会社ホームページの役割とは
今や会社のホームページを持っていないところの方が珍しい。そんな時代になっています。
たった20年ほどで、このような状況へ大きく変化したのですから、インターネットの力ははかりしれません。
でも、誰もが会社のホームページを持つようになったことで、ホームページの役割がわかっていないまま「持っているだけ」という方も増えています。
これ、もったいないですね。
そこで今回は、ホームページからの集客を得意とするSONIDOが、会社のホームページの役割とは何なのか。現実的な話をしていきたいと思います。
目次
1: ホームページの役割を知っていますか?
あなたはホームページの役割を知っているでしょうか。
「ライバルが持っているから自分も持った」とか、
「商工会で必要だと言われたから持った」とか、
「電話セールスに負けて持った」とか、
このような持ち方の場合、ホームページが本来もっている役割に気づかないまま、毎月「維持費」とか「メンテナンス費」とか「運営管理費」という名目で、役に立っていないものからお金を「チャリンチャリン」と取られているかもしれません。
役割1:見込み客に気づかせて集める
ホームページはスマートフォン一台で、いつでもどこからでも見ることができます。
あなたの会社がお休みのときでも、深夜でも関係ありません。
今はまだあなたの顧客ではないかもしれませんが、将来的に顧客になる可能性のある「見込み客」に、あなたの会社の存在を知ってもらうチャンスを作ることができます。
そして知ってもらったことで、あなたに興味を持ってもらうこともできるでしょう。
ビジネスでもっとも大切でありながら、もっとも簡単ではない「見込み客」との関係をスタートするキッカケにホームページや役立つのです。
役割2:情報発信
既にお客様になってくださっている方や、取引先の担当者へ情報発信をすることができます。
この役割は何に役立つのかというと、リピートの関係性を維持することです。
何か悩みや不安があるとき、自分の知っている会社のホームページを開けば知りたいことが載っているのなら、使わない理由はありません。
こういった行動を繰り返してもらうことで、信頼感も高くなりますから
ファン化する可能性も出てきます。
役割3:ブランディング
ホームページを使って、あなたの会社をブランディングすることもできます。
この場合のブランディングとは、ヴィトンやコーチのようなブランディングではなく、社長のあなた自身をブランディングし
- おもしろそうな社長がやっている会社
- 専門的なことを知っている社長がやっている会社
- ちょっと他とは違う社長がやっている会社
というように、個人の印象をブランディングすることで、ライバルとの差別化をはかることも可能になります。
役割4:採用
ホームページは「売る」「集客」するためだけが役割ではありません。
今の時代、求人活動もスマートフォンで行う人が多いので、採用に関してもホームページは大変有効な役割をしています。
一般的な採用方法では、こちらから伝えられる情報は限られていますが、ホームページを使って情報を発信するなら
- 動画で社長の思いを伝える
- 動画で先輩社員の言葉を伝える
- 動画で会社の中を見せて伝える
このようなこともできます。また、動画が難しい場合でも
- 言葉だけではなく写真で伝える
ことで、職安の求人票には書ききれない会社の魅力を伝えることができるでしょう。
役割5:知らなかったニーズの発見
ホームページへの訪問者が増えてくると、どういった検索からたどりついているのかを分析できるようになります。
そうするとおもしろいことに、これまで自分たちが考えていたこととは違った商品やサービスの使い方を求めて訪問している人がいたり、想定していなかった業種の方が訪問していたりすることがわかってきます。
これは意図せずして得た、新しいビジネスニーズの発見です。
そして、こういったことをライバルはわかっていません。
あなたのホームページを分析するからこそわかることです。
例えばSONIDOの場合ですと「建築関係」の方の訪問が多いです。
ホームページには積極的に書いていないのですが、検索されてたどり着かれる方が多いのです。
これ、SONIDOにとっては最初「意図しないニーズの発見」でした。
2: ホームページの役割を理解すると得られるメリット
ホームページには、このような役割があります。
そして、この役割を理解すると次のようなメリットが得られます。
■メリット1:コスト
もしあなたや担当者が電話やFAXによって、採用や集客の対応をするとなると、どれくらいのコストが必要になるでしょうか。
問い合わせがあってもなくても事務所で待っていないといけません。
場合によっては残業代が必要になるかもしれません。
さらに、問い合わせが午前2時くらいに多いとわかった場合、誰が担当するのか問題になります。
しかしホームページが役割を果たしてくれると、理論的には
「24時間365日必要な情報を無人で提供できる」
というメリットが出てきます。
■メリット2:情報の鮮度
膨大な情報が流れています。
3ヶ月前の情報は、古くて使い物にならないこともあります。
いまや情報は鮮度が命という部分もあります。
ホームページが役割を果たすと、常に最新の情報を提供することができます。
それも印刷したり郵送したりといった手間や費用がかかりません。
ホームページへ情報を書き込んで公開するだけでOKです。
■メリット3:発信する情報の制限
紙ベースの情報発信には制限があります。
これは採用の広告であっても同じです。限られた枠の中に記載しなければいけませんので、必ずしもあなたの会社が伝えたいことをきちんと掲載できるわけではありません。
しかしホームページなら、発信する情報に制限はありません。
しかも、文字だけではなく写真や動画を組み合わせて発信することができますので、よりあなたや会社のことを深く理解してもらえることでしょう。
同時に、こういった活動は会社の信頼性も向上させますので、やっておいて損のないことだと言えます。
3: ホームページの役割を満たす方法
どうやればこのような役割を満たしメリットを得ることができるのでしょう。
それは、発信する情報のクオリティを向上させることです。
(1)目的
発信する情報のクオリティを向上させるには、明確な目的が必要です。
誰に向けて、どのような目的で情報発信するのかを決めましょう。
(2)役割
ホームページにさせたい役割を明確にすることも大切です。
認知アップなのか集客アップなのか。
それとも採用のためなのか。
役割によって行動が変わることを理解しておきましょう。
(3)目線
どのような目的、役割であっても、発信する情報はあなたの自己満足ではいけません。
情報は誰かに届けるものですから、相手の目線に合わせることが大切です。
いつもSONIDOは言っていますが、同じ商品であっても
- 20代の女性
- 30代の女性
- 40代の女性
- 50代の女性
- 60代の女性
では、必要性を感じている悩みや解決したい未来像が違います。
それぞれの目線に立った情報発信が大切なポイントです。
4: まとめ
会社ホームページの役割についてお話してきました。
このようにホームページには役割があり、役割を満たすとメリットが増えていきます。
そして役割を満たすためには、最後にお話しました3つのポイントをまずは意識することからはじめてもらいたいと思います。
多くのコンサルタントさんやコーチの方は、この3つのポイントよりもテクニックに重点を置きがちですが、SONIDOが実際に行ってきた経験から申し上げますと、3つのポイントの方が大切だと感じています。
その理由は、一度SONIDOはサイトから集客できなかったので潰し、ゼロから3つのポイントを意識して今のサイトを作り上げたからです。
机上の空論や、誰かの実績を元に話しているのではありません。
SONIDOの5年以上の経験から、現実的なことをお伝えしています。