コンテンツSEOの改善重要5つのポイント
ホームページのアクセスを伸ばす。ホームページからの集客を伸ばす。こうした効果を感じるために、SEO対策を施したコンテンツを公開されている方も多いはず。
しかし、実際にスタートし結果を見てみると、思ったほど成果が感じられていない。そんな方もいらっしゃいます。
どうしてこのような結果になってしまうのでしょうか?また、上手くいっているところが出てくるのでしょうか?
今回はコンテンツを活用した「コンテンツマーケティング」を7年以上継続して成果を感じているSONIDOが、これまで行ってきた「上手くいくための改善重要ポイント」についてお話していきたいと思います。
目次
1: コンテンツSEOの改善が重要な理由
コンテンツSEOは改善していかなければいけません。どうしてでしょうか?当然ですが、理由があります。
(1)コンテンツは質が大事
コンテンツSEOという言葉から受ける印象ですが、どうしても技術的な部分に注目しがちです。
そのため、SEO部分にフォーカスしてしまい、キーワードを沢山入力したコンテンツを作ってみたり、無闇にキーワードを入力し文章として成立していなかったりしていることがあります。
しかし、ここで気づいてもらいたいのは、コンテンツSEOの本質的な役割です。いくらSEO対策を施していたとしても、「コンテンツ」であることに代わりありません。ということはコンテンツとしての役割である「役立つ情報」に軸足が置かれていないといけないのです。
ここでいう「役立つ情報」とは、訪問者視点で見ると「コンテンツの質」と言えます。
ここまでお話するとおわかりかと思いますが、コンテンツは「質」が大切です。そして質を高めるためには、改善を進めないといけません。
(2)「質」には2つの視点がある
では、「質」とはどのようなことなのか。
多くの方が間違えている「質」に対する考えがあります。それは「質の向上」には、情報を増やさなくてはいけないという考えです。
でも、これは間違いです。質とは訪問者にとって役立つことです。けっして多くの情報を提供したとしても役立たない情報が増えているなら意味がありません。
もうおわかりでしょう。質には2つの視点があるのです。
- もっと深く調べた情報を増やす → 一般的な「質向上」の考え方
- 必要の無い情報を削除する → 引き算の考え方で「質向上」する
訪問者が「もっと知りたい」と考えている情報なら「増やす」。訪問者が「そこまでいらない」と考えているなら「削除する」。
あくまでも「あなたが言いたい」ことを伝えるのではなく、訪問者視点で考えることで「質」が向上します。
(3)投稿するだけではNGです
このようにお伝えすると最初から「質」だけを追求しようとする人がいます。
しかし、こういう考えの人は残念ながらコンテンツを作ることができません。なぜなら、最初から質の高いコンテンツを作れる人はいないからです。
そこで質を向上させる本当の方法をお伝えします。
コンテンツは投稿するだけでは「質」は向上しません。一度投稿してから繰り返して情報を増やしたり減らしたり改善することで向上します。
最初から質の高いコンテンツを作れるのは、一部の専門的なライターだけです。そうでない人や、最近ライターをはじめたところの人には難しいです。ですから、あなたが専門的なライターではないのなら、必ず改善を行わないといけません。
(4)大事なことはコレ
コンテンツSEOは、継続した改善が大事です。そのためには、一足飛びに成果を求めるのではなく、継続できる運営方法を見据えた計画性が必要になってきます。
コンテンツを投稿するだけでは、あなたが考えているような成果は出ません。必ず継続した運営を計画し、淡々と改善をしていく必要があります。
2: コンテンツSEO改善方法
さて、ここからは具体的な改善方法をお話していきます。
(1)改善するページを特定
最初にGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを使って改善するページを特定しましょう。
自分の感覚で改善するページを決めてはいけません。
- 検索上位に入っていないページ
- 検索上位に入っているけれどクリックされていないページ
- 訪問されているけれど滞在時間が短いページ
- 訪問されているけれど離脱率が高いページ
まずは、こうした状態のページを洗い出し、改善対象ページの一覧表を作りましょう。
(2)改善の方向性を決める
改善対象ページの一覧表を見ていくと、どのような状態のページが多いのかがわかってきます。
- 検索上位に入っていないページ
- 検索上位に入っているけれどクリックされていないページ
- 訪問されているけれど滞在時間が短いページ
- 訪問されているけれど離脱率が高いページ
その中で、あなたの改善することでホームページへのアクセス状態が好転しそうな状態のものを選びます。
すると、改善の方向性が決まります。例えば、「検索上位に入っていないページ」を選ぶとします。すると改善の方向性としては「SEO対策の強化改善」という方向性が決まります。
(3)改善しやすい方法
一般的にページの質を改善する場合ですが、次の5つから手を入れてもらいたいです。
[1]文字数
文字数が質の全てではありません。しかし、訪問者へ役立つ情報を丁寧に伝えようとするなら、文字数は最低でも1500~2000文字は必要になります。
もし、コンテンツの文字数が1000文字前後、500文字以下、というような状態なら情報不足の可能性が高いため、Googleからも訪問者や検索者からも評価されていないと考えられます。
[2]単語出現数
こちらも質を決めるただ一つの基準ではありませんが、役立つ情報として伝えるなら最低でもコンテンツのキーワードやテーマになっている単語が全体の中で5~7回は出現します。
もし、キーワードやテーマになっている単語が1回、2回くらいしか全体を通して出現していないのなら、狙っているキーワードでは評価されていない可能性があります。こういう場合、別のキーワードで評価されてしまい、全く意図していないキーワードの検索結果上位に表示されていることもあります。
[3]ページタイトル
コンテンツのキーワードやテーマになっている単語は、忘れずにコンテンツのタイトルへ含めるようにしておきましょう。
今のGoogleはタイトルに含まれているキーワードが評価に強い影響は与えないと言っています。しかし何らかの基準は必要です。そこで、あくまでもGoogleや検索者へ「○○についてのコンテンツです」とわかりすく伝えるためと考えて含めておきましょう。
[4]概要文
こちらにもキーワードやテーマになっている単語を含めておきましょう。忘れている人が多いです。
[5]見出し
H1とかH2とか、ページ内の段落の部分を「見出し」と言います。
この部分にもできればキーワードやテーマになっている単語を含めておきましょう。
これらの5つは比較的簡単に改善しやすい部分です。内容に手を入れる前に対応してみてください。これだけで検索結果やクリック数が変化することがあります。
[6]コンテンツ内容を整理
足りない情報を加筆。必要のない部分を削除。
2つの視点で改善していきましょう。
コンテンツの内容によっては、2つのコンテンツに分割する。こんなことも「整理する」という視点で考えると意味があります。
(4)キーワード選定
キーワードが上手に選定できていないことが原因になっていることもあります。
この場合、ページの中身を変えたり、タイトルや概要文を変えたりしても効果が見込めません。キーワードそのものをもう一度見直していく必要があります。
キーワード選定については、こちらで詳しくお話しておりますので参考にしてください。
(5)上級者はこんな方法もあります
まずはここまでの改善を行ってください。
さらに改善を深めていきたい方は、次のことを進めてください。
- 専門性の向上 → サイト全体を通して「○○の専門家」であることがわかる情報を追加していきます。
- 競合の比較 → 競合サイトを調査し、自社に足りない情報を見つけて補完していきます。
- 独自の視点 → 専門家だからこそ言える独自の視点を持ったコンテンツを追加していきます。
- ユーザー行動の分析 → ユーザーはどういうシーンで検索し、どういう行動を取っていくのかを分析してみましょう。
これらの方法は上級者向けですし、社内に専任の人がいないと難しいことです。よくインターネットでこれらの方法を行いましょうと書かれていますが、現実的には「人材がいないので出来ない」ことばかりです。
無理をして行う必要はありません。苦手なことをする必要もありません。自分たちで出来ることからはじめましょう。
3: E-E-A-Tや対話型AIを考慮した改善
E-E-A-Tや対話型AIの登場で、今後のコンテンツへの評価基準が変化する可能性が出てきています。
そこで未来の状態を考慮した改善も考えておきましょう。具体的な改善としては
「実際に体験した情報の発信」
これが重要になってきます。
知識だけの情報よりも、実体験をベースとした情報は信頼性が高く、専門性も上になります(1次情報は、いつの時代でも優位です)。
今後の「独自の視点=オリジナリティ」とは、実体験からの発信になると考えています。
- 知っているだけ
- わかっているつもり
- 自分もやれば出来ると思っている
こういう人が発信している情報よりも、実体験の情報が評価される。これは本当の良いことだと僕は思います。
あなたも今から実体験の情報を集めておきましょう。そして、少しずつ実体験の情報を発信していくようにしてください。
特に次のような業種の方は「実体験情報」が必須だと考えてもらって良いです。
- 外壁塗装、屋根塗装
- 工務店、屋根工事
- リフォーム
- 冠婚葬祭
- お家のクリーニング
「費用が比較的高く、業者選びで失敗するとダメージが大きい。」
こういう業種業界の方は、お客様候補も不安を持っていますので信頼度を向上するためにも必要になってきます。
4: まとめ
コンテンツSEOで成果を生み出すためには、継続した改善が重要です。
そもそも、最初の投稿時から質の高いコンテンツを発信できる人は、一部のプロのライターくらいです。
あなたが経験豊富なプロのライターではないのなら、まずは投稿してから少しずつ改善していくことで質の向上を進めていくのが正解です。
一番やってはいけないことは、投稿したまま状況を確認することもなく、改善計画すら立てないことです。
出来ることから改善をはじめましょう。行動しないと何も変わりません。何も変わらなければ、対話型AIに負けてしまう可能性もゼロではありません。
今日から改善を進めましょう。明日からと思っている人は、たぶんやりません。あなたは、「やるかやらないか」迷ったとき、どちらを選ぶタイプの人でしょうか?
僕は前者の人であってほしいと願っています。