会社のホームページを作成する9つのポイント
BtoBで必要になった人。BtoCで必要になった人。
百貨店のバイヤーに言われて必要になった人。
商店街の活性化のために必要になった人。
独立した人。起業した人。
ホームページが必要だけどお金の都合がつかない人。
さまざまな理由で会社のホームページを作成しないといけない人がいると思います。
そこで、普段はホームページからの集客を得意としているSONIDOが、もっとも簡単に効果的なホームページが作れる9のポイントについて紹介していきます。
目次
1: 会社のホームページ作成には3通りある
会社のホームページが必要になる理由には、大きく分けて3通りあります。
(1)とにかく何でもいいので「あればOK」
BtoBで取引するために、相手の会社の審査に向け必要。
百貨店に出店する話が来たけれど、バイヤーさんに「ホームページのないところはお客様には紹介しづらいんですよね」と言われて必要になった。
独立や起業したてで、名刺代わりにホームページがほしい。
こういった経緯でホームページが必要なこともあります。
(2)集客したい
ホームページから集客し、問い合わせをもらいたい。
BtoCの会社に多い理由です。
SONIDOが普段おつきあいさせていただいているクライアント様は、ほとんどがこの理由です。
(3)ECサイトで売りたい
こういう理由もあります。
BtoCですね。
特にECサイトで販売したい場合は、消費される商品や高い耐久性がない商品が向いています。
ひとことでホームページといいましても、このように種類があります。
まず、あなたが作りたいと考えているものは、3つのうちのどれでしょうか。
「あればOK」なら、格安ホームページ作成でもOKですし、ご自身で作っていくという方法も選択できます。
また、無料でホームページが作れるところ。
- Wix
- Jimdo
なども選択肢として使えます。
「集客目的」なら、ホームページから集客が得意な業者へ依頼されるのがおすすめです。
というのも、昨今のホームページ集客の仕組みは複雑になっていますし、細かなお作法を知らないと、いつまで続けても集客できないままということもあります。
常に最新情報をチェックし、普段から集客について考えているような外部の業者に依頼する方が良いでしょう。
「ECサイト」の場合なら、汎用型ECサイトサービスである「BASE」を使うという方法もあります。
もしくは、数百万円を投入して、自分のECサイトをゼロから構築することも可能です。
もしあなたが「あればOK」または「ECサイトがほしい」という方なら、これからお話することは、あまり役に立たないかもしれません。
というのも、SONIDOとしてのホームページは、効率的に集客するためのツールであり、あなた独自の情報資産であると考えているからです。
2: 会社のホームページが必要なところとは
最近は、どこも必要でしょう。
どのような会社であっても、インターネットを使って検索されることはありますから、必要ではない会社の方が圧倒的に少ないはずです。
あえて必要なところをクローズアップすると、
- ホームページからお客様を集めたい会社
- 競合が激しいので差別化したい会社
- BtoCビジネスを行っている会社
- 普通の消費者から問い合わせがくる会社
- 独立や起業したての会社
こういう会社は必要になります。
反対に、圧倒的に少ないですが必要のない会社もあります。
- 取引先が限定されている会社
- 隠れ家的に営業しているので多くの人に知られたくない会社
- 知られてはマズイことをやっている会社
- ターゲットがITに強くなくTELやFAXがメインの会社
- もう仕事をやめようと考えている会社
こういった会社は、必要ありませんので、このページを見るのではなくもっと他のことに時間を有意義に使いましょう。
3: 会社のホームページを作成する方法
それでは会社のホームページを作成する方法について見ていきましょう。
3.1: 作る目的をしっかり決めよう
はじめにパソコンの電源を入れて、マウスをつかんで・・・というようなことからはじめません。
まずは紙とボールペンを用意します。そして、真っ白の紙に次の質問の答えを書いてください。
「あなたがホームページを作る目的は何ですか?」
ここまでお読みの方なら、何らかの目的があるはずなので、すぐに書けると思います。
目的を明確にすることで、あなたにとって必要なこと、必要ではないことがはっきりとしてきます。
もし、先ほどの質問に今も答えられないのなら、本当はホームページなんて必要ないのかもしれません。
3.2: ホームページ作成に費用を使うかどうかを決めよう
目的が明確なったなら、費用についても考えましょう。
あなたはホームページを作ろうとしていますが、どれくらいの予算を考えているでしょうか?
- 300万円でしょうか?
- 100万円でしょうか?
- 70万円でしょうか?
それとも、30万円?10万円?5万円?3万円?
もしかすると、費用なんて出す気はない?
ホームページは出せる費用によって出来上がるものも変わってきます。
凝ったデザインのものは高くなりがちです。
どこにでもあるようなものは安く作れるでしょう。
また、集客するための仕組みが含まれているのなら、ただのホームページではありませんので、70万円とか100万円は予算として考えていただきたいところです。
反対に、ゼロ円の場合は、あなたが自分の大切で貴重な時間と知能と体力を犠牲にすることになります。
3.3: ホームページのコンセプトを洗い出そう
ホームページには、全体を通して一致しているコンセプトが必要です。
まずは、あなたのホームページにおけるコンセプトを洗い出しましょう。
- どうして今の仕事をしているのか
- どういう想いで続けているのか
- 将来は何を成し遂げたいのか
- どんな人を幸せにしたいのか
- どんな人を助けたいのか
- どうしてそう思うのか
誰かのマネではなく、あなたの内側からにじみ出てくる感情や価値観から、コンセプトを出していきましょう。
3.4: サイト名とキャッチコピーを作ろう
コンセプトが出てくると、わかりやすく覚えやすい
- サイト名
- キャッチコピー
を作ります。
できるだけ短い方が覚えやすいです。
また、発音しやすい言葉や好意的に感じられる音を選ぶのも大切です。
例えば、男性なら「ガギグゲゴ」が好きだったりします。女性なら「パピプペポ」という破裂音に引かれる傾向があります。
こういったことも意識しながら考えてもらうと、あなたの想いや企業理念、コンセプトがスッと入ってくる、研ぎ澄まされた一言が生まれます。
3.5: ロゴやトップ画像を準備しよう
ホームページにとって、ロゴやトップ画像は見る人の印象を決定します。
いくらすばらしい内容のホームページであっても、ピンボケ画像がトップページではプロっぽく感じません。
いくらおいしい料理を出す飲食店でも、食べ物の写真やお店の写真が暗かったりすると、それだけで美味しそうにみえなくなります。
また、ロゴも心理的な影響を与えます。
日本料理なら筆文字のような和風が合います。
イタリア料理やフランス料理なら、それぞれの料理の国の言葉が似合います。
あえて逆をするという方法もありますが、これは難易度が高くなり、少し間違えると誰にも興味をもってもらえないこともあります。
ターゲットが予想しているロゴやトップ画像を最初は準備するのがおすすめです。
3.6: イメージカラーやデザインを決めよう
イメージカラーや全体を通したデザインにも注意しましょう。
ありがちなのは、「あなた自身が好きだからこうした」というものです。
ここで考えていただきたいのですが、あなたが作ろうとしているホームページは、いったい誰が探して見るのでしょうか?
- あなたでしょうか?
- あなたの家族でしょうか?
- 親族?親友?
そんなことはありませんよね。ほとんど場合は、あなたのことを何も知らない他人です。
ということは、あなたの好みではなく、見る人が安心できる色やデザイン。
「あっ、この人(会社)はプロなんだな」
と感じられる、見た人がある程度予測している色やデザインが良いでしょう。
人は自分の予測と大きく違っていると、理解できないため考えることをやめてしまい、自分が理解できるところを探し始めようとする傾向があります。
3.7: 最低限必要なページを作ろう
ホームページを作るためには、次の最低限必要なページを作りましょう。
- 会社概要
会社名や設立日、所在地、代表取締役、資本金、事業内容は必ず書いておきたいですね。
また、可能であれば、売上高や主要取引先、取引銀行などもあると、信頼感が増します。
- 個人情報について
個人情報の取り扱いについて明記しておきましょう。
こういった細かなことにも配慮していることをアピールする必要があります。
相手を不安にさせる前に伝えることが大切です。
- 問い合わせ
これがないと困ります。
せっかくホームページを見た人が、あなたに連絡しようとしても繋がる手段がありません。
お問い合わせフォームを用意しておくことで、簡単に連絡をしてもらえますので、必ず準備しておきましょう。
また、問い合わせが来たときには、スムーズで丁寧な返信ができるように準備しておくことも大切です。
- サービス内容
どのような仕事をしているのかわからないと困ります。
また、選ばれるためには、かなり力を入れて説明するところになります。
わかりやすく、見た人の悩みを解決し、理想の未来をイメージできるように文章や画像を使って表現しましょう。
- 代表の挨拶
顔写真と共にひとことあれば印象がかわります。
どんな人かわからないよりも、「こういう人なんだ」とわかるほうが親近感も湧きやすくなります。
3.8: 集客したいならSEO対策は必須
ホームページから集客したいのなら、SEO対策を忘れてはいけません。
SEO対策の基本は、インターネット上で見込み客が、どのようなキーワードを使って検索しているのかからはじまります。
キーワードがわかると、悩みが理解できます。
そして悩みがわかると、あなたのビジネスで解決する方法を提案できます。
さらに、解決した未来の理想の姿を伝えることで、あなたに対しての信頼感がアップし、「この人に頼んでみよう」という感情が生まれますので、問い合わせへ進んでもらいやすくなります。
3.9: スマホ対応は絶対必要
これからのホームページは、スマートフォンで見られることが前提です。
ですからスマホ対応は必須だと考えてください。
もしスマホ対応をしないのなら、見てもらえる確率が下がることを覚悟しておきましょう。
4: まとめ
会社のホームページを作成するときには、今回お話したポイントに注意してもらうと、過不足なく最低限必要なものが出来上がるでしょう。
ホームページは最初から完成形を求めて作るのではなく、最低限のものを作り、そこから育てていくことが重要です。
苗から大木を育てるように、地面にしっかりと根を張らせ、ちょっとやそっとのことでは揺るがないホームページを作ってください。