集客できているホームページの特徴をマネするポイント
中小企業、個人事業主(個人商店)、フリーランス。働き方や規模に関係なくホームページを持つ時代になりました。
このようにホームページがビジネスにおいてスタンダードなアイテムになると、間違いなく競合が増えてきます。
特にビジネスを展開するために重要な「集客」ジャンルに関しては、ホームページを活用して成果を出したいと考えているところが激増しています。
最近では地方銀行や保険代理店などが、ホームページでの集客アドバイスやコンサルティングを行っているところも増えています。彼らが乗り出すくらいなのですから、ホームページ集客で悩んでいる人が増えているのは間違いありません。
さて、ここで問題があります。
なぜか地方銀行や保険代理店などにアドバイスをもらってもホームページ集客が上手くいかないという話しがあります。また、自称WEBコンサルタントとおっしゃる方に依頼しても全く成果が出ないという話しもあります。残念ながら大手経営コンサルティング会社と継続契約をしても成果が出ないという話しさえあります。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?その理由の多くはとても簡単なことです。
「アドバイザーやコンサルが自分でホームページ集客をしたことがないから」
アドバイスやコンサルをする人の中には、自分でゼロからやってみた経験をもっていない人も多々いらっしゃいます。勤めている会社や関わった案件で成果が出たので、その結果を「実績」としている方もいらっしゃるくらいです(業界では実績共有と言います)。
「知っている」ことは「知らない」より良いことですが、ホームページ集客に関しては「知っている」だけでは成果は出ません。「やっている」ことが重要です。
そこで今回は、7年間以上に渡ってホームページ集客を自分でやっているSONIDOが、ホームページ集客成功に不可欠な特徴についてご紹介していきます。
「経験無くして実績なし」
これが本当の情報に必要な要素です。
目次
1: 集客できているホームページも最初は「できなかった」
はじめにSONIDOが「ホームページ集客ができていなかった」ときの話をします。この話を読んでいただくと、あなたのところにも似たようなことがあるのに気づかれるはずです。
(1)検索結果が上昇しない
SONIDOがホームページ集客をスタートさせたとき、最初に直面した「できなかったこと」は、いくらGoogleで検索しても検索結果の上位に自分のホームページやブログが出て来ないことでした。
もっと簡単に検索結果の10位までに入ってくると思っていたのですが、何のことはありません。現実は20位にも入ってきませんでした。
ということで、ホームページ集客をスタートした半年くらいは、余程運が良くないとこんな状況になります。
ただし、1年以上続けているのに全く変化がない場合は、正直なところ、そのホームページやブログは全部諦めて捨てるのが得策です。
なぜなら、SONIDOは同じ事になったので、一度ホームページを全て捨ててゼロからスタートしたところ、今の結果が出ているからです。
(2)訪問者数が増えない
検索結果では上位に入っているのに訪問者が増えない。こういう状況もありました。
この場合、Googleは評価してくれてはいますので、よりクリックされやすいようにタイトルや概要文を変えていくことで対処できます。
ただ、このような対処を行っても、いっこうに訪問者数が増えない場合があります。その場合は、次のことを疑ってみてください。
「検索している人は、あなたのホームページを見たいのか」
たまにあるのですが、めちゃくちゃ検索されているけれど、検索者が見たいのは特定の人のブログや商品だったりするケース。
自分で検索するとわかりますので、チェックしてみる価値があります。
(3)複数ページを見てもらえない
訪問者は増えてきたけれど、一度の訪問で複数ページを見てもらえないことがあります。
SONIDOも経験しています。このケースは対処が難しい部分です。
というのも、訪問者は特定のページだけで満足している可能性が高いからです。他のページには最初から興味がないのです。複数ページを見てもらいたい気持ちは今もありますが、あまり真剣に考えてはいけないと思います。
例えば、1000人の訪問者の中で、10人くらいが複数ページを真剣に見てくれる。これくらいが理想なのだと思っています。
複数ページを見てもらえないと不安になる必要はありません。解決できないままでも、続けることができれば時間が解決してくれる問題です。
(4)がんばって書いても読んでもらえない
これが一番きついです。SONIDOも最初の頃に経験しました。
ただですね、書き手の想いと読み手の想いは別問題なので、書き手が考えているような反応が出ることは「ほぼ」ありません。これが経験からの話しです。
これも最初は「できなかった」と考えるよりも、そのウチに読んでもらえるだろうと楽観的に考えてもらいたいですね。
(5)無駄な努力だと感じる
ホームページ集客をスタートして、3ヶ月、半年と経過しているのに全く成果が出て来ないと誰でも「無駄な努力をしている」と感じます。
SONIDOもご多分に漏れずそんな風に感じていました。しかし、ここが大きな転換点を指しているのです。
「無駄だな」と感じるタイミングって、ほとんどの人が同じです。そのため、同じタイミングで止めていく人が大勢います。これは投資の世界でも同じです。ほとんどの人が同じタイミングで稼げなくてやめていきます。
でも、この「無駄だな」というタイミングを突破すると、急に競合がいなくなって伸びる可能性が高くなるんですね。
あなただけではなく誰もが感じています。ですから「チャンス」と捉えてほしいと思います。
2: 集客できるようになると見えた特徴
ホームページで集客できるようになると、はっきりと見えてきた自分のホームページの特徴があります。
(1)ゴール設定
意識してゴール設定をしてから自分のホームページを作りましたが、正直なところ最初は疑心暗鬼だったところもありました。
しかし、ホームページ集客が出来てくると、ゴール設定はとても大切なことだと認識できるようなりました。
ホームページ集客の場合、どのようになれば成果なのか、とても曖昧です。そこで明確に成果をカウントできるゴール設定は必須なのです。
この部分を曖昧にしていたり、複数のゴール設定をしていたりすると、成果が曖昧になって自信を持てなくなります。
例えばSONIDOのホームページ集客のゴールは、ホームページからの相談・お問い合わせです。
あなたのホームページも成果を明確にカウントするため、ゴール設定を一つに絞ってみてください。
(2)絞ったターゲット設定
絞ったターゲット設定が大事な要素であることは、あなたもご存じのことでしょう。
しかし、「絞ったターゲット設定が本当に効果的なのか」というと、ネットや書籍では「ある」と言われていますが、自分たちは違うのではないかを思っていませんか?
これ、SONIDOも最初の頃は「自分は違うだろう」と思っていました。でも、ホームページ集客ができてくると、自然とターゲットが絞られていることに気が付くのです。
成果を見てからの後解釈にもなりますが、自然に絞られてくるのなら、最初から絞っておいた方がシンプルで良かったなと思いました。
というのも、ターゲットを絞っても、その周辺にいる人は寄ってくるものなのです。だから、ターゲットを広くしなくても大丈夫。
(3)訴求ポイント
ホームページ集客で成果が出ると、提供するサービス(商品)の訴求ポイントが明確になってきます。
「何を伝えれば成果に進んでもらいやすいのか」
ある程度は訴求ポイントを設定してホームページを作ってはいますが、実際には成果が生み出されることで調整していくことが大切です。
ですから、最初からベストな訴求ポイントを導き出したいと考えないでください。調整していくのが正解です。
(4)改善と更新タイミング
ホームページって放って置いても集客できません。しかるべきタイミングで改善と更新をする必要があります。この特徴も実際の経験から見えてきました。
SONIDOの経験からですと、ホームページの改善や更新タイミングですが、ブログなどの情報発信は最低でも月4回は実施するのがおすすめです。
理想は週に2回ですが、中々難しいと思います。ですからせめて月4回。このタイミングを守ってください。
(5)デザイン
最初は凝ったデザインでした。しかし集客できませんでした。改心のデザインでも集客できませんでした。
そこで、とてもシンプルなデザインを優先し、読みやすさを重視しました。すると、検索結果の上位にも入るようになりましたし、集客できるようにもなりました。
ホームページをはじめて手にされる方に多いのですが、とても凝ったデザインやカッコイイデザインのものを求められる人がいます。
でも、こういうのってデザインの仕事でないのなら、僕は必要ないと思っています。訪問者はデザインを見たいのではなく(デザインの仕事ではないので)、自分の知りたい情報をシンプルに簡単に見たいのです。
だったら、誰が見てもわかるデザインとページ構成。最大でも3回クリックすれば、知りたい情報へアクセスできるシンプルな導線。こういうのを意識する必要がありますし、こういう特徴を持っているホームページが集客できるんだなとわかりました。
複雑なデザイン=カッコイイ=知的(スゴイでしょ!)
これは自己承認欲求を満たすためのホームページです。集客という成果を求めるなら、訪問者視点で考えたデザインにしておきましょう。
3: 集客できているホームページでマネすること
ホームページ集客できているところからは、マネできることがあります。あなたも実際にマネしてみてほしいです。
やらないと何もわかりません。「知っている」だけでは何も動きません。
(1)コンテンツSEO対策
ホームページ集客できているところが外さない方法。それは「コンテンツSEO」を使った対策です。
「SEO対策」をした、お役立ち情報を充実させる手法です。SONIDOが経験から最も得意としている「コンテンツマーケティング」の中の手法でもあります。
もし、あなたのホームページでの情報公開が「お知らせ」だけなら、今日からでもコンテンツSEO対策をスタートさせてください。
短期的には大きな変化は出てきませんが、長期的に安定した集客を実現できる手法です。
自社だけで進められる手法なので、躊躇せずにスタートすることをおすすめします。
(2)SNS活用
ホームページ集客と相性が良いのがSNS活用です。
- インスタグラム
- ツイッター
- YouTube
- TikTok
こういうのを活用すると、認知度を高めつつホームページへ訪問してもらうことができます。
特に「見た目」で訴求しやすい(多くの人が惹かれる)商品を販売されているところにおすすめです。
例えば、
- 美容用品
- サロン
- 車やオートバイの販売
- 宝飾
- アパレル
このような業種さんに相性抜群です。ちなみにSONIDOの仕事では相性が良くありませんでした。やってみましたが、イマイチの反応でした。こういうのは相性がありますので、「なんでもかんでもSNS」というワケにはいきません。
(3)WEB広告運用
SEOキーワードを使った広告です。リスティング広告と呼ばれています。
もっとも素早くホームページ集客の成果が期待できる方法です。というのも、お金を払えば今日からでも広告が出稿されるので、検索されたら広告が表示されます。広告に興味を持ってもらえたらクリックされてホームページへ。
コンテンツSEO対策は、検索上位に表示されるまで時間がかかりますが、WEB広告はすぐに表示されます。
ですからホームページ集客をスタートされたところは、WEB広告運用を併用してもらいたいです。
(4)使いやすさ
やはり、訪問者がストレスなく、悩むことなく使えるシンプルな作りが重要だと経験から感じています。
自分も同じですが、他社のホームページを見て「ややこしいな」と感じると、じっくり見ようとしませんし、他のところを探しに行きます。
特に最近ではパソコンよりも画面サイズの小さなスマートフォンで見られる訪問者が増えていますので、これまで以上にシンプルで使いやすいデザインが必要だと考えています。
(5)経験に基づく情報
コンテンツSEOをはじめ、ホームページに掲載する情報ですが、経験に基づく情報を優先させる必要があります。
なぜなら、Googleの評価基準が少し変更され「経験」が付加されたからです。
これからは「知っている」だけの知識の情報提供よりも、「経験」した上での知識の情報提供が求められているということです。
AIや機械学習によって、簡単に「それらしい」情報が短時間に作り出せる時代です。だからこそ本物の体験に基づいた情報が重要になってきているのです。
4: いくらやっても集客できないホームページの原因
ホームページ集客を継続しているけれど、全く成果が感じられない。そんな方に多い原因をまとめました。
(1)即効性を求めている
ホームページ集客の方法で、WEB広告運用でない場合に即効性を求めてはいけません。
SNS活用もコンテンツSEOも時間が必要です。最低でも半年~1年の時間は継続と更新を続ける必要があります。
(2)やりっぱなし
集客のためにホームページを作ったまま。
やりっぱなし、ほったらかしではホームページ集客は失敗します。
1年、2年、3年とホームページを公開したまま放置しておいても、何も評価されませんので検索結果に出てきませんから、クリックされることもなく、成果も生み出しません。
(3)ビジネスオーナー不在
ホームページ集客を継続していても成果が出ないところに多いのが、ビジネスオーナーが関与していないケースです。
- 社員に任せきり
- アルバイトに指示したまま
- 誰かがやるだろう(という希望や願望)
これ、全部失敗します。ビジネスオーナーが積極的に関与しなければ成果は見込めません。なぜなら、あなたのビジネスについて誰よりも理解しているのは「ビジネスオーナー」だからです。
ビジネスオーナー(経営者)と従業員(労働者)では視点が違います。仕事への向き合い方も違います。
従業員(労働者)へ「経営者のような視点を持て!」というのは理想ですが、現実的ではありません。だって、あなたと同じように経営者の視点を持つ従業員がいるのなら、その人は近い将来に経営者になるはずですし、もしかすると、あなたがその人の会社の従業員になっているかもしれないからです。
(4)わかる人材がいない
社内にわかる人材がいないので、何となく継続はしているけれど成果が出ていないところもあります。
こういう場合、わかる人材を獲得するのが理想ですが、おそらく求人を行っても難しいと思いますので、社外から専門の人材へ依頼するのがベストです。
例えば、
- アドバイザー
- コンサル
- マーケター
- ホームページ制作会社
さまざまなところに専門の人材がいます。
ご自身が信頼できると感じた人材へ依頼しましょう。
(5)予算がない・無料じゃないとイヤ
- 広告を打ちたい。でも予算がない。
- 自分がわからないことにお金を出すのは絶対にイヤ
- 必ず成果が出るかどうかわからないのにお金を出したくない
残念ですが、ホームページ集客は諦めましょう。これまでと同じ方法でビジネスを展開していくのがおすすめです。
ビジネスには「投資」という視点が必要です。「予算がない」というのは、ほとんどの場合「ウソ」「言い訳」です。成功するかどうかわからないことに対して、お金を使いたくないだけです。
あなたがリスクゼロのまま、信頼できる情報を低予算やゼロ円で教えてくれる人はいません。さらに実際に頭や手を動かして作業してくれる都合の良い人なんていません。
仮に反対の立場だったら、あなたは自分が時間と費用を使って獲得した情報を、低予算や無料で提供するでしょうか?
自分が「やらない」ことを他人に求めてはいけません。
(6)相性が良くないのに気づいていない
ビジネスの業種や形態によっては、ホームページ集客と相性が良くないことがあります。
もし、2年、3年と続けていてアクセスは増えているのに成果が出ないのなら、このケースを考えてみてください。
ホームページよりもチラシの方が向いている業界もあります。ホームページよりも、ホットペッパービューティーのようなポータルサイトの方が向いている業種もあります。
「何でもホームページを持てば上手くいく!」そんなことはありません。
2年、3年継続しても成果が出ないのなら、別の方法を考える必要があります。投資で言われる「損切」も必要です。
5: まとめ
集客できるホームページは特徴を持っています。
その特徴を見つけ、自分のホームページへ仕組みをマネして使っていくことが大切です。何でもゼロから導き出さなくても良いのです。
目の前に上手くいっているホームページがあるなら、そこから特徴を拾い出し、仕組みをマネしていけばいいんです。
ホームページ集客をこれからスタートしてみたい。スタートしたけれど思っていたように上手くいかない。
そんな方が今回のコンテンツをご覧になり、SONIDOに興味を持っていただけたのなら、ぜひ無料相談をご利用ください。
SONIDOの経験を交えてご質問にお答えさせていただきます。