コンテンツマーケティングにおける本当のメリットデメリットとは
コンテンツマーケティングが知られるようになりました。また、デジタル化の波も押し寄せてきているため、自社でもコンテンツマーケティングを導入し集客活動の一つとして機能させたいと考えている経営者の方もいらっしゃることでしょう。
しかし、実際に行った場合、どのようなメリットやデメリットがあるのかイメージできない。そんなお話を聞くことがあります。
そこで今回は、まわりから「そんな方法、絶対に上手くいくはずないよ」と6年前に言われた中、コンテンツマーケティングをスタートして成果を手に入れたSONIDOが、本当のメリットデメリットをまとめてみました。
「自社でやるかどうか・・・」と悩んでおられる方に役立つ内容です。
1: コンテンツマーケティングとは?
コンテンツマーケティングとは、見込み客の興味を引き、役立つ情報を提供することからコミュニケーションを生み出し、信頼関係を構築し「顧客」へと成長したもらうためのマーケティングです。
- 売り込まないセールス
- セールスしないマーケティング
- 関係性マーケティング
このように言われることもあります。要するに、賢くなっている消費者へ情報を提供し、信頼を勝ち取り「あなただから購入したい」と感じてもらう方法。このようにイメージしてもらっても構いません。
2: コンテンツマーケティングのメリット
それでは早速ですが、コンテンツマーケティングのメリットについてお話していきます。ここからお話するメリットは、SONIDOが自分でコンテンツマーケティングをスタートしてから経験したことを元にして伝えています。
言うなれば、実践でわかった本当のメリットです。
(1)すぐ手を付けられる
コンテンツマーケティングをスタートするために、特に何かの設備やコンサルタントや国家資格を持った人材を準備する必要はありません。
強いて言えば「ブログが投稿できるもの」があれば何も問題はありません。自社用に制作されたホームページでも構いませんし、アメブロなどを使うのもありです。また、Facebookページでスタートしても良いです。
難しく考える必要はありません。また、最初から300万円、400万円という費用を用意する必要もありません。あなたの出来る範囲の負担で、すぐにスタートできるのがコンテンツマーケティングのメリットです。
(2)情報資産が積み上がる
コンテンツマーケティングの中心的な存在である「コンテンツ(役立つ情報)」は、作って公開すればするほど、あなたのビジネスにおける情報資産になっていきます。
そのため、できるだけ早くスタートし、少しずつでも継続してコンテンツを作り続けることで、ライバルとは違った情報資産が構築され、デジタル化社会の中で大きな差別化を生み出すビジネスツールに化ける可能性もあります。
SONIDOのお客様の中にはコンテンツとして公開したものを、少しだけ手を加えて効果のある販促ツールとして営業活動に利用されているケースもあります。
また、SONIDO自身もこれまで公開したコンテンツを再構築することで、動画コンテンツやメルマガコンテンツとして再利用し、販促ツールを充実させることに成功しています。
(3)顧客との関係性が太くなる
コンテンツを通してコミュニケーションを繰り返すことで、顧客との関係が徐々に太くなっていきます。
関係が太くなるということは、信頼度も向上していますので、最終的にはファンになってもらうことができます。こうなると競合が同じ商品やサービスを提供していても、価格競争に巻き込まれることはありません。
(4)ソーシャルメディアと連携しやすい
コンテンツマーケティングはソーシャルメディアと連携しやすい仕組みです。ブログをSNSへ共有することもできますし、SNSで投稿した内容をブログへ共有することもできます。
複数の流入チャネルを適切に使い分けることで、これまで出会いづらかった見込み客へアプローチすることも可能になります。
(5)専門家として認知される
コンテンツマーケティングのメリットで大変うれしいのが専門家としてのポジションが手に入ることでしょう。
コンテンツの内容が専門的であり、信頼に値するようなものが資産として積み重なると、誰もが専門家として見てくれます。
また、これは結果論ではありますが、Googleの検索結果で上位に入ってくると、Googleという第三者からの評価結果として「専門性が高い」と認識されていることにつながります。
(6)外部のサポートを得られやすい
コンテンツマーケティングを進める上で、外部からのサポートが得られやすいというメリットもあります。
例えば、
- コンテンツの提案
- コンテンツの作成
- サイトの改善
こういった部分を、それぞれ専門家に依頼し、あなたは全体をディレクションするという方法も可能です。
3: コンテンツマーケティングのデメリット
コンテンツマーケティングにはデメリットもあります。
(1)短期間での成果は期待できない
残念ですが、短期間(1~3ヶ月くらい)で成果が出ることはほとんどありません。
最低でも有名な企業でなければ、6ヶ月~1年は成果を見込むことはできないと考えておきましょう。
(2)コンテンツ制作に労力が必要
コンテンツ制作を自社だけで行おうとすると、大変な労力が必要になります。
- 外部のサポートを得る
- 社内で専門部署を立ち上げる
こういった方法を検討しておきましょう。
(3)継続して運営する必要がある
主にコンテンツ制作部分の頓挫によって継続した運営が難しくなるケースが多いです。
でも、コンテンツマーケティングは継続した運営を行わないと、安定した成果が期待できません。
(4)丸投げしやすい
外部サポートを使ったとき、自分のビジネスなのに「丸投げ」してしまう経営者もいます。でも、よく考えてみてください。あなたのビジネスを最も理解しているのは誰でしょうか?
丸投げして上手くいくコンテンツマーケティングはありません。
4: あなたに最適なのはコンテンツマーケティングでしょうか?
コンテンツマーケティングにはメリットとデメリットがあります。
すぐにスタートできるという手軽なメリットがあれば、反対に継続が難しいというデメリットもあります。
そこであなたに考えていただきたいのは、本当に自分のビジネスに最適なのはコンテンツマーケティングなのかどうかです。
今現在、ある程度のキャッシュ体力があり、ビジネスが運営できている。そこで1年先への対応として、じっくりとコンテンツマーケティングをスタートしたい。
このように考えておられるのなら、コンテンツマーケティングをおすすめします。
反対に、来月には売上を倍増したい。先月立ち上げたECサイトの売上を月間300万円にしたい。来週には問い合わせ件数を3倍にアップしたい。
このように、短期的な成果を期待されているのなら、コンテンツマーケティングはおすすめできません。それよりも広告運営を先に検討された方が良いとSONIDOは考えています。
あなたが「コンテンツマーケティングは無料でできる集客方法」と聞かされたとしても、集客できるまでの期間、コンテンツを作ってガマンできるのかどうかを考えてみてください。
5: まとめ
コンテンツマーケティングのメリットとデメリットについてまとめました。どのような仕組みも同じですが、誰にでも効果のある仕組みは存在しません。
コンテンツマーケティングも、適したビジネスの状態の方もいらっしゃれば、もう少し先の方が良い方もいらっしゃいます。
もし、あなたが「今すぐやるべきかどうか」迷っておられるのなら、SONIDOまでご相談ください。
あなたのお話を聞き、適切な助言をさせていただきます。