ロングテールSEOのキーワードの選び方と実践方法【HP集客成功のカギ】
SEO対策を行い始めると、キーワードに関して敏感になってきます。
特にSEOの本質を学んでいる方であればあるほど、3語、4語からなる具体的なキーワードに目を光らせていることでしょう。
そんな複数ワードからなる「ロングテール」と呼ばれるキーワードを使ったSEOの実践についてお話していきたいと思います。
1: ロングテールキーワードの選び方
ご存じかと思いますが、復習も兼ねてロングテールキーワードについてお話しておきます。
ロングテールキーワードとは、
- 検索されている数が少ない
- 競合が少ない
- 複数の単語で出来ている
こういった特徴を持つキーワードのことです。
例えば、
「ホームページ集客」というのは、検索される数が多く、競合も多いです。そして一つの単語で出来ていますから、ロングテールキーワードではなく、ビッグキーワードと呼びます。
では「ホームページ集客」に関係するロングテールキーワードとは、どのようなものかと言いますと、
- ホームページ 集客 デザイン
- 問い合わせ の 多い ホームページ
- 集客 に つながる ホームページ と インターネット 戦略
こういったキーワードです。
これらロングテールキーワードは、かなり具体的なことを調べている人ですから、顧客になってもらえる確率も高くなります。
なかなかおいしいロングテールキーワードですが、ここからが本題です。
「実際、どうやって選ぶのか」ということです。
まず最初に、あなたのサイト全体で検索上位を狙いたい「ビッグキーワード」を決めておきます。
次にビッグキーワードをキーワードプランナーで調べるて見ると、ビッグキーワードを含んだ複数単語からなるキーワードが見つかります。
見つかったキーワードから
- 月間平均検索数の少ないもの
- 競合が「弱」または「中」となっているもの
を拾い出します。
そして、拾い出したキーワードから、あなたのビジネスを求めているキーワード以外は一旦横に置いておきます。
さて、手元に残ったキーワードですが、これがロングテールキーワードとなります。
2: 関連キーワードもキチンとチェック
ロングテールキーワードを手に入れられたら、ロングテールキーワード一つ一つに関連するキーワードも調べましょう。
簡単にわかる方法としては「Googleサジェスト」を見ると候補を出してくれます。
また、ロングテールキーワードを使って検索を行うと、検索結果のタイトルから関連しているキーワードを見つけることもできます。
さらに以下のサジェストツールを使うことで、時短ができます。
ここで注意しておきたいことは、関連性のあるキーワードを選ぶとき、あなたのビジネス(またはサイト全体)のテーマやコンセプトから外れないものを選ぶことです。
3: 手を抜かずにコンテンツ作成
ロングテールキーワードと、関連するキーワードが選べました。
次は、選んだキーワードを使ってコンテンツを作成していきましょう。
コンテンツを作成するとき、気をつけてもらいたいことが2つあります。
(1)タイトル
複数単語から出来たキーワードをタイトルへ使うとき、一般的な教養のある方が見て「自然に感じコンテンツの概要が分かる」言葉にする必要があります。
「ホームページ 集客 デザイン」というキーワードがある場合
『ホームページの集客とデザイン』これも悪くはありませんが、
『ホームページの集客とデザインの関係性』の方がよりわかりやすく自然です。
タイトルは重要です。手を抜いてはいけません。
(2)コンテンツの内容
人は基本的に「サボリたい」生き物です。
ですから、月間平均検索数が少なかったり、競合が強くなかったりすると
「こんな感じでいいか」
と、ついつい手を抜いたコンテンツを作ってしまいがち。
でも、ロングテールキーワードを含んだコンテンツは、ひとつだけでのパワーは大きくありませんが、積み重なったときに強固で力強いパワーを発揮します。
そこで、このようなパワーをつけさせるためには、一つ一つのコンテンツに手の抜かず、検索数が多いキーワード、競合が強いキーワードと同じように作ることが大切です。
ロングテールキーワードを使ったコンテンツは、少し力を入れて作ると、意外に簡単に検索上位に出てきます。
しかし、少し力を入れただけのコンテンツは、ライバルが同じロングテールキーワードを見つけ、あなたよりも少し力を入れて作ったコンテンツが出てくるとあっさり負けてしまいます。
検索結果の順位が1位だったのに、しばらくすると5位くらいに落ちている。
こんなこともロングテールキーワードでは簡単に起こります。
こうならないためにも、ロングテールキーワードを使ったコンテンツは、将来のためになると信じて、しっかり手を抜かずに作ってもらいたいと経験から感じています。
4: ネタは尽きないので作り続ける
ロングテールキーワードでコンテンツを作るとき、意外なメリットがあります。
それは、ロングテールキーワードにはバリエーションが多いので、コンテンツを作るネタに困らないということです。
よく聞くことですが、コンテンツを作るネタがない。ブログを書くネタがない。だから出来ない。
このような問題を一瞬にして解決してくれます。
また、やらない言い訳も言わせてもらえなくなります。
ロングテールキーワードを使ってコンテンツを作ると決めたなら、ネタ切れに心配することなくコツコツと作り続けることができます。
これは本当に最高の状態です。
5: 最低でも月に一度は分析チェック
ロングテールキーワードを使ったコンテンツを公開した後、最低でも月に一度はアクセスに関して分析しておきましょう。
Googleが提供している
- アナリティクス
- サーチコンソール
こういったツールを使うことで分析することができます。
分析した結果、検索順位も上位にあり、かつ、見られているのならそのまま継続です。
検索順位は上がってないけれど見られているのなら、キーワードの見直しが必要でしょう。
見られているけれど、すぐに離脱されているのなら、コンテンツの内容をアップデートし質を上げる必要があります。
最後、検索順序も上がらず、見られてもいないのなら、一旦放置です。
こういったアップデートを行う、行わないを知るためにも、コンテンツは作りっぱなしではなく分析しておきましょう。
6: まとめ
ロングテールキーワードは、アクセス全体の8割を占めていると言われています。
この話が本当だとすると、サイトへの流入数が少ないのは、ロングテールキーワードを使った役立つコンテンツが少ないからかもしれません。
時間と労力は必要ですが、あなたの会社の情報資産を作ると考え、ロングテールキーワードを選びコンテンツを作っていってください。