ホームページ改善6ステップを解説~分析と改善方法
ホームページが思うように働いてくれないと不満をお持ちの方へ。
そのホームページも正しく改善すると効果が出てきます。なぜなら、SONIDOのホームページも6年前は同じ状態だったからです。
今回お話するホームページ6つの改善ステップを行うことで、今では広告もほとんど使わずに集客できるように成長しました。
興味がありましたらご覧ください。ただし読み進めてもらうためには、一つだけ約束してください。読み終えたらスグに行動することを。
目次
1: ホームページ改善ステップの前準備
働かないホームページは、仕事をしない営業マンと同じです。なのに、どうしていつまでも働かそうとしないまま放っておけるのでしょうか。僕には不思議でなりません。
働かないのなら切り捨てても良いはずです。でも、お金をかけて作ったのでもったいないから、今も働かないまま放っている。こんな状況も多々あるでしょう。
もし、あなたが本気で改善しようを思われているなら、まずは前準備から始めてください。
(1)改善の目的
ホームページを改善したいと思われたのは、どうしてでしょうか?その目的は何でしょうか?
- かっこよくしたい
- 今の時代に合ったものにしたい
- きちんと集客できるようにしたい
こういう目的もあれば、
- アクセスを増やしたい
- PV数を増やしたい
- SEO対策で検索上に表示されたい
- 広告からのコンバージョン増加を望んでいる
こういう少し専門的な視点での目的もあります。また、
- 来店を増やしたい
- ○○サービスを知ってもらいたい
- 質の良いお客様を増やしたい
かなり詳細な目的をお持ちの場合もあります。
それぞれ、どの目的も正解です。ただし改善で気をつけないといけないのが、目的が曖昧なままにすることです。
目的が曖昧ですと、目標の数字を決めることができません。すると、改善した結果が正しいのかどうか判断できません。
(2)改善の目標
目的の次は目標を決めましょう。
- PV数を今の10倍にする
- 来店数を昨年の1.5倍にする
- ○○サービスの問い合わせを月間100件にする
目的が決まっていると、具体的な目標を決めることができます。
ここで少しお話したいことがあります。目標に関しての話です。
企業様によっては、目標を「全部大事」とおっしゃるところがあります。確かに経営者としてはその通りです。しかし、一つの目的に対して目標が複数存在すると、判断するときの視点が人によってまちまちになり、いつまでも成果を判断できません。
- AさんはPV数を目標にして考えている
- Bさんはコンバージョン数を目標にして話しをしている
- CさんはSEOの検索キーワード順位を目標にして資料を作っている
いかがでしょう。目的は同じでも評価する目標が違っていますから、何時間会議をしても話しがかみ合いません。
そのうち、誰もがイヤになってきて「こんなのやる意味があるのか」となり、やっても意味が無いという結論へ進むことが目に見えています。
このような残念な状態にならないためにも、目的と目標を一対として前準備で整えておきましょう。
(3)現状を知る
目的と目標を決めるためには、現状を知らなくてはいけません。
あいまいなイメージ。役職者や上司の意見。「たぶん○○でしょう」という、その場しのぎの回答。
こういうのは全部NGだと思ってください。
きちんと、皆が同じ期間で数字を元に現状を知ることが大切です。そうしないと、人によって判断基準が違いますので話しが食い違います。
- 100人を多いと感じる人
- 10人を多いと感じる人
様々です。
2: 重要なのはサイト分析
サイト分析について少し詳しく流れをお話します。
(1)サイト分析をしよう
はじめに、次のツールを使って基本的な情報を得るようにしましょう。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
広告を出しているのなら、広告の結果。例えばGoogleなら「Google広告」のキャンペーン情報。
Google以外の広告でも、同じように結果を数字で見られる機能がありますので活用してください。
(2)改善案を洗い出そう
数字によって分析を進めると、改善した方が良い箇所がいくつか見いだせます。
最初は、「ここは改善点かも」と思ったところを洗い出します。洗い出した内容が正しいかどうかは後から判断します。
この段階では、あくまでも仮説として改善した方が良いと感じることを出していきます。
(3)優先順位を設定しよう
複数の改善案が出てきたところで、目的と目標に関連する改善案を集めます。
そして、ここが大切なのですが、あつめた改善案の中で実際に改善する優先順位を振っていきます。
優先順位は、改善結果に強いインパクトを与えるものから振っていきましょう。
(4)先延ばしにせずスタートしよう
優先順位振りますと、一段落したことで安心する人が出てきます。でも、ここからが本番です。すぐにスタートさせてください。
よくあるのは、「来月のマーケティング会議で話しをしてからスタートしよう」という間違いです。
これ、絶対にスタートしません。
3: ホームページ改善6ステップの方法
6つのステップにまとめました。あなたもこのステップで改善を進めてください。
(1)現状
現在の状態を分析してください。この段階では、良い悪いは関係ありません。その判断は後から行います。
現状分析では、今の状態がわかるようにすることを目指します。
具体的には、ひとつ前でお話しました「サイト分析」です。
(2)目的と目標
現状分析を元に、改善の目的と目標を明確にします。
そして、明確にした目的と目標は関係者と共有しましょう。
関係する人が同じ認識でないと、事あるごとに話しが脱線します。
(3)課題
目的と目標をつなぐ「課題」を洗い出していきます。
- 自社でできないこと
- 業界的にやっちゃダメなこと
- 法律的にやっちゃダメなこと
こういうことに接触する課題は除外します。
(4)改善
具体的な改善内容の例として、以下のような取り組みが考えられます。
- ブログ記事のリライトや新規コンテンツの追加
- ランディングページの最適化
- 内部リンク構造の見直し
- 画像や動画コンテンツの最適化
- CTA(コールトゥアクション)の改善
課題が決まると、手を動かして改善を進めます。
ホームページの画像を変更することもあれば、テキストを書き直すこともあります。
コンテンツの充実を計ることもありますし、ランディングページを新設する必要が出てくることもあります。
(5)効果検証
改善を行った後ですが、必ず効果の検証を行ってください。
効果検証をしないと、改善した意味があったのかどうかわかりません。わからないと、新たに何かをすることができません。
「やりっぱなし」は楽しいですが、やめてください。必ず効果検証が必要です。
(6)継続
ここまでで1クールです。やっと終わった!という感じもしますが油断しないでください。
これから、こういうのを継続していく必要があります。最低でも2年~3年は継続してください。3年くらい継続して効果がでてくれば、次のステージが待っています。
継続は言葉で言うほど簡単ではありません。そのため、かなりの熱量が必要ですし、企業様ならチーム編成してもらいたいです。
誰か個人だけで継続することは、はっきり申し上げて無理です。チームでの改善が大切です。
もし、チーム編成が難しい場合は、次の2つが選択肢になります。
[1]外部の専門家へ費用を払って依頼する
[2]あきらめる
厳しいようですが、この2択になります。無料で専門家が代行してくることはありません。友人や知人が無料や低価格のまま、いつまでも同じクオリティで代行してくれることはありません。
この6ステップですが、あなたのホームページの現状がわかると、ホームページに合わせた具体的なステップをお話できます。
「だまされてる」と思ってもらって構いません。SONIDOの無料相談を使ってみてください。あなたが気づいていなかった改善点が見えてくると思います。
4: ホームページ改善で失敗しやすいこと
ホームページの改善ですが、失敗するパターンがあります。
(1)勘で改善
数字ではなく、「何となく、オレ、○○だと思うんだよね~」という勘で改善してはいけません。
偶然当たっていることもありますが、大抵はハズレを引いています。
(2)自分視点で改善
改善するときですが、自分視点(企業視点)で考えていると失敗します。
そもそもホームページは誰が見るのでしょうか?あなたでしょうか?スタッフでしょうか?親族?家族?お子さん?
全部違います。見るのはユーザーです。
ですから、ホームページの改善は常に「ユーザー視点」でないと失敗します。
(3)足し算で改善
改善するときですが、あれこれ同時に改善したくなります。でも、同時に改善すると何か良かったのか悪かったのかわからないのです。
ですから、改善するときの考え方として、「同時にいっぱい改善する」という足し算の考え方ではなく、引き算の考え方で進めてください。
5. ホームページのリニューアルが必要な場合
ホームページの改善を検討する際に、リニューアルが必要かどうかを見極めるのは重要です。
以下のような状況が当てはまる場合、リニューアルを考えるべきかもしれません。
技術的な制約がある場合
- サイトの速度が遅い:ページの読み込みが遅いとユーザーの離脱率が高くなります。最新の技術や最適化が行われていない場合、リニューアルが必要です。
- モバイル対応が不十分:レスポンシブデザインやモバイルフレンドリーなサイトが求められていますが、これが十分でない場合、リニューアルを検討すべきです。
デザインやユーザビリティの問題
- デザインが時代遅れ:デザインが古臭いと感じる場合、ユーザーに対する印象が悪くなります。新しいデザインでリフレッシュすることが効果的です。
- ナビゲーションが複雑:ユーザーがサイト内を簡単に移動できない場合、サイトの構造を見直す必要があります。
コンテンツ管理の課題
- 更新が困難:CMS(コンテンツ管理システム)が使いにくく、コンテンツの更新が難しい場合、もっと使いやすいシステムに変更することを検討しましょう。
- 一貫性のないコンテンツ:コンテンツがばらばらで統一感がない場合、リニューアルを通じて一貫したメッセージを伝えることができます。
SEOとマーケティングの観点から
- 検索エンジンの評価が低い:SEO対策が不十分で検索順位が低い場合、サイトの構造やコンテンツの見直しが必要です。
- コンバージョン率が低い:訪問者がコンバージョンに至らない場合、ユーザー体験を向上させるためのリニューアルが効果的です。
ホームページのリニューアルは大規模な作業ですが、これらの問題を解決するためには非常に有効です。
リニューアルを通じて、技術的、デザイン的、コンテンツ的な改善を行い、より効果的なホームページを目指しましょう。
まとめ
ホームページは正しく改善を続けると、あなたが思うように働き始めてくれます。
SONIDOのホームページも今では、僕が休んでいるときも働いてくれています。病気になって寝込んでいるときも働いてくれています。
これはSONIDOのホームページに何か特別な技術的な仕掛けやアプリが組み込まれているからではありません。流行のAIや機械学習の結果を反映しているわけでもありません。
ごく普通の機能を持った(あなたのホームページとたぶん基本的な部分は同じ)ホームページを改善し続けた結果です。
ということは、あなたのホームページも同じように改善すると変わるのです。
さて、最初に約束しましたように、最後までお読みいただきましたので行動するときがやってきました。
一呼吸おいたら頭と手を動かしてスタートしましょう。