コンサルタントの仕事の取り方は集客マーケティングで実現できる!
会社員を辞めて起業する方の中には「コンサルタント」という仕事を選ばれる人がいらっしゃいます。
ここで言うコンサルタントとは、経営指導や集客指導などビジネス寄りの相談役や、独立起業をサポートする仕事をコンサルタントと定義しています。
さて、ビジネス寄りのコンサルタントになることは簡単です。「自分はコンサルタントです」と言えばそれで完了。でも、言うだけで仕事は取れません。何らかの方法を使ってコンサルタント業務を依頼していただかなくてはご飯が食べられなくなります。
今回は、コンサルタントの仕事の取り方についてお話していきます。
1: コンサルタントの仕事の取り方基礎編
はじめに、コンサルタントの仕事の取り方における基礎的な方法をおさらいしておきましょう。
すでに試してみたこともあれば、思いついていなかったことがあるかもしれません。まだやってみたことのない方法があるのなら、今日からでも計画し試してみてください。
(1)ネットワークを持つ
コンサルタントの仕事をするとき、もっとも大切なのは人とのネットワークです。勤めていた会社との関係が良いのなら、それもネットワークとして大切に育てていきましょう。
起業するとき知り合った人がいるのなら、その人たちとのネットワークも築いておきましょう。
コンサルタントとして活動する場合、仕事の依頼がやってきやすいのは「誰かの紹介」です。人は知らない人よりも、少しでも知っている人に相談します。
また、ゼロベースの人との間に関係性を構築するよりも、少しでも知っている人との間に構築する方が気持ちも楽になるはずです。
すぐに成約につながるかどうかは別にして、ネットワークを持つことは将来のためにも有効です。
(2)セミナーに参加する
自分がコンサルタントをする業界のセミナーへ参加しましょう。この目的は2つあります。
ひとつ目は、コンサルタントとしては常に業界の情報を知っておくことが必要だから。もうひとつは、セミナーという場所は同じ目的や似たような価値観を持った人と出会える可能性があるから。
仕事へすぐにつながるかどうかは出会った人のタイミングによりますが、何度かセミナーへ参加していると、同じ顔を見かけることになり、これもネットワークへつながっていきます。
(3)勉強会に参加する
セミナーほど大きいものではなく、勉強会という少し小さな場所へ参加するのも良い方法です。
参加者同士が話す機会も多いため、お互いのことを知ることもでき仕事へつながりやすくなります。
(4)コンサルティング会社に登録
インターネットを使うとコンサルタントが登録できるマッチングサイトがあります。
コンサルタントを求めている人と出会えるため、大変仕事につながりやすくなります。
特に関東地方ではコンサルタントを求めている人が多いため、東京・神奈川・埼玉・千葉などでコンサルタントをされている方なら、登録しておいて損はありません。
(5)セミナーや勉強会を主催する
セミナーや勉強会へ参加するだけではなく、自分で企画して集める方が仕事へつながります。
この場合、自分は先生なので参加者との関係が違います。あなたのセミナーや勉強会の内容に共感される方がいらっしゃれば仕事に結びつきやすくなります。
(6)ブログやメルマガで情報発信する
デジタルの力を使うなら、簡単にはじめられるのがブログやメルマガで情報発信することです。
情報発信するだけなら、費用もそんなに必要ありませんので今日からでもスタートできます。ただ、ブログやメルマガから仕事へ結びつけるのは簡単ではありません。
次の章でお話する「集客マーケティング」を知った上でスタートしないと、いくらやっても成果が出ないこともあります。
(7)業界紙へ執筆する
コンサルタントには権威性や専門性が必要です。
既に業界大手にお勤めだった経歴や、有名大学出身などの経歴があれば別ですが、そういったことがない場合は、業界紙へのコラム執筆が有効です。
(8)商業出版する
業界紙よりも有効なのが商業出版をすることです。自費出版ではなく商業出版というところがポイントです。
流通に乗って全国の書店に並ぶことで、権利性や専門性が手に入ります。また、書籍を読んだ方から仕事の依頼や、セミナー講演などの依頼も出てきますので、仕事の幅が広がります。
2: 集客マーケティングを知ると仕事の取り方が変わる
今回のメインポイントでもあります「集客マーケティング」についてお話していきます。
集客マーケティングを知らないまま、仕事を取りに行く方もいらっしゃいますが、多くの場合は
- 仕事が取れない
- 仕事が取れても、どんでもないクライアントだった
という、残念な結果になるものです。
(1)どの分野のコンサルタントなのか
集客マーケティングに必要なのは、あなたがコンサルタントをする業界を明確にすることです。
- 士業向け
- 製造業向け
- 飲食店向け
- フランチャイズ向け
- 歯科医院向け
- 整骨院向け
- 建築業向け
いろいろありますが、どの分野のコンサルタントなのかをハッキリさせないといけません。おそらくあなたは一般的な会社員よりも優秀な方のはず。そのため、「全部できます」ということもあるでしょう。
しかしクライアントからすると「全部できる=平均点」なのです。クライアントが求めているのは平均点ではなく専門家ですから、全部できるよりも○○ができる方が良いのです。
(2)誰が顧客なのか
忘れている人が多いのですが、集客マーケティングでは重要です。
あなたのコンサルティングが必要な人は「誰」でしょうか?
- 年齢
- 性別
- 年収
- 仕事の仕方
- 地域
こういった情報を洗い出してみましょう。例えば、整骨院のコンサルタントの場合であれば、50代の先生を相手にするのか、30代の先生を相手にするのかでアピールの方法が変わってきます。また、男性の先生なのか女性の先生なのかでも、伝えることが変わってきます。
あなたがコンサルティングを提供する相手は誰なのか。明確にしてください。ここが曖昧だと集客マーケティングは失敗します。
(3)サービス提供のスタイルを決める
コンサルティングを提供するスタイルを決めましょう。
- オンラインミーティングのみ
- 対面ミーティングのみ
- 電話やメールのみ
または、情報コンテンツを提供するだけという人もいます。
どの方法が正解ということはありません。あなたが提供するスタイルを決めましょう。スタイルによって集める対象の性質が変わってきます。
(4)集客源を構築する
ここまで決まれば、いよいよ集客源となる仕組みを構築します。
これからの集客マーケティングのメインになるのは、以下のデジタルを活用した方法です。
[1]ホームページ
まずは自分のホームページを持ちましょう。いつでも気になった人が訪問できるスペースを用意することは大切です。
[2]ランディングページ
セールス専用のページを用意しましょう。ブログ記事ではありません。成約へ進んでもらうためだけに作られたページです。
ランディングページはご自身で作成されても良いですが、できればプロの「セールスライター」へ依頼されることをおすすめします。
[3]SNS
向き不向きはありますが、SNSが嫌いではなければ活用しましょう。人とのつながりと同時に、より広い範囲へアピールすることができます。
認知度アップとしても活用しやすいツールですので、ホームページやランディングページは難しいとか面倒という印象が強い方は、SNSだけ使うのも良い方法だと言えます。
[4]Google広告
人を集める方法には費用を掛けない方法と、費用を掛ける方法があります。
短期的に人を集めるには、費用を掛けた広告を使うのが理想的です。特にコンサルタントを探している人はネットリテラシーも高いため、Yahoo!よりもGoogleで検索されますから、Google広告を試してみることをおすすめします。
[5]FB広告
SNS活用が得意な方は、Facebook広告の利用も検討してみましょう。ただ、Facebook広告は30代以上がターゲットの方に有効だと言えます。若年層はあまり使いませんので、思っているような効果は期待できません。
(5)PDCAで改善は必須
集客マーケティングの大部分はデジタルです。そのため、すべての行動の結果を数値で知ることができます。
数値で結果がわかると、改善しやすくなります。例えば、ページは見られているけれど問い合わせされないのであれば「問い合わせまでの誘導を改善する」ということができます。
もし、数値がないとするとピンポイントで改善方法を予測し対処することはできません。しかしデジタルの力を使うことで、今では誰でも簡単にできるようになっています。
PDCAを回して改善していきましょう。改善速度をアップすればするほど、成果へつながりやすくなります。
3: デジタル化時代に必須なのは情報発信体制の充実
Google広告は短期的な集客方法のひとつです。
そのため中長期的な集客方法も考えておかないといけません。そこでコンサルタントのあなたに行ってほしいのが、有益な情報発信体制の充実です。
具体的には、ホームページを用意し、そこから役立つコンテンツを発信しつづけて頂きたいのです。
この方法は「コンテンツマーケティング」と呼ばれる方法でして、売り込まないセールスとしても役立ちます。
コンサルタントの仕事もセールスしないといけませんが、セールスしすぎると怪しくなります。また、あまり好まれることもありません。
人との関係性が最も重要な仕事であるコンサルタントが、テレアポや強いセールストークで嫌われては意味がありませんし、仮にそういった方法で顧客獲得できたとしても、よい関係性の中でコンサルティングが進まないため、2ヶ月くらいで終わってしまう可能性も高くなります。
でも、コンテンツマーケティングなら、悩みのある人が自分からインターネットで検索して調べ、訪問したホームページの情報に感化されれば問い合わせをいただける仕組みが作れるのです。
まったく暑苦しいセールスをしなくても、顧客候補から手を上げて相談してくれるのです。
そして、情報に感化された方は、あなたと価値観が近い人だと言えます。価値観が近い人へのコンサルティングはスムーズに進みますから成果も出やすくなり、継続性も高くなります。
これはコンサルタントにとって理想的な仕事の取り方ではないでしょうか。
4: まとめ
コンサルタントの仕事の取り方の基本はネットワークです。しかし、これだけで満足しては仕事の幅が広がりません。
そこで今回お話しました集客マーケティングの基礎を知り、売り込まない集客方法であるコンテンツマーケティングを実践していただきたいと思います。
SONIDOもコンテンツマーケティングを6年前から実践していますが、今では広告を出さなくても集客できる仕組みへ成長しています。
コンテンツマーケティングをコンサルタントの仕事の取り方のひとつとして検討されるなら、経験と実績のあるSONIDOへご相談ください。机上の空論やセミナーで聞いただけの話ではなく、実践してきた経験からアドバイスさせていただきます。