広告費の予算の決め方~HP集客を速度アップ!~
ホームページに人を集めたい。そういうとき、最初に思いつくのが広告だと思います。
そこで、広告をはじめようと検討すると、悩み出すのが広告費の予算。
いったいどれくらい使えばいいのか。
どうやって決めればいいのか。
そもそも広告費に意味があるのか。
こんなことを頭の中で、自分に質問している方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、地味に広告も出してテストしているSONIDOが、広告費の予算の決め方についてお話していきます。
1: 広告費の予算が必要な理由
ホームページへ人を集めるには、次のような方法があります。
- SEO対策で検索から集める
- SNSで口コミから集める
- SNSでバズらせて集める
こういった方法が、インターネットを使った集め方として思いつきますが、どれも集まるまでに時間がかかります。
SEO対策の場合は集まり始めるまで、時間がかかります。
ゼロからスタートし2~3ヶ月で集まり始めたなら大成功と言っても過言ではありません。
(ただ、ホームぺージを資産にするなら必須)
SNSで口コミから集める場合、最高に難しいのが「口コミが広がるタイミング」をコントロールできないことです。
明日、口コミが広がるかもしれませんし、半年先かもしれません。
SNSでバズらせるのは、口コミよりも難しいです。
いつバズるのかはわかりません。
また、バズるのもポジティブな方向もあれば、「炎上」というネガティブな方向もあります。
このように、これらの方法は時間必要だったり、タイミングが読めなかったりして、自分たちでコントロールすることが大変難しいのです。
しかし、広告費の予算があれば、あなたは今日からでもインターネット上へ簡単に広告を出すことができます。
Googleの検索上位に、あなたのホームページを表示することができます。
SEO対策に頭を悩ませることなく、コツコツとコンテンツを作る必要もありません。
Facebookで頻繁に投稿したり、Instagramでキレイな写真を撮って公開する手間もありません。
お金というパワーを使うことで、こういった地道な作業を一瞬で飛び越え、あなたのホームページへ人を呼び込むことが広告によって出来るようになるのです。
このように広告費を考えると、より多くの人を、じっと待つことなく集められるのですから、広告予算はどの会社でも計上しておくことが重要なのです。
2: 広告費の予算を計上する前に大事なことがあります
じゃあ、早速広告費を予算計上しようとする前に、次のことをご理解ください。
広告費を使って広告を出すのなら、必ず「目的」を明確にしておきましょう。
どうしてあなたはお金を使って広告を出したいのか。
いくら広告で売り上げればプラスになるのか。
いくらまでは使えるのか。いくらなら損しても良いのか。
どうなれば広告が成功なのか。
目的が曖昧なまま、とにかくお金を使って広告をする人がいますが、こういう場合、結果がどうだったのか全くわからずじまいということも多々あります。
広告費と売上を比較すると赤字だったかもしれませんが、成約率で考えると悪くなかったという場合もあります。
もし、こういったケースなら、広告費をアップし、広告を出す場所を変えれば「売れることは間違いない」のですから、一気に状況を変化させることだってできるのです。
しかし、目的が曖昧であり、結果も冷静に数字で見ていないため、良かったのか良くなかったのかがわからないまま、広告費を出し続けるという負のサイクルに入ってしまうところもあります。
3: 広告費の予算を決める方法
予算を決める方法は大きく分けて2つあります。
(1)訪問者数
ホームページへの訪問者数を増やしたい場合です。
この場合、広告を1回クリックされたときの単価(クリック単価)と、1ヶ月に増したい訪問人数を目標値として出してみます。
例えば、
増したい訪問人数:500人/月
クリック単価:200円
500人 × 200円 = 50,000円
これが一ヶ月に必要な広告予算となります。
ただし、この金額には代行手数料などが含まれていませんので、広告運用を外部の会社へ依頼される場合は、別途手数料が必要となります。
(2)売上
まずは売上の目標金額を決めましょう。
ここでは例として、広告から1ヶ月20万円とします。
次に、ホームページから売れる金額(一人のお客様が購入する平均単価)を求めます。
ここでは例として、5,000円/人とします。
この2つの数字から、1ヶ月にどれくらいの購入者が必要なのかを計算します。
200,000円 ÷ 5,000円 = 40人
1ヶ月あたり40人の購入者が必要ということがわかりました。
次に、これまでの実績から、ホームページへ訪問した人の何割が購入したのかを確認します。
ここでは例として、5%とします。
40人 ÷ 5% = 800人
1ヶ月にホームページへ訪問してもらうのは、最低でも800人必要ということがわかりました。
では、ここで(1)のときと同じクリック単価を使ってみましょう。
クリック単価:200円
800人 × 200円 = 160,000円
これが広告予算として必要な金額になります。
こちらの金額にも代行手数料などが含まれていませんので、広告運用を外部の会社へ依頼される場合は、別途手数料が必要となります。
いかがでしょう。
このように、目標にあわせて広告費の予算が変わってきます。
ちなみにSONIDOの場合は、いきなり販売できるサービスではありませんので、訪問者数増、問い合わせ数増を目標にしています。
4: 広告費の予算を決めて使っても意味がないケース
広告費の予算を決めて使っても意味がないケースというのがあります。
これは扱っている商品やサービスの性質にもよりますが、一般的に広告費は2度、3度と同じユーザーにリピート購入してもらえないと、利益を生み出すことは難しいものです。
ですので、常に新規獲得ばかり考えているところで広告費をつぎ込んでも、苦しくなるばかりで利益率はぐんぐん下がっていくでしょう。
また、リピートを考えていても、リピートさせる仕組みや対応が出来ていないと、すぐにユーザーは購入したことを忘れてしまいますので、2度目の購入へ進んでもらえないこともあります。
このような残念な結果にならないためにも、広告と同時にホームページに役立つ情報を投稿し、あなたの会社独自の情報資産としてもらうことができたなら、ユーザーは役立つ情報を見に2度、3度と訪問しリピート購入してくれるようになるはずです。
5: まとめ
広告費の予算は必要です。
しかし、目的を明確にし、必要なことに使わなければいけません。
また、広告はリピートしてもらってこそ、本当の意味で利益を生み出します。
もし、あなたの会社にリピートを生み出す仕組みや、ユーザーに選ばれるような情報資産がないのなら、
それは、穴の空いたバケツに水を入れ続けているのと同じこと。
いくらやっても楽にならず、続けないとバケツが空になって終わりです。
こんなことにならないためにも、広告費の予算をきちんと計算し、一度獲得したユーザーを手放さないための仕組みを準備しておきましょう。
インターネットを使った集客の仕組み(マーケティング)は、ここまで考えた流れをイメージして進めないと意味がありません。
もしあなたが、どこかのウェブコンサルタントやマーケターへ依頼を考えておられるのなら、小手先のことだけではなく、広告を含めた大きな流れについて教えてくれる人を選ぶようにしてもらいたいと思います。