顧客リストが大事!リストマーケティングの5つのメリットと注意点
目次
リストマーケティングとは何か?
マーケティングは「どのような顧客がいるか」を探ることでさらなる効果を生むことがあります。
しかし、具体的にどうやって顧客のことを調べるか、またその調査結果をマーケティングにどう活かすかとなるとよくわからなくなる人もいるかもしれませんね。
マーケティングとひとくちにいっても実際にはさまざまな手法があるので、はじめはひとつひとつの手法の特徴をじっくり見ていくのがいいのではないでしょうか。
たとえば「リストマーケティング」という手法についてですが、この手法の「リスト」は何を指しているかというと、「顧客リスト」を意味しています。
マーケティング界ではこの顧客リストが重要な鍵になることが多いので、必ず覚えておきたいところです。
顧客リストは「見込み客リスト」という意味と文字通り「顧客リスト」という意味の2通りの意味を持っています。
「見込み客リスト」はどのような特徴を持っているかというと、商品はまだ買っていないものの、これから買う可能性のある人のリストとなります。
それに対して「顧客リスト」は商品を買ったことのある人を対象としたリストになります。
「見込み客リスト」についてですが、これから自社の商品を買う可能性のある人であるかどうかどのように判断するかというと、たとえば「自社のメールマガジンに登録している」ことなどが判断基準のひとつとしてあげられます。
この2つのリストに載っている対象者は非対象者と比べてずっとあなたの会社の商品・サービスを意識していることがわかります。
そのため、あなたの会社の方から積極的に商品・サービスの案内をしたとしても、嫌がらず興味を持って受け取ってくれる可能性が高いのですね。
たとえばですが、この2つのリストの非対象者にいきなり営業メールを送ったとしましょう。
すると高確率でそのメールを送られた相手は「厚かましい会社」だと思い、スパムメールととらえて迷惑フォルダに入れたり、ブロックしたりする結果になってしまいます。
悪質性が高いとドメインのペナルティを受けたりしますし、リスト非対象者には積極的な営業がしにくいのです。
顧客リストを使ったマーケティングを行う5つのメリット
リストマーケティングのメリット:その1「大人数にいっぺんに広告や案内を行える」
顧客リストを使ったマーケティングには非常に多くのメリットがあります。
たとえば「大人数にいっぺんに広告や案内を行える」というメリットがあげられます。
個別に顔を合わせて対応する場合、人数分の時間がかかってしまうわけですが、同時メール送信であれば一作業で何人分でもマーケティングを行うことができます。
これにより、マーケティング効果の向上と手間・時間の短縮の両方を実現できるのです。
リストマーケティングのメリット:その2「コストがかかりにくい」
2つ目のメリットはコストがかかりにくいことです。
メールマガジンでのリストマーケティングであればメールマガジンシステムの料金くらいしかかかりません。
メールマガジンシステムは安いものであれば月に数千円程度の料金設定なので、コストパフォーマンスを考えればかなりお得です。
リストマーケティングのメリット:その3「明確なマーケティングができる」
3つ目のメリットは明確なマーケティングができることです。
リストマーケティングは顧客リストという明確な情報をもとに行うものなので、わかりやすく売り上げに影響が出ます。
リストに頼らずに売り上げを伸ばすとなると、広告を展示したり、営業社員のセールスに任せるしかありませんが、そちらの方はどうしても運や社員の実力、顧客の気分といったものに左右されがちです。
リストマーケティングのメリット:その4「広告収入を得られる」
4つ目のメリットは他の会社の広告に協力することで広告収入を得られることです。
あなたが持っている顧客リストは他の会社にとってもマーケティングに役立つ重要な情報なので、利用したいという会社はたくさんあるはずです。
リストマーケティングのメリット:その5「仕組み化」
5つ目のメリットは専用システムを構築することで仕組み化できることです。
仕組み化できればそのシステムを維持しているだけで勝手にリストマーケティングを行い続けることができます。
空いた時間を他の業務に集中できるようになります。
リストマーケティングの2つの注意点
売り込みばかりしない
リストマーケティングを行う際の注意点についてですが、セールス目的を全面に押し出し過ぎないようにすることがあげられます。
たとえば、メールマガジンの場合、セールスの内容が100%のメールを高頻度で送らないようにした方がいいです。
なぜなら、いくら自社の商品・サービスに興味を持っている顧客といえど、ぐいぐいセールスにこられると迷惑に思う人もいるからです。
もちろん何らかの算段があってそうしているのならいいのですが、そうでない場合は基本的にセールスとは直接関係のないコンテンツを入れたメールも交えていくべきです。
他社の広告はなるべく載せない
他の注意点についてですが、もしリストマーケティングついでに他社の広告で収益を得ようとするのであれば、投資目的と思うことが大切です。
広告というのははじめてすぐに元を取れるようなものではないので、最初は赤字覚悟で頑張らなければなりません。
うまく成長すれば安定はしないものの収益率を限界なく伸ばしていくことも可能です。
ただし、もちろん他社の広告を過剰に載せたリストマーケティングは広告自体の収益は出ても肝心の自社の顧客を逃す原因となるので、そのあたりの加減は考えておく必要があります。
まとめ
リストマーケティングで大切なのは何よりも「顧客リスト」です。
まだ商品・サービスを利用していない「見込み客リスト」とすでに利用している「顧客リスト」の両方を意識し、メールマガジンやダイレクトメール、はがきなどのセールスに活かしましょう。
リストマーケティングには一斉に広告や案内を打てること、コストがかからないこと、明確なマーケティングができること、他社の広告を載せられること、システムを仕組み化できることといったメリットがあるので、これらを活かすことも考えておきたいところです。
またメリットだけでなく、セールス目的を全面に押し出さないこと、他社の広告は投資目的で行うことといったマーケティングの注意点も忘れずに意識しておきましょう。
ファーストステップ
リストマーケティングを始める上でまずあなたにやってほしいのは「顧客リストの取得」です。
顧客リストがなければそもそも始められないマーケティングなので、あればあるほどいいです。
リストの取得方法についてですが、たとえば営業店舗があればそこを訪れたお客様にアンケートを書いてもらうなどの方法があげられます。
アンケートにはもちろん各種個人情報の記入欄を入れておくようにしましょう。
営業店舗がない場合はインターネットのコンテンツを利用します
たとえば、ブログやSNSに登録し、そこで情報を発信しながらメールマガジンを用意するのが代表的なやり方です。
ただでアンケート記入やメールマガジン登録をしてくれる人はそれほど多くないので、プレゼントキャンペーンなどをつけて顧客の興味を引くようにすると効率的にリスト収集できます。