高いです。
ゴタゴタと権利がどうのこうのというのなら、きっぱり捨てちゃうのも方法です。
(4)技術的なこと
これは、リニューアルを依頼する業者の選び方に関わります。
だって専門的なことなので、あなたはわかりません。
きちんとやる業者か、お金だけ取ってやらない会社か。
あなたの人を見る目や直感が必要です。
4: ホームページのリニューアルで失敗するパターン
これもパターンがあります。
(1)とにかく安く!
悪くはありません。どこでも予算があります。
でも、自分の実現したいことと、予算が全く合っていないのはNGです。
マーケティングまで含んだホームページへリニューアルしたいのに、予算が「3万円」とか「お金無いのですが」とか。
受けてくれるところもあるとは思いますが、どれくらい成功が期待できるか未知数ですね。
(2)目的に合わせよう
アーティスティックなデザインへ強化したいのに、SONIDOへ依頼すると失敗パターンに入ります。
反対に、集客したいのにアーティストやクリエイターへ依頼すると失敗パターンに入ります。
どちらが良い悪いではなく、あなたの目的にあった制作会社へ依頼する必要があるということです。
(3)丸投げ
リニューアルを丸投げで終わらせたい。その気持ちは理解できます。
経営者なら、他のことに時間を使いたいですからね。
でも、ホームページのリニューアルは、あなたのビジネスのネット店舗を作るのと同じ。
ずっと見てなくてもいいですし、ずっと関わってなくてもいいですが、ポイントはあなたが押さえておかないといけません。
あなたの頭の中を100%のぞき見る方法はありません。あなたが関わっていないと、他人の頭の中にあるものが完成してしまう可能性もあります。
5: ホームページのリニューアルは終わってからが本番です!
SONIDOはいつもお伝えしているのですが、ホームページのリニューアルは公開してからが本番です。
継続してコンテンツを制作しアップする。
問い合わせには、キチンと対応する。
訪問者の行動を解析して調べる。
こういった基本的なことをやり続けないと、良い成果は出てきません。
ホームページは育てて成長させるものだということを忘れないでください。
6: まとめ
ホームページのリニューアルを考えておられるのなら、やってみる価値はあります。
しかし、今回お話しましたように「上手くいかない会社」もありますので、この記事の内容を参考にしながら検討し進めていただきたいと思います。
もし自分の会社のホームページをリニューアルした方がいいのかどうか、判断が難しい場合はSONIDOまでご連絡ください。お話を伺いしながら適切なアドバイスをさせていただきます。
ただし、最初から「予算がありません」とか「聞くだけで行動しない」という方は、やりとりの時間がお互いにもったいないので激安ホームページ制作会社へ連絡されることをおすすめしています。
ビジネスはギャンブルではありません。一発逆転なんてありません。
予算や行動も含めて現実的な計画を立てられないのなら、永久にラットレースを続けましょう。