外壁塗装業(屋根塗装や防水工事の方も含みます)で、「集客に困っている」という声が増えています。その一方で、見積もりに伺うだけでも大変なほど忙しい会社もあります。社長さんが毎日数件ずつ見積もりに回っている——そんなSONIDOのクライアントもいらっしゃいます。

この差は、どこから生まれるのでしょうか。答えは「自社に合った集客方法を知っているかどうか」です。この記事では、外壁塗装業が下請けから抜け出し、自分たちで新規のお客様を集めるための集客方法を、7つにまとめて解説します。

外壁塗装業が目指すべき「集客」とは?

「集客」という言葉を使っている時点で、あなたは経営に真剣に向き合う、数少ない優れた経営者です。ただ、この言葉を正しく理解しておかないと、「人は集まるのにお金が生まれない」という事態に陥ります。

集客の対象は、広く分けると3種類います。

  • 無関心な人(そもそも必要性が分かっていない)
  • 見込みのある人(少し関心を持っている)
  • 比較検討している人(依頼先を探している)

このうち、私たちが集めるべきは**「見込みのある人」と「比較検討している人」**です。「無関心な人」を教育して関心を持たせるのは、資金力のある大手の仕事。中小の塗装会社が同じことをすると、お金と時間ばかり消えて成果が出ません。

まずこの定義を押さえてください。すでに関心を持っている人を、効率よく集める。これが、下請けに頼らず自分たちで仕事を取る第一歩です。

外壁塗装業の集客方法7つ

始めやすく効果も出やすい7つを紹介します。特に①②④は無料で始められるので、ここから着手するのがおすすめです。

① ホームページ

外壁塗装業の集客で必須なのがホームページです。たとえ依頼者がご高齢でネットを使わない方でも、高額な工事ですから、お子さんやお孫さんに相談されます。そのとき家族が会社名を検索し、ホームページがないと「ちょっと怪しい」「ここはやめておけば」と助言されてしまいます。

つまり、ホームページがあるから集客が伸びるのではなく、無いことで信頼が下がるのです。見た人が「ここ、良さそう」と感じるホームページを必ず用意しましょう。

② ブログ

「ブログは時代遅れ」と感じていませんか。一般的には人気が落ちていますが、外壁塗装業では話が別です。ブログは新しい情報を発信でき、あなたや会社の「人となり」が伝わります。高額な工事を任せる相手だからこそ、見込み客は「どんな人がやっているのか」を知りたがります。

おすすめは、役立つ情報(コンテンツ)を6〜7割、個性や「らしさ」が伝わる情報を3〜4割。大手のような整然とした情報ではなく、あなたらしさが伝わる発信が、選ばれる決め手になります。

③ リスティング広告(検索連動型広告)

地域密着の業種なので、「地域名 × 外壁塗装」をキーワードにした検索広告が有効です。GoogleやYahoo!で手軽に始められます。まずは月5万円くらいから。月5万円で1件成約できれば、広告費は十分にまかなえます。キーワードは1つに偏らせず、地域名や季節も組み合わせて分散させるのがコツです。

④ Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス・MEO)

地域密着のお仕事なら、無料のGoogleビジネスプロフィールは必ず登録しましょう(以前は「Googleマイビジネス」と呼ばれていたサービスです)。カフェや美容室と違い、ここから直接どんどん集客できるわけではありませんが、「この場所に事務所があるのか」と分かってもらい、信頼してもらう効果があります。

施工事例の写真を載せ、施工後にお客様へ口コミ(レビュー)をお願いすると、地域での信頼がさらに高まります。

⑤ SNS(Instagramで施工事例を見せる)

施工の仕上がりに自信があるなら、SNSも有効です。特にInstagramは、施工前後の写真をアップしていくだけで、そのまま“事例集”になります。ビジュアルで伝わる外壁塗装と相性の良い方法です。

⑥ 一括見積もりサイト・ポータルサイト

はじめて外壁塗装を検討する人は、どこを探せばいいか分からず、一括見積もりサイトやポータルサイトから見ていく傾向があります。美容業界の「ホットペッパービューティー」と同じ位置づけです。検討し始めた層に届くので、できるだけ登録しておきましょう。

⑦ チラシ(新聞折込・ポスティング)

今でも有効なのが紙のチラシです。新聞をとる家庭は減りましたが、ゼロではありません。ネットを使わない層に届きますし、ネットを使う人でも「実体のある紙」は信頼感が高いと感じます。

チラシにQRコードや特別オファーのコードを載せておくと、どれだけ反応があったかを測定でき、改善につなげられます。やりっぱなしにせず、効果を見ながら回しましょう。

地域とターゲットを押さえると、集客効率が上がる

同じ外壁塗装でも、地域によって求められるものは違います。寒冷地では断熱性能、海沿いでは塩害に強い塗料、というように、地域特有のニーズがあります。自社のエリアのお客様が何を気にしているかを押さえ、それに合わせて伝えると、ぐっと響きやすくなります。

そしてターゲットは、過去のお客様から共通項を拾うのが近道です。年齢層、住まいの種類、きっかけ——共通点を集約したものが、あなたの「ターゲット像」になります。

集客がうまくいかない5つの原因

これまで集客をやってみたけれどうまくいかなかった、という場合は、たいてい次のどれかが原因です。

  1. 認知度:自分が思うほど、会社は知られていません。すでに有名な会社のマネをしても成果は出ません。今の認知度に合った方法を選びましょう。
  2. 人となり:塗装工事は数日かかり、打ち合わせも複数回。人と人のつながりが必要な仕事では「人となり」が重視されます。誠実そう・安心できそう・話しやすそう——口が上手くなくても、内面が伝われば選ばれます。
  3. ターゲットが曖昧:いろいろやっても集まらないときは、たいていターゲットがぼやけています。
  4. わかりにくい:「いくらかかるの?」「どこに問い合わせるの?」「工事費に何が含まれるの?」「断れるの?」——あなたには当たり前でも、見る人は分かりません。一つひとつ説明を。人は分かりにくいと、あきらめて分かりやすい他社へ行きます。
  5. やりっぱなし:どの方法も、やった後に結果を記録し、改善することが大切です。やりっぱなしでは、時間とお金を使ってもプラスを生みません。

よくある質問

Q何から始めればいいですか?
A

まずは無料で始められる「ホームページ」「ブログ」「Googleビジネスプロフィール」の3つから。地域密着の外壁塗装業と相性が良く、費用をかけずに見込み客の信頼を得られます。

Q広告費はどれくらい必要ですか?
A

リスティング広告なら、まずは月5万円程度から始めるのがおすすめです。月5万円で外壁塗装の案件が1件成約できれば、広告費は十分にまかなえます。効果を見ながら調整しましょう。

Qホームページは本当に必要ですか?
A

必要です。高額な工事ほど、家族が会社名を検索して確認します。ホームページが無いと「怪しい」と思われ信頼が下がり、選ばれにくくなります。あることで信頼の土台ができます。

Q下請けから元請けに移れますか?
A

安定して新規のお客様を集める仕組みができれば可能です。一足飛びではなく、まずホームページとブログ、Googleビジネスプロフィールで土台をつくり、段階的に元請けの割合を増やしていきましょう。

まとめ:まずは「必須の3つ」から

外壁塗装業の集客で、SONIDOが絶対にやってほしいと考えるのは次の3つです。

  • ホームページを持つ
  • ブログを書く
  • Googleビジネスプロフィールに登録する

そのうえで、費用に余裕があればチラシリスティング広告を加えて、集客のスピードを上げましょう。一発で当たる方法はギャンブルです。あなたが欲しいのは、安定して仕事が入ってくる「仕組み」のはず。今回の7つを、一つずつ積み上げてみてください。

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